「自分自身で出さなきゃならない答えもある」
データ
概要
世界最大規模の財団「シズマ財団」の創設者にして会長であり、かつて一代にして複合企業シズマ社を築き上げた人物だが、その過去には謎が多い。60歳。
社会貢献を目的とする同財団を設立し、その財力を活かして宇宙規模での遺跡調査や宇宙開発に尽力している。
遺跡調査の中で闇の勢力と目される存在による脅威を察知し、それらに対抗し得る戦力として世界各国の政府に協力を申し込み、地球平和同盟「TPU」を組織させた。さらには、TPUの中から怪獣災害に対応する少数精鋭の隊員達によるエキスパートチーム「GUTS-SELECT」が編成されたため、間接的にはGUTS-SELECTの生みの親でもあると言える。
妻であるシズマ・ユリカとはすでに死別。一人娘に、高校生でありながらGUTS-SELECT隊員としても活動するシズマ・ユナがいる。また、ヒジリ・アキトの科学者としての才能を高く評価しており、彼をGUTS-SELCTの開発担当に抜擢したのもミツクニである。ユナとアキトが幼馴染であることから、アキトとは以前から交流があったと思われるが…。
マナカ・ケンゴがウルトラマントリガーの変身者であることを知っており、彼に自らの正体を他言しないよう忠告し、その上でケンゴをGUTS-SELECTに勧誘した。さらに仕事上の部下に当たるケンゴの母親のマナカ・レイナと共に、ケンゴの出生にウルトラマンに関する何らかの秘密があることを知っている模様。
物語序盤では自らナースデッセイ号に乗り込み、GUTS-SELECTと行動を共にしていたが、闇の三巨人が復活してからは、エタニティコアについて調べるため、ケンゴとアキトにユナを任せてナースデッセイ号を離れる。
かつてはパイロットであり、ガッツウイングに搭乗してデスドラゴの片方の角を破壊するという活躍をしたほか、本編第9話では遠隔操作型に改造された同機を操縦しガーゴルゴンの目を破壊している。後者では、敵の攻撃で炎上しても湖に攻撃して発生した水飛沫で鎮火したり、石化によって視界が塞がっても心眼で敵を撃ち抜くなど、パイロットとして高い操縦テクニックを持っている事が確認できる。
また、両親を失ったアキトを引き取り、塞ぎ込む彼にユナを通じて「頑張れば誰だって光になれる」というメッセージを送っている。
彼の出自
第1話にてゴルザやメルバ、ウルトラマンティガについて言及している描写があり、さらにはトリガーを初めて見た際「やはりこの世界にもウルトラマンが…」と言ったことから、「別世界から、ウルトラマントリガーのいる世界・時空へやってきたのでは?」と考察されていた。
そして第9話で娘・ユナが18歳の誕生日を迎えたのを機に、自身はネオフロンティアスペースの住人でTPCの情報局の一員であり、(本編よりも30年前に)原因不明のマシントラブルが立て続けに起きていた謎の事件の調査で、ガッツウイングに搭乗していた際時空の歪みに呑み込まれ、トリガーの世界に迷いこんできたことを自らの口で初めて娘へ明かした(同時に、タツミ・セイヤを介してGUTS-SELECTの面々にも伝えた)。また、元の世界でティガに何度も救われたと語っている。
いつ頃の時間軸から来たのかは現段階では不明だが、グランドームではなくダイブハンガーを思い出していたり、ウルトラマンダイナに登場するスーパーGUTSの機体に関する描写がないため、少なくともダイナ本編より前の時系列でトリガーの世界へやってきたと考えられる。ユリカとはトリガーの世界で出会った。
原因不明のマシントラブルが起こる場所はどこなのかは不明だが、行方不明になった場所が海である為、『ティガ』第36話で言及されたバミューダトライアングル、『ダイナ』第16話で登場したザリーナ地帯のどれかだと思われる。
ちなみに、ミツクニがネオフロンティアスペースで所属していたTPC情報局には、『ティガ』の時点では、ファルドンを出現させてしまったタツムラ参謀や花見にいけなかったマドカ・ダイゴと留守番していたニカイドウ・ツトム隊員、『ダイナ』の時点ではイルマ・メグミが参謀として所属している。
余談
4月22日の時点でヒロインであるユナの情報と共にその存在が公表されていたが、キャストなどの詳細情報は6月3日に正式に公開されるまで伏せられていた。
キャスト発表よりも前に存在のみが先に公表される例はあまりない。
演じる宅麻伸氏は、過去に『84ゴジラ』および『ゴジラ×メカゴジラ』に出演していたが、TVシリーズの特撮作品への出演は初となる。
また、氏は『勇者ヨシヒコシリーズ』でメインキャラのダンジョーを演じていたことから、そちらの意味でも話題となった。なお、偶然にも2021年は「ヨシヒコ」シリーズ放送10周年の節目の年でもある。
関連タグ
一般
ウルトラマントリガー シズマ財団 TPU GUTS-SELECT
他作品
- サワイ・ソウイチロウ:リブート元の同ポジションのキャラクター。
- イナバ・コジロー:前作のおやっさん。演者がゴジラシリーズに出演したという共通点がある。
- 石室章雄:TDG三部作3作目の組織の上層部の一人で、こちらも主人公がウルトラマンであることを序盤から気付いていたが、それを主人公の前で明らかにしたのは終盤。
- サコミズ・シンゴ、ミサキ・ユキ:防衛組織の上層部の人間であり、主人公がウルトラマンであることを知っていた者繋がり。
- 濱田岳:子役時代に『超時空の大決戦』にて主人公・新星勉役として出演したことが有名だが、『ヨシヒコ』にもニセヨシヒコ役として出演したことがあり、ミツクニの演者の宅麻氏とはウルトラシリーズと「ヨシヒコ」シリーズ両方に出演経験ありという共通点がある。
- 宍戸開:『ウルトラマンマックス』にてヒジカタ・シゲル隊長役を担当。後に「ヨシヒコ」シリーズにてニセダンジョー役を務めた。
- 御手洗健一:2021年で50周年を迎える円谷作品の登場人物。助手が主人公の母親で、主人公の出自の秘密を知っている、娘が17歳など類似点が多い。
- ニセコイ:実写映画版にて、演者がウルトラマンジャックの中の人と共演した。また、一昨年の作品の主人公を演じた人物は実写映画版にて俳優デビューを果たしている。
- ビアン・ゾルダーク:ウルトラシリーズと縁の深いシリーズに登場する人物。主人公サイドの敵だがこちらも本編開始前から来たるべき脅威に備えて対抗組織を結成したという共通点がある。他にも自身の理解者である若き天才科学者と10代の愛娘がいるという共通点がある。