私を殺せる者は何処だ……ふっ、居る筈もないか
プロフィール
真名 | スカサハ |
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クラス | ランサー |
性別 | 女性 |
身長 | 168cm |
体重 | 55kg |
出典 | ケルト神話 |
地域 | アイルランド |
属性 | 中立・善・星 |
好きなもの | 勇気ある者 |
嫌いなもの | 勇気なき者 |
設定担当 | 奈須きのこ、桜井光 |
ILLUST | こやまひろかず(FGO)、ワダアルコ(EXTELLA) |
CV | 能登麻美子 |
概要
『Fate/GrandOrder』に登場するランサーのサーヴァント。レアリティは☆5。王者の気質を持つ女性。
その存在が最初に言及されたのは『Fate/hollowataraxia』。
死ぬことが出来なくなった女性として僅かに語られていたが、『Grand Order』で本格参戦。
本来は死ぬことができないために英霊の座にもいない、サーヴァントとして召喚できないはずの存在。
『Grand Order』参戦は2015年12月9日からで、同時に体験クエストも開催され、彼女の実力の片鱗を拝むことも可能である。
メインストーリーでは第1部第五特異点『北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナム』で登場。
東部のケルト軍の一員として召喚されたが、そもそもが正規の英霊ではないという特殊性、聖杯によって歪まされたクー・フーリン・オルタの惨状を見てケルト軍から離反し、主人公達に合流した。
真名
ケルト・アルスター伝説の戦士「スカサハ」。
異境・魔境『影の国』の女王にして門番であり、槍術とルーン魔術の天才である。数多の亡霊があふれる『影の国』の門を閉ざし、支配せしめるに足る実力を有す。
後にアルスターの英雄となる若きクー・フーリンの師となって彼を導き、技の悉くを授け、愛用の魔槍さえ与えたという。彼の息子コンラをも教え導いた。
長き年月の果てに半ば神霊と化したスカサハは、人のように死ぬことはできない。美しい死も、醜い死もない。ただ、世界とその外側が消えゆくその時まで、在り続けなければならない。そのため、死に対して一種の憧れのようなものを持っている。
聖杯なるものが真に万能ならば、自分を殺してみせる何者かを寄越すがいい。
そして願わくば、その者が、かつてこの手で授けた槍を持つ者であれば──。
彼女は現在でも生き続けているため英霊の座には存在せず、サーヴァントとして召喚されることも本来は不可能。だが『Grand Order』では、人理焼却によって人理の一部である影の国も消滅する事態に陥ったため、彼女も疑似的に死亡扱いとなり、英霊として召喚される。
容姿
クー・フーリンと似たような、「全身タイツ」と表現される独特の衣装を身に纏っているのが何よりの特徴。そのフィット具合から体中のラインがくっきり浮き出ており、大変セクシー。
キャラクターデザイン担当のこやまひろかず氏によれば、クー・フーリンの師匠ということで基本的な出で立ちが固まり、さらに上の偉い人からの「エロくしてくれ」とのオーダーで最終的なデザインが決まったとのこと。
全体的なイメージカラーは暗めの紫系統。hollowでクー・フーリンと縁のあったバゼットと同系色であるが、こやま氏曰く全くの偶然らしい。
体験クエストでのマシュ曰く、「均整の取れた、もう黄金比としか思えないプロポーション」をしている。
召喚時の第一段階では口元を黒いマスクで隠しており、衣装のトーンが暗い。
再臨後の第二段階ではマスクがなくなり、全体的な色彩もわずかに明るめのものとなっている。おそらくメディア展開で最も目にするのはこの第二段階である。
最終段階においては、頭部を覆うベールや短いマントが追加されるなどゴージャスさが増す。
人物
誇り高く、何者にも傅かない。生まれながらの支配階級。
