「わしが ポケモン リーグ 四天王 最後の一人 ドラゴン使いの ゲンジ!」
概要
『ポケットモンスター ルビー・サファイア』で初登場したキャラクター。
名前の由来は恐らく名前に「ゲンジ」が含まれる植物だが、該当するものは「ゲンジスミレ」、「ゲンジソウ(源氏草)」、ムクロジ科の樹木「モクゲンジ」、ゴマノハグサの根を指す「ゲンジン」など複数存在しており、定かではない。
ホウエン地方の四天王の一人で、ドラゴンタイプのポケモンの使い手。4番目に戦うこととなる。
以前ポケモンに命を救われたことがあり、それに報いるためにトレーナーを志したという。
ちなみに『ポケモンマスターズ』にてそのポケモンの正体がカイリューだと判明。
海難事故から救われたことをきっかけに自身もミニリュウを手持ちとして旅をしたと語った。
ポケモンと一緒に戦うのに何が必要かを主人公に問いかけ、
「わかっていなければ この わしに 勝つことは 出来るまい!」
と発言した後で勝負になる。この答えは勝利することで教えてくれる。
ポケモンリーグに対して人一倍強いプライドと思いを持っており、「本気で勝負を楽しむならバトルフロンティアよりもポケモンリーグだ」と語る。
リメイク版の『ORAS』では、タイドリップ号の名誉船長であるハギ老人と友好関係であることが判明。
互いに「ハギちゃん」「ゲンちゃん」と呼び合う親しい間柄。トレーナーへの道を志した際には快く送り出してくれたという。
ポケモンリーグでは、灼熱地獄のような溶岩の上に架かる橋の先、火を吐く竜の顔のついた部屋の奥にて仁王立ちで挑戦者を待つ。
戦闘開始時には画面いっぱいに竜の顎が閉じて開く演出が入る。
容姿
上半身裸に制帽とコートという船の船長を思わせる格好をしている。
船のパーツには「竜骨」があったり、航空母艦に龍の名を冠する艦が多かったりするなど「船」と「竜」には関連する事柄がある。
また、他のキャラクターがリメイクに際して大なり小なり何かしら服装等が変わっているのに対し、ゲンジは全く同じデザインとなっている。
初対面でのリーグでは厳格な雰囲気だが、それはあくまで四天王として挑戦者に対するものであり、台詞自体も癖のあるものではなく寧ろ、ここまで辿り着ける実力があるなら理解できて当然の内容であるため、これを厳しいと言ってるような軟弱な精神のトレーナーではゲンジに勝つのは勿論、その先で待ち構えているチャンピオンに勝利するなど到底ムリだろう。
また、厳格そうな容姿と口調とは裏腹に面倒見の良い一面があり、作品によっては保護者的なキャラになることもある。
アニメでもその見た目からロケット団(喫茶店の店員に扮していた)に怖がられていたが彼等の入れたコーヒーが絶品だったとして見ず知らずの彼等を快く自身の船に招いていた。
ちなみにコーヒーの好みもギャップがありブラックではなくミルクや砂糖を大量に入れる甘党である。
船長らしい見た目や立場が任天堂繋がりのゲーム『ペーパーマリオRPG』のバレルに似ているという声も。
キャプテンピカチュウを見て、腕を組んで仁王立ちするゲンジを思い出したという人もいるとか。
アニメ版
CV:飯塚昭三
「アドバンスジェネレーション」第101話に登場。
今のところホウエン四天王で唯一アニメに登場した人物である。
とある港でポケモンバトルをしていたサトシに興味を持ち、一行を自分の船に招待した。
サトシとポケモンバトルを行い、ゲンジはコモルーでピカチュウを、チルタリスでジュプトルを撃破して勝利。ゲンジはこのバトル中サトシに雑念があることを指摘し、それがポケモンバトルで大きな障害であることを悟らせた。
その後、ピカチュウを連れ去ろうとしたロケット団をボーマンダで撃退。
その晩に夕食をごちそうし、ゲンジ本人も若い頃雑念が原因でなかなか勝てなかった時期があることを話した。
アニポケでの一人称は「俺」。二人称は「君」。サトシ達には君付けで呼んでいる。
後に新無印編第88話で、17年ぶりに再登場。声優は引き続き、飯塚氏が担当した。現在は四天王業の合間を縫って、トレジャーハンターもやっているとのこと。「プロジェクト・ミュウ」の「野生のキングドラをゲットする」というミッションに対して、「自身のトレジャーハンターの手伝いをしてもらう」という条件付きで、サトゴウに協力した。
尚サトシとゲンジは、再会時、お互いの名前を微妙に間違えていた。
また、ホットミルクが好物である事は今回でも健在で、「若い者は夢やロマンを追って良い」と言う考えの元で自身が持っている海中捜索で使用する質の良い装備品も気前よく貸し出している。
ホウエン地方で初めて登場した際にバトルの時に出したコモルーも登場しており、バトルする場面こそなかったが、ピカチュウやサルノリと仲良く戯れていた。
他媒体
ポケモンマスターズ
CV:佐藤正治
バディはボーマンダ。現状では唯一のドラゴンタイプのサポート。
