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ゲース・スター

げーすすたー

『宇宙戦隊キュウレンジャーTHE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』に登場する、宇宙幕府ジャークマターが保有する兵器の一つ。
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概要編集

正式名称は『惑星破壊用巨大彗星兵器ゲース・スター』

宇宙幕府ジャークマター・独立部隊の保有する惑星破壊兵器にして、同部隊長のゲース・インダベーが開発・建造した惑星サイズの巨大人工衛星。その圧倒的な質量で目的の惑星へ衝突、宇宙の星屑へと変えてしまう。膨大な数のモアイダーを格納する母艦兼移動要塞でもある他、ゲースの遠隔指令で表面の発射口から人間サイズの目標をピンポイントで狙える電撃ビームを撃てる。

母艦及び移動要塞の機能は、ターゲットの惑星に接近を阻もうとする敵勢力を迎撃する為の物で、そのサイズによる艦載戦力の規模はビッグモライマーズを遥かに凌駕。キュウボイジャー8機フル出撃でも強行突破でシシボイジャー1機だけが艦載機の発着口に乗り込むのが精一杯で、基本的に真正面から迎え撃つのは限りなく困難。

一方、破壊対象の惑星の大気圏内へ突入した時点で、防衛機能は一時凍結される様で惑星に激突するしか出来ない無防備状態になる。ただそこまで接近させた時点でその星が滅ぶ秒読み段階の為、大抵は最早手遅れの状態でしかない。


所謂『外部からの凄まじい衝撃で目標を壊滅させる』ストレートな惑星破壊兵器だが、『刺さった惑星のプラネジュームを搾取し尽くして自壊に追い込む』機能を有するモライマーズが大量に生産・配備されるジャークマターにおいて、こうした運用方法の兵器はコスト面で見劣りしている。

これも含め、モライマーズを主軸にして『侵略した星はプラネジュームを搾取し尽して滅ぼす』行動指針を確立したジャークマターに置いて、反乱分子の抹殺の為なら惑星を破壊する(=埋蔵されたプラネジュームを採れなくする)のも厭わないゲースの独立部隊は異端の存在となっている。立場的にはショーグンの刺客と似た物だが、支配対象の惑星すら消そうとするそのスタンス故、敵対者はおろかジャークマターの身内にも恐れられているのが想像出来る。


しかし、それ故に反乱分子抹殺の最終手段としては適任とも言え、ゲース率いる独立部隊が派遣される事はジャークマターが恐怖による支配を行っている事の絶大なパフォーマンスにもなる。

事実、破壊対象の惑星の住民目線からして、上空より星諸共自分達を皆殺しにする為迫って来るゲース・スターの光景は逃げ場の無い絶望その物。逃げる手段が与えられているだろうジャークマター構成員(主にダイカーンカローの一般権力層)からしてもそれは強烈なプレッシャーとなり、組織中枢部に逆らって同じ目に遭う位なら圧政に加担して目先の欲望へ耽溺した方が無難との考えがより強くなるのが想像に難くない。こうして敵対する者は見せしめも兼ねて派手に始末し、次の反抗勢力が勃興し難くなる様敵味方ひっくるめて恐怖で萎縮させる目的で存在が許されたのが、ゲース・スターとそれを管理・運用するゲースが率いる独立部隊なのである。

当然、ゲースもそうした自分の役割を理解しているのだが、本質が敵味方から疎んじられる“汚れ役”であるのは変わらず、当然今の立場へ甘んじ続けるのにも嫌気が差していたのは察しが付く。これが劇中でのジャークマターに対する翻意の背景と推測され、破壊神ケルベロスへの執着を強める一因ともなった。


動向編集

惑星チキュウ破壊に投入されるも、作戦の裏でゲースが破壊神ケルベロスを入手する時間を設ける目的でチキュウ近海に出現し、およそ72時間余りでチキュウに衝突するタイムリミットを仕掛けジワジワと侵攻を開始。事実上チキュウを住人諸共人質に取る形でキュウレンジャーを誘き出し、迎撃戦で返り討ちにしようとするも先んじてゲースの元に辿り着いたショウ・ロンポー/リュウコマンダーとの遣り取りを傍受されてしまい、ゲースが秘密裏にケルベロスを手に入れようとする目的を察せられてしまう。

