概要
無口で冷静なベルン出身の木こり。
足に病を抱える妻ナタリーの薬代のために山賊に身をやつしていた。リンの説得を受け足を洗い、恩返しのためそのまま旅に加わる。
リンをキアランに送り届けた後は傭兵に転職。エリウッドの護衛としてロウエンに前金2000Gで雇われる。後日談では「報酬で貴重な薬を買い求めた」とあり、具体的な金額は不明であるものの、最終的な報酬はなかなかの高額だったと推察される。
山賊をしていた経緯からわかるようにかなりの愛妻家で、作中の行動は全て妻のためを想ってのもの。支援会話でもナタリーに関する話題が多く、散り際も妻に詫びて死亡する。気は優しくて力持ちを体現したような人物。
そんなドルカスだがなぜか一部でビラク同様ホモキャラとして扱われており、海外では烈火の剣のCMでの扱いから日本でのリフやアーダンのようなネタキャラとして密かに人気を集めている。ファイアーエムブレムヒーローズの人気投票企画『英雄総選挙』ではなんと男性部門の12位にランクインした。
その後ヒーローズに追加され、文句なしに強い性能でネタにされにくくなったり、未実装キャラに票が流れたためか、流石に第2回総選挙で総合185位まで順位を落としている。
ユニット性能
能力値
兵種の限界値が見直されやや強化。また、装備武器の斧の命中が高くなり、前作より攻撃を当てやすくなった。
HP・力は上がりやすく速さ・守備・魔防が伸びにくい典型的な戦士成長。物理魔法共に打たれ弱いので、HPの高さに反して死にやすい。体格の高さで攻速落ちしにくいが、救出しづらいという問題点も。全体的に癖があり使い勝手が悪いユニット。ヘクトルやダーツなど優秀なライバルが多いのも向かい風。
ヘクトル編の場合とある人物加入の為バアトルを育てる必要があり、斧兵はもういらないと判断される事が多い
とはいえ攻撃力は申し分なく、手斧での間接攻撃やトドメ役として反撃されないよう使えば戦力になる。また、頭数の少ない序盤、特にハードモードでは嫌でもお世話になる。
支援関係
相手 | 属性 | 支援C | 支援B | 支援A |
---|---|---|---|---|
バアトル | 雷 | 23ターン | 28ターン | 28ターン |
ガイツ | 雷 | 28ターン | 28ターン | 28ターン |
オズイン | 理 | 41ターン | 41ターン | 41ターン |
ヴァイダ | 炎 | 41ターン | 41ターン | 41ターン |
ファリナ | 理 | 81ターン | 81ターン | 81ターン |
オズインとは運用上相性がよく、先行させて削った相手をドルカスが手斧で討ち取ることで、隣接させながら元来の使いにくさをある程度カバーできる。攻撃力を伸ばしつつ、回避にも大きく補正がかかる点も見逃せない。支援進行自体は遅い部類だが、ドルカスもオズインも加入が非常に早いため、そこまで問題にはならない。
同属性支援となるヴァイダは足並みが合わない上、加入時期も進行も遅く、あまり実用的ではない。ファリナはそれ以上に進行が遅く論外。残り2人は同職と、消去法でもオズインが有力候補となる。
ヒーローズ
冷静なる戦士 ドルカス
「おれの名前はドルカス。
ベルンで傭兵をしていた。
だがそれも…過去のことだ。」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/歩行 |
武器 | 剛斧トマホーク(専用) |
奥義 | 竜裂 |
A | 鬼神の構え3 |
B | 切り返し3 |
C | 歩行の鼓動3 |
第1回英雄総選挙の結果で特別実装枠として2017年11月から登場。添田一平氏によるリアルタッチの絵柄が存分に発揮されており、同時追加の面子と並ぶとかなり浮いている。
ステータスはHPと守備は高いが速さと魔防は低い。
専用武器「剛斧トマホーク」は遠距離反撃を内蔵。原作初期装備の「ておの」の再現とも思われる。
遠距離反撃+切り返しという組み合わせは同じ烈火出身のヘクトル以来となるもので、加えて鬼神の構えにより反撃時の攻撃が上昇するため、受け性能に優れている。流石にアーマー補正を持つヘクトルにステータス総合値は少し劣るものの、ヘクトルがいない場合は代役として十分すぎる程に活躍できる。むしろ2マス移動ができるのでヘクトルにはできない素早い進軍が可能という大きな利点がある。もはや原作の面影も無い程だが強力なユニット。
ゲームのインフレが進んだ2019年現在でもまだまだ強力なユニットだが、2019年4月からは出現するガチャが「ピックアップ召喚」「復刻超英雄召喚」絞られているため、ピックアップされていない限り当てるのは困難になっている。しかし、同年6月に告知された「週替わりリバイバル召喚イベント」でワユとルーテと共にピックアップされることが決まっているので、オーブに余裕がある、もしくはまだ持っていないのなら狙ってみるのもいいだろう。
