デネブ(イマジン)
でねぶ
データ
- 身長:197.0cm
- 体重:136.0kg
- 特色/力:指先から放つ弾丸、特製のデネブキャンディ、家事
最初に言っておく! これは概要だ。
仮面ライダーゼロノスの変身者、桜井侑斗のパートナー。
牛若丸に登場する烏天狗と武蔵坊弁慶のイメージから誕生した。一方で名前は白鳥座の一等星デネブから来ている。
性別は男で一人称も「俺」だが、思考回路は過保護なオカンさながらで、侑斗の食事を作ったり(但し彼の苦手なシイタケを殆どの確率で入れる)、出会った相手に手作りの「デネブキャンディ」をあげて「侑斗をよろしく☆」と柔和に挨拶したり、侑斗に対して余計なのも含めて大小様々な世話を焼いている。
間を外した気遣いが裏目に出て侑斗の癇癪を刺激し、プロレス技(主にサブミッション系)でお仕置きされるのがお約束のパターン。
手の指は一本一本が銃になっており、イマジンと戦うゼロノスの援護射撃に使われている。戦闘能力は非常に高く、憑依していない状態でもファンガイアの軍団相手にイマジン達の中では唯一苦戦しておらず、スパイダーイマジンの攻撃にビクともしない程頑丈であり、侑斗もM良太郎に対して「デネブはお前より強いぞ」と言い放つ程信頼を寄せている。アルタイルフォームに憑依してベガフォームとして直接戦ったり、ゼロフォーム専用重火器・デネビックバスターに変形したりもする。
特にベガフォームに交代しての戦闘は侑斗が苦戦する相手を瞬殺する事も多い。
自作のデネブキャンディは常時大量に携帯しており、ある時とてつもないショックを受けた際はまさに飴あられとデンライナーの床に零れ落ち、天の川(ミルキィロード)ならぬ飴の川(キャンディロード)が生まれ、ドサクサ紛れにモモタロスが2、3個パクったほどである。
タロスズとは違い初登場時点で既に契約を完了しているが、作中では変身の方法が異なるためゼロノスに直接変身したことはない(最終回のパラレルであるよみうりランドで行われたヒーローショーでは、デネブがベガフォームに直接変身し、更に大人桜井も加わったトリプルゼロノス大集合でデスイマジン一味を迎え撃っている)。
他にも憑依したいと思って
スネールイマジンが過去に飛んで少年時代の侑斗を殺した際には、良太郎と契約した世界線になっていた。その後、良太郎によって時間が修復されたのだが、そのことを知った際には死にかねない程ショックを受けていた。
仮面ライダーNEW電王に憑依した際にベガフォームへと変身している。なお、現在のNEW電王の設定では変身できずに武器化してしまう。もしくは無理やり憑依したことによるイレギュラーだったのだろうか。
なお、武器化による変化がデネビックバスターなのか、本家電王が変身した場合もベガフォームになるかは何れも不明である。
「最初に言っておく! 侑斗をよろしく」
侑斗「魔王によろしく言うな!」
EP39・40にて登場。
もちろん、「侑斗をよろしく」や「デネブキャンディ」も健在。
侑斗とともに常磐ソウゴがグランドジオウの力を手に入れた時間を見てきており、それを阻止するためにソウゴの前に立ちはだかる。
とはいえ、クジゴジ堂を訪れた際には侑斗ほどは露骨にソウゴのことを危険視するような素振りは見せておらず、彼にもちゃんとデネブキャンディをあげていたり、侑斗のきつい言動を詫びたりもしている(戦闘時にはちゃんと侑斗のサポートに回ってジオウと戦っていたが)。
この作品の主人公の一人。
オカンポジというだけあって、栄養素や歴史、可食植物など食物に関する情報はとても詳しい一方で、それ以外の物事についてはとても疎い一面を見せる。その為、平家を「ヘッケイ」、義経を「ヨギツネ」、弁慶を「ベンケーシー」、景時を「カゲノキ」、タイムジャッカーを「タイムパウダー」などと言い間違えている。とはいうものの、自分のモデルとなった武蔵坊弁慶とは料理の話で馬が合い、良好な関係を気づけていた。デネブが侑斗の椎茸嫌いに苦労しているように、弁慶も義経のゴボウ嫌いを治す為に四苦八苦していたようである。
余談
デネブはイマジンの中では珍しく桜井侑斗と複数回契約をしている。
桜井侑斗の時系列で合わせると、
最初は少年時代のユウと「デネブの契約者を見つけるため、一緒にオニ一族を倒す」(コミック版では「オニ一族からトキ達を守ってほしい」)という願いで契約(願いを見ると、コミック版の方がその後のデネブの行動の辻褄が合う様になっている)。
その後、オニ一族を倒し契約を終えると一度未来に帰ったが、30代の桜井がレオソルジャーに苦戦しているのを見て再度契約。
19歳の侑斗と共にイマジンと戦う様になった。
デザイン画の段階ではより弁慶を意識したデザインであり、肩には機関車の意匠があった。
これが太極図の陰と牛若丸をモチーフとしたアルタイルフォーム(仮)に合体して太極図の陽をモチーフにしたベガフォーム(仮)になるという構想であった。(ゼロノスが牛若丸モチーフでゼロライナーが機関車型とされるのもこの頃の名残だと推測される。)
ソフビ
彼は放送当時、1人だけ「ライダーイマジンシリーズ」からソフビが販売されておらず、ネット版『仮面ライダーディケイド オールライダー超(スーパー)スピンオフ』でもネタにされた。
立体化はなかったわけではなく、「2フォーム変形合体DX仮面ライダーゼロノス」という玩具にベガフォームのアーマーとして同梱された…が、ソフビ化はやはりされておらず、その後、映画化の度に何度か企画は持ち上がったものの、白紙と化している。ネット版では夏海やユウスケの提案で署名のために街を練り歩くという所で終わっている。
その甲斐あってか、『超電王トリロジー』公開を記念し、「ライダーイマジンシリーズEX」からソフビ化を果たすのであった。パッケージには「デネブソフビどうぞ!!」というソフビ化を待っていたファンへの労いのメッセージがデカデカと記載されていた。
関連タグだ。あと、侑斗をよろしくな。
実際使用されるタグ⇒デネブ
俺の関連・類似記事だ。はい、デネブキャンディ。
- 由良吾郎:プロデューサーと脚本家が同じ作品の登場人物、「一見近寄りがたい雰囲気を漂わせているが、実際には誠実で心優しい」「それ故に子供相手でも真摯に接する」「スペックが非常に高く料理や掃除といった家事スキルや高い戦闘能力を持つ」「牛をモチーフとした緑色のライダーに変身する人物の掛け替えのないパートナーで、その人物を献身的にサポートしている」「主人公達にも当初から友好的」「自身もライダーに変身して戦った事がある(尤もこちらはパートナーの変身アイテムを引き継ぐ形でだが)」「戦い方がパートナーとは少し異なる」など共通点が多い。
- 仮面ライダー鎧武:中の人がナレーションを担当。
- 乾巧、泊進ノ介、ベルトさん、詩島霧子、詩島剛:『仮面ライダー4号』で、共にショッカーの野望に立ち向かった。
- ベンケイ魂:仮面ライダーゴーストの形態の一つ。同じく武蔵坊弁慶がモチーフ。