概要
「創作上の世界の人物が、次元を超えて創造者へ牙をむく」という、これまでなら主人公側への真実として提示されてきた定番ネタを主軸にしたSFファンタジー作品。
「アルドノア・ゼロ」のあおきえいと「BLACK LAGOON」の作者である広江礼威が手を組んだ新作オリジナルアニメ。アニメーション制作はTROYCA。なお、該当スタジオは「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」(2015年)を手掛けた実績がある。
また、広江礼威は本作のキャラクター原案・ストーリープロットも担当、プロットの文字数は約20万文字以上に及ぶ。そして、プロットに関しては本編放送の進行具合に合わせ、サイトで公開していく予定。書籍化も予定され、この原作テキストそのままが掲載される。
それとは別にノベライズ化され、豊田美加が書く。
2017年4月から2017年9月にかけてTOKYO MX、とちぎテレビ、群馬テレビ、BS11、テレビ愛知、ABCにて放送された。
放送期間は2クール(半年)だが、制作側の想定している話数は2クール未満(1.7-8クール)なため、あらかじめ特番を組み、2クールに足りない話数を埋める方式をとっている(本編22話+特番3回の計25回放映)。
コミカライズがサンデーGX(小学館)にて掲載されている。作画担当は加瀬大輝。
また、公式スピンオフ漫画「Re:CREATORS わんもあ!」が月刊ゲッサン(こちらも小学館)にて連載されている。作者は熊谷祐樹。こちらではオタク女子高生の三瓶美晴が主人公で、偶然にもセレジアたちの戦いを目撃する。漫画『閉鎖区underground-dark night-』の主人公・白亜翔をこよなく(異常なほど)愛している。
さらに、築城院真鍳を主人公にした公式スピンオフ漫画「築城院さんハシャギ過ぎ」が「サンデーうぇぶり」でも連載される。真鍳が物語世界、現実世界の両方で、能力を使って人生を楽しむ様子が描かれており、他のキャラは姿や台詞を見せず登場する。
2018年には「第49回星雲賞」のメディア部門にノミネートを果たした。
2023年2月~7月にはTOKYOMXにて再放送が実施。こちらは特別編をカットした全22話の放送となっている。
2024年6月末からは3周目とも言える再放送がTOKYOMXで実施予定。今回はBS系列でアルドノア・ゼロが再放送決定された中の放送となる。
ストーリー
人は、その手で多くの
物語を創造してきた。
喜び、悲しみ、怒り、感動。
物語は人々の感情を
揺れ動かし、魅了する。
しかし、それは傍観者
としての感想にすぎない。
もしも、物語の登場人物たちに
"意思"があるとしたら、
彼らにとって、物語を産みだした
我々は神の存在なのだろうか?
───我らの世界に変革を。
───神々の地に制裁を。
「Re:CREATORS」
誰もが皆、《創造主(クリエイター)》になる。
※公式サイトより引用
登場人物
主人公
水篠颯太(みずしの そうた)
CV:山下大輝
サブカル好きの高校生。この物語の主人公だが、本人曰く自分は「狂言回し」と語る。
偶然に現実世界に現れた人物たちの戦いに巻き込まれる。
颯太のモノローグで「本作の中心にいた」という意味で主人公と称される人物。
被造物
大崩潰阻止陣営
CV:小松未可子
ラノベが原作のファンタジーロボットアニメ『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』のヒロイン。
CV:水瀬いのり
RPG『追憶のアヴァルケン』のゲームの登場人物
鹿屋瑠偉(かのや るい)
CV:雨宮天
ロボットアニメ『無限神機モノマギア』の主人公。搭乗型巨大ロボット「ギガスマキナ」とともに現れる。
弥勒寺優夜(みろくじ ゆうや)
CV:鈴村健一
バイオレンス漫画『閉鎖区underground-dark night-』の主人公のライバルでラスボス。
星河ひかゆ(ほしかわ ひかゆ)
CV:夏川椎菜
美少女ゲーム『ほしぞら☆ミルキーウェイ』のヒロイン。
CV:石見舞菜香
サイバーパンク漫画・アニメ『code・Babylon』の登場人物で、ブリッツの娘。
ネタバレ注意!
