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ガオガイガーの編集履歴

2023-11-14 16:37:25 バージョン

ガオガイガー

がおがいがー

ガオガイガーはメディアミックス作品『勇者王ガオガイガー』に登場する重機動スーパーメカノイド。

ついに…我々の待ち望んだ真の勇者が誕生した!

その名も、勇者王ガオガイガー!!(Number.01 勇者王誕生!より)


概要

 宇宙メカライオン『ギャレオン』が『サイボーグ・ガイ』と『フュージョン』し『メカノイド ガイガー』へと変形、3機の『ガオーマシン』と『ファイナルフュージョン』を行い誕生する『重機動スーパーメカノイド』。

合体に際しては『GGG長官』の承認が必要不可欠であり、最終手段でもある。


ガイガーにガオーマシンが装着される事で、装甲および攻撃用の両腕が装備されるといった構造になっている。


ゾンダリアン』側からは当初「黒いロボット」と呼ばれていたが、北海道苫小牧での『粒子加速機イゾルデ』攻防戦で名称を認識し、以降呼称もする。


フュージョンする『サイボーグ・ガイ』の四肢の延長と同時に、三次装甲とも呼べるもので、あらゆる攻撃に晒されても頭部と胸部を完全に保護する様に施される。基本的な攻撃方法は右腕で破壊し、左腕で守る近接戦闘。


だが、異星テクノロジーの産物であるギャレオンと、地球製『ガオーマシン』で機体が構成され未知数な部分が多く、初出撃の時点ではまともに合体する事さえ保証が皆無な状態であった。

ゾンダーロボ』の『ゾンダー核』に関する情報が無かった面もあるが、序盤では開発中の装備を含めても本機しか核摘出機能は有しておらず、結果として全ての戦闘で必ず過負荷の必殺技「ヘル・アンド・ヘブン」を発動せねばならず、反動で大きく損傷を繰り返している。また、この損傷はサイボーグ・ガイの身体への負担及び、生命の危機も生じさせている。


しかし実戦を繰り返し、その度に得たデータを基にする事で、ハードやソフト両面でのアップデートが頻繁に行われている。その結果、外見上の変化はないものの、『原種大戦』後の時点では別物と言っても良いほどの、信頼性も含めた大幅なスペックアップを施された。

また、この頃には地球の技術解析・発展も進んでおり、本来の「緑の星のガオガイガー」には無かった装備や、原型はあったが大きく運用が変わった装備も搭載されるようになる。

『脊椎原種』戦中のアクシデントから、大気圏外行動が可能な宇宙用装備『ステルスガオーⅡ』と合体し『スターガオガイガー』になるが、本編では従来のまま呼ばれ続ける。


あくまでも『ガオガイガー』は『機械の兵器』『オーバーテクノロジーの不足分を機械で補った巨人』であり『完全無欠』ではない。ゆえに人類の成長と勇気と共に改良、パワーアップが行われている。

この点は、劇中で戦いとともに機体を改良し強化していく、『マジンガーZ』のオマージュでもある。


本来の姿であるジェネシックガオガイガーは、本来は「対ソール11遊星主の暴走時に敵を完全に破壊する」ための破壊神、アンチプログラムであった。

しかし、ゾンダーという新たな脅威に対抗するために、核摘出や昇華対策といった装備仕様の変更に着手するも、完了前に緑の星は滅んでしまった。ギャレオンは対ゾンダー用のガオーマシンのデータを抱えて旅立つが、その道中でそのデータも一部破損。そこから復元されたのが地球製のガオーマシンである。

ゆえに『運用思想の変更』、『データの破損』、そして地球と緑の星の『技術差による再現性』と、様々な問題により大幅に弱体化してしまった姿でもある。このために内蔵できなかった装備の数々は、技術革新とともに追加ツールとして実装されている。

 

合体機構を持つロボットアニメでも、分離用設備が用意されている珍しい特徴を持ち、自力での分離が出来ない。このため、合体したまま帰還して基地内で分離を行っている。『エリアⅣ 水陸両用整備装甲車』での分離作業はnumber.02以降より、その様子は端々に描いている。


基本データ

 全高:31.5m

 重量:630.0t

 内蔵タンク総量:264.2t

 最高走行速度:時速172km/h

 最高飛行速度:M3.0

 最大出力:10000000馬力以上(750万kw)

