概要
2020年(令和2年)、7月18日(土)放送。
脚本:中野貴雄
監督:辻本貴則
音楽:安瀬聖
第5話予告
ナレーション:ウルトラマンゼット(CV:畠中祐)
アラスカで謎の石器が発見された! 同時に冷凍怪獣ペギラも出現!
ウインダムが氷漬けに!? もしかして、あの石器に何か秘密が…?
って、一体お前は何者だ!?
次回、ウルトラマンZ!「ファースト・ジャグリング」
ウルトラ冷えるぜェ!!
STORY
アラスカで3万年前の古代石器が発掘され、帝都山大学研究所に送られる事に。
一方、アラスカではペギラが永久凍土の眠りから復活。ユカの解析から例の石器によって封印されていた事が判明、自身を封印していた石器を破壊するべく、避難所となっている帝都山大学に向かっている事実を知る。
ヨウコはウインダムで迎撃に向かうが苦戦、冷凍攻撃によりダメージレベル50%を超過。状況の悪化からヘビクラ隊長も現場に急行。避難誘導に当たっていたハルキはウルトラゼットライザーを構えるが…
※未視聴の方はブラウザバック、公式配信されている本編第5話を視聴された後、ここから先の閲覧を推奨します。
ゼットライザーを構えたハルキの背後から謎の魔人が出現する。
「よぉ、元気?」
「誰だ⁈」
「ふぅん、面白そうだな。俺にも遊ばせてくれよ。」
気さくに話しかけた魔人はハルキからライザーを強奪、姿を消してしまう。
更にペギラの冷凍攻撃でウインダムは氷漬けに、最後まで交戦していたヨウコが閉じ込められてしまう。零下30度に冷却されたコクピットの中でヨウコの体温は低下。
ゼットに変身出来なくなりハルキは「俺は…俺は何も出来ないのか…」と絶望するが、無線から、
「絶対に守る…絶対に守る…皆を…それが…私の仕事だから…」
意識朦朧としたヨウコの声を聞き、
「そうだ、まだ何か出来るはずだ!俺だってパイロットじゃないか!」
ハルキはストレイジ整備員の制止を振り切りセブンガーで出撃。
「ヨウコ先輩、今行きます!」
一方、
「星の瞬く狭間の闇よ、暗黒のパワーを我にもたらせ。光から闇へ、闇から光へェェェェッ!」
魔人はゼットライザーから新たなライザーを創り出していた…
セブンガーで出撃したハルキはペギラと交戦するが、左腕の破損・残り活動時間1分に追い込まれる。
ユカに脱出を促されるも、
「ヨウコ先輩はギリギリまで諦めなかった、人々を守る為には自分の身を顧みない!アレがプロだ!俺も…俺もプロでいたいんです!」
意地でも脱出しないハルキはついに、隙を見てセブンガーのバーニアでウインダムの氷を解凍し、セブンガーを自動操縦に切り替えてヨウコの救出に成功する。
地上に降りたハルキにペギラに冷凍攻撃が迫った瞬間、魔人が現れ妖刀で防御したのだった。
「お前は…」
「…んん?」
「返せ、ゼットライザーを返すんだ!」
「まぁまぁ落ち着け。ほら、返すぜ。ありがとよ。」
「待て、お前は誰だ⁈」
「オイオイ小僧、俺に構ってる場合か?」
意外にも魔人はあっさりとゼットライザーをハルキに返却、姿を消してしまう。
ライザーを取り戻したハルキはようやくゼットとの再会を果たす。
『ハルキ、今までどうしてたんだ⁈』
「ゼットライザーを奪われてたんです!」
『ウルトラヤバい闇の波動を感じたぞ…!』
「それより、あの怪獣を止めないと!」
『ウルトラマン、ゼェェェェット!』
ハルキはアルファエッジに変身、ペギラとの空中戦に臨むが地上に叩き付けられてしまう。
その時、研究所にあった石器が光ってゼットの手元に現れ、ゼットランスアローに変化した。
「これは…なんです?」