王者の気質を有しており、民に幸福を与える女王として君臨することを自明とする。才能に溢れ、凡人とは違う事を自分が一番よく理解している。
その在り方と瞳の赤色は、二十世紀の東京に存在したとある人物に近いという。
ゆえに、その態度は常に尊大であり、積極的に他人と馴れ合おうとはしない。だが他人を見ていないわけではなく、よく他者を把握し必要とあらば気遣いも行うなど、横のつながりではなく縦のつながりとしての彼女は人格者である。
一人称は「私」と「儂」の2つを所々で使い分けており、どちらが本来の一人称なのかははっきりしない。クー・フーリン相手だと「儂」を使う頻度が増え、口調もどこか年寄りっぽくなる。
他者から見ても破格の高年齢(時代を考えると最低でも2000歳は超えている)であることに自覚は有るため、年寄り扱いされること自体には鷹揚。だがそこはやはり女性であるためか、露骨に指摘したりからかったりすればどうやら“虎の尾”を踏むハメになる模様。
神霊の領域まで踏み込んでしまったその長すぎた生に疲れ、「自分を殺せる存在」を聖杯に願うほど欲している。しかし彼女の願いは「自分を殺せるほどの強敵と戦いたい」と同義でもあるため、そのような相手に出会ったとしても大人しく殺されるわけではなく、嬉々として返り討ちにしようとするらしい。
自己を把握しているのと同じく、他者の素質と気質を見抜く(特に凡人かそうでないか)確かな目を有している。つまりクー・フーリンは、彼女が導くに値する素質を持った希有な人物であったと言える。
加えて、そうした素質のある者を放ってはおけず、頼んでもいないのに度々何かしらレクチャーしてくれる、根っからの教師気質でもある。その教授方法は相当なスパルタであり、クー・フーリンは何度も生きるか死ぬかの目に遭ったらしい(クー・フーリンが言うには、遠坂凛でも裸足で逃げ出すであろうレベルのスパルタぷり)。さすがにカルデアでは少々自重しているが、それでも時々マスターを体育会系のノリで鍛えている様子。
逆に師弟関係以外の人間関係を築いた経験が少ないせいか、マスターとはそれ以外の関係を築きたいと望んでいる。それでもついつい師弟関係に近付いてしまいがちで、そのような自分に多少辟易している。
また、彼女もケルト戦士の一人であるため、やはり奔放な戦闘狂であり、コミュケーションの中心に闘争を置こうとする癖もある。
ちなみに影の国にいた頃は、その不死性と長すぎた人生経験から感情の起伏に乏しい人物だったらしい。が、サーヴァント化したことでマスターの性質に無意識下で影響を受けているのと、疑似的に死の実感(消滅?)を得ることが出来たおかげか、生き生きとした人柄に変わっている。そのため、外見相応のお茶目も色々やらかしている様子。
そんな師匠の姿に、愛弟子であったクー・フーリンは生暖かい視線を注いでいる。
能力
二本のゲイ・ボルクを手にし、ケースバイケースで一槍流と二槍流を使い分ける。
また複数の槍を召喚して同時に投擲するといった多槍術をも駆使する。
クー・フーリン曰く「ゲイ・ボルク二槍流って俺の立場ないですよね!?」。
クー・フーリンのゲイ・ボルクとは、形はよく似ているが別物であり、彼女が使うそれはより古い時代に作り出された槍。
北欧のルーン魔術にも長けており、原初のルーン文字を用いたそれは神代の水準である。
その他にも、自身を触媒とすることでフェルグスやディルムッドなど縁のある英霊をストックして召喚するなど、桁外れの力を見せていた。
クー・フーリンに稽古をつけていた2000年前当時でも、度々弟子全員を相手に抜き打ちの襲撃をかましている。ある時、弟子全員で何とかこの抜き打ちテストを凌いだと思ったのも束の間、彼女は更にもう一段階変身を残していて、変身後の彼女によって結局弟子全員がフルボッコにされた…ということもあった。あなたはどこのF様なんですか……
クー・フーリンと別れてからの2000年間も、合間を見ては竜・巨人・怪異など強そうな輩を趣味で退治し続けたため、クー・フーリンが知る頃より強くなっているらしい。