 合体コード:ファイナル・フュージョン

 内蔵GSライド:機密(Gストーン動力炉)

 メインコンピューター:獅子王凱

 合体構成:サイボーグ・ガイ、ガイガー、ステルスガオー、ライナーガオー、ドリルガオー

 主兵装:

     ブロウクンマグナム

     プロテクトシェード

     ドリルニー

     プラズマホールド


 専用ハイパーツール:

     ディバイディングドライバー

     ディメンジョンプライヤー

     ゴルディオンハンマー

     モレキュルプラーネ

     ゴルディオンモーター

     グランドプレッシャー

 必殺技:

    ヘル・アンド・ヘブン

    ハンマーヘル・アンド・ヘブン



活躍

上述の通りまともに合体困難とされていた本機だが、(主役ロボというメタ事情もあり)初合体に成功するエピソードから物語は始まる(Number.01)。

コンピューター上のシミュレーションでは成功率は限りなくゼロであったが、ガイガーだけでは勝てない戦力差から「成功率なんて単なる目安だ、あとは勇気で補えばいい!」との判断で承認が下り、初合体を成功させる。

そのままゾンダーロボ・EI-02のゾンダー核を摘出し初勝利を飾るが、核を破壊しようとしたために天海護が介入することとなる(この時に機能停止してしまい、システムの不完全さが明らかになった)。


以降は、ファイナルフュージョンの合体システム及びプログラムは一応の完成をみせ、アップデートを重ねるごとにシステムも安定化。合体を繰り返すたび、徐々に合体時間も短縮される(バンクの省略だが、設定上も短縮されているとされる)。

しかし、合体用プログラムデータを消去され、各コクピットにパイロットが搭乗し手動で合体するファイナル・フュージョン・マニュアルを強いられたり(number.15)、ダメージが大きく戦闘や合体が困難な状態になったりと、たびたび窮地に立たされている(なお、消去されたプログラムは、マニュアル合体時のデータから、短時間で復旧している)。


ゾンダー側もその驚異を認識しており、能力の対策や合体自体の阻止といった知略を駆使していた。

これに対抗し、GGG側も結果的には(合体以外も)ぶっつけ本番で、完成したての新装備を投入するという、ギリギリの攻防となっていった。


中盤以降はゴルディオンハンマーの獲得やスターガオガイガーへの強化を得たが、敵となる原種は従来のゾンダーロボとは桁違いの強さを有しており、やはり終盤までぎりぎりの活躍となった。


原種大戦の木星決戦から帰還後、機界新種ゾヌーダ、およびゾヌーダロボの出現により、ガオガイガーは最後の出撃を行う。その際には、GGG勇者ロボの超AIをガオーマシンへ搭載し、ゾヌーダロボと対決した。


全てのゾンダーを倒し青の星から脅威が去ると、天海護とギャレオンは宇宙へ旅立ったため、本機の存在は事実上消失(コアマシンであるギャレオン=ガイガーは宇宙、ガオーマシンは地球に分けてある状態)。地球防衛の役目は、新勇者王ガオファイガーへと受け継がれた。


後に、帰還した護……と思われたレプリジンの護、及びレプリギャレオンにより、本機の旧型ガオーマシンは強奪。ガオファイガーとの決戦を経て撃破され、この時点では地球製ガオーマシンによるガオガイガーは失われてしまう。

その頃、本物のギャレオンは緑の星で「本来の姿」へ修復されており、後に本来の姿であるジェネシックガオガイガーが復活。ガオーマシン破壊に続き、ギャレオンも本来の姿に戻ったことで、地球版ガオガイガーは完全に失われた……はずであったが……


約10年後の『覇界王キングジェイダー』戦で、『ソムニウム』が過去から持ち込んだGGGの初陣となる『EI-02』と戦闘直後のギャレオンを用い『F.F』される。『ギャレオン』は無改修で機能制限も多いが、ブラックボックス以外は『凱』が『エヴォリュダー』能力で補い、2017年代の最新モデルの『ガオーマシン』と適合させた。


しかし、能力をもってしても相互合が精一杯で、単純な性能や安定性では後継機に劣る(スパロボ30ではゲーム的都合もあり、大幅なパワーアップを成し遂げた)。また、タイムパラドックス絡みで現在の状態から更に本体を損傷させる事態は許されず、中枢にも手を入れられない制約もある。


