概要
ジョジョの奇妙な夏休みとは、うたの氏が投稿しているジョジョの奇妙な冒険を題材としたギャグ漫画である。
物語は夏休みを迎えた空条承太郎が、祖父・ジョセフ・ジョースターに誘われ、エジプト旅行に出発することから始まる。
同氏が以前描いた漫画「ディオと奇妙なジョジョたち」よろしく、原作とは全く違う展開のようで、だいたいあってるという絶妙なストーリー構成になっている。
というかきっとその100年後の話。
原作の舞台となる第3部は80年代のはずだが、登場人物がスマホを持っていたり、ツイッターをやってたりする。
ちなみに作中では、どこかで見覚えのある名前や数字などが度々出てくる。
2018年10月11日に最終話となる第100話を投稿した。
登場人物
空条承太郎
第1話からの登場。
ご存知第3部の主人公。数カ月後に18歳になる17歳。
夏休みに入り、家で結構呑気してたところ、祖父のジョセフが訪れ、エジプト旅行へ誘われる。
10年前の出来事が原因でDIOに恨みがあるようで、エジプトにいるDIOをぶん殴るために旅立った。
原作とは違い、生まれついてのスタンド使いで、無邪気で傍若無人なわんぱく坊主。空条ピュア太郎。思ったことがすぐ口に出る太郎。
海が大好きで動物全般にも詳しく、海洋博士になるために独学で海語をマスターしている。お化けが大の苦手。
とある事件がトリガーとなり、乗った車が必ず事故る呪いが発動した。
スタンドはスタープラチナ。旅が原作より平和なので戦闘経験が浅く、スタンドバトルはそんなに強くない。
こんな調子で原作の通り時止めが可能になるのか疑問になるところではあるが…?
ジョセフ・ジョースター
第1話より登場。
承太郎の祖父。69歳。
ジョースター不動産を経営する不動産王。波紋使いでもあり、スタンド使いでもある。
最近は日本で仕事をしており、承太郎に充実した夏休みを過ごさせるためにエジプト旅行に誘った。
女装が趣味。初登場時は2部の女装衣装で登場し、事あるごとに衣装を貸そうとする。女装していない時でも、左側頭部に付けたリボンの髪飾りは決して外さない。
乗った飛行機が299回中299回墜落している。
孫思いのじじいかと思いきや、脅しのような形で承太郎を注意したりする。
波紋使いは見た目を若々しく保てるというが……?
スタンドはハーミットパープル。
モハメド・アブドゥル
第2話より登場。
承太郎とジョセフがカフェで話し合いをしていた時に当然のように居座っていた男。ジョセフと知り合いらしく、そのままエジプト旅行に同行した。
最初から名乗る気配すらなく、21話にしてようやく本名が判明した(初登場回から19話、投稿期間からすると3カ月間も名前が出てこなかった)。
当初承太郎には「ブ男」と呼ばれ(花京院によるとブサイクは見慣れない格好という意味らしい)、顔の良さでトラブルをあっさり解決したジョセフに呆然とした。実はキレやすい。
本業はユーチューバー……ではなく占い師であり、クロスファイヤーハリケーンスペシャルカードなる自作カードを所持している。
スタンドはマジシャンズレッド。
花京院典明
第2話より登場。
承太郎の友人。つい先日誕生日を迎えたばかりの17歳。
原作とは違い、DIOによる洗脳を受けていない。
エジプト旅行へと承太郎に誘われたが、最近家族と行ったばかりなので断った。しかし承太郎に気絶させられ、家出同然でエジプト旅行に同行する羽目になってしまう。
生まれついてのスタンド使いで、霊感が強いホラー担当。ホラー院典明。
以前は「スタンドが見えない相手と真に心を通わせられるはずがない」と考えており、高校入学時に出会った承太郎が初めての友人だった。
当時の回想では「承太郎のわがままに振り回されるのも悪くない」と思っていたが、承太郎への対応はいつも辛辣。エジプト旅行では家で平穏に過ごしたかった怨みもあり、実体験の怪談でよく承太郎を怖がらせている。
原作以上のゲーマーで同じく重度のゲーマーであるジョースターの館の執事とも仲良くなった。
スタンドはハイエロファントグリーン。
ジャン=ピエール・ポルナレフ
第7話より登場。
港で出会ったフランス人。花京院同様、洗脳は受けていない。
すごいポーズで写真を撮っていたため、承太郎にスタンド使いであることを看破された。
自分がスタンド使いの犯罪者を倒す正義のヒーローであることを明かし、承太郎の憧れの眼差しを受けてエジプト旅行に同行することになった。
ムードメーカーであることはさることながら、原作以上のお兄ちゃん力を発揮している(承太郎と一部チャリオッツレクイエムしているんじゃあ……?)。それどころかジョセフやアブドゥル以上に大人の対応が出来る。
戦闘描写も承太郎より多く、色々な意味で主人公より主人公らしい。
が、トイレポジションは変わらず。
過去に妹のシェリーをとあるスタンド使いに殺され、トイレ用具一式を使って復讐を遂げていたが……?