軍服の姫君陣営
軍服の姫君(ぐんぷくのひめぎみ)
CV:豊崎愛生
軍服を着た謎の少女。本名は不明。この物語のキーパーソンである敵。
様々な物語世界の人物たちを主人公のいる現実世界に現界させている張本人。
CV:日笠陽子
ファンタジー伝記ものの漫画・アニメ『緋色のアリステリア』の主人公。
煌樹まみか(きらめき まみか)
CV:村川梨衣
魔法少女アニメ『マジカルスレイヤー・まみか』の主人公。
CV:斧アツシ
サイバーパンク漫画・アニメ『code・Babylon』の登場人物。
白亜翔(はくあ しょう)
CV:岡本信彦
バイオレンス漫画『閉鎖区underground-dark night-』の主人公。
CV:小野大輔
ラノベが原作のファンタジーロボットアニメ『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』の主人公。
無所属
築城院真鍳(ちくじょういん まがね)
CV:坂本真綾
伝奇系ラノベ『夜窓鬼録』第5巻に登場する敵。
創造主
松原崇(まつばら たかし)
CV:小西克幸
『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』の原作者。本名は「大沢武志(おおさわ たけし)」。メテオラ曰く「無節操で好奇心旺盛」という評を受けつつも、作家としてのプロ意識は本物。
CV:金元寿子
『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』の挿絵担当のイラストレーター。本名は「皇浦綾乃(こううら あやの)」。社交的で明るい性格。
中乃鐘昌明(なかのがね まさあき)
CV:杉崎亮
『無限神機モノマギア』の脚本と構成を担当したシナリオライター。温厚な性格で松原とは知り合い。
高良田概(たからだ がい)
CV:柳田淳一
『緋色のアリステリア』の原作者。本名は「宝田直也(たからだ なおや)」。生真面目な性格。アリステリアに拉致されるが、後に解放され特別事態対策会議に合流する。
八頭司遼(やとうじ りょう)
CV:濱野大輝
『閉鎖区underground-dark night-』の原作者。本名は「合田亮介(ごうだ りょうすけ)」。気性が荒く無愛想な性格。ツンデレ。
駿河駿馬(するが しゅんま)
CV:寿美菜子
『code・Babylon』の原作者。本名は「大沢智加(おおさわ ちか)」。飄々とした性格で関西弁訛りで喋る。女性作家だが、女性的でないペンネームなために、名前だけだと男性とよく間違われてしまう。
大西にしお(おおにし にしお)
CV:福島潤
『ほしぞら☆ミルキーウェイ』のシナリオ担当者。中乃鐘とは腐れ縁。明るく前向きでテンションが軽い性格。出っ歯と鷲鼻が特徴。変態、下品、下心に手足が生えたような男。
一方で、ひかゆを戦闘力のあるキャラに改変する方法について、ファンディスクを提案する。
坂本宣之(さかもと のぶゆき)
『追憶のアヴァルケン』のゲームプランナー。本編開始前に自動車事故に遭い他界している。
鞍隈天球(くらくま てんきゅう)
『夜窓鬼録』の原作者。真鍳に改変を迫られ実行するも効果がなく、用済みと判断され殺害される。
CV:大橋彩香
颯太の数少ない友達。本名は「島崎由那(しまざき ゆな)」。二次創作を中心にプロの作家と共作するほどの人気絵師。
本編の3ヶ月前に活動を休止しているが…。
その他
菊地原亜希(きくちはら あき)
CV:恒松あゆみ
登場人物たちが現実世界に現れた事態に対処するために政府が結成した「特別事態対策会議」を率いる統括調整官。一見するとお堅い感じだが、柔軟で良識的な思考の持ち主。
『わんもあ!』の登場人物
三瓶美晴(みかめ みはる)
『わんもあ!』の主人公。高校1年生で、大の2次元ヲタクな巨乳美少女。
好きな人物は『閉鎖区underground-dark night-』の白亜翔で、彼との結婚を夢見ている。その情熱は凄まじく、あの弥勒寺がドン引きするほど。
本家第1話の代々木公園でのセレジア、メテオラと軍服の姫君の戦いに巻き込まれたのをきっかけに、二次元のキャラクター達が現実世界に現れている事実を知る。これを「現実世界のファンや作者の愛がキャラクター達を顕現させた」と解釈し、白亜翔の顕現(現界)を信じて被造物を追いかけるようになる。
