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ムジナ(カクレンジャー)

げんだいのむじな

本記事では、特撮テレビドラマ『忍者戦隊カクレンジャー』に登場する敵怪人の一体としてのムジナを取り扱うものとする。
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「昔は人を化かすだけだったが、現代の妖怪ムジナは妖怪マンガ界の『水木しげる』と呼ばれる漫画家だポンポコ!」


演/CV:佐藤正宏

登場話数:第46話「新春まんが地獄」


概要

妖怪軍団に属する、本作の妖怪の一体。

後述の自称通り、いかにも漫画家らしい出で立ちをした二足歩行のの姿をしており、着ている服にはアメコミテイストなオノマトペが至るところに配されている他、得物として身の丈を超すほどの万年筆を振るうなど、漫画にちなんだ要素がこれでもかと強調されている。


原典となった「」は、人間を化かすだけの妖怪と説明されているが、現代においては「妖怪マンガ界の水木しげるを自称するなど、漫画家としての側面も持ち合わせている。とは言ってもそこは妖怪なだけあり、描く漫画も当然ただの漫画であるはずもなく、持ち前の幻術を行使して漫画の世界に特定の相手を閉じ込めることで、その漫画のシナリオ通りに相手を追い詰めることができる。

ムジナの描く漫画の世界においては、彼のシナリオ次第でその相手の行動に様々な制約がかかる他、シナリオに沿う形でキャラクターが実体化し、相手に襲いかかることさえある。さらに人間の姿に化けるという、原典に準じた能力も当然持ち合わせており、普段はその能力で古本屋の店主に身をやつしている他、漫画の世界においても後述する様々な刺客へと次々化け、直接相手に襲いかかることもある。


一方で、漫画の世界へは現実世界から干渉することもできるようで、実際に現実世界からの声援が漫画の世界へ届き、これがカクレンジャーに窮地を打開する糸口を与える格好となった。またその逆に、ムジナが飛ばしたインクやサスケが投げつけた万年筆など、漫画の世界から放たれた攻撃が現実世界へと飛び出す場合もある。

また、読者からの声援にカクレンジャーが反応すると、そのページが追加されたりしている。このことから漫画自体はムジナの能力で作り出した異空間のようなもので、変身を封じられるなどの「シナリオ通り」に添った制約はあっても、漫画に登場するカクレンジャー自身の台詞や行動は制限されない(カクレンジャーの台詞や行動もシナリオ通りならば、後述の反撃もできないはずである)。


作中での動向

予てから自らの能力を利用し、妖怪大魔王と共にカクレンジャー打倒を画策していたムジナは、1年もの間「孤独で寂しい漫画好きの子供」が現れるのを待ち続け、その条件に当てはまる漫画好きの明少年に目星をつけるや、彼に「一人で読むこと」を条件に『カクレンジャーの最期』なる自作の漫画を、30円で売りつけることに成功する。


かくして、明が件の漫画を読み始めたのと時同じくして、初詣の最中であったサスケ達5人はムジナの作り出した漫画の世界へと吸い込まれ、漫画のシナリオ通りに現れる様々な刺客達の襲撃を受けることとなってしまう。

刺客達のみならず、次々と目まぐるしく変わる場面に翻弄され、さらには最初はサイゾウのみが「シナリオ通り」に変化できずに負傷して足手まとい化し、サスケ達も再度変化しようとするが「シナリオ通り」サスケ達の変化も封じられ、次第に窮地に追い込まれるカクレンジャーであった。

ムジナはここが自分の描いた漫画の世界で、最期は漫画のシナリオ通りにカクレンジャーが死ぬことを明かした。漫画からインクが吹き出すなど自分が読んでいる漫画が普通の漫画ではないことに気付いた明は最後のページを見て物語の結末を知り、それでも仲間を見捨てずに立ち向かう5人の絆に感銘を受け、偶然出会ったニンジャマン(後楽園ゆうえんち前でクレープ屋の準備をしていた)と共に声援を送った。これによりカクレンジャーに、漫画の世界と現実の世界を繋ぐ部分があることに気付かれてしまう。

