一般分野における意味は⇒こちら参照。
概要
『ドラゴンクエストⅥ』で初登場した特技。
仲間の前に立ちはだかり、敵からの攻撃を一身に引き受けるという技で、当然ながら習得者は戦士やパラディン系のキャラクター(いわゆるタンク)が多い。
味方一人だけを庇う特技は「かばう」または「みがわり」があるが、その全体版といえる。(ただし大半のモンスターズシリーズでは「みがわり」がにおうだちの役割である)
特にメタルスライム系を仲間にできる作品では、圧倒的な守備力と耐性をもつ彼らににおうだちさせることでほとんどの攻撃をシャットアウトできる。
ただし一部の攻撃はにおうだちを貫通してくることがあるため過信は禁物。
作品別の解説
ドラゴンクエストⅥ
ハッサンが習得。におうだちといえばハッサンというイメージの人も多いのでは?
このほか、仲間モンスターのボストロールや、職業のパラディンが習得する。
また、本作でははぐりんに仁王立ちさせることでダークドレアムの猛攻も防ぐことができるが、「おぞましいおたけび」等の一部の特技は普通にダメージを受けてしまう。
ちなみに公式攻略本ではハッサンがにおうだちで仲間を守るシーンのイラストが描かれているが、これはドラゴンボールのピッコロがナッパから孫悟飯を守るシーンのパロディである。
ドラゴンクエストⅦ
表記が「におう立ち」になっている。
メルビンが習得しており、職業のパラディンやゴーレムでも覚えられる。
リメイク版ではゴッドハンドでも覚えることができる。
ドラゴンクエストⅨ
またまた表記が「におうだち」に戻っている。
相変わらずパラディンが習得するが、本作では必殺技「パラディンガード」と組み合わせることで無敵の壁になる。
超高レベルの魔王の地図攻略等では欠かせない存在といえる。
ドラゴンクエストⅩ
戦闘がリアルタイム進行のMMORPGであるため、自身の周囲の仲間を一定時間守る特技となった。
本作は移動干渉システムにより、基本的に相撲をして後衛から敵を遠ざけるのがパラディンの役割であるため意外にもにおうだちの出番は少ないが、ピンチの際の立て直し等に役立つ。どううまく使うかがパラディンの腕の見せ所となるだろう。
オフライン版では主人公のみパラディンで習得する。
におうだち中は被ダメージが25%軽減される他、2ターン継続する。
ドラゴンクエストⅪ
勇者の盾を名乗るだけあってグレイグが習得する。NPC戦闘員の時はいつでも使用できるが、仲間入りしてからは「はくあい」スキルを開かなければ習得できない。
ニンテンドー3DS版(およびNintendoSwitch版2Dモード)では被ダメージ軽減の効果があるが、それ以外のハードやモードではない。
ただし、はくあいスキルの「におうだちの心得」を習得するといくらか被ダメージがカットされる。
ドラゴンクエストヒーローズ2
ハッサンが覚える。
アクションゲームゆえに性能は『Ⅹ』と似ているが、自身への被ダメージを5分の1にするという効果がある(ただし物理ダメージのみ)。
ドラゴンクエストライバルズ
特技ではなく特性として登場。におうだち持ちのユニットを前列に配置すると相手は他のユニットやリーダーを攻撃できない。
後列に移動させられるとにおうだちの効果がなくなってしまう。
ただし特技は普通に貫通する他、「ねらいうち」の特性をもつユニットには飛び越されてしまう。
ドラゴンクエストウォーク
パラディンの上級職である「守り人」が習得する。
ダメージを40%軽減する他、致死ダメージを受けてもHPが1残るという特徴がある。
しかしバランス調整のためか1戦闘につき3回までしか使用できない。