概要
2024年1月6日よりテレビ東京系列『イニミニマニモ』内にて放送されている『最強王図鑑』の初の映像作品である。
イニミニマニモ内では最後に放送される作品でもある。
原作は『異種最強王図鑑』であり、現実世界の生き物が多数登場する。その中には『異種最強王図鑑』には登場していないものの同シリーズ内にて登場している生物も登場、カードも原作に存在したもののみならずこれまで見ることのできなかったカードが多数組まれているほか、トーナメントをいきなり行うのではなくスペシャルマッチ、レギュラーマッチで最強王バトルに関するチュートリアルを行ってからトーナメントへと突入する点が特徴。
(…というのも本作は1話5分程度であり、その都合上ルール説明を行うなどすると時間の無駄になるのかもしれない)
また、生物が必殺技を放つ際にとあるウマ娘や、どこぞのツインテールよろしく目に炎が浮かび上がる演出が入るのも特徴。ちなみに炎の色は基本的には赤だが、一部の生物が違う色をしているのが特徴。(ティタノボアは青、オオエンマハンミョウは緑など)当然実際はこんなことは起こりえないのは承知の上で製作していると思うので、つっこんではいけない。
また、監督は過去にフィクションとはいえ生物学に関する作品のメガホンを握る関係上、いろいろ超展開が存在するが、つっこんではいけない。
(もちろん元は図鑑なので動物学的要素を踏まえたうえであのような演出をしていることを留意すべし、また特別協力として原作を監修した實吉達郎氏も参加しているため打ち合わせは入念にしていることだろう)
2024年8月23日には劇場総集編『最強王図鑑 魂の叫び』が公開。基本的にはやってることは最強王トーナメント直前記念として公開された総集編なので賛否両論の声こそあるが、脚本は新たに練り直され、先述の川原慶久氏に加え主題歌に特別参加しているサンシャイン池崎氏も特別キャスト参加しており、放映バトルも順番がランダムであるため、傑作バトルを気持ちを新たに見届けられるのは間違いないと言える。よってオリジナルバトルがない分、映画限定要素はそれ以外においてふんだんに盛り込まれる60分となる。
登場キャラクター
Mr.モースト(CV:川原慶久)
本作の実況を務める犬の仮面をかぶった男性。LOCK ON!の際に愛車が悲惨な目に遭うこともしばしば。
特別上映に出演。そのほか、主題歌においても参加している。また発表時には動物好きとして知られていたことが起用の理由の1つではないかとも言われていた。
登場する生物
本編
これらはスペシャル上映においても登場する。太字はトーナメントに参戦している生き物。
- ティラノサウルス
- ライオン
- インペリアルマンモス
- トリケラトプス
- ティタノボア
- スピノサウルス
- ホッキョクグマ
- ヘラクレスオオカブト
- オオエンマハンミョウ
- ケツァルコアトルス
- シベリアトラ
- スミロドン
- アフリカゾウ
- オオスズメバチ
- アンドリューサルクス
- ペルビアンジャイアントオオムカデ
- キリン
- ユウティラヌス
- カバ
- デスストーカー
- プルスサウルス
- パラケラテリウム
- アンキロサウルス
- ミイデラゴミムシ
- シロサイ
- パラポネラ
- アルゼンチノサウルス
- ルブロンオオツチグモ
アプリ版
本作にはゲーム版もある。育成ゲームではあるが図鑑版のものとは異なりスマホによるソシャゲだ。
なお映画のポストクレジットにてティラノサウルスの変異個体であるティラノサウルス・スノウが手に入るパスワードが明かされる。普通にガチャでも手に入るそうだが、URなためこちらほど確実なものはない。
なお未登場生物のうち、現生種のビジュアルのほとんどはAIイラストである。しかしこれはアニメに登場させるのにあたり3Dモデル制作が間に合わなかったからだと思われる。
(実際、後述のメガロドンにおいてはアプリ版とカードでデザインが異なる)
- ヒョウ
- オニヤンマ
- アラスカヒグマ
- イリエワニ
- アルゲンタヴィス
