基礎データ
進化
チョロネコ → レパルダス
概要
ポケモン『ブラック・ホワイト』(第五世代)にて初登場したポケモン。
前世代、ニャルマー→ブニャットの変貌ぶりにショックを受けたプレイヤーの「美しい姿に進化してほしい」との願いが通じたためか、
こちらは正統派のネコ科らしいスマートなフォルムのまま進化した。
名前の由来はおそらくレオパルド(豹)+パルダス(豹の学名)。
レパルダスと同じく、豹がモデルのポケモンは他にスイクンがいる。
『ポケモン剣盾』では「7番道路」等でシンボルエンカウントするが、プレイヤーを見つけた途端猛スピードで突っ込んでくるため戦闘に入ってしまいやすい厄介なポケモンとなっている。自転車でないと振り切ることはできず、おまけに鈍足のポケモンを連れていた場合は戦闘ですぐに逃げられないことも。
特に7番道路の出現場所は狭い上にニャイキング等のプレイヤーをサーチするポケモンが他にもおり、木の実集めや低確率でシンボル出現するモルペコ探しの難易度(面倒臭さとも)を上げている。
生態
引き締められた筋肉より整ったスタイルを持ち、動きも非常に素早い。
真っ正面からの戦闘よりも気配を遮断して死角から襲うヒョウモチーフに相応しい戦闘スタイルが向いていて、性格は猫系に相応しく気まぐれで凶暴。
フォクスライとは縄張りを奪い合うライバルの関係にあるが、フォクスライとライバル関係にあるパルスワンとの関係は不明。
ゲームでの特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
種族値 | 64 | 88 | 50 | 88 | 50 | 106 | 446 |
タイプ一致技を覚えるのが遅く、両刀な種族値配分の割には覚えられる技の範囲が狭いので
シナリオで連れ歩き続けるにはそれなりの愛が必要となる。
もしポケモン不思議のダンジョンに出れば、かるわざ&つめとぎ&みだれひっかきというお膳立てのおかげでフワライドに次ぐ凶キャラに化ける可能性がある。
実際に「超」にて登場しており上記のコンボは強力ではあるのだが、レベルリセットダンジョンにおいては初めから爪研ぎと優秀な攻撃技を持つルチャブルやあやしいかぜの習得レベルが大幅に早まったフワライドと比較すると晩熟型の上級者向けとなっている。
「いちゃもん」「アンコール」など悪タイプなだけあって補助技にも恵まれている。
ちなみに旧作経由ではあるが、遺伝技で「ネコにこばん」を習得できたりもする。
隠れ特性「いたずらごころ」が解禁されれば、補助役としてかなり活躍してくれそうである…
と思いきや、「ねこのて」と「ふきとばし」・「そらをとぶ」を使ったコンボで一気にマイナーポケモンから要注意ポケモンとして注目されるようになった。
あまりの害悪さに、現在ではこのコンボが使用できなくなったほど。
これにより、ある害悪コンボが考案され話題となった。
特性がムラっけのオクタンにだっしゅつパックを持たせて後攻でダイビングかとびはねるを使用→ターン終了時にムラっけでだっしゅつパック(能力値がどれか1つでも下がると手持ちに引っ込む)を発動させオクタンをレパルダス(こうこうのしっぽ持ち、いたずらごころ)と交代。
→次のターンの指示は「まねっこ」。こうこうのしっぽをもっているが、特性いたずらごころにより先制できる。前のターン最後に出た技はオクタンのとびはねるorダイビングなのでレパルダスがその技を出し、場外へ。もちろん相手の技は不発する。
→次のターンはこうこうのしっぽによりレパルダスは後攻となる。相手の技はレパルダス不在のため不発。そしてレパルダスがダイビングorとびはねるで攻撃。そこからは「まねっこ」連打で相手から攻撃されることなく一方的に攻撃ができる。
一見すると強そうに見えたが、まもるやダイウォールで止まってしまう点や、ダイビングになみのりが貫通すること、とびはねるにぼうふうなどが貫通することなどの欠点も目立ち、レパルダス全盛期に比較すると流行らなかった。
その詳細
元々ねこのては変化技であるため、夢特性「いたずらごころ」の場合は優先度+1で出せる。この時点で素早さ関係なく先制でねこのてが使える。
そして本来は優先度-5のため速さ関係なく後攻になるふきとばしを使用し、無理やり相手のポケモンを戻す。
それをひたすらに繰り返すだけで、相手はレパルダスに一撃も与えられぬまま時間切れというわけである。
他にも、持たせれば必ず後攻になる「こうこうのしっぽ」を持たせる。いたずらごころ発動で先制でねこのて→そらをとぶを使い相手の反撃をかわす。
次のターン。今度はこうこうのしっぽ発動により、そらをとぶの攻撃判定は相手の行動のあとに行われる・・・すなわち相手はどうあがいても先制で攻撃をするため当然こちらは無傷。そしてそらをとぶのダメージを与える。あとはそれを繰り返すだけ。
これらがバグでもなんでもない戦術の一つとして対戦Wikiに掲載されている。
対策
・優先度+2の「しんそく」を使い一撃で落とす。
・レパルダスより速さの高いポケモンの先制技。
・同じくいたずらごころ持ちでなおかつレパルダスより速いエルフーンの補助技で動きを封じる。
・「そらをとぶ」時にはかみなり・ぼうふう・スカイアッパーが必中するので撃ち落す
・特性「きゅうばん」や「マジックミラー」で退場を防ぐ。
などが上げられるが、対策手段が無いときは完全な詰みゲーになる。
CPU相手ならまだしも対人戦だと最悪「俺は今から怒るぜ!」とばかりにリアルファイトになりかねないものだったので、第六世代からは「ねこのて」で「ふきとばし」「そらをとぶ」の両方、そしてそれに類する技が選ばれないようになっている。しかし第八世代でねこのてでは無くまねっこを使ったコンボが開発される。流れはこんな感じ。特性ムラっけのオクタンにだっしゅつパックを持たせ、とびはねるかダイビングを使う。→ターンの終わりにムラっけが発動し、だっしゅつパックで控えに戻る。→こうこうのしっぽを待たせたレパルダスに交代し、まねっこを使う。これで前述のコンボをほぼ完全再現している。
使用トレーナー
また、ヒュウの妹のチョロネコは再会したときにレパルダスになっていた。