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反骨心の編集履歴

2024-06-15 09:48:50 バージョン

反骨心

はんこつしん

心理の一種。逆境に動じない心。

権力を悪用する形で不当な処断を下す者や、不都合な事実を隠そうとする不正行為に対して毅然と立ち向かう意思を見せたり、時代の風潮・世論に簡単に流されようとしない心理


反骨心の強い者は、基本的に回りに自分をどう思われようとそれに振り回される事は無く、明確な自分の志や信念を持って行動しようとする。

また、上を目指そうとする向上心や弱者を守ろうとする正義感の強さ、自らの意思を通す為に不断の努力も怠ろうとはしない傾向等から、そういった姿勢を見て憧れを抱く者も多い等、いい意味で働けば一種のカリスマを発揮する事もある。

また、反骨精神によって生み出された文化「カウンターカルチャー」も存在し、音楽ジャンルの代表格となっている「ロック」もその産物で、ベトナム戦争の反戦運動が盛んになった時期に一大ブームとなっている。


一方、反骨心の根源は過去の挫折等の経験による「怒り」や「悔しさ」と言った感情が原動力になっている事にあり、鬱屈した感情を内側に溜め込んでいる傾向が強い為、「何事も度が過ぎるのは良くない」と言う様に、行き過ぎた反骨心も問題的な部分がかなりある。

「『勝つ』か『負ける』か」、「『やる』か『やられる』か」といった極端な二択に囚われがちとなり、自分の感情に素直過ぎるあまりに自分の思い通りにならない現状を何よりも嫌悪する為、悪い方向に働けばトラブルメーカーの要素にも成り得る。

反骨心の強い者にある傾向は、以下の通り。


  • 挫折の経験の少ない恵まれた環境にいる者へのルサンチマン嫉妬)が強い。
  • 自分と似た境遇の者にしか心を開かず、結果的に傷の舐め合いに居心地の良さを求める。
  • 人の好き嫌いが激しく個人的に嫌いな者に対しては、徹底的に高圧的かつ不寛容になる。
  • 勝負事等で負けても潔くそれを認めようとせず、負かされた相手に見苦しく食って掛かる。
  • 些細な事で感情的になって怒鳴り散らし、周囲とすぐに衝突したり物に当たり散らす。
  • 自分が気に入らなければ、例え自分を思いやっての進言でも聞く耳を持たない。

以上からも、行き過ぎた反骨心を持った者が見せるその凄まじい攻撃性は、揉め事を好まない人間からすれば、まさしく「独り善がりで面倒臭い人間」となってしまう事になる。

また、弱者を守ろうとする正義感の強さが悪い方向に働いた場合でも、常に「弱者=正義」、「強者=」という偏った価値観に囚われ、理非曲直を正さない形で弱者側を庇い強者側に立てつこうとする思慮の浅さまで見せる事がある(普通に考えれば、揉め事があった場合にて「常に強者側が悪い」なんて事は絶対に有り得ないのだが)。


勿論、状況に流されず自分の意思を明確に持つ事は決して悪い事ではないのだが、何事も折り合いを付けようとする寛容さや冷静に状況を判断する思慮深さを持つのも大事である。



持っているキャラクター

反骨心を持つキャラクターは、本質的に正義感の強く、主人公の立ち位置になる事も多い。

しかし一方で、上述の負の面を持ち合わせてしまう傾向の強いキャラクターの場合は、最終的に行き過ぎたやり方による暴走の果てに自滅してしまう展開も少なくない。



関連タグ

反骨心が悪い意味で働いた場合、起こり得る振る舞い

我侭 自己中 負けず嫌い 逆張り 難癖


反骨心が悪い意味で働いた場合、出る傾向

判官贔屓 善悪二元論 滅びの美学 自己愛 ルサンチマン

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