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十刃の編集履歴2024/08/13 10:32:57 版
編集者:マサムネ
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藍染惣右介「お早う 十刃諸君 敵襲だ 先ずは紅茶でも淹れようか」

概要

藍染惣右介の支配下に置かれている破面(アランカル)の中でも、特に強大な力を持つ成体破面10体の総称。

元の大虚(メノスグランデ)の階級で見ても中級・上級個体が多く、他の破面とは隔絶した実力を持っている。

藍染直属の精鋭部隊にして破面の幹部達であり、立場から見れば護廷十三隊でいうところの隊長格にあたる存在だと言える。

※余談だが、十刃の10人に藍染、市丸ギン東仙要の3人を足すと、ちょうど隊長と同じ13人になる。

他の破面同様に、必ず身体のどこかに1から10の数字が刻まれており(実際の序列は0から9)、その序列は殺戮能力の高さで決まっているとされている。ただし、十刃の序列が殺戮能力順と説明されたのは最初だけで、それ以降は藍染達や十刃からも普通に強さの序列と話されているので、結局彼等の序列が何に重きを置かれているのかは判然としない。

また、それぞれが人間が死に至る要因「死の形」を司っており、キャラクター造形や作中での行動もそれが反映されている。ただし、同じ第3十刃だったネリエルの死の形もハリベルと同じ「犠牲」だったので、別に各々のキャラに合わせた死の形を与えている訳ではない模様。

集団として

破面の幹部として十刃に選ばれた者には、各々に11以下の破面の中から従属官(フラシオン)」と呼ばれる直属の部下を選んで従えられる権限と、虚夜宮内の建物の一部を自由に使える権限が与えられている。

従属官の人数や実態は個人によって様々であり、単なる上官と部下という関係ではない者も中にはいる。

また、メンバーは固定化されておらず、完全に実力がものを言うので常に強い者が残り、実力が無くなったと判断された者はその瞬間に淘汰され、次なるメンバーに階級は移る(これは虚圏自体が元々そういう世界である)。よってメンバーの移り変わりがかなり激しいのも特徴だと言える。

十刃から陥落した破面は、十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)」と呼ばれ、3桁の数字を与えられる(様々な事情からこの3桁数字を与えられなかった者もいる)。

ただし、逆に言えば実力があれば再び返り咲く事も可能。

このような実態である為、一応破面同士の戦いは禁じられてはいるものの、藍染の目から隠れて裏では十刃同士での潰し合いや足の引っ張り合いも平然と行われている。その為、後に登場する星十字騎士団程ではないが、同じ十刃同士での仲間意識や協調性はほぼ皆無である。

また、破面にとっては十刃は目指すべきライバルでもある為か、一応は幹部ではあるが殆どの破面達が十刃のメンバーに対する忠誠心など持っておらず、従属官も自分が仕えている相手以外の十刃への敬意などは特に見られない。

藍染に対する忠誠心もマチマチで、高い忠誠心を持つ者もいれば、単に藍染の力や実利から従っているだけの者、挙げ句の果てには面従腹背で藍染の命を狙っている者すらもいる。当然ながらその思想も戦う理由や目的も各々異なり、藍染の「霊王を倒して世界を作り直す」という最終目的に対しても、実際のところ関心のある者など全くいない。

その組織としての有り様は、あのギンにすら「デタラメ」と評されていた程であり、一応はユーハバッハへの忠誠心で一つに纏まっていた星十字騎士団と比べても、本来なら一つの集団としては到底成立し得ない程に内情はバラバラである。

それでも、一応曲がりなりにも一つの集団としての体裁を保っていた理由は、藍染の圧倒的な力という一点に他ならない。

なお、源流は虚圏を元々治めていたバラガンの配下で、当時は七つの大罪をモチーフとした7人。名前も単なる「刃」だった(読みは同じ)。明らかになっているメンバーはバラガン、ザエルアポロ、アーロニーロ、ヤミー。

