原作
大猿
作中では初めて悟空と戦った際に変身した。戦闘力は約10倍にも跳ね上がる。
悟空や悟飯などと違って理性を失うことはない。
満月の光ではなく、一部のサイヤ人だけが作り出せるというパワーボールという特殊な光球を作成し、そこからブルーツ波を浴び変身した。そのため若干戦闘力がダウンしている。
悟空を瀕死の状態まで追い詰めるが、ヤジロベーに尻尾を切られ元に戻った。
なお、切られた尻尾はいずれ生えてくると言っていた(悟空はそうだった)が、なぜか二度と生えてこなかった。
本人曰く「醜くて嫌」なので本当は変身したくないという。
超サイヤ人
人造人間編との戦いまでの3年間の修行中に悟空を超えられない自分への怒りで覚醒した。
心臓病の影響で悟空が苦戦していた人造人間19号を相手に圧倒的な実力を披露し、最後は新技ビッグバンアタックで破壊した。だがその後、ドクター・ゲロに人造人間17号達の起動を許してしまい、人造人間18号との一騎討ちに敗れる。
その後、未来トランクス共に精神と時の部屋に入り、超サイヤ人をもう一段回進化させる。100%フリーザのように筋肉が膨張しパワーが増加している。
ベジータはこの姿を自ら「超ベジータ」と呼称しセル第二形態を圧倒した。しかしそれで調子に乗ってしまいセルを完全体にさせてしまったことで敗北。因みにこの時の完全体セルのフィニッシュブローはベジータが第二形態に使った腹を蹴り上げ背中に肘鉄を食らわせた攻撃を意趣返しのように真似したものである。
なお、この後トランクスはベジータを超えたとし、ここから更に進化させた(筋肉をさらに膨張させた)超サイヤ人第三段階を披露するが、実はベジータも変身可能で、その弱点に気づいており、敢えて変身しなかった。
セル編後は、作中に登場する超サイヤ人は全員第四段階へと移行していった。
魔人ベジータ(破壊王子・凶戦士)
魔人ブウ編で悟空に追いつけず、また地球に暮らし始めて家族や悟空に影響され穏やかになっていく自分が許せなくなりバビディに魂を売り悪人に戻った姿。
洗脳とは言ってもダーブラ等とは違い屈強な精神力とプライドでバビディの支配を退けているため、バビディの命令には従わない。
洗脳により戦闘力が引き上げられており、超サイヤ人2の悟空と互角。
ピッコロからも、セルと戦ったときの悟飯並かそれ以上かと目されるほどだったが、魔人ブウには叶わなかったため、ピッコロ達にトランクスを頼み自爆せざるを得なかった。
ちなみに、死後に閻魔大王の機転で再び肉体を戻されたときには、洗脳は解けていた。
超サイヤ人2
悟空同様にセルゲーム後に、7年間、激しい修行を積んだ事で変身できるようになった。
バビディに洗脳されて覚醒したと勘違いされる事も多いが、天下一武道会で悟飯の超サイヤ人2を見て今では自分たちの方が上という発言や悟空対ヤコン戦での「(やはりカカロットの野郎も壁を超えやがったか…。超サイヤ人の壁を…)」という発言、更にバビディに洗脳されてセルと同格になったダーブラを見ても普通に倒せる相手といったことから悟空の超サイヤ人2には劣るだけで洗脳前から変身可能であると考えられる。
純粋ブウとの最終決戦では超サイヤ人3の悟空がフルパワーになるまで時間稼ぎをした。
ビルスとの戦いではご機嫌斜めな彼が思わずブルマに手を上げたことに激昂、超サイヤ人3の悟空を大きく凌駕する力を発揮した。アニメ版ではこの際、ビルスに自身の約一割ほどの実力と評された。
一割というとあまり大したことのない数字に聞こえるが、超サイヤ人3の悟空はデコピンと「触れるような」手刀という小手調べですらないであろう攻撃で倒されてしまっている。
後に悟空は超サイヤ人ゴッドで(ビルスの自己申告とはいえ)6割程度の実力を出させていたが、それでも彼に一割の力を出させるというのはかなりのものと言える。
ゲーム『ドラゴンボールZ:KAKAROT』のDLC「そして10年後」ではED後の裏ボス(通称「超サイヤ人2極」)として登場。
悟空と通常状態で体が温まるまで戦ったのち、超サイヤ人3に変身した悟空を前にフルパワーを解放。
超サイヤ人2のままでありながら、3の悟空が「こいつはやべえな」と冷や汗をかかせるほどの域に到達している。
ドラゴンボールGT及びドラゴンボール超のオリジナル形態
超サイヤ人4
オリジナルアニメ「ドラゴンボールGT」で登場。
悟空と違い尻尾が無いためブルマが作った「ブルーツ波発生装置」のブルーツ波を浴びて無理矢理大猿になり、そのまま超サイヤ人3を飛ばして超サイヤ人4に変身した。
大猿化した際に正気を保っていることが超4に至る条件だが、ベジータは元々耐性があったため難なく条件を満たしている。
変身後すぐ悟空にフュージョンを持ちかけたため戦闘シーンは少ないが、悟空の超サイヤ人4とは互角の実力を持つ。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人 / 超サイヤ人ブルー
超サイヤ人ゴッドの神の気を体得し、その気をコントロール可能になる事で、変身可能となる。
