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CV:茶風林(TVアニメ版) / 伊丸岡篤(刃牙道14巻OAD版)


プロフィール編集

出身:アメリカ

年齢:97歳

身長:約221cm(7フィート3インチ) ※完全版表紙絵より

体重:不明

ファイトスタイル:我流


概要編集

 最凶死刑囚の名に恥じぬ恐るべき身体能力を持つスキンヘッド巨漢。筋肉の鎧に包まれたその巨躯は、目にした一般人曰く「ジャージのオバケ」。

 他の死刑囚も民家に火を付けたりビルを粉塵爆発で大炎上させたりと卑劣な行為を行うものの、スペックはそれが突き抜けて残虐かつ傲岸不遜、かつ無軌道であり多くの読者を驚かせた。範馬刃牙曰く、「アイツにそっくりだッッ」。


他の死刑囚が特に必要ではない殺人や実力行使を控える傾向があるのに対し、まったく利益をもたらさない殺人すらも平気で行っている。曰く教育と呼べるものを何も受けていない生い立ちのため、自分の欲望や衝動をまるで抑える気がない模様。

彼の敗北の定義も反撃不能になるまで叩きのめされることであるなどほかの死刑囚と比べて極めて単純明快で、最も早く退場しながらも彼のエピソードは死刑囚編において随一の人気を誇る。

他の死刑囚のモデルとなった人物が俳優や格闘家なのに対し、スペックのモデルとなったのはガチの死刑囚である。


来歴編集

 アメリカ沿岸の水深200mに停泊している潜水艦内部に収監されていたが、事前に牢から脱走し、面会に来たカウンセラーを通気口から頭を叩き潰して殺害、彼の金歯を抜き取って潜水艦のハッチを解錠し脱獄泳いで海岸まで辿り着き、捕縛しようとした沿岸警備隊員を返り討ちにして来日。

 日本に着くとヤンキー喧嘩していた範馬刃牙の元に唐突に現れ、ヤンキーの持っていた拳銃で自分の頬を撃ち抜くという度胸試しを行い、挙句殺害した警官手首を刃牙に放り投げ「オメェノ愛スル者ノ手ダゼッ」と外道挑発を行い、暴行する…が、さすがにこの騒ぎで警察がやってきて収監される。

 勿論、牢屋などに閉じ込めることは不可能で、食事が足りないと勝手に留置所を破壊して脱走コンビニエンスストアを襲撃して店員を殺し、肉まんを持って帰るなどといった犯罪行為を行う。なんとスペックは、留置所をホテル代わりに使っていたのだ。

 その後徳川光成老の呼びかけに答えて格闘家との戦いに参加することを誓い、松本梢江デートをしていた刃牙を強襲する。しかし、そこで待っていたのは日本最強の喧嘩士・花山薫。花山はスペックを刃牙から引き離し、花山は戦闘態勢に入るべく服を脱ぎ、褌一丁で、その肉体と傷、刺青を見せつけ、スペックは思わず「ビューティフル」と感心して待ちきれないと言わんばかりに会話中に不意打ちを仕掛けて戦闘を開始する。スペックは自慢の無尽蔵のスタミナに任せて打ち続ける“無呼吸連打”で猛然と打撃を打ち込むが、花山は任侠立ち(おとこだち)のまま耐え、殴られながら反撃してスペックに殴打。スペックの膝が笑うほどのダメージを与えられ、花山は襟首をつかみ「まだやるかい」と凄んで見せる。スペックは諦めずに何度も殴り掛かり、「まだやるかい」をあと2回繰り返した直後、降参するフリをして6発の拳銃弾薬を花山のに突っ込み、起爆させる。これで花山も一巻の終わりか、と思いきや花山はまだ戦闘を続行し、スペックを街灯に叩きつけて感電させ、逆転勝利を収める。

