ゼンカイザー
ぜんかいざー
容姿
秘密戦隊ゴレンジャーのアカレンジャーがモチーフ。
瓢箪型の青いゴーグルや上半身にある銀の一本線、マントからもそれが表れているがゼンカイザーは金色の胸部装甲・カイザーアーマーも纏っており、アカレンジャーが額に1の数字と翼が描かれているのに対し、ゼンカイザーの額にはゼンカイジャーの番号である45の数字と翼型のマークが描かれており、さらにスーパー戦隊シリーズのマークを模したV字アンテナも備わっている。
全体的なカラーリングは白であるがアカレンジャーの色である赤が中央部とマント裏地に大々的に使われていることに加え、赤青黄桃緑の五色の虹ラインにより、1人でゴレンジャーの色全てを纏っている。
ある意味、アカレンジャーの強化フォームを意識したデザインでアカレンジャー以外では何所となく、仮面ライダーにも見えるフォルムであるが(実際、ゼンカイザーにそっくりな仮面ライダーがいる)スーパー戦隊シリーズの元祖である『ゴレンジャー』は元々、『仮面ライダーストロンガー』の没案の翻案である為、原点回帰といえなくもない。
スペック
身長 | 190cm |
---|---|
体重 | 90㎏ |
スピード | 100km/h |
パワー | 1500馬力 |
戦闘スタイル
キカイノイドのメンバーと違い、特殊能力や固有武器は持たず、能力は平均的で共通装備のギアトリンガーがメイン武器。良くいえばバランス系、悪くいえば特化したものがないが持ち前の根性と機転で危機を乗り切る。
ゼンカイジャーはメンバーがそのまま巨大化して巨大戦力を兼任出来る為、巨大戦導入以降のスーパー戦隊では珍しく、ゼンリョクイーグル登場まで固有のメカを持たなかった。
その代わり、ゼンカイオーの合体にはゼンカイザーのセンタイギアの力が必要で、合体時には機体の制御(及び、合体しているキカイノイド同士の仲裁)を担当する役割となっている。但し、中盤以降はゼンカイザーがゼンカイジュウオーに合体して戦っている時でもゼンカイオーへの合体が出来る様になっている。
パワーアップ
第19カイ!から登場。ゼンカイジュウギアを使用する強化形態。
第30カイ!から登場。強力かつ様々なパワーを秘めた専用武器。専用武器ではあるが意外と他のメンバーが使用する頻度は多目。
Vシネクスト『ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』に登場。キラメキゼンカイジュウギアを使用する強化形態。
Vシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』に登場。ドンゼンカイブレードを使用する強化形態。
『スーパーヒーロー戦記』に登場。仮面ライダーセイバーと合体した状態であり、この時だけは介人はゼンカイザーではなく、仮面ライダーセイバーになる。
色について
- 初期メンバー5人では初めてのレッド以外の一番手でセンターキャラ
- 後年の歴代アイテムでもこの戦隊を代表して、レッドであるゼンカイジュランではなく、レッド以外のゼンカイザーが描かれている
- 男性のホワイト戦士が初期メンバーに含まれるのはシリーズ初
- 「歴代初のホワイトリーダー」の様に紹介されている場合があるがそれは誤り。厳密には27年前のニンジャホワイトが最初
- レッド以外のリーダーは14年前の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』のゲキイエロー以来
- 男性リーダーとしてなら16年前の『魔法戦隊マジレンジャー』のマジグリーン以来
- オープニング映像でのクレジットやテレビ朝日公式サイトでの紹介では虹色が用いられている為、虹の戦士という側面も見られる
- 五色田介人の演者・駒木根葵汰はオーディションの際「赤を演じられる」とワクワクして、キャラクターボードを見たら「白」だった上、他のキャストがまさかのロボットであることに驚いた(⇒出典)という
- ゼンカイザーはこのようにカラーがホワイトでありながら、従来のレッドの役割を担っていて、なおかつ、派生戦士が存在する為、歴代の1番手でも極めて特殊な戦士といえる