- アカカンガルー
- オオツノジカ
- イノシシ
- オオカミ
- バショウカジキ
- ギラファノコギリクワガタ
- クロドクシボグモ
- ケラトサウルス
- コモドオオトカゲ
- クロノサウルス
- ギガノトサウルス
その他
先行でビジュアルが解禁された生物
(こちらの2種は映画公開を記念してデザインされたアニメ特別カードにてデザイン。カードは映画入場者特典をはじめ、トイザラスコラボや大阪で開催された最強王フェスティバルにおいて入手可能となるが、アニメに登場した動物があしらわれている中でなぜかラインアップにある模様。しかもどう見ても図鑑版のイラストではなくアニメ用に制作された3Dモデルだ。両者は水生生物なのでエキシビションでの登場となるだろう。)
以下、ネタバレどころか本来であれば未発表であるはずの情報を含みます。念のため確定かどうかは不明につき注意。
宣伝プロデューサーにより登場が言及された可能性がある生物
これらについては先述の劇場版公開時に宣伝プロデューサーがファンと交流した際に登場を一瞬ではあるが言及している。しかし詳しいことは伏せており確定かどうかやどのような形で登場するかは当然ながら謎。続報が待たれる。(余談の箇所も参照すべし)
主題歌
最強王伝説 Be your Sai-kyo-oh! feat:サンシャイン池崎
Performed by:寿司
こちらもTVアニメ及び劇場上映共通。
本作はイニミニマニモの最後のパートで放送されるため、次回予告後は即刻で枠全体のエンドロールに入る関係で、OPクレジットも兼ねている。なお特別上映においてはしっかりエンドロールも存在するため、ノンクレジットOPを拝めるようになった。
MVは存在しないのだが、上記の通り有志によって製作されたMADがある。最強王図鑑全体のMADとして構成されている(現実生物のみ)。
なんとどういうわけかこちらのMAD、DJブースで勝手に流されており、制作主もこれについてXであの人の名言を借りて巡回していることを明かす。
これについては、制作主は公認である、過去にBilibiliで自身の動画を無断転載され注意喚起を行った経験があるためそれに比べればマシだ、という前向きな発言をしている。
余談
アニメ版原作改変疑惑
TVシリーズ始動は本シリーズの知名度を一気に押し上げるきっかけとなった。動物を題材にした児童書にしては珍しくハッピーセットも出された。
だが一方、上記のアニメ版登場生物の項目を見てもらうと分かるが、2024年8月現在では原作から数体未登場の生物がおり、またしても原作改変問題が再燃、同時にアンチも増える恐れが懸念されていた。
(もっともこれは多くの児童書において言えるが、生物学クラスタで賛否両論がはっきりしている関係でアンチ寄りな発言をしている人は以前から見られた)
特に優勝経験があるあの生き物は議論の的になりやすかった。
だが、この件についてはスペシャル上映の公開と共に沈静化することになる。
…とはいいつつ、スペシャル上映に登場したメンバーは今までTVシリーズに登場した生き物たちの名勝負の切り抜きで構成されるので、『異種最強王図鑑』本戦出場経験を持つ生き物のうち残る3体がスペシャル上映で初登場したわけではない。
実はスペシャル上映を記念し舞台挨拶の要領でイオンシネマ港北・座間の2か所でMr.モーストとの記念撮影が行われた(キャストの登壇はないので注意)が、このうち港北では主催者として現場にいた宣伝プロデューサーの伊藤氏が上映前にファンと交流。そのなかで伊藤自ら詳細を伏せながらうまい事登場について言及していたのだ。伊藤は今後の展望を見据えている旨の発言をしており、とりあえずアニメに登場した生き物が出尽くした...なんてことはないこと、そして『異種最強王図鑑』のメンバーが揃い部む日も近いことは確定となった。(なおこれについては当然まだ公式の段階では未発表であるため本来はまだ世には出てはダメなやつである。その情報を明かしたSOTA氏自身後日のライブ配信にてその旨を明かしているため、注意されたい。)