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スモーキーゴッド

とおりすがりのすーぱーせれぶ

ウィリス・ G・エマーソンによる小説『煙の神、ザ・スモーキー・ゴッド』、またはそれを基にした『東京放課後サモナーズ』のキャラクター。本記事では後者について記載する。
目次 [非表示]

「私かい?通りすがりのスーパーセレブさ。」

「君をこの苦界から、救いにやってきたんだよ。」


概要編集

Illustrator:めんスケ/CV:草尾毅

本編第12章『インベイダーズ ~序曲~ -革命の完全情報遊戯-』ピックアップ転光召喚にて実装。


人物編集

 異世界シャングリラ出身で、自身を「ただのお忍びスーパーセレブ」と嘯く裕福な「転光生」。

 エキゾチックな雰囲気の漂う衣装に身を包んだ人物で、掴み所のない性格。頭からは光背が差し、傍には常にボディーガードと呼ぶ、金色の鎧を纏った人物を連れている。更にこのボディーガードはどうやら煙が実体化しているようで、膝から下はスモーキーゴッドが身に纏う煙と同化している様子が窺える。


 先述したように自らの正体についてはあまり語りたがらず、聞かれても煙に撒いたようにはぐらかすことが多い。しかし調査ファイルでは圧倒的なカリスマ性を持ち、見る人によっては言わずとも正体を察してしまうといい、彼の言葉に耳を傾けようとする人が絶えないという。加えてカラリパヤットという異国の格闘技を修めているようで、身体能力についても秀でていることが窺える。

 また出自についても気になる記述があり、「シャングリラの太陽の一族王子」であり、「地位も財も美貌も才も全て備えて生まれた」とか、「世界で唯一輪廻から脱した存在」などと、その正体を暗示するような情報が散見されている。

 彼がこの東京へ転光してきた理由は「旧友を訪ねるため」であるようなのだが……











以下、本編第12章のネタバレを含むため注意




















“それは、空っぽの不安を侵す慈愛の笑み。1つの世界を革命する者の唯我独尊の笑み。”

「そう、この東京とは異なる世界シャングリラよりやってきた『世界代行者』スモーキーゴッドである、と。」



 その正体は「革命」を是とする真の三大ギルド「インベイダーズ」に属する「世界代行者」が一角であり、「」の実現により機構(システム)を維持する異世界シャングリラの廻らぬ太陽。「ウォーモンガーズ」のシヴァが治める異世界デーヴァローカと対を為す、失われた地平線に座す転輪聖王。

 作中ではある事情によって秋葉原に潜伏していた主人公の前に現れ、変装が解け正体が露見しそうになったところを間一髪で救う。しかし安堵していたところで正体を明かし、自身がその影を追った「旧友」にしてシャングリラの追放者である「アスラ」の名を転生体である主人公に向かって言い放つ。

 その後は主人公からの攻撃を避けずとも届かせない様を見せ翻弄しながら、東京を取り巻く輪廻についてや自身が主人公を今度こそ救うためにやってきたこと、またそのために派遣した用心棒のことについて語り、更にインベイダーズ自体が主人公を秋葉原にわざと誘導したことを暗示する。

 しかし主人公が自身の意思を拒み、大切な人を護るために歩みを進めると知ると、初めからそれを知っていたのか「誰かが誰かを救うことなどできはしない、ましてや皆を」と一言だけ忠告し、一旦は主人公の前から退いていくのであった……。


元ネタ・モチーフ編集

 まず名称としては冒頭で触れたウィリス・G・エマーソン氏による地球空洞説について記した小説『煙の神、ザ・スモーキー・ゴッド』に由来するが、キャラクター自体のモチーフとしては「人物」欄で述べた情報から推測するに、間違いなくかの有名な目覚めた人であると思われる。


 神話や民間伝承、小説などの物語からキャラクターの材を取ることの多い放サモにおいても、歴史上の実在人物を基にした転光生や現地民は少なくはなかったが、その中でも特定の宗教の開祖をモチーフにしたキャラが登場する事態は初であり、またユーザーの多数を占める日本人にとっても縁深い存在であったため、多くの召喚主が彼の登場に震撼した。

 また、「煙を纏った(≒正体を隠した)太陽」と呼ばれていることや、第4スキル「迷妄のマーヤーモーハ(ヴィシュヌ神の化身の1つ)」などからヒンドゥー教の最高神の1柱である太陽神「ヴィシュヌ」もモチーフであると思われる。というのもあちら側では仏陀はヴィシュヌの化身の1つとして数えられ、偽教を説いて人々や悪魔を惑わすために出現するのだという。

 同じヴィシュヌの化身としては既にカルキがおり、見方を変えれば2人はある意味同一人物という珍事が起こってしまったりする。


 お釈迦様と言えば清浄無垢で慈悲深い印象を抱きがちだが、スモーキーゴッド自体は金銭感覚がガバガバだったり旧友への執着を手放せずにいたりなどと、結構俗っぽい面が目立つ人物である。

 しかし仏法を説く聡明さや輪廻から脱したものとしての俯瞰的な視点を持っていることもまた事実であり、仏としての釈迦如来とシャカ族の王子としてのガウタマ・シッダールタが共存したキャラ付けになっているといえる。