スタンドはシルバーチャリオッツ。
家出少女
第10話より登場。
ジョースター一行が乗っていたクルーズ船に乗り合わせていた少女。原作同様、初登場時は男装をしていた。
海に転落した承太郎を追って果敢に海へ飛び込み、承太郎を助けた。その後、自分のシャワーシーンを覗いたフォーエバーを自ら始末した。
男勝りな口調と肝の据わった性格をしており、かなり勇ましい。
妖刀使いだが、スタンド使いではない模様。
ホル・ホース
第19話より登場。
トイレ掃除を終えたポルナレフのもとに現れた男。
ポルナレフとは切っても切れない因縁があり、ことあるごとに彼とニアミスする。
コンビを組む主義なのだが、先述の因縁……というか偶然というか法則により、コンビ相手はことごとくポルナレフに倒されてしまっている不憫な男。ポルナレフの過去を知っている模様。
スタンドは皇帝だが、ほとんど出番なし。
空条ホリィ
第1話より登場。
承太郎の母親であり、ジョセフの娘。
原作とは違い、スタンドは発現しているが高熱にはかかっておらず、ごく普通の主婦として過ごしている。
スタンドについての詳しい描写はない。
ジョナサン・ジョースター
第4話より登場。(言及は第2話から)
ジョセフの祖父。120歳。エジプトで発掘調査をしている考古学者。波紋使いでもありスタンド使いでもある。
何処かへ消えて偽物にすり替わった石仮面に疑問を抱き、単身チベットに向かう。
生身の人間なのにも関わらず何故か生きていて、しかも見た目もそのまま。一見すると紳士な言動だがやる事がえげつなく、溢れ出るカリスマ性は原作DIOそのもの。
肉の芽が刺さらない程の石頭の持ち主。ちなみに乗った船が必ず沈む。
義弟のDIOとは「二人で一人」と称されるほどの仲で、長い付き合いからDIOの性格を完璧に把握している。
父親を思い出すからか、女装を忌み嫌っている。
スタンドは攻撃特化の超巨大なハーミット・パープルで、精密動作性と成長性を除いた全てのスペックが∞というとんでもない化け物だった(更に言えば成長性はC、つまり少しずつだが成長している)。
読者の間ではストレイツォの敗北が決定事項になっているが……?
DIO
第3話より登場。(言及は第2話から)
120歳の吸血鬼。ジョナサンや部下たちとエジプトに住んでいる。犬好き。
幼い承太郎にスタンドや「時を止める」能力について教えるが、その時承太郎と交わした約束を忘れてしまい、不本意にも恨みを買われてしまった。
原作よりもかなりまともな性格。当たり前のようにジョナサンを「我らが当主」と認めており、承太郎にとっては優しい親戚のおじさん。
前作から変わらず、怪しげなものを見ると触れたり弄ったり「せずにはいられない」悪癖を持つ。
ジョナサンは恐怖の対象でもあるらしく、ジョナサンの不在中にジョースターの館をDIOの館に改名するなど調子に乗りかけた矢先にジョナサンに釘を刺された。
スタンドはザ・ワールドで、スタンド能力を試そうとしたジョナサンに散弾銃で撃たれて気づいたら発現したらしい。
グレーフライ
承太郎たちの乗ったカイロ行きの飛行機で、窃盗目的でクワガタムシ型のスタンド「タワーオブグレー」をうろつかせていた。
しかし、クワガタに興味を持った承太郎にスタンドを追い回された挙句、花京院が承太郎を黙らせた際に倒れて来た彼にスタンドを潰され、承太郎一行に気付かれることなく死亡した。
偽テニール船長
エジプト行きのクルーズ船の船員に成りすまし、密航を図った男。
承太郎達の振る舞いに腹を据え兼ねていたのかは不明だが、常に血管が浮き出ており、最終的に血管の浮き出過ぎで顔から血を吹き出して死亡した。
ストレングス
とある熱帯で見つかった、エジプト行きクルーズ船のペットであるオランウータン。
しかし、実際は毛深いだけの人間であり、本名はフォーエバーという88歳の独身男性でかつかなりの色ボケでもある。趣味で周囲の人間を騙してペット生活を楽しんでいるが、次第にサルの振りに飽き始め、アダルト雑誌を読むなどの人間らしさを隠さなくなっている。
自身を見物していた承太郎が立ち去った後、婦人用シャワー室の覗きを行ったが、覗きにキレた家出少女により妖刀で粛清された。
呪いのデーボ
アメリカインディアンの呪術師という触れ込みで、殺し屋として活動しているスタンド使い。しかし、その傍らでは自らのスタンドである「エボニーデビル」で、善良な一般市民の○○○○を噛み切るのを趣味としている事でも悪名高い。
クルーズ船において、承太郎の泊まる予定の部屋の冷蔵庫で待ち伏せしていたが、冷蔵庫の中身と三つ編みが外に出ていた事でポルナレフに気付かれ、冷蔵庫をガムテープでグルグル巻きにされ、そのまま海へと投げ捨てられた。
それでも部屋に残っていたスタンドでポルナレフの○○○○を噛み切ろうとしたが、シルバーチャリオッツで一突きにされ、こちらも海へと投げ捨てられた。
ラバーソール
花京院の回想で登場。
花京院に化けて虫を食べていたところを目撃され、顔が崩れた。
当初はドッペルゲンガーを疑われたが、改めて考えたらスタンド使いだったのかもしれない。
ネーナ
ペットの象と世界中を旅している。
ジョセフと意気投合し、「エンプレス」というアイテムをあげるが…?