立体駐車場の戦いの後鹿屋と共にいた弥勒寺と再会。「大崩潰」の話を知らされると共に、秘密裏に弥勒寺と被造物探しにおける協力体制を敷く。
現在は消費専門のオタクだが、進によれば昔は自身でもオリジナル作品を書いていた模様。
洲宮進(すのみや すすむ)
美晴の同級生で彼女とは小学校の頃からの幼馴染み。
2次元関係のものには興味がないが、真鍳の起こした本屋店主殺害事件の報道を聞いたことから被造物を追いかけ始めた美晴の身を案じ、彼女と行動を共にするようになる。
志田栞(しだ しおり)
美晴の友人で同級生。美晴の2次元に対する熱愛ぶりに呆れている。
登場メカニック
フォーゲルシュバリエ
『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』に登場する主役機。2機存在しており、それぞれの機体解説はセレジア・ユピティリアとカロン・セイガを参照。
ギガスマキナ
『無限神機モノマギア』に登場する主人公機。
機体解説は鹿屋瑠偉を参照。
設定
用語
創造主
本作において、漫画・アニメ・ゲーム・小説などの原作者やイラストレーター、ストーリー構成を務めた者のことを指すが、声優や監督もその範疇に収まるかは判明していない。別の呼称として被造物達からは、「神」とも呼ばれ、ゆえに現実世界は「神代の地」とも呼ばれる。
被造物
主に作中の漫画・アニメ・ゲーム・小説等のエンターテイメント系列の『作品世界』から、『現実世界』に現界した『作品内の登場人物』をさす。
主だった登場人物である被造物達は、軍服の姫君の能力の一つ『森羅万象(ホロプシコン)』により、現界させられている。
詳細は被造物(Re:CREATORS)を参照。
改変
軍服の姫君が現界させた被造物たちに提唱した説。自分たちを生んだ創造主に働きかけることで、自身とその作品世界に影響を与え改変ができるというもの。
単に創造主が設定を新たに書いたり書き換えたりするだけでは改変は起こらず、SNSなどのネット環境などで改変した内容を多くの人々に晒して支持・共感・承認・認知などを得ることが必要となる。
劇中ではセレジアが改変によるパワーアップに成功しているが、この時は改変内容の発表が「一アイデアの提起」という形をとったために一時的なものに留まった。これを永続的に固定するには、正式な作品として、世間に認知させる必要がある。
逆に言えば「承認さえ得られれば改変は起きる」ため、創造主以外の第三者による二次創作でも承認次第では改変が可能となるが、「創造主ではない第三者の作品」である以上やはり創造主の作品ほどの承認を得るのは難しく、二次創作での改変はより高いハードルとなる。ただし本人の死亡等で創造主不在となった場合は「創造主の存在」というそのハードルが失われるため、第三者による改変はずっと容易になる。劇中では『ボーダーワールド・コロッセオ』の関連作品で改変が行われたメテオラと二次創作で付加された設定を際限なく取り込むことを可能とした軍服の姫君がこのケースに該当する。
大崩潰
メテオラが仮定した、軍服の姫君の真の目的とされる危機の中でも最悪のケースとして想定される現象。
本来現実世界にはいない架空のキャラクターが現界し存在することで、現実世界に矛盾と歪みを生んでしまう。現時点では現実世界が矛盾を修正する修復力が働いているが、いずれ修復が追いつかずに歪みは肥大化、最悪の場合現実世界と作品世界を消滅させてしまう可能性すらあると考えられている。
特別事態対策会議
日本政府が極秘裏に設立した秘密組織。劇中の8月23日(※)に原因不明の異常な電波干渉と磁場異常を観測。この日を境に被造物の目撃情報やそれに伴う事件が相次ぎ、11月20日に高良田を狙ってアリステリアが警察署を襲撃した事件を機に正式発足。
被造物が現界する現象の調査や被造物と創造主の捜索と保護を目的としている。
11月10日にメテオラが自衛隊の重火器を持ち出した件で警戒を強めていたところに鹿屋がギガスマキナと共に現界したことを受けて非常措置として自衛隊を出動し、颯太たちと接触。メテオラから軍服の姫君の存在と大崩潰の危険性を知ったことで、正式にセレジアたちを保護下にして彼らに身分を発行し、一連の現象に伴う被害の改竄と隠蔽を確約。軍服の姫君の目論見を阻止する協力体制をとっている。エリミネーション・チャンバー・フェスでは現時点で現界が確認されている被造物に関連する全ての企業に協力を仰ぐ。