- 企画段階では従来通りレッドだったのだが同じ戦隊に2人のレッド(ゼンカイザーとゼンカイジュラン)が並び立つことに対し、脚本担当の香村純子氏が「納得できない」と意見したため、白をベースに赤をサブカラーとして配した現在の形になった。ゼンカイザーをレッドにした場合、ジュランはグリーンにする案も挙げられていた
- 却下された経緯はゼンカイジュランの記事を参照。
- 白と赤の組み合わせの一番手に関しては一時期はスーパー戦隊第1作目だった『バトルフィーバーJ』に登場するバトルジャパンが一番酷似している為、初代レッドの要素を組み合わせたともいえるが奇しくもそのバトルジャパンがモチーフの戦士が本作に登場しており、交換変身をしたこともある
- 企画段階では従来通りレッドだったのだが同じ戦隊に2人のレッド(ゼンカイザーとゼンカイジュラン)が並び立つことに対し、脚本担当の香村純子氏が「納得できない」と意見したため、白をベースに赤をサブカラーとして配した現在の形になった。ゼンカイザーをレッドにした場合、ジュランはグリーンにする案も挙げられていた
余談
- ゼンカイザーは5にまつわる要素が多い。
- 変身する者は五色田介人
- ボディカラーに5色のライン(ラインとは無関係にメインカラーは白として扱われる。オープニング映像やテレビ朝日サイトではゼンカイザーと介人の文字の色はボディカラーに5色のラインを反映)
- 容姿でV字が付いているがVはローマ数字で「5」を表している
- 同時期に放送されてた作品は仮面ライダーシリーズ50周年記念作品だったりする(よって、作中も50に関することが多い)
- スーツアクターの高田氏は『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』のパトレン1号(こちらは2大戦隊レッドの片割れであるが)以来3年ぶりに主役戦士を担当する
- もう1人の2大戦隊レッドの片割れであるルパンレッドを演じた浅井宏輔氏は仮面ライダーセイバーで主役ライダーを演じている為、浅井氏とは3月以降で一番手を演じた者同士となり、ルパパト2大レッドのスーツアクターがスーパーヒーロータイムの主役を独占する形となった。
- 第21カイ!では介人を取り調べる刑事役で顔出し出演している
- もう1人の2大戦隊レッドの片割れであるルパンレッドを演じた浅井宏輔氏は仮面ライダーセイバーで主役ライダーを演じている為、浅井氏とは3月以降で一番手を演じた者同士となり、ルパパト2大レッドのスーツアクターがスーパーヒーロータイムの主役を独占する形となった。
- ゼンカイジャー初期メンバーの中で唯一、変身後に変身者の名前が引き継がれていない。一応、介人に対してゼンカイザーと韻は踏んでいる
- 韓国版ではzの音がないためチーム名の"젠카이저"とはどう区別をつけるのかと疑問視されていたが…何のひねくれもなく、ゼンカイザー=젠카이저だった。これにより、個人名とチーム名が同音という、ややこしい現象が起こった
関連タグ
- ハカイザー:プロトタイプ。
- ゼンカイザーブラック:次回作に登場するそっくりさん。
- 戦隊メギド:スーパーヒーロー戦記に登場するゼンカイザーをベースにしたメギド。
- スーパーヒーロー戦記:上記と同じ映画に登場するセイバーの劇場版限定フォーム。ゼンカイザーが新たなライドブックに取り込み合体する。
- アカレンジャー:デザイン上のモチーフ。
- ビッグワン:正確には司令官であるもスーパー戦隊初のホワイトリーダーであり、桃色の有無はあれど赤青黄緑による虹色や裏地が赤の大きなマントを纏っていることも酷似。
- バトルジャパン:レッド戦士だが日の丸を意識している為、白と赤の戦士でもある。
- キバレンジャー:金色の鎧を標準装備した最初のホワイト戦士で別の世界ではリーダーとして活動している。
- ニンジャホワイト:初のホワイトリーダー。
- メガブラック、タイムピンク、デカブルー、マジグリーン、ゲキイエロー:レッドとホワイト以外のリーダー。
- 虹のトッキュウ1号:一番手による最初のレインボー戦士で初期メンバー1人1人が赤と青と黄色と緑と桃色である。
- シシレッドオリオン:レッドが変身した白い強化フォームでマントも装備(形状は裏地無しの一対型)している。
戦隊主人公