覇界王ジェネシック』との最終決戦時にも使われ、決戦後『ギャレオン』は自らの意思で『ソムニウム一族』へと戻り、『テンプスの実』を用いた『ライ』により元の時代へと返された。


関連タグ

勇者王ガオガイガー


スターガオガイガー

ガオファイガー

ジェネシックガオガイガー

ガオガイゴー




超合金:スーパーロボット超合金でアクションフィギュア化を果たす。


スーパーミニプラ:2016年に発売された勇者シリーズ初のバンダイ食玩。


クロスフレーム・ガールフレームアームズ・ガールの派生モデルとして、まさかのガール化。デザイナーは駒都えーじ氏。これを発売したコトブキヤは、過去にSDサイズのキット(初代からジェネシックまで発売)や合金モデルを発売している。


青島文化教材社(アオシマ):バンダイおよびコトブキヤより前に、最初にガオガイガーをプラモデル化したメーカー。往年の製品を彷彿とさせる「スプリングで、ブロウクンマグナムを発射する」ギミックも、差し替えで搭載していた。スターガオガイガーおよびゴルディマーグもモデル化しており、オレンジ色のメッキが施された「ザ・パワー」版も出ている。後にスケールが異なるが、ガオファイガーもモデル化した。


リアルグレード:RGとして降臨、勇者ロボ初のバンダイプラモとして発売する事態に。各ギミック、多色成型やリアリスティックデカールで色分けを完全再現。ゴルディもプレバン限定発売。それ以前のバンダイは『クロスシルエットフレーム』(上記のクロスフレームとは無関係)としてSDサイズのガオガイガーを発売している。


山口式可動:海洋堂の造形師・山口勝久氏の造形による、アニメ・特撮のキャラクターフィギュアシリーズ。シリーズの特徴は「関節部に特殊な処理・造形を施す事で、劇中のようなダイナミックなポージングを取る事が可能」という点。ガオガイガーも発売され、通常の他、右腕がマーグハンドでゴルディオンハンマーを握っているタイプ、ステルスガオーⅡを装着したタイプの三種が発売された(無可動のボルフォッグが付属する超竜神も、同シリーズから発売)。


マジンガーZ:番組が進むごとに改良・武装強化されていくスタイル、黒と赤の配色など、本機に多大な影響を与えたロボット(ジェネシックの設定資料には、「この配色だとマジンガーカラーすぎるか」という走り書きもある)。企画当時、米たに監督は黒いロボットを主役にすることに難色を示したタカラサイドにかなり食い下がったという(恐らく5年前の作品の出ていたライバルロボの件が関係しているとされる)。

※ちなみに、「原種ロボに一方的にやられ、キングジェイダーに助けられる」点も、戦闘獣にやられグレートに助けられるマジンガーZが元ネタと言われている。


ゴッドグラヴィオン:ガオガイガーの没デザインが再利用されたという噂のあるスーパーロボット。ステルス機が上半身と言う共通点と、ドリルメカの位置が手足逆と言うのも興味深い(ゴッドグラヴィオンはドリルメカは腕に合体する)


キングエクスカイザーグレートエクスカイザー:胸に獅子の意匠を持つ勇者。

ゴッドマックス:ドリルニーが装備されている勇者。

ウルトラレイカー:左右肩部が新幹線で構成


ダルタニアス:同じく胸に獅子の意匠持ち、および合体前のマシンにメカライオンが含まれていること繋がり。(人型へ変形はしないが)メカライオンがコアで、その後脚にマシンが装着される合体方式も踏襲している。

ガンダムキマリスヴィダール:ドリルニー繋がり。

エルドラⅤ:力強いシルエットや幻の超必殺技など、本機のオマージュを多く含むロボ。誰が呼んだか「勇者」。

スペクトルマン:凱の任意でファイナルフュージョン出来ないように、此方も任意で変身出来ない共通点がある。

ガオキングガオマッスルガオハンターガオナイトガオイカロスガオケンタウロスガオゴッド:同じく「ガオ○○」を冠した合体ロボ。特にガオキングとガオゴッドは胸に獅子の意匠を持つ点が共通している。

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