その実力の程は計り知れず、サーヴァント時には大幅なリミッターを掛けている。その力が人理修復のためには強大すぎるというのは彼女自身も認識している。
つまり、本気で暴れたら、人理修復どころか特大特異点を生み出しかねないほどの強大な力を秘めているということである。
ちなみに、サーヴァント化によって暫定的に不死性を失っているため、防御面に関しては生前より大幅に弱体化していたり。と言うより、元が神格なので、サーヴァント時の戦闘力と生前の戦闘力とではもはや比べ物にならない。
ステータス
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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B | A | A | C | D | A+ |
保有スキル
対魔力(A) | Aランク以下の魔術を完全に無効化する。現代の魔術師では、彼女に傷を付けることは事実上不可能。 |
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魔境の智慧(A+) | 人を超え、神を殺し、世界の外側に身を置くが故に得た深淵の知恵。英雄が独自に所有するものを除いたほぼ全てのスキルを、B~Aランクの習熟度で発揮可能。また、彼女が真に英雄と認めた相手にのみ、スキルを授けることもできる。戦闘時によく彼女が使用するスキルは「千里眼」による戦闘状況の予知。アルスター伝説でも、彼女はよくこの予知によって未来を予言した。愛弟子たるクー・フーリンの最期さえをも。 |
原初のルーン | 北欧の魔術刻印・ルーンを有している。ここで言うルーンとは、現代の魔術師たちが使用するそれとは異なり、神代の威力を有する原初のルーン――北欧の大神オーディンによって世界に見出されたモノである。クー・フーリンに対して原初の18のルーンを授けたとされる彼女は、戦士であると同時に強力な魔術師でもある。ムック本発売時はルーン魔術(A)であったが実装に伴い変更された。 |
神殺し(B) | 異教・魔境である「影の国」の門番として、数多くの神霊を屠り続けた彼女の生き様がスキルと化したもの。神霊特効。神霊、亡霊、神性スキルを有するサーヴァントへの攻撃にプラス補正。 |
宝具
貫き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク・オルタナティブ)
- ランク:B
- 種別:対人宝具
- レンジ:5~40
- 最大補足:50人
「絶技、発動!」
「刺し穿ち、突き穿つ!『貫き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク・オルタナティブ)』!!」
クー・フーリンが持つゲイ・ボルクと同型の槍で、海獣クリードの骨から削り出された魔槍。スカサハは、ゲイ・ボルクより一段階古いものを2本同時に扱う。
真名開放は、刺し穿つ死棘の槍に似た演出と共に敵を「空間に縫い付けて」自由を奪いつつ、突き穿つ死翔の槍を思わせる槍の全力投擲によって突き穿つ連続攻撃。つまりはクー・フーリンが持つ二種の槍術を一度に放つ絶技である。まさに師匠の槍。
詳細は該当記事を参照。
死溢るる魔境への門(ゲート・オブ・スカイ)
- ランク:A+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:2~50
- 最大補足:200人
「影の国、その誠を見せてやろう。その魂まで私の物だ!『死溢るる魔境への門(ゲート・オブ・スカイ)』!!」
世界とは断絶された魔境にして異境。世界の外側たる「影の国」へと通じる巨大な「門」を一時的に召喚。効果範囲内に存在するあらゆる生物を自らの支配領域である「影の国」へ吸い込んでしまう。魔力と幸運判定に失敗すると即死。スカサハが認めない者は、「影の国」へ命を有したまま立ち入ることができない。
判定に抵抗しても、魔力を急激に吸収されるため大きなダメージを受ける。
「認めた者ならば通れる」ので、窮地に陥った際に逃げ込むことで緊急回避手段としても使うことができる。
