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概要
『黒鉄の魚影』に登場した黒ずくめの組織のメンバーにして、本作のメインヴィラン。年齢は25歳。
組織のナンバー2であるラムの側近で、『純黒の悪夢』にて裏切りの末に死亡したキュラソーに代わる形でその座に納まっている。
非常に上昇志向が強い反面、プライドが高く、協調性に欠けている部分が強く、さらに自身の野望の為なら手段を選ばず、他人を蹴落としてでも組織の上に成り上がりたい性分。ジンに対して強い対抗心を燃やしている。
腫れぼったい唇に吊り上がった眉毛、左耳に2つのリング状のピアス、金髪をコーンロウのヘアスタイルにしている派手目な外見が特徴。任務の際には楕円形レンズのサングラスを掛け、他のメンバー同様黒服を着ている。
余談
名前の由来となっている酒は、上司の由来であるラム酒と同じくサトウキビが原材料の蒸留酒だが、原産国がこちらはブラジル、ラムは西インド諸島。
また「ピンガ」は愛称の1つで、正式な名前は「Cachaça(カシャッサ or カシャーサ)」。
(参考サイト:カシャッサ・カウンシル)
しかし正式名は発音しづらい上、「ピンガ」は潜水艦のピンガー音(反響音)を連想させるので良いとの理由でこちらが採用された。
年齢は、映画公開直後に発売された『少年サンデーS』6月号の付録である『劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影[魚影の書]』にて明かされた。組織では年齢が明確になっている数少ないメンバーである。
関連項目
名探偵コナン ラム ジン 灰原哀 黒ずくめの組織 黒鉄の魚影
※ここから先は、本作のネタバレが含まれます。
「あとは奴さえ消せば万事うまく行くはずだったんだがなぁ!」
劇中での活躍
殺した人間に成り済ます為にその死に際を間近でじっくりと観察する、殺人を犯しても感情の変化は一切見せず平然と振る舞うなど、歴代映画の犯人の中でもトップクラスに冷酷非道な性格。
その為、眠りの小五郎の推理ショーでその凄惨な犯行内容を聞いた蘭は「酷い…」と絶句し、コナンからは「慣れ過ぎてんだよ…人の死に!」と非難された。
一方で、蘭に対して「次に会ったら殺してやるよ」と首筋を蹴られた事を根に持ったり、下記のようにジン絡みでコナンに罵られた時はいとも簡単に逆上したりと、コナンに指摘されたようにチンピラ染みた短気かつ気性の荒い一面を持つ。
武器に関しては、拳銃の他、刃先が特徴のあるカーブを描いている大振りのサバイバルナイフを用いていた。細身な体格ながら蘭に対抗出来るだけの格闘術も使いこなしていたり、逃走の際はパルクールのような軽い身のこなしを披露しているなど、戦闘力・身体能力は共に高い。
また、子供とは思えない観察眼を持っていたコナンを怪しんで老若認証システムで調査した結果、正体が工藤新一と気付くと、ラムにその情報を伝えてさらに上の立場へ成り上がると同時に、忌々しいジンを追い落とそうとも目論んでいた。
本来の性別は男性だが、前記の体格に中性的な顔立ちをしていた事から女性に変装する事も可能で、インターポールの建造した海洋施設である「パシフィック・ブイ」にはフランス人の女性エンジニア・グレースとして5年間潜入していた。
変装時はウィッグ、眼鏡、衣服、化粧といった小道具で男性要素を隠すが、普段使いするピアスは拘りがあるのか、変装時は左右の耳に1つずつ分け、変装を解く時にわざわざ左耳に付け替えている。
なお、「グレース」という人物は潜伏する為に作った架空の人間だったのか、実在していた人間に(おそらく殺して)成り済ましていたのかは明言されていないが、ベルモットや怪盗キッドらと違って特殊マスクを使っての変装ではなく、ウィッグや小道具(眼鏡、リップなど)のみの"素顔"での変装(目、鼻、唇などがそのまま)である為、ラムが化けていた脇田兼則と同様に潜伏用の架空の人物である可能性が高い。