 一丁のまま花山はスペックを引き摺って警視庁に向かい、彼を土産と称して放り出し、警察もその礼にパトカーによる送迎をする。しかしスペックは警視庁ロビー覚醒、警官11名を虐殺してパトカーに乗り込んだ花山に襲い掛かった。警官から追剥した武器(拳銃、閃光手榴弾、特殊警棒)で花山の両膝を撃ち抜き、更にの中にを突っ込んで射殺を目論むが、かつてのトラウマを思い出し我を取り戻した花山は首を捻り咄嗟に頬を撃たせて回避、腕で足を払って転ばせ、そのままマウントポジションを取り、卑劣な死刑囚をタコ殴りにする。スペックはこれを閃光手榴弾で視界を奪って、攻撃の空振りから背後を取り花山を絞め殺そうとするが、逆に『握撃』でを握り潰され、予想外の損傷に事態が飲み込めない隙を突かれて内腿の肉を千切り取られ、激痛に悶えて形勢が花山に流れかけ、逆転を狙って中指を根元まで花山の耳に突き刺す(脳に達するほど)も倒れず、最後はを握り潰されて完全に失神した。

 病院に搬送されたスペックは、敗北を知った満足感を顔に浮かべながらもはや見る影もない程急速に老衰し、シワクチャの老人になっていた。じつはこの、既に97歳だったのである。


戦闘能力編集

武術や格闘技といった技術は用いず、己の身体能力に任せたゴリ押しとも言えるスタイルで戦う。

そのフィジカルはシリーズ全体を通しても上位に入る程であろうレベルであり、相手が天才の怪物たる花山であったとはいえ、花山の土俵である真っ向勝負で死闘を繰り広げた事からもその化物ぶりが見て取れる。


青銅製の自由の女神像を破壊し、巨体の花山を無呼吸連打で地面を抉りながら延々と押し切り、人が乗った乗用車を一息でひっくり返す等の怪力面が目立つ。

だが、取り分け突出しているのはタフネス面だろう。

単発の破壊力ならトップクラスの威力を誇る花山のパンチを初見かつ無防備な攻撃中にカウンターで叩き込まれても堪え、そこに追撃のフルスイングパンチが直撃しても「元気イッパイだぜ」と軽口を叩き、更に追撃で2発顔面に貰うも、弾薬による口内爆破という反撃を行う程の余力を残していた。

更に殴り飛ばされて街灯で感電するも警察署で目覚めて大暴れしており、回復力も相当なもの。

互いに消耗しているとはいえ、死の淵から覚醒した花山の剛拳で幾度もアスファルトの地面に挟み潰される形でボコボコにされても素早く背後に回って裸絞めを行い、握撃で肘を破裂させられ内腿を千切り取られても反撃するなど、花山に勝るとも劣らぬしぶとさである。

そりゃあ、非致死性の鉄鋼弾の集中砲火如き(常人なら最悪死ぬレベルだが)では歯が立たないのも無理は無い。


加えて、およそ教育と呼べるものは受けていないとされながらも、知恵や頭の回転は相当回る。

無呼吸連打の打撃力が通じないと見るや、弾薬を口内で爆破する。

両膝を銃撃で破壊し、試し割りのトリックでしこたま頭を踏みつけてから力尽きたところを口内からの発砲で仕留めようとする。

眼晦ましから耐久力を無視出来る絞め技で強制的に失神及び窒息させようとする。

耳を貫いて直接脳を狙うという致命の一撃を思い付くなど、その狡猾さ及びエゲツなさは凄まじい。


最凶死刑囚の中で最初に敗北した事や、戦績が芳しくない花山に負けたといった事から一部読者には「弱い」といった評価を受けるが、あの花山に生死を争うレベルの攻防を真っ向からやれたのは後にも先にもスペックだけである。


武器編集

 スペックはその場に落ちていた石から警察から奪った銃器などから、様々な武器を使用するが、本人が「武器ヲ使用スルトイウコトハ、私ニトッテ手加減シテイルモ同然」と言っているように、彼の真の武器はスペック本人の五体ということになる。

 一方で、道具の使用自体は巧みで、敢えて見せつける事で気を惹いたり、逆に銃の使用の際は近距離で格闘戦と思わせるまで隠し持ち、最初の一発で膝を撃ち抜いて機動力と自由を奪いつつ、ちゃんとトドメの残弾は残している。

 彼は5分間の無呼吸行動が可能であり、その息を止めた状態での連打は、自由の女神を破壊するほどの威力を持ち、5分間まったく間を置かずに連打し続けられる。これに平気で耐えた花山っていったい…。


余談編集

スペックの名前の英語表記は「spec」

最凶死刑囚の中では最年長であり、花山との戦いは19歳vs97歳である。


関連項目編集

刃牙シリーズ グラップラー刃牙 バキ 下衆 外道 猟奇

アンドレイ・チカチーロ - 元ネタ。

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