(※ 本編の時期は第1話時点で11月17日(上記含め日付はすべて第5話より)。つまり本編開始からおおよそ3ヶ月弱前)
劇中劇
精霊機想曲フォーゲルシュバリエ
セレジア・ユピティリアとカロン・セイガの出身作品。
サーメディア社の作品レーベル「幻想ノベイライズ文庫」から出版され、アニメ化もされているライトノベル。原作は松原崇、イラストはまりねが手がける。
原作ラノベは既刊7巻で300万部突破している。
魔法と機械が一体となって存在する世界「アースメリア」を舞台に、アズメリオン王国所属の主人公の青年・カロン・セイガを始めとする王立騎士団と王国の崩壊を目論み、重機鉄塊アイゼンカヴァリエを操る魔導騎士団『アヴァロン・ブリゲード』との戦いを描く。
追憶のアヴァルケン
メテオラ・エスターライヒの出身作品。
ゲームプランナーは坂本 宣之。
タイタン・デジタルソフトが開発、トロントビジュアルアーツが販売を担当しているPCゲーム。
オープンワールド、スタンドアローン型のRPGで、プレイヤーは勇者となって、世界の崩壊を止めるために3つの秘宝を探す旅をする
キャッチコピーは「もう一度この空に蒼の色を。」
PC版パッケージには「XERO A 全年齢対象」とあった為。極めて健全なゲームであることが窺える。
劇中の広告やWebサイトには「2014/5/8にPC版が発売」「ファン待望のコンシューマー版、2機種同時発売」「他のオープンワールド作品と同じくユーザー制作のMODが豊富」などの記述があった。
緋色のアリステリア
アリステリア・フェブラリィの出身作品。
月刊チューズデーで連載中のファンタジー伝記モノの漫画、アニメ。
原作者は高良田 概。
作品世界では残虐で凄惨な戦いが繰り返されており、敵である黒の魔法使い『覗き見る永劫の策略』により召喚されたウンターヴェルトの軍勢から世界を守る為、王家に伝わる「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンの篭手」と共に主人公の女性・アリステリア・フェブラリィが戦いに挑むというのが、大まかなあらすじである。
単行本が4巻まで刊行されており、累計900万部を突破している国民的漫画作品。
刊行数が『フォーゲルシュバリエ』の半分近くにも拘らず、3倍以上の発行部数を叩き出している事から、どれだけ認知度と人気が高いバケモノ作品かが窺える…が、クリエイターである松原は、颯太に聞くまでヒロインであるアリステリアの事も知らなかった。
マジカルスレイヤー・まみか
煌樹まみかの出身作品。
日曜朝に放送しているスタジオナイツ制作のアニメ。「微笑みの力」を守るため、アクマリンと日夜戦う魔法少女たちを描いている。
登場する魔法少女は、主人公の少女・煌樹まみかと彼女と同じ学校に通っている少女たちで、青い髪の少女『めると』と緑色の髪の少女『かりん』の2人である。OPにてその姿を確認できる。
作品自体は子供向けだが、幅広い世代から人気を集めており、松原も視聴しているが…参考にだと思う、多分。
閉鎖区underground-dark night-
弥勒寺優夜と白亜翔の出身作品。
月刊サプライズで連載中のバイオレンス漫画。アニメ会社kalnacksによってアニメ化もされた。放送期間は1クール。
原作者は、八頭司 遼。
大災害で無法地帯と化した足立区を舞台に星幽複体という亡霊を身に宿した主人公・白亜翔を始めとする登場人物たちがチームを組んでテリトリー争いをするストーリー。ファンからの略称は『閉アン』。
スピンオフ漫画『Re:CREATORS わんもあ!』の主人公、三瓶美晴をはじめ、エリミネーション・チャンバーフェスの女性観客らが、弥勒寺と翔の戦闘に湧きだっていた事から、女性を中心に支持を受けている作品であることが窺える。
無限神機モノマギア
鹿屋瑠偉の出身作品。
T.A.Cプロダクツ制作のオリジナルロボットアニメ。
中乃鐘 昌明が脚本と構成を務めている。
2124年、電磁寄生体(アイオーン)が侵攻を開始した新仮想都市エネルギア・イチハラを舞台に、主人公の少年・鹿屋瑠偉が電磁寄生体を倒すために建造された巨大ロボット「ギガスマキナ」に搭乗し戦いに身を投じる姿を描く。