ユーロポールでの出来事の後、拉致した老若認証システムの開発者である直美・アルジェントが持っていたペンダント型のUSBメモリには、ベルツリー急行で死亡したはずのシェリーが、灰原と老若認証一致と断定された画像データが入っていた。ウォッカは、ジンにこの事を知らせるが「何の冗談だ」と人蹴りされた。しかしウォッカは引かず、ジンの独断によって灰原の拉致計画が決定し、自身とウォッカが実行役を、キャンティがサポートを担う事になった。
しかし、その際に事態に気付いた蘭の強烈な回し蹴りを受けて首筋に痣を付けられ、さらにはコナンと阿笠博士の追跡を含めて監視カメラの改竄を行った際のログを、同僚のエンジニアであったレオンハルトに発見されてしまった為、レオンハルトを自殺に見せかけて殺害する(なお、この殺人は組織の計画にない行動。「計画にない行動しやがって」とウォッカに文句を言われている)。これは自身がレオンハルトに成り済ました上でディープフェイクを用いたトリックで、小五郎を始めとする多くの人間の目を見事欺いていた。
しかし、女性に成り済まそうとするあまり癖になっていた「コーヒーカップに付いた口紅の跡を指で拭う」という女性特有の仕草を、男性のレオンハルトを演じている時にも無意識の内にしてしまった事をコナンに見抜かれた結果、眠りの小五郎を披露した彼によって正体をバラされてしまう。この他、フランス特有の数字の数え方に関する指を使ったジェスチャー(親指を含む全ての指を握った状態を「0」とし、そこから「1」で親指、「2」でさらに人差し指を上げる)を知らなかった事から、コナンには最初からフランス人ではない事を見破られていた。
正体が露見した事で左右反転させたフェイク映像を仕込んだ上で逃走するも、映像ではピアスが左右逆になっていた事であっさりと見抜いたコナンに追い付かれる。それでもコナンの正体を見抜いている事を明かして彼を動揺させ、さらにそのデータをラムに報告してジンの顔を潰す計画を嬉々として語るが、コナンから挑発で「アンタ、ジンにそっくりだよ……って言いたいところだけど、奴ならこんなヘマはやらねぇ。"ジンもどき"のただのチンピラってところかな?」とボロクソに罵倒される。
「ムカつく奴の名前を出すんじゃねぇ!!」
「ジンの野郎と似てるってだけでも虫酸が走るっつうのによぉ!!あのクソ野郎より下の、もどきだとぉッ!?」
この挑発にピンガは、「ジンに似ている」と言われた上に格下扱いされた事で激怒、乱暴な口調と共にコナンに激しい暴行を加える。そしてそのままラムの元に連れていき、そこでコナンに子供の姿になったカラクリを吐かせようとするが、その場を立ち去る前に佐藤刑事と白鳥警部に追い付かれた上、コナンにも抵抗されて逃げられてしまい、拉致には失敗。しかし瞬時に扉をロックした事で追っ手からは逃れる。
その後、ベルモットの遠隔操作で海中ハッチが開き、海中を泳いでパシフィック・ブイから脱出。組織の潜水艦に向かう直前、ジンに「お前が二度と組織で偉そうなツラができねぇような土産を持ってるぜ。合流するのが楽しみだな」と宣戦布告するが「ああ、後でな……」と返された。
しかしその後、潜水艦に辿り着いてジンに「開けろ」と要求するが、何故か連絡を無視される。
「…中に入れない気か?あの野郎…!」
そして彼は気付いてしまった……そこは既にもぬけの殻だと。
これは赤井秀一による爆撃によって潜水艦が航行不能となり、組織の情報を隠蔽する為に備え付けの潜水艇で安全圏まで離脱した後、機密保持を兼ねて艦を爆破する事が決まった為だが、ジンはこの事を敢えてピンガには伝えなかった。
「……そういう事かよ、ジン…!!」
