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アメンジームの編集履歴

2023-06-05 05:37:23 バージョン

アメンジーム

あめんじーむ

アメンジームとは、『王様戦隊キングオージャー』に登場する怪人・怪ジームの一体。

「流石、強く猛々しい! 若さの特権でありますなぁ!」

「さあ来い、よ! ジェラミーよ、さっさと出て来ないと殺し尽くしてしまうわい!」


CV:飛田展男

スーツアクター:村岡弘之


データ

身長/186cm(異常成虫時/46.3m)

重さ/149kg (異常成虫時/371.0t)

分布/イシャバーナ(昼・夕)

好物/組み手

観察ポイント/若者とのフレッシュな戦いには、血が湧くようである。


概要

地帝国バグナラクが送り込んだ、水上をスイスイ移動する虫「アメンボ」のBNAを備えた怪ジーム。


アメンボを上から見た漢字の「水」に見える顔面に、水色と山吹色のラインが波紋状に配されたカラフルな拳法道着を身に着けた虫の格闘家の様な姿をしている、『バグナラク拳法』の使い手である昆虫界のカンフーキング

また両腰からは、アメンボが刺繍されている長裾が伸びている。


これまでの怪ジームと比べると卓越した戦闘能力を持ち、頭を覆う様に付いたリング『波紋レーダー』で敵の気配を読みながら攻撃を華麗に受け流し、己が身体一つで繰り出すバグナラク拳法は水の如きしなやかな動きと怒涛の重い一撃を両立させた物で、白兵戦の実力はずば抜けている。この他にも掌へ瞬時に水球を生成、敵に打ち出す技も持つ。

昆虫最終奥義は、水の上を自在に駆け回る高速移動手段『アメンウォーダーダッシュ』。しかも水上移動中に攻撃を受けても咄嗟の受身で体勢を立て直す等のテクニックも身に付けた、戦闘の熟達者でもある。


長い年月をバグナラク拳法の研鑚に捧げて来た老境の戦士らしく、自らの理想を燃やして行動する若者のフレッシュさに血が沸く程の感銘を覚え、スキンシップ感覚での組み手や戦闘を挑んで来る癖がある、おせっかいさのある飄々とした性格。たとえそれが自国の王相手であっても態度を崩す事は無い。

その性格とバグナラクの価値観が噛み合った事で、相対した者の激情や信念等を素直に受け止め、それに自分が負けても良しと割り切れる、格闘家として未練無く死合いを楽しむある意味さっぱりとした、自らに近く訪れる末後を受け入れた死生観も有していた。

ただし、自身より弱い者への興味や情けは皆無で、戦う相手を燻り出す為なら無力な人々に危害を与える非道も厭わない、血に飢えた残酷な侵略者なのもまた事実である。


活躍

三大守護神を操る力を持つゴッドタランチュラを知ったバグナラクは、それがシュゴッドを操って国家の勢力図を書き変える『チキューを引っ繰り返す力』になると再定義。それをジェラミーより奪取すべく彼を補縛する当面の方針を決めた。

その一番手として招集されたアメンジームは、挨拶代わりにデズナラク8世との組み手を行い彼の悲願成就に燃える熱意が籠った拳を軽い口調で称賛。その態度に勘の障ったデズナラクから「爺ィ!今ここで死ぬかっ!?」と毒付かれながら放たれた追撃も難なくいなし、傍らで急かすカメジムの言葉ものらりくらりとかわして組み手を続ける。


カメジム「一体、何をっ…! 早くジェラミーを捕らえてきなさいっ!」

「おっ、はて…? 老いぼれ故、難しい事が分からぬのでございます…」

カメジム「ですからっ…! 三大守護神を操るゴッドタランチュラの力こそ、世界を引っ繰り返す真の秘宝!それを…」

デズナラク「フハハハッ!」(再びアメンジームに殴り掛かる)


そしてしばらく後、防御でデズナラクの拳を止めた所で「下等生物共を、殺し尽くせっ!!」と息巻く彼へ「ほっほっほっほっ! 人に有って我らに無い物は、情けっ!」と告げると、「王達もジェラミーも、殺せば助けにやってくる!」とデズナラクが答えたのに対し、「ふっふっふ、この私にお任せを…!」と納得の言葉を呟き命令を了承する。


それから後、昼間のイシャバーナサナギム達と共に襲撃してジェラミーを誘き出そうとし、迎撃に現れたキングオージャー4人と交戦(リタゴッカンでジェラミーを裁判に掛けていた)。

ギラ/クワガタオージャーから果敢な剣戟を浴びせられても無駄の無い動きで見切ってかわし、カウンターのバグナラク拳法で容赦無く反撃し地面に転がすや、「若い、若い…」と言って余裕の挑発をかましていると、そこを気の立っているヒメノ/カマキリオージャーが急襲。「若くして女王である意味が、分からない様ね!」と挑発への返答を返した彼女の華麗だが荒れ狂う剣戟に押されるも、「何とっ! 幾歳ぶりに血が沸く~ッ!!」と本気になり水球を放つも、相手は難無く水球を打ち落とし間髪入れず大上段からオージャカリバーキングズウエポン鎌モードで斬り掛かる。この光景に思わず「美しい~…」と武闘家として感動の言葉を漏らすも、当然隙だらけになりまともに二刀流を浴びた挙句、続けざまの追撃で木々を巻き込みながら遠くへ吹っ飛ばされてしまった。


それから、ヒメノとジェラミーの和解劇の裏で異常成虫を行い巨大化。ついでに目的のジェラミーも見付けたので「血が湧き返るっ~!」と言いながら交戦を再開する。

対する王様戦隊はジェラミー/スパイダークモノスの呼び出したゴッドタランチュラをセンターに、ゴッドカブトへクワガタ、ゴッドスコーピオンへカマキリ、ゴッドホッパートンボオージャーが搭乗し迎撃に移る。当初はスパイダーの操作で連携をしようとするも、操られるのを拒否する王様達を尊重したスパイダーが操り糸を外すと3人は思い思いの動きで守護神を操りアメンジームを袋叩きにし、それにスパイダーも続く。


次第にシュゴッド達の攻撃を捌き切れなくなったアメンジームだが、吹き飛ばされて距離が開いた所で「やるな、だが付いて来れるかな~?」との捨て台詞と共にアメンウォーダーダッシュでイシャバーナの湖面を滑走。

逃走を図るもゴッドタランチュラはフラピュタル城の土台に糸を放ち、そこを起点とした振り子移動で先回り。ビームを撃たれて転倒するも何とか立て直したが、僅かにスピードが落ちた瞬間を見逃されず後ろから横一閃で切り裂かれて敗北。

「若さの時代か…、ほ~っほっほっほ~!!」と、未来へ往く若者との死合いを楽しめた事を喜ぶ辞世の句を残して爆散、夕焼けを背に散る末後と相成った。


余談


  • 巨大化前にヒメノに倒されたシーンは飛翔白麗に似ているとの声もある。

関連タグ

王様戦隊キングオージャー バグナラク

怪ジーム

アメンボ


シンケンブルー:マスクのデザインがほぼ一致。こちらは普通に漢字をバイザーの意匠に取り入れているが。


ウルベ・イシカワ:中の人繋がりの元格闘家で軍人。それと対峙した主人公中の人ゲロウジームを演じているが、そちらがアナザーガンダムシリーズ最初の主人公に対し、飛田氏は宇宙世紀ガンダムTVシリーズ2作目の主人公を演じていたりする。

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