概要
ある日、星空みゆきは落ちていた一冊の絵本を手にする。すると、みゆきは絵本の中に吸い込まれてしまった。
それはメルヘンランドからやってきた「はじまりのシンデレラ」というもので、世界中に存在する『シンデレラ』の絵本とつながっているのだという。
しかも、みゆきのプリキュア仲間四人、キャンディ、バッドエンド王国の連中までもが「はじまりのシンデレラ」に乱入してしまった。
『シンデレラ』のハッピーエンドを守るには、プリキュアのメンバーで正しい『シンデレラ』を演じるしかない。
黄瀬やよいは魔法使い、日野あかねと緑川なおはネズミ→馬、キャンディはトカゲ、ウルフルンとアカオーニはシンデレラの義姉、マジョリーナはシンデレラの義母という役割を振られる中、青木れいかの役回りがシンデレラの婚約者となる王子だった。
33話の「れいか姫」に続いて、今度は王子も演じることになった。
普段は天然ボケな部分がありながらも凛としているれいかだが、これまでは大和撫子のお手本のような、女性的な美しさが強調されていた。
それが今回、まさかの男装を披露し、視聴者の度肝を抜いたのだった。
劇中で姫となったみゆきも顔を赤らめ、満足そうに二人だけの舞踏会を演じていた。
さらにその後、れいかが横転したやよいを支えた際、やよいもポッと顔を赤らめていた。一級フラグ建築士。
しまいには、『シンデレラ』の役を演じるためとはいえ、みゆきに結婚宣言。これにてハッピーエンド。
もっとも、洋風の城に「道」という書を飾ったりと、バッドエンド三人組に追いかけまわされた時は「あ~れ~、だれか~」という、どちらかというと姫様が言うようなセリフを口にするなど、どこか抜けたところは相変わらず。
また、社交ダンスには馴染みがないれいかをリードしたのはみゆきの方だった。
キャラクターデザインの川村敏江氏はこの放送一週間前に宝塚を意識している呟きをしていた。実際に舞踏会や告白シーンにおいて、宝塚っぽい面持であった。