…しかし同じ兵種にドルカスと同じ鈍足ではあるが自分味方の強化やステータスが上位互換であるヘルビンディや速さはやや高めで条件付きだが遠距離反撃と魔防、火力、反撃性能はこちらが上のオーシン。入手しやすさと高い速さに同じ物理耐久が優れるエキドナが登場した事によって立場が危うい状態に。
現在はインフレにより上位互換が多く登場してしまったため、使う機会はほぼ失っている。
2021年7月のアップデートで錬成武器対象に。効果自体に変化はないが特殊錬成効果は攻撃する時か周囲2マス以内に味方がいると戦闘中、敵の攻撃守備-5かつ敵のバフ無効。これでバフ無効と戦闘中のデバフ付与の新たな個性を得た。
戦禍の連戦「英雄ではなくとも」では仮面マルスに「力を貸してほしい」と頼まれた際に「悪いが…他の奴に頼んでくれ」と返答して仮面マルスを困惑させた。そしてこれ以降の戦禍の連戦のシナリオはたまにギャグ路線へと進むことになるが現在は頻度が下がっている。
ホーム画面ではたまに奥さんのことも話すが、聞いてると何だか急に呼び出してしまって申し訳なくなってくる。召喚士としては貴重なオーブを砕いて引き当てた彼を易々と帰すわけにもいかないため、彼が元の世界に帰れるのはいつになるのだろうか。
また、ステータス画面でタップすると彼の有名な台詞「…まあまあだ。」を言ってくれる。余談だが、彼の登場が告知された第3回フェーちゃんねるのアンケート結果は「とてもよかった」が65.8%、「まぁまぁ良かった」が24.2%とそこそこの評価だったため、「…まぁまぁだ」のコメントが吹き荒れることとなった。
公式ホームページのお知らせページから見られる2周年記念イラストでは同じく添田氏がイラストを手掛けたアーダンらと共に描かれている。他のイラストレーターさん達の可愛い&微笑ましいお祝いイラストの最後に突如現れた濃すぎる面子のイラストは閲覧者の腹筋を崩壊させた。
カボチャ割りの斧 ドルカス
「おれの名はドルカス。
賑やかな祭りは苦手だが…
引き受けたからには怪物役を務めよう。」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/重装 |
武器 | カボチャの斧+ |
補助 | 入れ替え |
A | 鬼神金剛の構え2 |
B | 守備隊形3 |
2018年10月から初の超英雄。戦渦の連戦の報酬として配布される。
牛の怪物(ミノタウロス?)の仮装をしており、クリスマスサーリャに継ぐであろう見た目詐欺の軽装すぎる重装ユニット。普段は無口で真面目な彼だが、まさかのチョイスに情報発表時にはユーザーからは驚きの声が多数上がった。祭りの最中ということで無印版より茶目っ気溢れる台詞が多く、外伝では最終決戦時に他のハロウィン衣装のメンバーが揃う中で一人奥さんへのお土産を探しに出かけてしまうなどフリーダムな一面も…。
通常版とステータスを比べると苦手の魔防はさらに下がってしまうがそれ以外は上回る。
カボチャの斧はキャンセル効果を内蔵している。無印版のような遠距離反撃性能は無いものの、パッシブAの「鬼神金剛の構え」によって相変わらず近接系に強い。更にパッシブBに「守備隊形」を持つためワンパンで撃破するのは困難という強みを持つ。奥義を自力習得しないので運用していくなら奥義の継承は必須である点、また既に発動可能状態になっている奥義のカウントを戻すことはできない点にも注意。
「戦禍の連戦 懐かしき顔」イベント冒頭のストーリーでは1年前のやりとりがトラウマになったのか、仮面マルスがドルカスを見ただけで戦慄し、思わず素の状態になって助けを懇願するという展開になり、流石にドルカスも「一年前の俺のせいか」と反省している。
なお、烈火の剣本編ではオズインにアーマーナイトを薦められていたが、やっとここでifの可能性である重装ドルカスが実現することとなった。まあ、その露出で重装と言い張っていいのかはともかく…。
余談であるが、通常版から続けてワユと同時登場したため、「ワユと仲良し説」が流れることになった。また、今回のドルカスの格好を見て蒼炎の軌跡に登場したワユの支援相手であるラルゴを思い出す人もちらほらいたり。
2020年3月に炎帝が同じ効果の「キャンセルの斧」を持ってきた(パッシブBまで同じ)ので「炎帝の正体はドルカス説」まで生まれてしまった。
公式4コマでは61話に登場し、スルトに向かって苦し紛れにお菓子を投げた所、溶けたお菓子が顔面にクリーンヒットした(あれ?斧は…?)。