14話にて、第2期の製作が決定する等、人気アニメであることが判明。ギガスマキナのプラモデルも販売されている。
夜窓鬼録
築城院真鍳の出身作品。
SAZANAMI書房の作品レーベル「電光LN文庫」から出版されている伝奇系ライトノベル、アニメ。隔世町に住み、怪奇趣味を持つ古書店の店主で主人公の逆神那烏也(通称、「水晶球探偵」)が持ち込まれた難事件を解決していくミステリー作品。
原作者は鞍隈 天球、イラストレーターは西口外延。
既刊は5巻まで刊行されていたが、設定の改変に失敗した鞍隈を真鍳が用済みと判断して殺害した為に、劇中人物の手によって絶筆状態という異例極まる末路を迎えてしまった。
code・Babylon
ブリッツ・トーカーとエリナ・トーカーの出身作品。
報育出版の月刊誌「月刊BEN-PATSU」で連載中の作品。
原作者は駿河 駿馬・・・前述した通り、れっきとした女性漫画家。
近未来都市サルトゥーンスカヤを舞台にフラッシュライト探偵社所属の主人公の青年・カンナギリュウスケを始めとするバウンティハンターたちの活躍を描くサイバーパンク漫画。アニメ化もされている。
ほしぞら☆ミルキーウェイ
星河ひかゆの出身作品。
大西 にしおがシナリオを執筆している。
ジャンルは学園恋愛ゲーム…所謂ギャルゲー。
約10年前に発売された。
原作はアダルトゲームであり、後に全年齢版が発売されている。
とある事件を境に主人公まさゆきと周囲のヒロイン女性の関係を描いている。
ひかゆは全年齢版にコンシューマされた方のゲームから現界した。
彼女の初登場自体は14話からだが、実は第1話冒頭にて、タイトルは明示されていない物の、ネットの掲示板にて、とあるアダルトゲームの話題が上がっており、当作品の参戦は13話も前から示唆されていた。
World Étude
シマザキセツナが最後に制作した二次創作動画で、全ての始まりである。
悠久大戦メガロスフィア
believe・projectが開発、運営を手掛けるソーシャルゲーム。プロデューサーは前田敏郎、メインイラストレーターはサカキタカツ。
現実世界のとある人物が、この作品に登場する『シロツメクサ』というキャラクターを参考に創造したキャラクターが、物語の鍵を握る。
ボーダーワールド・コロッセオ
軍服の姫君を阻止するために特別事態対策会議主導が企画した一大イベント「エリミネーション・チェンバー・フェス」のオリジナルアニメ企画。この企画では現界、生存が確認されている被造物の作品全てがクロスオーバーすることとなり、それに合わせて連載中の小説や漫画作品は一旦休載、原作者(創造主)たち及びアニメーション会社はこのイベントで上映されるクロスオーバーアニメに向けての短編を制作、順に発表することとなる。
本イベント(本作戦)は、被造物たちの物語と現実世界でこれまで起きた事象を本アニメの物語上で連結させて軍服の姫君を会場に誘き寄せ、閉鎖空間(鳥籠)に封じ込め、その中で被造物たちが軍服の姫君と戦い、倒すというもの。
さらに、この企画(作戦)は味方に属している被造物の新設定を、観客に承認させて改変させ、軍服の姫君と戦わせることを前提としている。この内容に松原は賛成しつつも、「世界の運命がかかった戦いなのに、改変のためとはいえこの戦いを見世物にするのは笑えない話」と吐露した。
この企画でのアニメーション制作を担当するのは「無限神機モノマギア」のT.A.Cプロダクツ。2017年1月14日に正式に発表され、開催日は7月23日。会場は日産スタジアム。
参加作品は
精霊機想曲フォーゲルシュバリエ
追憶のアヴァルケン
緋色のアリステリア
閉鎖区underground-dark night-
無限神機モノマギア
夜窓鬼録
code・Babylon
ほしぞら☆ミルキーウェイ
の8作品。
各話リスト
話数 | サブタイ | 話数 | サブタイ |
---|---|---|---|
#01 | 素晴らしき航海 | #02 | ダイナマイトとクールガイ |
#03 | 平凡にして非凡なる日常 | #04 | そのときは彼によろしく |
#05 | どこよりも冷たいこの水の底 | #06 | いのち短し恋せよ乙女 |
#07 | 世界の小さな終末 | #08 | わたしにできるすべてのこと |