ホウエン四天王の中では一番格上でありながら、何故かレアリティは他に一段劣る☆4に位置付けられ、それ故にバディストーンボードも未開放。原作の格から考えたらなかなかおかしなことになっている。
そして原作のボーマンダの攻撃的なイメージとは異なり、とくぼうを上げるどうぐ「スペシャルガードG」と味方全体のぼうぎょを上げる技「面舵いっぱい!」で耐久面を強化するサポートである。いかく再現のパッシブスキル「登場時攻撃ダウンG1」も持ち合わせているので、物理面は更に固い。
味方全体の物理・特殊の両面の耐久を強化できるサポートは☆5にも珍しく、☆4バディーズとしてはなかなかありがたい性能になっている。
ホウエン地方のバディーズを編成することによってそれぞれ味方が物理技・特殊技で受けるダメージを最大で31%軽減できるマスターパッシブスキルを持つマツブサ&グラードン、アオギリ&カイオーガとは彼らが消費の激しい4ゲージ技を使い、トレーナー技で耐久が下がることもあってなかなかに相性が良く、彼らの実装が追い風になっているバディーズのひとりである。
余談だがBPで交換できるバディーズが登場するまで☆4のサポートバディーズはゲンジ&ボーマンダただ1組であり、イベントの景品などで手に入る☆4のわざのアメ(青)がゲンジ専用アメなどという俗称で呼ばれていた時期もあった。そのためか、イベントバトルの報酬で☆4のわざのアメ(青)がかなりの期間で出なくなっており、BP交換の☆4サポートバディーズをすぐに本領発揮できるか否かが、ポケマスを始めた時期でかなりの差が生まれてしまっている。
所持ポケモン
ルビー・サファイア
名前 | レベル | タイプ | 使用技 |
---|---|---|---|
コモルー♂ | Lv.52 | ドラゴン | がんせきふうじ・ドラゴンクロー・かみくだく・まもる |
チルタリス♂ | Lv.54 | ひこう・ドラゴン | りゅうのまい・リフレッシュ・とっしん・りゅうのいぶき |
フライゴン♂ | Lv.53 | じめん・ドラゴン | りゅうのいぶき・あなをほる・そらをとぶ・すなあらし |
フライゴン♂ | Lv.53 | じめん・ドラゴン | りゅうのいぶき・かえんほうしゃ・かみくだく・すなかけ |
ボーマンダ♂ | Lv.55 | ドラゴン・ひこう | かえんほうしゃ・ドラゴンクロー・かみくだく・そらをとぶ |
エメラルドではフライゴンの内1匹がキングドラに変更される。
ORAS
名前 | レベル | タイプ | 使用技 |
---|---|---|---|
チルタリス♀ | Lv.53 | ひこう・ドラゴン | りゅうのはどう・ムーンフォース・つばめがえし・コットンガード |
キングドラ♂ | Lv.53 | みず・ドラゴン | なみのり・れいとうビーム・りゅうのはどう・あくび |
フライゴン♂ | Lv.53 | じめん・ドラゴン | いわなだれ・じしん・ドラゴンクロー・ちょうおんぱ |
フライゴン♀ | Lv.53 | じめん・ドラゴン | ばくおんぱ・かえんほうしゃ・りゅうのはどう・いやなおと |
ボーマンダ♂ | Lv.55 | ドラゴン・ひこう | ドラゴンダイブ・しねんのずつき・かみくだく・かみなりのキバ |
ORAS(エピソードデルタ後)
名前 | レベル | タイプ | 使用技 |
---|---|---|---|
チルタリス♀ | Lv.73 | ひこう・ドラゴン | りゅうのはどう・ムーンフォース・つばめがえし・コットンガード |
キングドラ♂ | Lv.73 | みず・ドラゴン | なみのり・れいとうビーム・りゅうのはどう・あくび |
ドラミドロ♂ | Lv.73 | どく・ドラゴン | りゅうのはどう・ヘドロウェーブ・ハイドロポンプ・10まんボルト |
フライゴン♀ | Lv.73 | じめん・ドラゴン | ばくおんぱ・かえんほうしゃ・りゅうのはどう・いやなおと |
オノノクス♂ | Lv.73 | ドラゴン | ドラゴンクロー・シャドークロー・シザークロス・じしん |
メガボーマンダ♂ | Lv.75 | ドラゴン・ひこう | ドラゴンダイブ・しねんのずつき・かみくだく・かみなりのキバ |
強化後の手持ちのレベルは歴代四天王最高(BW2のチャレンジモード時を除く)を誇る。
高い攻撃力と広範囲で弱点を突く技を所持しているので弱点以外のタイプでも要注意。
関連イラスト
関連タグ
キャプテンピカチュウ…マークこそ違うが、帽子のデザインがやや似ている。アニポケ第8シリーズに登場するピカチュウ。
他のドラゴンタイプの使い手
ワタル(トレーナー) イブキ(トレーナー) シャガ アイリス(ポケモン) ドラセナ(トレーナー) ヒガナ リュウキ(トレーナー) キバナ ハッサク(トレーナー)