データ
概要
とりポケモン・ピジョットがメガシンカした姿。
スピアー共々、古参ポケモンのメガシンカということで驚愕したものも多い。
また最序盤出現のポケモンとしては初のメガシンカとなった。
メガシンカする事でトサカは全体的に短くなったが、内1本だけはより長くなり、その伸びたトサカは飛行を安定させる為のアンテナの役目を果たす。
さらに筋力が強化された影響で身体も屈強なものに変化し、その翼から巻き起こる突風は巨木をも一撃でへし折ってしまうという。
なお羽の色が一部変色したのは、羽に渡る栄養バランスが変化したため。
二週間飛び続ける事が出来るようだが、そんなに長い間メガシンカをする必要があるのかは不明。
先駆者の憂いというかシリーズが進みにつれて強大な後輩たちが登場し、これといったセールスポイントはなかった状態が続いたがメガシンカによって差を埋めた。
ゲームでの性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ピジョット | 83 | 80 | 75 | 70 | 70 | 101 | 479 |
メガピジョット | 83 | 80 | 80 | 135 | 80 | 121 | 579 |
メガシンカ前との比較 | ±0 | ±0 | +5 | +65 | +10 | +20 | +100 |
特攻が大幅に上昇。その上昇値は何と+65。
これにより、メガシンカ前提ではあるものの序盤鳥初の特殊型となった。
素早さも121まで上昇し、霊獣トルネロスに並ぶ数値になった。ただ、ゲッコウガに僅か1足りないと言う嫌がらせもあるが。
反面防御面は本当に心持ち程度にしか上がっておらず、防御に至っては何と+5。元々合計種族値に恵まれている方ではないため、アタッカーとしての性能を伸ばした結果耐久面の補強はほぼ出来なかった。
特性は「ノーガード」に変化する。
ピジョットの場合は「ぼうふう」が雨状態でなくとも必中となり、十分な差別点となりうる。
特性を有効活用できる技はこれ位ではあるものの、「ノーガード」には相手が防御技を使わない限り必中と言う効果もあり、高命中の技も安定して当てる事が出来る為、決して「技の命中率が高いから特性が腐る」と言う事は無い。
ただ、ピジョットはとにかく特殊技に恵まれないと言う、特殊型にするには致命的な欠点がある。
習得できる特殊ノーマル技は僅か4種類。しかもどれもこれも癖が強く、場面を選ぶものばかり揃っている。
他の特殊技も「たつまき」「めざめるパワー」「ねっぷう」しかない。せめて「きあいだま」でもあれば…。
また、特性の弱点として相手の技が必中になる点も注意が必要。特に「ストーンエッジ」「ふぶき」「かみなり」と、低命中の技にはピジョットの弱点を突ける技が多い点も逆風となる。
「まもる」→「オウムがえし」のコンボも良いのだが、メガピジョットが先手を取らないとコンボが成り立ちにくいのでやはり浪漫か。
「ノーガード」であることを利用して一撃技を誘い、「オウムがえし」で瞬殺する戦法も可能だが、味方の一撃技を「オウムがえし」しても味方に飛ぶので注意。
第7世代では、混乱状態の弱体化したものの元々追加効果だよりの性能ではなかったためこの点は問題ないが、「あめふらし」を得て強力な特殊アタッカーと化したペリッパーにより、必中一致暴風の使い手という立場を奪われ気味。一応メガシンカによる素早さの変化が初ターンから適応されるようになったのは長所。
ポケモンGO
2020年に開催されたメガセプテンバーで9月19日に初登場。
ひこうタイプのメガシンカはメガリザードンY、メガプテラ、メガボーマンダが存在し、いずれも種族値はメガピジョットよりも優秀なのだが、そろいもそろってひこう技を全然覚えない(メガリザードンYがエアスラッシュを覚えるのみ)ため、現在のポケモンGOではメガピジョットがひこうタイプ最強のアタッカーとなっている。
ノーマルタイプの技は覚えないが、ノーマルタイプのアタッカーはポケモンGOでは必要とされていないので問題ないだろう。
火力は飛びぬけているが元が低種族値なので耐久は並程度。かくとう技が等倍なことには注意。ひこう弱点のレイドボス相手なら十分活躍できるだろう。
必要なメガエナジーが少なめでフィールドリサーチからもメガエナジーが手に入るためメガシンカはさせやすい部類である。ノーマルとひこうのアメボーナスのためだけでもメガシンカさせる価値はある。