蹴落とそうとしていた男に逆に嵌められた事に気付き、自らの死を悟り、最期はそのまま潜水艦の爆発に巻き込まれ閃光に飲まれながら消えていった。
その後、コナンは安室からの電話を回想。ピンガが消息を絶ったらしいけど君は何か知らないかと聞かれた事を思い出して心中で「やっぱりあの潜水艦の爆発に巻き込まれて」と考えこんでいた。
評価
劇場版のみに登場した黒ずくめの組織のメンバーでは、最期までコナンの敵であった初のキャラクターである。
また、劇場版のみに登場したメンバーの中でも、ある種の矜持を持ち合わせていたアイリッシュや、不幸な運命に翻弄されたキュラソーと比べると、ピンガの場合はコナンに指摘されたように性格や行動に若干小物臭さが目立った。
ラムの側近という立場は、劇中で明確に「亡きキュラソーに代わる新たなラムの片腕」と明言され、キュラソーの不在による成り上がりが確定したものである。ただし、20代でラムの側近になり、おそらく重要任務であろうパシフィック・ブイへの潜入を任されたのだから有能なことに変わりはないだろう。しかし、キュラソーと違ってどこをラムに気に入られたのか明かされなかった。
また、同じくジンの失脚を狙っていたアイリッシュと比べても、動機が「父親のように慕っていた人物を殺された事(ただし、ジンのこの行動は「あの方」直々の命令)」だったアイリッシュに対し、ピンガは自身の出世とジンに対しての嫉妬心からくる憎しみが理由という完全な我欲によるもので、同情出来る部分がアイリッシュと比べて遥かに少ない(ただし、アイリッシュと違ってピンガがジンを嫌っていた理由は劇中では最後まで明かされなかった。コナンに「ジンに似ているというだけでも虫酸が走る」とまで語っていた事から、相当な因縁があるのは間違いなさそうだが)。
一方で、先述の高い格闘スキルや女性に成り済ましていた演技力、高度なAI技術を使いこなすエンジニア能力、他人を昏倒させる薬品を自作で作れる科学技術力など、工作員としての能力は間違いなく超一流である。
特に、殺した人間の死を見届けなかった事で結果的に致命的なミスを犯したジンやラムと比べると、レオンハルトの死を最期まで観察していた点は彼ら以上に抜け目がないとも言える。
さらに、AI技術に長けているという点は今までの組織の構成員にはなかった新しい属性であり(『天国へのカウントダウン』に登場した原佳明は組織の協力者であるもののあくまで外部の人間)、ラムの腹心にまでなれたのはそういった技術力や些細な潜在能力を買われた為かもしれない。
ただし、夜間にユーロポールの施設に忍び込んでいるところを職員のニーナに目撃されてしまった上に殺し損ねて目の敵にしているジンに尻拭いしてもらい、前述の通り監視カメラ改竄のログをレオンハルトに見抜かれたり、そのレオンハルト殺害時の偽装工作で漏れ出たふとした仕草など、細かいところで凡ミスをしてしまう部分もあった為、彼もまた完璧とは言い難いのも事実である。
そして、それらのミスが重なった挙げ句に正体を暴かれた結果、大勢の警察関係者に素顔が割れるという、組織の人間としては最大級の失態を犯してしまった。
彼をフォローするならば、本来の任務に加えて予定外の灰原誘拐をこなさなければならず、それに付随して誘拐の痕跡抹消、レオンハルト殺害、ダミー映像作り、防犯カメラ映像に仕込み、レオンハルトの遺書偽造、同期のエドが解除に2〜3時間かかるレベルのバックドアをもう1つ作成(予定は1つ)、さらにそれをベルモットへ転送する……といった具合に一人でこなす仕事量があまりにも多かった為、多少なりともミスが発生するのも仕方がない部分は幾らかあり、一概にピンガ一人にミスの責任を追わせるのは酷と言えるだろう。
