概要
作中においてキグナス氷河は“水と氷の魔術師”の異名を持つ黄金聖闘士・水瓶座のカミュの弟子であり、宝瓶宮では命がけの死闘の末、絶対零度の凍気を習得した。
また水瓶座の黄金聖衣は、アベルとの戦いやポセイドンとの戦い、エリシオンでのタナトスとの戦いで氷河に力を貸し与えてきた。(エリシオンでの戦いではすぐに破壊されてしまったが、氷河はその後神聖衣を発動させて聖戦を生き残っている。)
ハーデスとの聖戦終結後、黄金聖衣は聖衣修復師として成長した貴鬼により修復されている。
Ω
軍神マルスとの二度目の聖戦の際、氷河は紫龍、瞬、一輝ともども魔傷を受け、聖闘士として戦う事が出来なくなってしまい、13年もの間、氷の谷の中に身をひそめる事になる。
一方、水瓶座の黄金聖衣はメディアの手に堕ち、呪いのアイテムとして時貞に貸し与えられ、十二宮での戦いで光牙たちの敵として立ち塞がる事になる。が、そこに傷ついた紫龍の代わりに聖闘士としての責務を全うしようと動いていた玄武
が天秤座の黄金聖闘士として光牙達に加勢し、聖衣に依存しすぎで付け焼刃状態の時貞をフルボッコにしてしまう。
その後、敗北を認めない時貞は栄斗と龍峰を自分諸共時の狭間に引き込む。すると時貞の小宇宙が再び溢れ、力を取り戻した時貞はこれで世界を支配すると恩知らずの言葉を吐き出しながら栄斗に挑みかかる。・・・がセブンセンシズに目覚めた栄斗に逆転されて退けられ、水瓶座はアテナ側に戻った。
嘗ての青銅一軍が黄金聖衣を纏うことを期待していた、それが無理ならせめてその代わりの人物が聖闘士としての矜持を示してくれることを期待していた氷河ファン及び水瓶座ファンは、技量も精神も黄金聖闘士の域に達してないという体たらくに愕然となってしまった。一時期は敵対することもありうるかと思われていた玄武が天秤座の伝統通りに味方として活躍してくれたことも、時貞のみじめっぷりに拍車をかけた一因であろう。
Ω二期
パラスとの聖戦(*厳密にはサターンが黒幕)では、氷河が新生聖衣を携えて戦線に復帰し、刻闘士に寝返った事で以前より遥かにパワーアップした時貞と対決。アクエリアスなど鉄くずも同然と侮辱の言葉を放ったことでブチ切れた氷河は、オーロラエクスキューションとフリージングコフィンを同時使用し、時貞を氷の棺の中に永久に閉じ込めた。
聖戦終盤、真の姿を現したミラーと対峙する氷河だが、ミラーの二つ名は聖衣の破壊者であり、ここでキグナス大破→アクエリアス装着…の流れを想像した人もいたはずである。しかし氷河は、シベリア仕込みの足封じ技とダイヤモンドダストでミラーを撃破してしまい、結果「Ω」において彼が水瓶座の黄金聖衣を纏う事は無かった。
それぞれ昇格しているのに。
…何故だ?
それでも市販されている格闘ゲームだとプレイヤーキャラとして使用可能である。
エピソードG アサシンで遂に登場
岡田芽武氏が手掛ける外伝漫画エピソードGの続編エピソードG アサシンにおいてΩでは実現しなかったカミュの後を継ぎ水瓶座の黄金聖闘士となった氷河が登場した。
火の海となった街を一瞬で凍結させたり、依り代とはいえ神をフリージングコフィンで拘束したりするなどその能力は健在。
なのだが・・・
敵に利用され記憶のない少女に突如「パパ」と呼ばれ、咄嗟のことから母の名であるナターシャと名付け養子にし一児のパパとなってしまった。
その後はΩでの紫龍以上の親バカっぷりを発揮。イタズラを叱れなかったり毎日撮っている写真をスマホの待受にしたりと周囲から呆れられるほどである。
関連イラスト
関連タグ
水瓶座のカミュ 時貞 真紅の少年伝説 ジュリアン・ソロ タナトス
サジタリアス星矢 ライブラ紫龍 牡羊座の貴鬼 バルゴ瞬 レオ一輝
表記ゆれ:水瓶座の氷河