もしかして→シャマク
???「外れろ装備、シャナァァァク!!」
概要
『ドラゴンクエストⅢ』などに登場する呪いを解除する呪文。レギュラーになってそうでなってない珍しい呪文。
他の作品では呪いを解くのは教会の専売特許となっている。
『ドラゴンクエストⅨ』よりフィールド上の解呪手段は復活したが、シャナクではなく「おはらい」となっている。
登場作品
ドラゴンクエストⅢ
その効果から神聖なイメージがあるが、習得者は僧侶ではない。
教会の「のろいをとく」と同様、呪い装備を破壊して外すという強引な呪文。当然、呪われる装備がどれかを知っておけばこの呪文の世話になることも無い。…とはいえ教会での解呪料金はバカ高いので、あれば助かることに変わりはない。
ファミリーコンピュータ版では「ふこうのかぶと」が売却も捨てることも不可能な存在であるため、預かり所を埋めて圧迫しないために故意に装備してこの呪文で破壊するという使い方がある。
ドラゴンクエストⅤ
呪い装備が自由に着脱可能になったので、呪いの装備を外す呪文ではなくなった。
本作では、敵の「呪いをかける」で喰らう「ステータス異常としての呪い」の解呪用。
覚えるのは勇者である男の子(Lv20)の他、クックルー(Lv18)とメッサーラ(Lv22)。
習得する面子の関係で、男の子を連れていない場合、全く呪いを治せないというのも珍しくない。
かといって教会を使うと大金を要求されるので、呪われたキャラをわざと殺してザオラル系で蘇生という「荒療治」が使われたりする。
しかも、なぜか戦闘中に使えない。つまり「HPが呪われた」「MPが呪われた」という移動系の呪いのみが対象となる。
戦闘中にのみ悪影響を受ける「動きが呪われた」「頭が呪われた」という呪いは解呪できない。
これらの呪いは戦闘が終了すると勝手に治る。
ちなみに、「まんたん」コマンドでこれは唱えてくれない。
実は「サラボナ」のルドマンの屋敷に入れば、隊列2~3番目のキャラは無料でフルコンディションになるため、解呪もされる。
だが、この呪文が特に重要となるのはダンジョン探索である。施設での回復は撤退を意味するので中途半端なフロアで呪われてしまうと、先へ進みたいときはさすがに悩みの種になる。
特にMPの呪いはキャラによってはかなり頭が痛い問題。
- リメイク版
呪い使いだった「サターンヘルム」が仲間になるようになり、Lv8で習得する。戦闘中に使用可能になり、戦闘中の呪いも解呪できるようになった。
実質無駄行動だったライオネックの呪いが機能するようになったこと、特にDS版以降では呪いが必中になったこともあり、重要度が高くなっている。
また、ルドマンの屋敷での解呪が使えなくなった代わりに「デモンズタワー」の一階左側の扉にある回復の泉で解呪できるようになった。
ドラゴンクエストⅩ オンライン
夢現篇で「いにしえの呪文」のひとつとしてイベントのみの登場。
作中の描写を未プレイ者にうまく説明するなら「破邪の秘法で超強化されたシャナク」といった感じだろうか。
アサナギがその跡を継ぎ、第4話『いにしえの呪文』で復活させた。
「結界の間」で巻物に記されて厳重に封印されていた。
ドラゴンクエストⅪ
「冒険の書の世界」のムーンペタでムーンブルクの王女が使うイベントのみの登場。
プレイヤーキャラクターの中でこの呪文を覚える者はいない。セーニャ辺りが使えてもいいような気もするが。
トルネコの大冒険 不思議のダンジョンシリーズ
「シャナクの巻物」が皆勤。アイテムの呪いを解く。
『トルネコの大冒険2』ではオリジナルの呪文を魔法使いが覚えたりもする(もっとも、魔法使いが装備できるのは指輪のみだが)。
『トルネコの大冒険2』までは装備の呪いは外せなくなるだけなのでいざとなれば我慢すれば良いし、呪いは解けずとも外す手段は意外に多かったりと少々立場が微妙だった。
『トルネコの大冒険3』と『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』では、呪いの仕様が極悪に変化したので重要度が跳ね上がった。
『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』ではゴールデンスライム、ベホマスライム、プチプリーストの3種類のモンスターがシャナクを習得。
習得者とその配合素材の関係上クリア後までお預けだが、合体して使わせることで持っている物全ての呪いを解くことができる。
ゴールデンスライムはそのままではシャナクが使えず、ベホマスライムはまともに行動せず、プチプリーストは魔法を失敗と、なぜか全員別の短所を抱える奇妙な共通点があるが、道中で無限に使えるシャナクの価値はそれを補って余りあるだろう。そもそも配合して子に受け継がせればデメリットも消える。
ちなみにこの中で一番作りやすいのはゴールデンスライムで、「いにしえの闘技場」で親となる2匹と配合のための贈り物が簡単に集まる。
ドラゴンクエストモンスターズシリーズ
『ドラゴンクエストⅤ』と同様、ステータス異常の呪いを治す効果。
呪いは意外と厄介なので「ひかりのはどう」がないうちは覚えておいて損はないだろう。
『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』では、メインストーリーの第三世界の「絶望の神殿2」にてジェマが使用。ゴア・アスラゾーマの絶望のオーラを解除した。
書籍での登場
ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章
タオがサーバイン戦で使用した。
「魔剣ネクロス」の呪いを一時的に解き、サーバインに過去を思い出させるのだが、魔剣ネクロスの強固な呪いの前に再びサーバインは魅入られる事となる。
エイベルがラダトーム城の人々が呪いで消えたと思い、自分も消えてしまうのではないかと考えアリアハンにある教会にシャナクで呪いを解くように頼んだが、呪文が効力を失っていたために使えなかった。
ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ
2巻で使用。解呪呪文と書いてシャナクと読む。
襲いかかってきた冒険者を不自然さを感じたアズリアがかける事で変身呪文の効果を解き、ジェリーマンの正体を見破った。