しかし、上記の通りピンガ自身の行動にかなりの粗があり、失態を演じた事も事実。仮に生きて組織に戻れていたとしても、その後に慎重居士な「あの方」がこの事を知ればピスコのように始末させていた可能性も否定できないだろう。
さらには、「工藤新一を殺し損ねていた」というジンの顔を潰せる情報を老若認証システムから得たものの、このシステムへの興味を組織に失わせたいベルモットが「よく似た人間を同一人物と判断しちゃう欠陥システム」と組織のメンバーを欺いた為、システムの信憑性が組織内で完全に損なわれてしまった(ジンには「クソシステム」とまでこき下ろされ、「最近姿を見せないあの方の所在を突き止めるのに使える」と考えていたラムも「使い物にならないシステム」だと、あの方が万が一の場合に考えていた最終手段パシフィック・ブイの破壊を決めた)。その為、この時点で「コナンの正体をラムに報告してジンを出し抜く」という目論見は頓挫しており、結局ピンガが生存しようがしまいが彼の野望は実現しなかったと思われる。
とはいえ、ジンとラムが目を付けている小五郎の下で居候しているコナンが、一連の組織の計画に対して様々な妨害行為をしていたという事実は、コナンにとって彼らに知られると非常に不利な情報であったのも確か。もしもピンガが死なずにその事実だけでも伝えていれば、彼の本来の目論見達成とまでは行かずとも、コナン達は少なからず窮地に陥っていた可能性は高い。そう考えると、彼が仲間と合流する前に死亡した事によって、コナンは今回もまた自分の素性を組織に認知されるのを後一歩の所で免れたとも言える。
潜水艦の爆破についてもしジンがピンガにきちんと伝達していれば、たとえばピンガを潜水艦から少し離れた所に一旦待機させておき、ジン達の乗る脱出艇で向かって外面に彼を掴まらせる……などといった手段で彼を回収する事も出来ただろう。
ジンが彼を回収しなかった理由は明かされていない(ベルモットが送ってきたシェリーの老若認証結果を見ながら「早く合流しろ、お前に見せたいもんがある」「ピンガとの合流地点に急げ」など言っていることから、初めは合流する気でいたようだが……)。
なお、ジンに見捨てられたと知っても彼は絶望するどころか、爆発に飲まれる死の間際まで残忍な薄ら笑いを浮かべていた。
その笑い方はどこか悟ったようにも見えるものであり、もしかすると自分がジンに似ているからこそ、何故自分が消されるかまで分かってしまった為、悟ったように笑ったのかもしれない。
あるいは、コナンに「人の死に慣れ過ぎている」と言われていた為、自分の死を目前にしても恐怖はなかった可能性もある。
そう考えると、骨の髄まで狂気に染まった恐ろしい人物だったと同時に、少し物悲しさを感じさせるキャラクターであったとも言える。
組織のメンバーからは「人を蹴落としてでも成り上がりたい野郎」「ラムの言う事なら聞くはずだ」「ラムの言いなりなのは、ラムに気に入られてもっと上のランクに上がろうとしているから」「知ってる?ピンガが一番蹴落としたがってるのが、ジンだってこと」などと言われている。
立川譲監督のティーチインによると、短気で口が悪いがITに強い。裏方だからこそ、表で目立っているジンを憎み、ジンのポジションを奪いたかった。バーボンと面識はないそうだ。
ちなみに、立川譲監督&岡田悠平Pインスタライブで、ジンはピンガに興味がない。下手すると知らないレベルだと語られた。
余談2
- コナン及び灰原の正体に関する情報の行く末
ピンガの死によって、結果的にコナンはまたしても黒ずくめの組織に正体が露見してしまう危機を脱する事となったが、これまでの作品が組織へ与えてしまった情報をほぼゼロに戻していたのに対し、本作では「シェリー=灰原哀」という情報は与えたまま終了している。
しかし前述の通り、その情報を示す証拠となる老若認証システムの信憑性を誰も信じなくなった為、灰原は組織のターゲットから外されて、難を逃れる事となった。