加えてゲースがショウを捕縛せず致命傷を与え宇宙空間に放り出してしまった結果、キュウレンジャーを一目散にゲース・スターより撤退させる理由を作ってしまってもおり、結局大した損耗を与えられずキュウレンジャーを取り逃がす結果へ終わった。


その後、チキュウ地表上でキュウレンジャーと独立部隊が正面激突しているのを他所に、タイムリミット通りチキュウの大気圏へ突入。独立部隊側がほぼ総崩れする、ゲースが復活させた破壊神ケルベロス=ケルベロスボイジャーがキュウレンジャー側の制御に置かれケルベリオスが誕生すると言った目まぐるしい状況の変化が極短時間で起こるも、迎撃で放たれたケルベリオスの三重連ビームも難無く弾き、あと数分で衝突という状況に。

だが、大気圏突入の直前にゲース・スターがを弾いた光景を見ていたバランス/テンビンゴールドガル/オオカミブルーのひらめきで、ヒカリキュータマの影響を受けたケルベリオスが999㎞以上のサイズに超絶巨大化。スケール差を埋めた相手より衝突の瞬間で真正面から受け止められるも、大気圏突入時に得た運動エネルギーの勢いのまま押し切ろうとする。


しかし、『絶対にチキュウを救う』思いを燃え上がらせたキュウレンジャー10人の叫びに呼応し、チキュウがキュータマを模した超々絶巨大ロケットに変化する予測不可能の奇跡が発生。ロケットの猛噴射で運動エネルギーが相殺された上で、ケルベリオスに押し返されチキュウの目前で無防備に浮かぶ大きな隙を晒してしまう。

そしてこれを追撃せんと向かって来るケルベリオスに対し、慌てて防衛機能を復旧させビーム弾を連射するも相手は怯まず、そのまま『ケルベリオスファイナルブレイク』で真正面から貫かれ艦載機諸共大爆散。

こうして数多の惑星を、そこに住まう命諸共屑芥に変えた絶望の機械星は、最後の一秒まで希望を捨てず諦めなかった究極の救世主の起こした奇跡の前に、自らが屑芥となる形で打ち負けたのだった。


余談編集

元ネタは皆までも言わずデス・スター。電撃ビームの発射シークエンスはスーパーレーザーのパロディである。

更に反乱分子を惑星諸共殲滅する運用思想も一致するが、保有する組織からは『政治面のNo.2が側近らと共に常駐する武断政治体制の中枢部にして最先鋒』となるのを期待されていたと、真逆の扱いを受けている。


関連タグ編集

宇宙戦隊キュウレンジャー ゲース・インダベーの逆襲

ゲース・インダベー ジャークマター独立部隊

宇宙幕府ジャークマター 惑星破壊 彗星 移動要塞


ゴズマスター:『電撃戦隊チェンジマン』最大の敵・星王バズーの正体である惑星型生命体。惑星を主食とする生態の一方、星の住人達の抵抗を除ける戦闘力は有しておらず、正体を偽った自身を頂点とした侵略組織に捕食対象の星を攻撃させ、弱らせた所を喰らっていた様子。同じやり方でチェンジマンの守る地球を喰らおうとするも手こずり、最前線に送った自組織構成員の一部が離反する等のイレギュラーに痺れを切らしてどさくさ紛れに纏めて捕食する強行策に打って出るも、結局戦闘能力の低さにより正体を暴かれた上で大した抵抗も出来ないまま中枢部に戦隊ロボの攻撃を許し、呆気無く滅ぶ末路を迎えた。

ゴズマード:ゴズマスター/星王バズーが使役していた侵略組織の移動根拠地(母艦)で、艦載機も搭載した実質上の最終防衛拠点。ゲース・スターは当艦船の機能をゴズマスターに統合した物だとも言える。最終的には戦隊が占拠し、皮肉にもゴズマスターへの特攻に使われ轟沈した。


バリバリアン:『激走戦隊カーレンジャー』の敵組織・宇宙暴走族ボーゾックのアジトである人工惑星。最終盤では黒幕チーキュ破壊兵器として利用され、最後はこちらも黒幕へ特攻する乗り物として戦隊に使われた末で破壊された。

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