結果、ムジナはサスケの反撃を受けて得物の万年筆を奪われた末に、二人の声援が聞こえる方向(空)に向かってこれを投げ飛ばされたことで、自分達もろとも5人の漫画の世界からの脱出を許してしまう。


現実世界に戻されたことで、自らのシナリオ通りに事が運ぶムジナの術もカクレンジャーには通用しなくなってしまい、共に現実世界へ放り出された漫画の刺客達もまた、変化できるようになったカクレンジャーや彼らと合流したニンジャマンにことごとく一蹴されるなど、今度は一転してムジナが不利な状況に追い込まれる格好となった。

已む無く巨大化したムジナは自ら隠大将軍とニンジャマンを相手取るも、迂闊にも「青二才」と口走ったがためにニンジャマンがサムライマンへと変身してしまい、彼らの繰り出すサムライ激怒ボンバーと鉄拳フライングフィニッシュの連続攻撃の前に、自ら描いたシナリオとはまるでかけ離れた形での幕切れを迎えたのであった。


「もっと漫画が描きたかった・・・ポン・・・ポコ・・・」


ムジナが倒された後、ピンチを救うきっかけを作った明にはニンジャマンから、『カクレンジャーの大勝利!!』という漫画が、カクレンジャーからの感謝のメッセージとともに贈られている。


漫画の世界の刺客たち

いずれも、当時JACに所属していた役者達が演じている。


剣の鬼

演:岡本美登

額に鉢金を巻いた侍で、漫画の世界における最初の刺客。

サイゾウの先祖である霧隠才蔵に化けてカクレンジャー達を驚かせると、すぐに正体を現して襲いかかった。

刀から斬撃を飛ばし、変化できずにいたサイゾウを負傷させるのみならず、ニンジャレッドの繰り出す「隠流・満月斬り」を受け止め返り討ちにするなど猛威を振るったが、この時明はホットドッグを食べながら漫画を読んでいたため、ケチャップが溢れて漫画に付着し、何故かこれが攻撃として扱われた末に、サスケ達の変化を解除し次の世界に飛ばした。

後にムジナに呼び出されると二刀流を披露するようになるが、現実世界に放り出されるとニンジャブルーの瞬間移動に翻弄され、隠流・正方の陣を受けて倒された。


演者の岡本は、本作では物語序盤に登場する「本物」の霧隠才蔵も演じている。


上海のスパイ

演:西村陽一

サングラスをかけた、黒い武道着姿の男。

ニンジャブルーに化けてカクレンジャーたちの前に現れ、サイゾウだけ変身できないのは神社のおみくじで正月早々に縁起でもないくじを引いたからと挑発してみせた。怒り心頭のサイゾウからは狼手裏剣を投げつけられるも、すぐさま正体を現すと複数のスパイと共に襲いかかる。

中国語混じりの日本語で喋り、ジライヤと互角以上のカンフーの腕前も披露。現実世界でもニンジャブラックと対峙するも、スリーキックを喰らい敗れる。


槍の達人

演:甲斐道夫

水色の頭巾を被った僧兵の男性。

「天に代わってお仕置きじゃ」と、どこかで聞いたような台詞とともに、狭い廊下の中でサイゾウと鶴姫に襲いかかる。壁から槍を突き出してサイゾウにカンチョーしたり、石突きで金的したりして苦しめた他、槍を地面に突き刺し衝撃波を走らせるといった攻撃も使用している。

現実世界ではニンジャレッドと戦うが、分け身の術に翻弄され、満月斬りを受けて倒された。


アマゾネス

演:関誉枝恵

民族衣装姿の女戦士。

後楽園ゆうえんちに似た空間で鶴姫とサイゾウに襲いかかる。石斧を武器としており、これでサイゾウの脳天を打ち付けて気絶させた。口から煙を吐いたり、光のムチを出して攻撃する。