- 登場の経緯
本作は灰原が組織に追われる内容であり、それに加えて「ラムを出してほしい」との要望があった事から、脚本を手掛けた櫻井武晴氏により、かつてのキュラソーの立場(ラムの腹心)になった人物としてデザインされた。その為、コードネームも上司と同じ原料を使う酒が採用されている。なお、容姿については原作者の青山剛昌氏や監督の立川譲氏によって作られた部分が大きいという。
ちなみに、先述したようにピンガの正式名は「カサッシャ」であるが、少し言いにくい事に加えて潜水艦のピンガー音(反響音)にもかかっていた事から、「ピンガ」が採用される事となった。
こちらのインタビューによると、アイリッシュとは違う中性的で、キュラソーとは違う悪に徹したキャラとして作られ、髪色は金髪の途中から茶髪になっている他、ジンへの対抗心は表舞台に立ちたい気持ちの表れだという。
- 担当声優について
担当声優は、女性の声も出せたりと声域の幅が広い村瀬歩氏。
ピンガの時とグレースの時の声の演技が違和感なく自然、かつ事前に声優情報が公開されていなかった為、EDのキャストのクレジットで知って衝撃を受けたファンは多い。
また、これまでに登場した黒の組織メンバーの担当声優陣の中でも(ピンガの年齢に対応するように)最年少でもある。
- ファンからの反応
その高い能力を持ちながら精神的にどこか粗削りな面が目立つ無頼漢ぶりや、そうした不安定な面からすれば意外とも言えるような散り際のクールさなどから、劇場版オリジナルのキャラクターとしては人気が高い。
ただし、劇場版コナンは基本的にゲストキャラのグッズは出ない。その為、ネットプリント、カサッシャ、デパコス、PINGUの同名キャラのグッズを買ったり、ぬいぐるみやアクリルスタンドを自力で作ったり、応援上映の色であるパッションピンクをネタにするファンが相次いだ。
その後、公式から絵コンテが公開された他、ROLANDはTikTokやインスタグラムのストーリーでピンガに言及した。
類似のキャラクター
- ピスコ:TVシリーズのエピソードに登場した黒ずくめの組織のメンバー。「どんな手段を使ってでも上にのし上がろうとする野心を持つ」「コナンに正体を暴かれる」「最期はジンが原因で死亡する」「スパイ以外の組織のメンバーでは珍しく年齢が判明している」など、実はアイリッシュやキュラソーよりもピンガとの共通点が多い。一方で、その死に様に関しては最期まで命乞いをしていたなど、ピンガに比べて幾分か人間臭さが残る。
- アイリッシュ、キュラソー:ピンガ同様、映画限定の組織メンバー。前者とは「コナンを怪しみ正体を知る」「ジンを嫌っている」、後者とは「ラムの側近」「本来の性格が凶暴」「短くて太いツリ眉、下まつ毛、分厚い唇」「死体が原型をとどめていない」といった共通点がある。「作中にイルカの形をしたものが登場する」が三人の共通点。
- テキーラ:同じく爆死した組織メンバー。
- 浅井成実:TVシリーズのエピソードに登場した殺人犯で、同じく女装して女性のふりをしていた。ただし、犯行動機についてはピンガと比べて同情出来る部分はある。こちらは女性声優が担当していた。
- ジャック・ザ・リッパー:第6作目の映画に登場した殺人鬼(厳密に言えばゲーム内のキャラクター)。こちらも女装して女性に成り済ましており、人を殺める事に非常に慣れている点や、ナイフを使って戦う点などが共通している。
- 松田陣平:爆発に飲まれて死ぬ際に、静かに笑みを浮かべながら最期を遂げたキャラ繋がり。普段はヤンキー染みた柄の悪い言動でありながら、理知的な一面も持つ部分も似ている。ただし、こちらは根は善良な警察官というピンガとは真逆の立ち位置であり、最期に笑っていたのもおそらくピンガとは意味合いが大きく異なる。