その後、人数が増えて定員10名となり「十刃」と呼ばれるようになった。

構成員

破面篇終了時点での生存キャラを★で示す。ただし、ルピや十刃落ちのようなゾンビ組が、生存者と言えるかは微妙である。

現メンバー

破面関連の用語と同様、数字もスペイン語読み。

破面・No.1 / 第1十刃(プリメーラ):コヨーテ・スターク(CV:小山力也

破面・No.2 / 第2十刃(セグンダ):バラガン・ルイゼンバーン(CV:飯塚昭三

センシティブな作品

破面・No.3 / 第3十刃(トレス):ティア・ハリベル★(CV:緒方恵美

破面・No.4 / 第4十刃(クアトロ):ウルキオラ・シファー(CV:浪川大輔

  • 司る死の形:「虚無」
  • 従属官:不在

破面・No.5 / 第5十刃(クイント):ノイトラ・ジルガ(CV:神奈延年

  • 司る死の形:「絶望」
  • 従属官:テスラ

破面・No.6 / 第6十刃(セスタ):グリムジョー・ジャガージャック★(CV:諏訪部順一

ルピ・アンテノール★(CV:岸尾だいすけ

  • 司る死の形:「破壊」
  • 従属官:不在

グリムジョーに代わり一時的に第6十刃になるも、グリムジョーに殺される。

破面・No.7 / 第7十刃(セプティマ):ゾマリ・ルルー(CV:楠大典

  • 司る死の形:「陶酔」
  • 従属官:不在

破面・No.8 / 第8十刃(オクターバ):ザエルアポロ・グランツ(CV:鳥海浩輔

  • 司る死の形:「狂気」
  • 従属官:メダゼピ、ルミーナ、ベローナ他多数、ロカ(後に小説にて判明)

破面・No.9 / 第9十刃(ヌベーノ):アーロニーロ・アルルエリ(CV:関俊彦

  • 司る死の形:「強欲」
  • 従属官:不在

破面・No.10 / 第10十刃(ディエス):ヤミー・リヤルゴ(CV:乃村健次

  • 帰刃することでNo.0 / 第0十刃(セロ)になる。
  • 司る死の形:「憤怒」
  • 従属官:クッカプーロ

その他

センシティブな作品

元・破面・No.3 / 元・第3十刃(トレス):ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク★(CV:金田朋子

ノイトラとザエルアポロの策略で記憶喪失になり、そのまま放逐された為に「十刃落ち」ではない。

考察

意図的かどうかは不明だが、それぞれの基本能力(戦闘スタイル)は

  • No.1、2、3:鬼道系かつ遠距離から圧倒する
  • No.4、5、6:(直接攻撃系・鬼道系問わず)自分自身の身体能力を上げる
  • No.7、8、9:鬼道系かつ他人の能力を利用したりできるといった卑怯な戦術をとる

という点ではそれぞれ共通している。とはいえ、以下の表の通り各々の戦闘スタイル自体はかなりばらつきがある。

No.個体名戦闘スタイル
No.1スターク鬼道系かつ銃を用いた虚閃・魂を引き裂いて狼型の霊圧を創造し使役する・霊圧の剣といったように直接攻撃系としても成立できるほどの近距離・遠距離にも対応できるオールラウンダー。
No.2バラガン鬼道系かつ遠距離どころか地球全体にまで影響を及ぼしかねないチート戦法。
No.3ハリベル鬼道系かつ能力を生かした戦い方で他を圧倒し、犠牲を司る十刃らしく即死級の技を受けても逆に死に至らないなど圧倒的な生命力を持つ。ただ、能力に重点を置いてしまったため、日番谷滅却師の始祖といったような強敵との相性が悪い。
No.4ウルキオラ鬼道系かつその能力を接近戦に特化したもの(これについては、ウルキオラ自身が「自らの最たる能力は直接攻撃系ではなく鬼道系」と発言している為であり、事実、一部の部位を除いた超速再生や自分自身の身体能力を上げた状態で鬼道系の技を繰り出している)。さらに、帰刃後のもう1つの姿として第二階層がある。
No.5ノイトラ直接攻撃系かつ十刃内での最高硬度を誇る鋼皮の防御に加え、腕を1対生やす事で自分自身の身体能力を底上げする。
No.6グリムジョー直接攻撃系かつピンポイントの攻撃でも遠距離から圧倒する。さらに、致死量の毒を操る滅却師との戦いで特定の鬼道系に対する耐性が後天的に付加されており、毒使いが相手でも効果を半減する事が可能になった。
No.7ゾマリ鬼道系かつ無数の目(戦った白哉によると目の数は全部で50あり、額の目の数を合わせると58にも及ぶ)で見たものを操って同士討ちのような状況を作る。
No.8ザエルアポロ鬼道系かつ敵をコピーしての同士討ち・敵を媒介とした自身の再生といった多彩な能力のオンパレード(No.0時代は直接攻撃系とのハイブリッドだった。)。
No.9アーロニーロ鬼道系かつギリアン級ながらも同族を食らう事で自分自身の能力を上げる。
No.10(0)ヤミー鬼道系かつ自分自身の身体能力の底上げに加え解放後における十刃最強の名に恥じないほどの遠距離でも圧倒。鬼道系の能力で底上げすればするほど直接攻撃の威力が上がる。
元No.6ルピ直接攻撃系かつ自らの手足となるパーツをカスタマイズして拷問まがいな攻撃をする。自身の死後は死神側によって強化改造された事により、後天的ではあるが鬼道系の能力も獲得。
元No.3ネリエル直接攻撃系と鬼道系のハイブリッドで、敵の能力を倍にして返すカウンター技や武器を使用したピンポイントの攻撃などで遠距離から圧倒する。

テーマ曲

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