#09 | 花咲く乙女よ穴を掘れ | #10 | 動くな、死ね、甦れ! |
#11 | 軒下のモンスター | #12 | エンドロールには早すぎる |
#13 | いつものより道もどり道 | #14 | ぼくらが旅に出る理由 |
#15 | さまよいの果て波は寄せる | #16 | 素晴らしい日々 |
#17 | 世界の屋根を撃つ雨のリズム | #18 | すべて不完全な僕たちは |
#19 | 優しさに包まれたなら | #20 | 残響が消えるその前に |
#21 | 世界は二人のために | #22 | Re:CREATORS |
関連動画
外部リンク
小ネタ
- 初公開時は本作の舞台が現代の日本であることと戦い方や服装が異なり且つ現代離れしているキャラの登場、及び作風がややufotable寄りであることから初見でFateシリーズを思い起こしたファンもいた。
- 作中にはpixivユーザーに依頼して描いてもらったイラスト(仕事絵)が多く登場している。(こちらに関してはPicliveも参照の事)
- 作中で東京中野に実在するufotableカフェが登場するのだが、これはあおきえいが過去に監督を担当した作品つながりで登場したと思われる。
- 第1ED「NEW LOCK」にて、まりね、セレジア、メテオラが買い物をしている描写に本作を手掛けた本社TROYCAのロゴ及び、当社が最初に製作したオリジナルアニメ『アルドノア・ゼロ』のロゴが登場している他、1話や7話で僅かに描写されているニュースキャスターは同作品の2話に登場しており、本作ではその描写が流用されている。
- 原作者つながりで、『BLACK LAGOON』の漫画が松原の本棚や平積みの漫画の山など作中で度々見える。
- 劇中でのボーダーワールド・コロッセオでは司会役に声優の2人が務めているが、もちろん中の人本人が演じている。
関連タグ
2017年春アニメ クロスオーバー シェアワールド 劇中劇 作中作 メタフィクション 現実来訪
Re:CREATORS100users入り Re:CREATORS500users入り Re:CREATORS1000users入り Re:CREATORS5000users入り
オーバーテイク!:アニメーション制作と監督が同じ作品。実在する場所が登場する箇所もある。こちらでは富士スピードウェイが実名登場した。
類似作品
- A・Iが止まらない!:赤松健原作の漫画作品。PCの中だけで暮らしていた人工知能(AI)のプログラムが実体化し、現実世界で生活し始める。連載を開始したのは1994年~1997年のことで、Windows3.1~95が主流であった当時としては、人工知能は非常に珍しかった。
- コンクリート・レボルティオ:巨大ロボ・超能力者・魔法使い・怪物等の様々な主役級の存在が一堂に会する世界観が類似している。ただし、こちらの年代設定は昭和(年号は神化)。こちらも星雲賞にノミネートされた経歴を持つ。
- ライブアライブ、スーパーロボット大戦、スーパーヒーロー大戦、サンライズ英雄譚、Fate/GrandOrder:様々な舞台のキャラクターがクロスオーバーしていくということで、類似箇所あり。
- 月光条例:青い月光に狂った御伽噺のキャラクター達が現実世界で暴れる怪現象を描いた物語。
- 仮面ライダーエグゼイド:こちらは多種多様なジャンルのゲームキャラが怪人として実体化し、現実世界の人類を脅かす。
- 勇者特急マイトガイン:主人公たちの住む世界の真の姿が「ゲームの中の世界」だったという、当時としては衝撃のラストを提示した。エンディングでは最後に本作タイトルのゲームソフトが登場する。
- ジャンプフォース:少年ジャンプのキャラクターによるクロスオーバー作品。舞台は現実世界でジャンプ作品の登場人物は異世界から召喚された扱いと言う類似箇所あり。それ以外でも一連の事件に元凶がいるらしく……。
- スーパーヒーロー戦記:仮面ライダーとスーパー戦隊シリーズのクロスオーバー作品。こちらの人物(リンク先ネタバレ注意)のポジションが、本作の被造物たちにおける作者ポジションと思われるが……。
アメリカで製作された、現実と創作の交差する物語を描いた映画
- ロジャー・ラビット(1988年公開)。
- ラスト・アクション・ヒーロー(1993年公開)。