ズィー・ズィー
カッタダイ・サンブーカン教の修行僧。
承太郎に馬鹿にされたところをガチギレし、車の幻影に見えるほどの猛スピードで追いかけていたところ家出少女にポルノを見せられ気絶した。
ミドラー
遊園地『もす13』のアトラクションの案内のお姉さん。
ハイプリエステスが承太郎に一目惚れして飲み込んだ際にショックで歯が全部折れた。
鋼入りのダン
ゲス役でブレイクした人気俳優。
いよいよ報復を受ける役を演じる事になったが、情けない役を出来るか不安だったところを彼のファンである承太郎にオラオラされ、「この殴られた時の恐怖感を思い出せ」と言われて目が覚める。礼としてサインをあげた。
マニッシュ・ボーイ
ある場所で熱を出して死にそうになっていた赤ちゃん。11ヶ月。
花京院の元に幽体離脱して現れ、楽しんだ所を「今度はパパやママと来るんだよ」と言われて生きる希望を見つけ、一命を取り留めた。
エンヤ婆
J・ガイルの母親。
ほぼ原作通りに倒された。
マライア
過去に変顔をTwitterにあげたところバズり、以降バズるネタを探す年頃の女の子。
鋼入りのダンのツイートをあげた事で承太郎達が遊んでいることがDIOにバレた他、女装を脱ごうとしたジョセフとアヴドゥルを誤解し、意地でも画像を消させようとするジョセフの追跡を受ける。
ンドゥール
DIOの付き人。
遊びつつもはぐれた承太郎の位置を特定してイギーを投げた。
オインゴ
元から承太郎そっくりな顔。
おかげでボインゴから恨まれている。
ボインゴ
オインゴの弟。イケメンな兄を恨んでいるが、然るべき準備をした上で兄の顔をぐちゃぐちゃにしたいらしい。
持ってる漫画も全部兄の顔がぐちゃぐちゃになるオチばかりだが、オインゴは冗談だと信じている。
イギー
DIOの館の門番その1。
概ね原作通りの性格。
ペット・ショップ
DIOの館の門番その2。
イギーに憧れているがアホ。
だが彼なくしてジョセフの復活はなかった。
ダニエル・J・ダービー
石仮面をdisっていた他、ジョセフが間違えて入れすぎた酒にポルナレフのコインを6枚も入れて驚いていた。
その後ストレイツォの攻撃で重傷を負う。
テレンス・T・ダービー
石仮面を(ry
花京院と意気投合した。
ヴァニラ・アイス
石(ry
アヴドゥルと同じくらいキレやすい上能力被りをすぐ殺そうとする。
DIOの館の穴ぼこはこいつの仕業。
アヌビス神
温室育ちの室内犬。
ポルナレフを乗っ取ったが承太郎のハッタリでうっかり手を離してしまい、イギーに気圧されて大人しくなる。
アレッシー
DIOの館の鏡に取り憑く怨霊。写った者は子供に見えるが、花京院は精神年齢を写し出す鏡だと思っていた。
アラビア・ファッツ
ストレイツォの刺客その1。DIOを襲撃したが上院議員でやられた事以外原作通り。
指名手配されている。
J・ガイル
ストレイツォの刺客その2。ポルナレフを襲撃した吸血鬼。
承太郎が書いた落書きと説得を思い出したポルナレフにより今度こそ閻魔様の元へ送られた。
マイ鏡を持っているが見た目がファンシー。
ケニーG
ストレイツォの刺客その3。アヴドゥルとヴァニラ、イギーを襲撃した。
その見た目から宇宙人と疑われたがアヴドゥルの話術なので当然ハッタリ。3人の連携に見事騙されイギーの屁で気絶した。
リサリサ
波紋使いの師範代。
ストレイツォにひょっとこを送った元凶。
シーザー・A・ツェペリ
ひょっとこを気に入った波紋使いにしてジョセフの親友。
ウィルソン・フィリップス上院議員
こちらでは承太郎に脅される。
承太郎の呪いの元凶。(ちなみにここでOVAネタも拾われている)
スージーQ
ジョセフの妻。
ひょっとこを送った元凶の元凶。
ストレイツォ
ラスボス。
彼周りは2部パロディも含まれている。
あーん!スト様が死んだ!の人
まさかの参戦。
騒いでいたらスト様に黙らされた。
本編
関連タグ
ジョジョの奇妙な冒険 二次創作漫画 スターダストクルセイダース
ディオと奇妙なジョジョたち…同氏が以前描いた第1部が題材のギャグ漫画。この作品の100年前の出来事?
ジョジョの奇妙な宝探し…第5部を題材にした続編?