「ウルトラマンの力を感じる…何万年の時を経たウルトラの力を!」
「えっ、そんな昔からこの地球にウルトラマンがいたんですか?」
「分からない…ただ、コイツの使い方は分かる!分かっちゃいます!」
光の槍を構えたゼットを前にペギラは驚愕するが時既に遅し、必殺技『ゼットランスファイヤー』で瞬殺されて爆発。
その様子を見ていた魔人はヘビクラの姿に変わり、新たなライザーを構える。
「ほう…やるねぇ…。久しぶりに血が騒ぐぜ!」
<Hebikura,Access Granted.>
「ゼットンさん、パンドンさん、マガオロチ。」
<Zetton,Pandon,Maga-Orochi.>
「お待たせしました。闇の力、お借りします!」
<Zepandon!>
魔人は自身のアクセスカードとメダルでゼッパンドンに変身、ゼットの前に立ちはだかる。
ゼットは応戦するものの、光線吸収や瞬間移動で追い込まれてしまう。
「なんて強いヤツだ…」
「…いや、たとえどんなに相手が強くても俺は諦めない。 俺達は、怪獣退治の専門家だから! 」
「そうとも!それがウルトラマンだ!」
『ゼットアイスアロォォォッ!』
必殺の一撃がゼッパンドンを貫き、ゼットは勝利するのだった。
ハルキが戻るとヨウコは搬送されており、回復に向かっていると連絡が入った。
安堵するハルキに、今度はヘビクラから無線が入る。
「こちらヘビクラ、よかったよかった…じゃない。」
「すんません…」
「ハルキ、出動許可も無いのにセブンガーブッ壊したな。ブ厚い始末書書いてもらうからな。」
「すいません!」
「…フッ、いいから早くヨウコに会ってこい。」
「…押忍!」
無線を終えたヘビクラは、瓦礫の上に横たわりつつ、不気味な高笑いをするのだった。
「…ッハハハハハハハハハハハハハハハ!アァーッハハハハハハハハハハハハハハハ!アハハハハハハハハハハハ!…あぁ、面白ぇ。 」
余談
- ご覧頂いたら分かる通り、とにかく魔人が目立ち過ぎて、ネットでは、そのノリノリな彼に興奮するファンは多かったと言える。
- 魔人がゼットライザーから新たにダークゼットライザーをいとも簡単に創り出したことから『ヒカリはコピーガードくらい付けろ』『セキュリティどうなってんだヒカリィ!』『光の国法務部案件』『闇の違法コピー』『闇の著作権侵害』『闇のプレバン商法』など散々な言われようだった。
- ニコニコ動画での公式配信では、前述のように、ヘビクラやその正体の魔人がちょっと何かするだけで『闇の○○』とコメントされた。
・冒頭、ヘビクラのダジャレでは『闇のダジャレ』『闇のオヤジギャグ』
・ヘビクラの出動時、『闇の現場急行』『闇の出陣』
・魔人の姿で現れた時は『闇の出現』
・ゼットライザー強奪時は『闇の借用』『闇の窃盗』『闇のジャイアン』
・ライザー複製(?)時は『闇の儀式』『闇の中二』『闇のプレバン注文』
……等々、言い出したらキリが無いくらいである。
- ヘビクラの変身時、怪獣メダルをセットする際『ゼットンさん、パンドンさん』と敬称だったのに対してマガオロチだけ呼び捨てだった。理由は不明だが「同期だったから」という説が浮上している他、「自分の目でマガオロチの実力を見知っている=目の前でオーブに倒されたから」とも考えられている。
- ヘビクラの変身時の『お待たせしました』は視聴者一同『待ってました』と言わんばかりの瞬間だった。
- ラストのヘビクラの『面白ぇ。』は視聴者一同『こっちの台詞だわ』の一言に尽きる。
関連タグ
ウルトラゼットライザー ダークゼットライザー ゼットランスアロー