『FGO』では、第1部五章にてクー・フーリン・オルタとの一騎打ちで使用。
彼との戦いで深手を負ったものの、この宝具のお陰で霊核を破壊されずに済んだ。
『EXTELLA-LINK』では、こちらを宝具として使用する。
期間限定イベント
限定クエスト
主人公とマシュ・キリエライトが特異点F(2004年の冬木)に似た“焼却された人理”の渦の中で出会う。
2人を導き、共に戦ってくれる心強い味方であり、主人公たちと出会うまでは1万人分の死の概念相手に無双していたらしい。加えて、原初のルーンにより主人公の魔術回路を間借りして英霊たちを召喚するなど、規格外の能力を垣間見せる。
また、クー・フーリンにケルト魔術でなく北欧のルーン魔術を教えた理由もここで判明した。
自身を含めた女性サーヴァントたちを水着へ着替えさせ、さらに霊基を調整することでクラス替えまで行っている。詳しくはスカサハ(水着)を参照。
魔術師同士が戦う聖杯戦争経験のない主人公のために模擬戦式聖杯戦争、通称「聖杯戦線」を開催する。
それに伴い宝具モーションがリニューアルおよびマイルーム会話が追加。さらには強化クエストまでも実地。なおかつエイプリルフールネタの刺し穿つバニーが逆輸入の形で霊衣実装する。
ゲーム上での性能
ランサークラス初の☆5であり、それまで高レアのランサーはエリザベート(☆4)しかいなかったため、ランサー枠期待の大戦力として迎えられた。
その後同格のランサーは4騎登場しているが、その中では攻撃寄りのステータスを持つ。
ただ、攻撃寄りとは言っても、初期から使える「魔境の智慧(A+)」の回避付与のおかげで場持ちも良いため、セイバーやバーサーカーに狙い撃ちにされない限りはしぶとい戦い方も出来る。
カードバランスは《Quick:2/Arts:1/Buster:2》のランサーの定型。
彼女の通常Buster攻撃はなんと全部で3種類も用意されているという、破格の待遇。
初手なら空中で多数のゲイ・ボルグを召喚して発射、続けて二手目なら地上から同じ攻撃を繰り出し、接近時には二本のゲイ・ボルグを振り回して相手を切り刻む。
ちなみにこのBusterカード、1枚につき攻撃が6hitする。さらに、エクストラ攻撃に至っては7hitにもなるため、スター生成に関してはQ始動のブレイブチェインを狙うことが推奨される。
「魔境の智慧(A+)」は、回避付与(1ターン)と、8割の確率でスター集中率アップ+クリティカル威力アップ発動(3ターン)という性能。そのため、スター生成特化のサーヴァントと組ませると相性が良い。上手くスターを集めてクリティカルが連続して決まれば宝具に匹敵する火力を叩き出せる。無論、運が悪いとスター集中率アップもクリティカル威力アップも発動しないが、回避は確実に付与されるので、回避スキルとして割り切って使うのもアリ。
「原初のルーン」はQuickの性能を上げるだけという単純なものだが、そのダメージ倍率は最高(スキルレベル10)で50%と、カードバフ系のスキルとしては非常に高い。自身に使うことで宝具威力を底上げするのももちろん良いが、味方に使うこともでき、Q主体のサーヴァントに対するサポートにもなり得る。
「神殺し(B)」も強力で、ギルガメッシュ・アルジュナ・ヘラクレスといった神性スキルを持つ強敵たちを屠れる。特攻対象の敵がいない場合は死にスキルとなってしまうが、もしも特攻が発動した場合、最高でなんと100%の倍率、すなわちダメージが単純に2倍となる。ここに、先の「原初のルーン」のダメージ補正が乗っかれば、まさしく『神殺し』を体現する存在になりうる。
死霊属性に対しても特攻状態が付与されるが、神性と死霊を併せ持つ敵は恒常では存在しないため、二重特攻が発揮される機会は稀である。
宝具は『貫き穿つ死翔の槍』で、詳細は該当項目を参照。
弱点としては、自力でのNP獲得に難がある点。