超サイヤ人ゴッドを上回る戦闘力を誇る。鳥山明脚本の「神と神」ではエピローグでベジータは超サイヤ人ゴッドになる事を望んでいたが、アニメ版「超」では自ら覚醒を拒否し、超サイヤ人ゴッドの力から神の気を手に入れた悟空とは違い、ウイスとの修行で神の気を手に入れた。
アニメ版では〝未来″トランクス編で1人、精神と時の部屋に入り大幅にパワーアップを遂げ、自身、そして悟空が一度は敗北したゴクウブラックを圧倒していた。最終回の時点では悟空と互角に戦っている。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・進化 / 超サイヤ人ブルー進化/強化
ジレンを倒し、キャベとの約束を果たすために自らの殻を破って覚醒した。
瞳が身勝手の極意の瞳孔と似た銀と青のものへと変化し、全身が銀色に光輝き、髪色やオーラはより青みを増す。
悟空が覚醒した身勝手の極意とは別のやり方で限界の突破を試みたベジータ独自の変身で、大神官曰く「今までの超サイヤ人ブルーをはるかに凌駕する力を我が身に集約させた」姿なのだという。
破壊神となったトッポをも上回る戦闘力を持ち、かつてブウとの戦いで使用した自爆技を使用しても死亡せず耐えられる耐久力を持つ。
作中では名称は語られず「スーパードラゴンボールヒーローズ」やDBオフィシャルサイトでは「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・進化」、設定画には「超サイヤ人ブルー・強化」と記載されている。
漫画版では、これと同じ立ち位置の変身が登場。
アニメ版と異なり瞳の変化はなく、外周が濁りのある濃い青色のオーラを纏っているのが特徴的。
覚醒の経緯はアニメ版と似た理由で、戦闘力はジレン曰く身勝手の極意(兆)の悟空の次に強いとのこと。悟空はこの少し前にアニメ版の超サイヤ人ブルー界王拳と同じ原理の技を披露しており、つまりこのベジータの変身はその時の悟空より強いということになる。
なおこちらも正式名称は語られていない。
超サイヤ人ゴッド
漫画版が初出であり、ゴクウブラックとの二度目の戦いで変身する。
既にこれより上の形態である超サイヤ人ブルーに変身できるが、漫画版では独自の設定として超サイヤ人ブルーはパワーは強いが負担も非常に大きいというデメリットがあった。
そのため一度目の戦いでブラックに敗北した後精神と時の部屋で打開策を発明、それがこの超サイヤ人ゴッドの活用であった。
超サイヤ人ゴッドは超サイヤ人ブルーより負担が少ないという特性から、普段は超サイヤ人ゴッドで戦い、攻撃時だけ超サイヤ人ブルーになることでパワーを溜め込んで攻撃するという戦法でブラックを圧倒した。
アニメ版では、前述の通り自ら変身を拒否し一貫して変身しなかったが、劇場版「ブロリー」では映像作品としては初めて変身した。
戦いの中で急激に戦闘力を上げていくブロリーに対抗し、超サイヤ人から一気に変身。
空気弾の様な技を使ったり見切りや躱しなど神らしい戦い方でブロリーを圧倒したが、彼が大猿の力を解放すると弾き飛ばされ、そのまま悟空とバトンタッチした。
我儘の極意
破壊神ビルスから破壊神の力を継承した形態。ダメージを負うたびにサイヤ人の戦闘本能が刺激され進化する。耳飾りは破壊神ビルス達と同じ、破壊の技を使う者の証。
ゲームオリジナル形態
以下の形態は作中では登場せず、ゲーム作品のみのオリジナル形態
超サイヤ人3
「ドラゴンボール レイジングブラスト」「ドラゴンボール バトラーズ」が初出。
バトラーズのPVでは、同じく超サイヤ人3に覚醒したブロリーに追い詰められてた悟空をエネルギ波で救うという登場の仕方をしている。レイジングブラストではゴテンクス、ブロリー、悟空、3人の超サイヤ人3と戦うIFストーリーがある。
その後は『ドラゴンボールヒーローズ』を始め多くのゲーム作品に登場している。
破壊王子・超サイヤ人3
「ドラゴンボールヒーローズ」「スーパードラゴンボールヒーローズ」に登場。
バビディに洗脳されたベジータが超サイヤ人3に変身した姿。
黒仮面のサイヤ人/ベジータ:ゼノ
「ドラゴンボールヒーローズ」「スーパードラゴンボールヒーローズ」に登場する別時空のベジータ。
黒仮面のサイヤ人は魔導士ドミグラ(3DS版ではトワ)に洗脳された姿。
ベジータ:ゼノは仮面が外れ、孫悟空:ゼノ達と共に時の界王神が率いるタイムパトロールに属した姿。こちらは超サイヤ人、超サイヤ人3、超サイヤ人4、そしてゲームオリジナル形態である超フルパワーサイヤ人4・限界突破への変身が可能。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・暴走
「スーパードラゴンボールヒーローズ」に登場。
カンバーの触れた者を暴走させる悪の気を採取したフューの手によって暴走させられた姿。
超サイヤ人ゴッド超サイヤ人・暴走制御
同じく「スーパードラゴンボールヒーローズ」に登場する形態。
悪のサイヤ人となったターレスから上記の悪の気を与えられたが、逆にそれを己の力として吸収し制御した姿。