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反骨心の編集履歴

2024-06-16 06:34:41 バージョン

反骨心

はんこつしん

心理の一種。逆境に動じない心。

概要

権力を悪用する形で不当な処断を下す者や、不都合な事実を隠そうとする不正行為に対して毅然と立ち向かう意思を見せたり、時代の風潮・世論に簡単に流されようとしない心理


反骨心の強い者は、基本的に回りに自分をどう思われようとそれに振り回される事は無く、明確な自分の志や信念を持って行動しようとする。

また、上を目指そうとする向上心や弱者を守ろうとする正義感の強さ、自らの意思を通す為に不断の努力も怠ろうとはしない傾向等から、そういった姿勢を見て憧れを抱く者も多い等、いい意味で働けば一種のカリスマを発揮する事もある。

また、反骨精神によって生み出された文化「カウンターカルチャー」も存在し、音楽ジャンルの代表格となっている「ロック」もその産物で、ベトナム戦争の反戦運動が盛んになった時期に一大ブームとなっている。


負の面

反骨心の根源は過去の挫折等の経験による「怒り」や「悔しさ」と言った感情が原動力になっている事にあり、鬱屈した感情を内側に溜め込んでいる傾向が強い為、「何事も度が過ぎるのは良くない」と言う様に、行き過ぎた反骨心も問題的な部分がある。

「『勝つ』か『負ける』か」、「『やる』か『やられる』か」といった極端な二択に囚われがちとなり、自分の感情に素直過ぎるあまりに自分の思い通りにならない現状を何よりも嫌悪する為、悪い方向に働けばトラブルメーカーの要素にも成り得る。

反骨心の強過ぎる者にある負の傾向は、以下の通り。


  • 周囲の人間の気持ちや状況よりも、とにかく自分の感情を優先する。
  • 挫折の経験の少ない恵まれた環境にいる者へのルサンチマン嫉妬)が強い。
  • 自分と似た境遇の者にしか心を開かず、結果的に傷の舐め合いに居心地の良さを求める。
  • 人の好き嫌いが激しく個人的に嫌いな者に対しては、徹底的に高圧的かつ不寛容になる。
  • 勝負事等で負けても潔くそれを認めようとせず、負かされた相手に見苦しく食って掛かる。
  • 些細な事で感情的になって怒鳴り散らし、周囲とすぐに衝突したり物に当たり散らす。
  • 例え自分を思いやっての進言でも、自分が気に入らなければ聞く耳を持たない。

以上からも、行き過ぎた反骨心を持った者が見せるその凄まじい攻撃性は、揉め事を好まない人間からすれば、まさしく「独り善がりで面倒臭い人間」となってしまう事になり、最悪の場合は「疑似的なソシオパス」にも陥ってしまう可能性から、周囲から孤立しかねない要因にもなる。

また、弱者を守ろうとする正義感の強さが悪い方向に働いた場合でも、常に「弱者=正義」、「強者=」という偏った価値観に囚われ、理非曲直を正さない形で弱者側を庇い強者側に立てつこうとする思慮の浅さまで見せる事がある(普通に考えれば、揉め事があった場合にて「常に強者側が悪い」なんて事は絶対に有り得ないのだが)。


近年では、環境問題LGBTポリコレツイフェミインセル中核派を始めとする左翼過激派等に関連する所謂「活動家」達の多くに反骨心旺盛な様子が見られている。

しかも、彼(彼女)等の大半は、改善の難しい(あるいは改善自体が無理な)現実的問題を一切無視して自らの感情のみを優先した主義・主張を押し通そうとする傾向があり、それに基づいた活動(暴挙)によって被害を被った人々の迷惑も全く顧みようとしない(インセルに関しては、大勢の使者を無差別に虐殺する「テロ」にまで発展している)。

当然、自分達の都合しか考えない彼(彼女)等の行動には、友人はおろか家族にまで及ぶ周囲の関係者もついていけない場合が大半で、結果的に絶縁を言い渡される形で孤立する事態となっているのだが、SNS等を使って自分の考えを共有出来る「仲間」を探して結集し、全員で大規模な迷惑行為にまで走ろうとする等、更なる悪循環に陥る事態となっている。


勿論、状況に流されず自分の意思を明確に持つ事は決して悪い事ではないのだが、前述の通り何事にも度が過ぎるのは良くない事で、折り合いを付けようとする寛容さや冷静に状況を判断する思慮深さを持つのも大事である。


持っているキャラクター

反骨心を持つキャラクターは、本質的に正義感の強く、主人公の立ち位置になる事も多い。

しかし一方で、上述の負の面を持ち合わせてしまう傾向の強いキャラクターの場合は、最終的に行き過ぎたやり方による暴走の果てに自滅してしまう展開も少なくない。



関連タグ

反骨心が悪い意味で働いた場合、起こり得る振る舞い

我侭 自己中 負けず嫌い 逆張り 難癖


反骨心が悪い意味で働いた場合、出る傾向

判官贔屓 善悪二元論 滅びの美学 自己愛 ルサンチマン 2ch脳

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