Artsカードを1枚しか保有していないのもそうだが、2枚あるQuickカードの性能がお世辞にも良いとは言えない点が足枷となっている。このQuick、それぞれたったの2hitしかしない。1枚しかないArtsの方は3hitと、Quickより微妙にhit数が多い。つまり、他のサーヴァントでよく見られるAQQチェインでNPを稼ぐのは非現実的なのである。
できるだけ効率良くNPを稼ぐには、チャージ系の概念礼装で補佐しつつ、上述した多段ヒットするBusterをArtsの直後に持ってくる必要がある。つまり、ABBという、他ではあまり見られないチェインを狙うのが基本となる。
後に登場したスカサハ=スカディとの相性が非常に良好。強力なQuickバフで攻撃性能をさらに伸ばし、最大50%ものNPチャージで宝具が打ちやすくなる。
また、『影の国の舞闘会』開始と同時に「原初のルーン」に強化が入り「被強化成功率アップ&NP20%獲得」の効果が追加され、「魔境の智慧」のフル活用とNP補充ができるようになった。
他作品での活躍
EXシリーズにおいて『FGO』からの初参戦となる。
新衣装「魔境のサージェント」が登場しており好評を博している。
関連人物
生前
生前の弟子の中でも代表的な人物。
スカサハを語る上で外すことのできない存在。幼名の「セタンタ」と呼ぶこともある。
上述したように、彼の類稀なる才能を見抜き、最終的にゲイ・ボルクを授けた。
愛弟子としてのみならず、異性としても思うところはあったようだ。
コンラ
弟子にしてクー・フーリンの息子。
彼のことも鍛え上げ、10歳にしてクー・フーリンと同等の戦闘力を身に着けさせるに至ったが、運命の悪戯で親子と知らず殺し合うことに……
コノートの女王。クー・フーリン・オルタを創った張本人。
クー・フーリン絡みで対抗意識を燃やしている様子が、水着スカサハの台詞で語られた。
一方のスカサハは『FGOマテリアルⅡ』とマイルーム会話によると「傍若無人で男好きすぎ。でも、正直なところは嫌いじゃない」とメイヴを評している。
クー・フーリンの血縁上の叔父にして剣術の師。
かなりの好色漢で知られ、その照準はスカサハにも向けられている模様。
当のスカサハはフェルグスのことは(恋愛という意味において)歯牙にもかけていない。
ただ、メイヴ評同様、好色が玉に瑕としながらも正直なところは評価している模様。
Fate/Grand Order
契約したマスターにして弟子。
マシュ共々、ケルト式スパルタ鍛錬を叩き込みつつも、割と乙女な対応をすることも。
最近では東の師匠に対して「西の師匠」として扱われている。
FGO第五章で登場した、聖杯の力によって生み出されたクー・フーリンの歪んだ姿。
スカサハはオルタ化した彼の姿を大いに嘆いており、「今のお前に殺される気は失せた」と告げている。マイルーム会話でも「不肖の弟子」「修行のし直しだ」とぼやいている、
言うまでもなく、元ネタ的に関係性は絶無だが、スカサハは第五章で彼に対して「神に愛されただけの若造」と言い放っている。
インドの大英雄に対してとんでもない言い草だが、“神殺し”だから仕方ないね。
原典での繋がりは全くゼロ。ただし、互いに「名高い英雄を教え導いた師」という共通点がある。
スカサハは『FGOマテリアルⅡ』およびマイルーム会話の中で「気が合うかもしれない」と述べる一方、教育方針の違いで殺し合いになる可能性についても言及している。
なお、聖杯に託す望みについては、ケイローンが「かつて手放した不死」であるのに対してスカサハは「己を殺せる者」と真逆である。
第2部第二章『無間氷焔世紀ゲッテルデメルング』で登場した自身とよく似た別人。
顔立ちこそ酷似しているが、性格はかなり異なる。また、体格もスカサハよりやや小柄。
当人曰く「母性をくすぐられる」らしく、慈悲深い彼女の振る舞いに関心を寄せている。
イベントでは「閻魔亭繁盛記」にて初共演。「あつい」のが嫌だというスカディを気にかけたりするなど意外と仲良くしている様子。
余談
- 『ぐだぐだオーダー』にて付けられたあだ名が『おっぱいタイツ師匠』である。デザインの発注内容が「とにかくエロく!」だったんだから、是非もないよね!
