「じわじわと長年の恨みを晴らしながら止めを刺すつもりです」
「もうこっちの思うがままです」
概要
第36話に登場したダブルモンスター。
散々マクーの目論見を瓦解させて来た、恨み骨髄に徹するギャバン抹殺が使命。
ゴシキダブラー以来の女怪人で、「ギャバンへの復讐」という映画の試写会を東都映画撮影所で行うという偽情報で、ギャバンを誘き出し、自身の能力で呪い殺そうと目論む。
亡霊を召喚したり映像と現実の世界を自由に行き来する超能力を持つほか、呪い殺そうとしているターゲットの写真を張り付けた藁人形に五寸釘を撃ち込むことで、相手を呪殺する能力を持つ。
活躍
フランスの新聞に掲載された「ギャバンへの復讐」という記事を見て東都映画撮影所にやってきた一条寺烈を試写室で拘束して襲い掛かるが、攻撃したはずみで烈の拘束を解いてしまい分が悪くなり外へ逃走。追いかけてきた烈と戦闘を続けた後、一時退却する。
魔空城に帰還すると烈の生霊を込めた彼の立体写真に五寸釘を打ち込み、本物の烈を苦しめ続ける。そして烈が医務室で休んでいるところに少女の姿に擬態して現れ「これを飲めば楽になる」と言って薬を飲まそうとするが、失敗。
すると正体を現し攻撃を初め、烈と交戦するがすぐに離脱しクラッシャーに彼を襲わせている一方で再び立体写真に釘を打ち込み苦しめ続ける。
次に現れた際は烈を屋上から落とし殺そうとするが、ギャバンに蒸着されてしまった為逆に自身が落とされてしまった。クラッシャーと共に攻撃を仕掛けるがクラッシャーを一掃され、直接対決に出るが劣勢になり、再びクラッシャーを召喚してギャバンが彼らと交戦中に逃走。
再度烈の立体写真に五寸釘を打ち込み、意識を弱体化させたところに現れ交戦した後、魔空空間に移動。
戦闘円盤に乗り攻撃を仕掛けるが、電子星獣ドルとギャビオンの連続攻撃で円盤を破壊される。そして外に放り出されるやいなやギャビオンの猛攻を食らってしまい、撮影用の怪獣や侍を召喚して応戦。
その後の対決ではクラゲダブラーの亡霊を召喚して戦わせた後棍棒で攻撃に出るが、レーザーブレードで切断された上自らも切りつけられてしまった。
最期は自身も太刀を持ち出し戦うも「ギャバンダイナミック」に敗れた。
余談
「ギャバンへの復讐」でマクーがダブルモンスターを生み出した後でギャバンがドルで倒したというナレーションのところでアルマジロモンスターの映像が使われている。
撮影所の怪獣の着ぐるみは他社の「ミラーマン」のアロザと「ファイヤーマン」のダークマンダー。
映画の撮影スタッフと大山小次郎が監禁されていた倉庫には「大戦隊ゴーグルファイブ」のサメモズー、シシモズー、サボテンモズーの着ぐるみが転がっていた。
第35話以前は敵怪人の名前のテロップは幹部含め一切表示されていなかったが、このダブルモンスターから初登場時に名前のテロップが表示される。
関連タグ
ノロイ怪人:こちらも呪いの藁人形に関連した怪人。
ノコギリトカゲ:こちらもヒーローをじわじわと苦しめる作戦をとった女怪人。
妖獣ズール:『TVアニメ版・デビルマン』に登場した妖獣で、こちらも本人とシンクロした人形をちまちまといたぶることを好んでいる。