現実世界ではニンジャホワイトと戦うが、隠流忍法・花吹雪を受けて倒される。


衣装は恐竜戦隊ジュウレンジャーのタイガーレンジャー・ボーイのものの流用。


ロス市警

演:井上清和

白いヘルメットとサングラスを装備した警官。

バイクに撥ねられたサイゾウが手術室にて出くわした刺客の一人で、ベッドから突然起き上がって「Today is fine day in California」と呟くと、サイゾウに向かって発砲し追いかけ回した。

現実世界ではニンジャイエローと戦うが、銃撃をすべて弾かれた挙げ句、カクレイザーで返り討ちにあった。


演者の井上は、本作ではジライヤの先祖である児雷也を演じている。


その他

上記の5人の他にも漫画のキャラクターが複数登場しているが、いずれも実体化しなかった。

また、明の母親も刺客として登場しており、この思わぬ展開には明も驚きを隠せなかった。後に本物の母親も漫画の世界の展開とは無関係に登場し、明から漫画を取り上げようとしたが、噛みつかれて逃げられている。


備考

デザインは篠原保が担当。漫画家のキャラクターというのは既にシナリオの段階で決まっていたようで、そこから漫画家=ベレー帽みたいな分かりやすい方向でデザインが起こされたという。また、誰のイメージであったかは失念してしまったと前置きした上で、モデルとなった実在の漫画家が存在することも合わせて述懐している。


演者の佐藤は、スーパー戦隊シリーズへは本作が初出演となるが、それ以前にも当時座長を務めていた劇団WAHAHA本舗所属の柴田理恵らと共に、東映不思議コメディーシリーズにて多数出演経験があることでも知られる。


ムジナが登場した第46話に関連して、「Today is Friday in California」なるネットミームが存在する。これは、前出のロス市警の警官が発した台詞が元になったもので、放送から四半世紀あまりが経った2021年頃より、YouTubeに当該シーンの切り抜き動画がアップされたのをきっかけとして、状況のカオスさやテンポの良さが海外を中心にウケたことで、ネットミームとして定着する結果となった。

ちなみに件の台詞、正確には「Today is fine day in California」なのだが、その台詞の訛り具合に加え、一般的な給料日である金曜日に浮かれ騒いだ人々による発砲事件が多発するという、アメリカならではの事情を皮肉っている台詞として解釈されているようである。


関連タグ

忍者戦隊カクレンジャー

妖怪(カクレンジャー) 

水木しげる


小林義明:ムジナの登場エピソードである第46話の演出担当。宇宙刑事シリーズなどを始め、過去に参加した東映特撮作品においても、本作と同様にシュールな演出も交えたアクション主体のエピソードを多く演出していることでも知られる


バラカッカ:『超力戦隊オーレンジャー』に登場する敵怪人の一体。ムジナとは演者を同じくすると共に、作中において様々な変装を駆使して戦隊メンバーを付け狙ったという点でも共通点が見られる

忍者ムジナ:『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場する敵怪人の一体。言うまでもなく狢をモチーフとしている点で共通しているものの、そのキャラクターや能力は多分に相違したものとなっている

マンガワルド:『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場する敵怪人の一体。こちらもムジナと同様に、人間を漫画に閉じ込めるという能力の持ち主である。

コミックダー:『元気爆発ガンバルガー』に登場する怪物でこちらもまた人間を漫画に閉じ込めるという能力の持ち主でさらに戦った相手もカクレンジャーのようなカラフルな忍者3人組だった。

カリカジュアン:『牙狼』シリーズに登場する敵怪人の一体。自らのシナリオ通りに漫画のキャラクターを使役する能力を有するという近似点を持つ一方、こちらは現実世界にキャラクターや展開を反映させるという点で相違している


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