- 実装はサービスインより少し遅れたものの、サービス開始前CMにランサー枠で登場、FGOのイメージビジュアルにも堂々と登場しており、ケルトルックの全身タイツ+見覚えがありすぎる呪いの朱槍と、Fateファンには正体がバレバレであった。上記の『ぐだお』でも即断定している。もうちょっと隠れてください師匠。(とはいえ、CMサーヴァントで全く正体に予想がつかないのはキャスターくらいなもんだったが)
- 彼女が実装された日、「Apple store」内の課金アプリのランキングが一気に第一位となった。CM当時から公開されていたサーヴァント達の中では特に人気が高かったためだろう。裏を返せば、大金を投入したにも関わらず手に入れられずに血の涙を流したマスターもかなりの数存在すると思われる。それ故、前述した水着verがイベント配布サーヴァントとなったことに歓喜したマスターも多い。
- 設定のみの扱いだが、エイプリルフール版『Fate/strangefake』にプレイヤーの召喚出来るサーヴァントの一体として挙げられていた(ただしこちらはFateシリーズ正式加入前の個人企画)。
- ギャグ時空である期間限定イベントだと、妙に年齢ネタを引っ張られる傾向にある。クリスマスイベントではフリークエストの『聖夜級」で『若いし、いけるし。』と、謎の抵抗を見せていた。『空の境界』とのコラボでは、704号室の住人であるCMの人が年齢ネタでディスってきたので、クノイチと称して殺気丸出しでシメにきていた。まさに対魔忍。ただ多少の自覚はあるのか、生まれて初めて作ったバレンタインチョコを「らしくない」と言われた時には、テレ顔で拗ねながら「少しは傷つく弱点もあるのだぞ?」と指摘してくる。師匠かわいい。
- また、他サーヴァントの霊基を弄ってクラス変更させたり衣装を変えたりする技術を持つ数少ない人物であり、元より割と何でもありなルーン魔術をも扱えるため、同じく期間限定イベントではドラえもんポジションになる事も多い。
- 書下ろしの彼女とメディア・リリィが表紙で付録に書下ろしのクリアファイルが付いた『コンプティーク』は発売からほんの3日後に重版が決定。実に艦隊これくしょんの特集付録が付いた号以来である。
- 概念礼装『Fate ぐだぐだオーダー』のカードイラストでは彼女が正座しているが、これは『女神転生シリーズ』に登場する同モチーフキャラ「スカアハ」にかけたネタと思われる。ちなみに、彼女の最終再臨時のセイントグラフのイラストも『スカアハ』を意識してか、正座状態になっている。
- 2016年正月に回す方のノッブがやらかした事件については「先輩最低です。」を参照。
- 実は娘1人と息子2人がいる子持ち(なお、その娘はクーフーリンの妻の一人ウアタハ。ただし書物によって双子の妹だったり、全く無関係だったりとその関係は様々)。他にもオイフェ(アイフェとも)というライバルかつ双子の妹がいる。
- 本作ではクー・フーリンに執心しているが、原典では師弟を超えた関係性は特に見られない。クー・フーリンに執心する彼女のキャラクターは、19世紀に書かれた小説によるところが大きい。ただし、これらの小説ではいわゆるヤンデレ的な執着をしている。つまり、Fateのスカサハ像は19世紀の二次設定からさらに派生した三次設定と言える。
関連イラスト
関連タグ
Fate/GrandOrder Fate/hollowataraxia Fate/EXTELLA-LINK
玲瓏館美沙夜:そっくりさん。ちなみに彼女のサーヴァントこそ、スカサハの弟子であるクー・フーリンその人である。彼女が本作のスカサハの原型となったかどうかについては不明だが。