星雲賞
せいうんしょう
概要
世界SF大会のヒューゴー賞を基に1970年に設立された日本最古のSF賞。その名前は1954年刊行の日本最古のSF雑誌「星雲」に由来し、ネビュラ賞の日本語訳ともかけている。
「日本長編部門」「日本短編部門」「海外長編部門」「海外短編部門」「メディア部門」(第10回までは「映画演劇部門」)「コミック部門」「アート部門」「ノンフィクション部門」「自由部門」(平成14年追加)の9部門が存在し、毎年開かれる日本SF大会参加登録者の投票によって決定する。またSFファンダムに多大な功績を残した人物が死去した際に送られる「特別賞」もある。
受賞対象は投票前の1年間に完結した作品という縛りが存在し、基本的に受賞のチャンスは一度しかない。だが一作家につき一回という縛りは無いため、複数回受賞する者もいる。
こちらもレアケースだが、テレビアニメ版では受賞を逃したが劇場版で受賞したという作品も存在する。
なかには、「何時までたっても完結しそうにない」と言う理由で受賞した作品も存在するが、これに関しては例外のケースと言えるかもしれない。
またSF大会参加者による人気投票という面があるためか、メディア部門、コミック部門、自由部門などでは一般的にSFのカテゴリーに当てはまらない作品が受賞することもある。
とはいえ何をもってSFとするかは人それぞれなので、「世界観にSF要素がある」「SFファンが面白がっている」程度に考えればよい。
過去に受賞もしくはノミネートされた作品など
※ピクシブ百科事典に作品がある物。
海外長編部門
海外短編部門
コミック部門
メディア部門
宇宙戦艦ヤマト2199(※受賞したのは劇場版)
ガールズ&パンツァー(※受賞したのは劇場版)
STARWARS(※受賞したのは『新たなる希望』と『帝国の逆襲』の二作。『フォースの覚醒』と『ローグ・ワン』がノミネート)
ブレードランナー(ブレードランナー2049もノミネートされた)
平成ガメラ(※受賞したのは『大怪獣空中決戦』『レギオン襲来』の二作)
高機動幻想ガンパレード・マーチ(ゲームでは唯一の受賞)
ゼーガペイン(対象になったのはゼーガペインADP。自由部門にもノミネートされた)