概要
2001年1月26日にゲームボーイカラーで発売されたゲーム。
勇者シリーズを中心とした、タカラスポンサーのサンライズ作品が一堂に会するゲーム「ブレイブサーガ」シリーズの1つでありブレイブサーガ2の続編にあたる。
各ダンジョンはランダム生成のフロアで構成され、階層移動の階段や穴を除けばアイテムボックス以外のオブジェクトが配置されないシンプルなもの。
また街に相当する場所は無く、ワールドマップでのみメニュー画面からアイテムの購入が可能。
必殺技は追加パーツを正しい組み合わせで装備すると使用可能になる。生身の人間であるトルーパーもこのシステムであり、例えば烈火のリョウなら「ブレードパーツ」と「フレイムパワー」がないと双炎斬が使えない。
登場作品はバーンガーンを初めエクスカイザーからガオガイガーまでが登場。
ブレイブサーガお馴染みのボトムズやダグラムも引き続き登場している。
またトミースポンサーであるエルドランシリーズが参戦する他、魔動王グランゾートや鎧伝サムライトルーパーなど珍しい作品も新規参戦した(しかもトルーパーは非ロボット作品であるため、この点ではスパロボより10年以上先駆けていた)。
勇者シリーズを初めとした一部作品のキャラはレベルが一定値になると、ポケモンでいう進化が可能になる。……正確には小型形態から通常形態になるだけ(エクスカイザー→キングエクスカイザー、バーン→バーンガーンなど)で、いわゆるグレート合体などは登場しない。また元に戻る事は出来ない。
獅子王凱のみシナリオが進んでGGGが合流しないとギャレオンがいないので、レベルをあげても変化しない。ただガオガイガーのレベルを上げると、何故かガオファイガーになれる。
あらすじ
人とロボットが平和に暮らす世界「アスタリア」。
しかしアスタリアに存在する唯一悪「魔人デモン・ジャーキン」が復活。人々から「正義の心」を奪ってしまった。
この世界の危機にアスタリアの少年ロボット「ガンバー」は様々な世界からやってきた勇者達と共に立ち向かう。
主な登場人物/ロボット
アスタリアの住民の半分がロボットのような姿となっており、世界観も今までのシリーズよりもファンタジー寄りとなっている。
これは3年後に放送された同じサンライズ作品である「SDガンダムフォース」と類似している。通常の人類もこの世界に存在しロボ人類と共存しているため、この点でもSDGFに似ていると言えるだろう。そして主人公もこの世界の住民であるため立ち位置が似ていてもおかしくはないのである。
今回の主役ロボット。野球が大好きなやんちゃ坊主。愛犬ロボのゼロワンと合体してガンバー01になる。
ガンバーのおにいちゃん。弟より落ち着いた性格。救急ヘリと合体してゼッター99になる。(ゼッター99はゲーム未登場)
カンタ/メイ
本作の人間側主人公。ガンバー兄弟と仲の良い10歳の双子でカンタが兄、メイが妹。ゲーム開始時に選択しなかった方がゼッターと一緒に敵に攫われる、またどちらも名前の変更が可能。
ガンバーやゼッターの父親。エクスカイザーの先輩であり友人。複数のサポートメカと合体してビッグファザーになれるが負傷により今作では合体不可能。
ガンバー01とゼッター99更にサポートメカのビッグコンドルとプラスジェッターが合体した姿。今作のグレート合体枠にあたる。
この世界の唯一悪といえる存在。とあるアクシデントで蘇り、正義と悪のパワーを集めることでアスタリアを支配しようとしている。
ライディーンシリーズの敵キャラが合体しているような名前となっているが、実際の元ネタはビーフジャーキーらしい。
バッツ
デモン・ジャーキンに作られた使い魔、赤ちゃん言葉で喋り見た目も幼いが戦闘時には凶悪な姿に変身する。
登場作品
勇者聖戦バーンガーン(今作オリジナルキャラもこちらに分類される)
余談
なぜか魔神英雄伝ワタルシリーズや獣神ライガーは参戦していない。
後者は版権上仕方ないとはいえ、前者はタカラスポンサーな上に本作が「心」という重要な要素を含めているにもかかわらず参戦しなかった(超魔神からスポンサーがバンダイになったため参戦できなかったという噂もある)。
なお、高橋良輔監督作品ではバンダイスポンサーの作品、トミースポンサー作品では伝説巨神イデオンが参戦していない。スポンサーの関係でもあるが、内2作がリリース時点でスパロボに参戦済みとなっているため参戦できなかったようである。
本作では一部キャラに名前の間違いがありイーター・イーザックをイイター・イーザック、ウインザートをウィンザード、名前のみの登場であるがバクリュウオーをバクリューオーと表記してしまっている。
名前のみでなくガンバルガーの流崎力哉と風祭鷹介の顔グラフィックが逆になっているミスもある。
また本作では隠しユニットとして開発勇者が参戦しているが、ノーヒントではかなり分かりにくい上に仲間に加える方法が攻略本に一部間違えて記載されてしまっている。