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東急3000系の編集履歴

2024-04-12 18:57:33 バージョン

東急3000系

とうきゅうさんぜんけい

ここでは、東急電鉄にて活躍中の2代目3000系について解説。

曖昧さ回避

  • 東急3000系(初代):戦前の1920年代から戦後の1960年代にかけて製造されたツリカケ駆動の旧形車の「総称」1989年に営業運転を終了。
  • 東急3000系(2代目):当記事にて解説。

東急3000系(2代目)

東急目蒲線2000年8月6日に運転系統を変更、東急目黒線東急多摩川線へ分離されることになり、目黒線専用の6両編成として新造投入されたのが東急3000系である。都営地下鉄三田線営団地下鉄(現・東京メトロ)南北線との相互直通運転も同時に始まることになったため、運転機器の取り扱いを他社の車両と共通化している(2001年に南北線経由で埼玉高速鉄道線へも相互直通運転開始)。


車体は以前の車両と同様、ステンレス製となっているが、東急で初めてビードなしの艶消しの平板で構成されている。IGBT素子によるVVVFインバータ制御を採用した。インバータユニットは奇数番号の編成が日立製作所、偶数番号の編成が東芝製のものとなっている。


東急3000系はまず先行車として第1編成が8両固定編成で製造され、1999年4月から2000年1月まで暫定的に東急東横線で運用された。2000年8月までに第12編成まで登場し6両編成12本に揃えられ、2001年3月に最終編成の第13編成が増備されて本系列の製造は78両で一旦打ち止めとなった(以降の増備は東急5080系へ移行)。


2023年の東急新横浜線開業・相模鉄道方面直通運転開始に際し、目黒線所属の全編成を8両編成へ増結する方針が決定。本系列についても2021年度より5000系列の車体に準拠した中間車を新たに新造、既存の6両編成へ順次挿入された。これに伴い車両番号も5080系にあわせた付番方式へ変更(改番)されている(先頭車も改番されているため、各編成の呼称も3001F→3101F、のように改められた)。2022年11月にまず3109Fが8両編成化され、2023年2月の3012Fを最後に全編成が8両になった。編成美を重視したため外観はつや消し仕上げになっているが、車体構造がそもそも違うため雨樋の位置や天井の形、窓ガラスの色など明らかに違う車両が混ざっていることがパッと見ですぐにわかってしまう。

  • また相鉄乗り入れ対応改造を行い、この工事に際し車内案内表示器がLEDからLCDへ交換された。この工事に先立って全編成の行先表示機がフルカラーLED化された。
  • VVVF制御ソフトの改修も行われており、純電気ブレーキに対応。これにより、日立製インバータユニットを搭載する奇数編成では励磁音が変化している。
  • 一旦の製造終了から20年が経過しており、「一部組み替え改造で余剰車廃車→不足分を3020系で補填」と考えたファンは、中間車の増結には驚いたという。

現在の運用路線


相鉄線内は本線・海老名発着列車の運用が中心だが、時間帯によってはいずみ野線に直通。また車両使用料の相殺のため、本線西谷〜横浜間でも一部の列車で運用されている。


過去の運用路線


目黒線開業までの暫定運用。開業後も臨時列車「横浜みなと祭花火号」として桜木町まで入線した事がある。


編成表

VVVF=制御装置、SIV=補助電源装置、BT=蓄電池、CP=コンプレッサー


6両編成時代の組成

太字は東横線運用時代に組成された車両。3501・3502号車は目黒線転用時にSIV,CP,BTを追加


←目黒・浦和美園・西高島平   日吉→

形式300032503200350034003100備考
MT構成Tc2M2M1T1M3Tc1
号車123456
機器構成SIV,CP,BTVVVFSIV,CP,BTVVVF
第1編成300132513201350134013101
第2編成300232523202350234023102
第3編成300332533203350334033103
第4編成300432543204350434043104
第5編成300532553205350534053105
第6編成300632563206350634063106
第7編成300732573207350734073107
第8編成300832583208350834083108
第9編成300932593209350934093109
第10編成301032603210351034103110
第11編成301132613211351134113111
第12編成301232623212351234123112
第13編成301332633213351334133113

8両編成化後の組成

太字は6両→8両化用の増結車


←目黒・浦和美園・西高島平   日吉・新横浜・湘南台・海老名→

現形式31003200330034003500360037003800備考
改番前300032503200増結車増結車350034003100
MT構成Tc2M2M1T2M4T1M3Tc1
号車12345678
機器構成SIV,CP,BTVVVFVVVFSIV,CP,BTVVVF
第1編成31013201330134013501360137013801
第2編成31023202330234023502360237023802
第3編成31033203330334033503360337033803
第4編成31043204330434043504360437043804
第5編成31053205330534053505360537053805
第6編成31063206330634063506360637063806
第7編成31073207330734073507360737073807
第8編成31083208330834083508360837083808
第9編成31093209330934093509360937093809
第10編成31103210331034103510361037103810
第11編成31113211331134113511361137113811
第12編成31123212331234123512361237123812
第13編成31133213331334133513361337133813

関連項目

東急電鉄 東京急行電鉄 東急 3000系


自社車両

1000系 2000系 3020系 5080系 6000系 7000系 8000系 9000系


乗り入れ車両

6300形 6500形 埼玉高速鉄道2000系 東京メトロ9000系 相鉄21000系

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