 とはいえその2者は同一人物ではあれど決して交わることのない存在であり、このような事態は異例の筈なのだが……


 尚、スモーキーゴッドのように特定の宗教の開祖やそれに関する事柄をモチーフとする場合、引用元の宗教の信徒や宗教自体への配慮のため、敢えてシンボルマークの描写や名前の明言を避ける対処が取られることはままある。世界三大宗教の中では比較的寛容な方とは言え、彼についても同様の処置が施されていると思われる。


容姿編集

 頭全体を覆ったニット帽を被り、の意匠の入ったスウェット一式の上からノースリーブコートと蓮模様のストールを羽織った普段着(メイン画像)の他、天人如来羽衣のような白と赤銅色(蓮模様入り)の布を頭から被った、故郷での姿と思しきスキンが実装されている。光背は⭐︎3では1枚だが、⭐︎4では巨大化したものの周りに2枚追加されている。(見える範囲では2枚だが、配置的に本来は四方に追加されていると思われる)

 また、それぞれにボディーガードの有/無と、口元を煙で隠した差分とがある。アラビアンダンサーの口布のようでちょっとセクシーである


 お気付きの方もいるかもしれないが、ニット帽や頭部の布は両方ともの特徴である螺髪白毫福耳を隠すようにデザインされており、あくまでお忍びという体裁で転光してきているスモーキーゴッドのキャラ像が上手く表現された秀逸なデザインと言える。

 とはいえ本人が隠す気0とか言っちゃいけない。光背が隠れていないのは溢れるカリスマ性の現れだろうか?


ゲーム内での性能編集

☆3☆4
二つ名【お忍びセレブ】【空に観ずる】
コスト816
属性世界(同左)
武器(同左)
CS名遺我独尊(ヴァルティン・ラージャ)(同左)
CS効果敵に自属性・打撃ダメージ+CS発動後 周囲1マスに弱体無効付与+CS発動後 周囲1マスにHP大回復(+500~1000)敵に自属性・打撃ダメージ+CS発動後 味方全体に弱体無効付与+CS発動後 味方全体にHP大回復(+1000~2000)

 置きもn……もとい仏像式のサポーター。武器種:無のキャラには珍しく、空振り時に発動するスキルを一切持っていない。

 ⭐4の一番の強みはフェーズ開始時の味方への「スキル発動率激増(50%/1T)」付与と、対ダメージ時の広範囲への幻惑付与か。ついでと言わんばかりに6ターン毎のCP激増や滋養(与ダメージ増+HP回復)も付与してくれる。スキル発動率激増はクリティカル++などの強力だが発動率が著しく低いスキルに向いており、1ターンのみだが現実的な数値にまでのし上げることができる。

 CS以外での攻撃手段は持たないが、攻撃してきた敵にHP超激減(4000~8000)をお見舞いすることができる。防御面ではダメージ後の回避があるが、タイミングの影響で最低でも1回は通常通りダメージが入るので注意。ただ最も注意すべきは7ターン毎の敵味方全体への告死(瀕死ダメージ)付与であり、自分諸共その場にいる全員を強制成仏させようとしてくる。一応対策手段はあり、5ターン毎に弱体反射を撒いてくれる他、CSで保険として弱体無効を重ねる方法もある。うっかり2つとも消費しないように注意。

 総じて周回など短期のクエスト向けのサポーターであり、対策手段があるとはいえ長期クエストへの出陣には然程向いていないと言える。


余談編集

 後に作中で彼の抱える資産の総額が明らかになったのだが、その額なんと東京に宮殿を12個、象を1万も買ったら尽きてしまう程(消費には何千何万年単位の時間が必要)のドデカい額であるらしく、文字通り異世界の資産家が多数ひしめく放サモ世界でも一二を争う億万長者であることは確かである。

 一方でこのように天上人然とした人物であるためか、金銭感覚については大分アレな面があり、加えて天然ボケの気がある。2022年の正月イベントではセレブ友達のルキフゲケットシーに混じってセレブジョークを繰り広げ、自家用ヘリコプターの中で甘茶シャワーと称して甘茶をぶちまけるなど、年明け早々見事な暴走っぷりを見せつけ、召喚主達の腹筋を見事成仏させたブレねぇなこの仏


 実装当初、彫りの深い顔立ち逆三角形の逞しい体格、更にお供のボディーガードがどう見てもアレにしか見えないことから、Twitterでは某奇妙な少年漫画を連想した召喚主が散見された。特に全体的な雰囲気から3部を連想した人が多いようだ。

 とはいえ絵師の個性とも言える絵柄に対する「○○に似ている」といった風評は(本人が意識している場合を除き)謂れのないものが殆どであり、言われた絵師側が気分を害してしまうことも珍しくないため、非常にセンシティブな話題になりやすい。

 悪気がなくとも言葉のナイフになりかねない話題のため、軽率な使用にはくれぐれも注意されたい。


関連イラスト編集

センシティブな作品


関連動画編集


関連タグ編集

東京放課後サモナーズ 放サモ 仏教 聖人 アガルタ

ブッダ(聖⭐︎おにいさん):ご存じ東京在住のブッダ(としての先輩)。

元ネタが共通の他、セレブ出身故のスケールが高い天然ボケをかましたり、こちら側のセリフに原作のパロディ(おそらく3K4万D7MON)と思しきものがあったりなど、共通点がいくつか見受けられる。

ただし放サモ世界の東京は23区までに限られているため、彼が降臨した立川は区外のため作中で赴くことができない。南無三。


関連リンク編集

東京放課後サモナーズ

東京放課後サモナーズwiki

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