ラル飯
らるめし
ガンダムエースに連載されている谷和也作、鈴木小波が料理監修を務める青い巨星ランバ・ラルが主人公の史上初となるガンダム料理漫画。
一見すると戦争が舞台のガンダム作品において出される料理はみすぼらしいものが多いが、本作においての料理(通称:ラル飯)は…
- トンカツ(豚肉)、親子煮(鶏肉)、ローストビーフ(牛肉)という肉界3大スターがそろい踏み、一緒に食べたら肉の三位一体攻撃が決まりご飯が進む『三連星丼』。
- 特盛サイズのカップ焼きそば『ペタマックス』をラードで炒め一緒に炒めた肉と野菜を混ぜて作った「ペタマックスMk-Ⅱ」。それに揚げ物、目玉焼きやポテチを添えた「Z(ゼタ)マックス焼きそば」
- 真夏日、涼をとろうと思い様々な野菜やコンビーフマヨ、カッテージチーズ、様々な肉類を生地に添えその上に温めたピタパンにこちらも肉と野菜を添え上に乗せさながらジオン難攻不落な宇宙要塞を思わせた冷製サラダクレープ冷製ア・バオア・クーレープ。
- 天ぷらに天つゆをしみこませ、片手で食べる天むす「つゆだく天丼」、チーズと塩胡椒を混ぜ包んだおにぎりに生ハムを巻き、余熱でハムとチーズがなじむ「生ハムおにぎり」、角煮と煮卵をお稲荷さんで包んだ「角煮いなり」と酒が進む花見弁当「重箱にぎりづくし」。
など作る料理のすべてが、ガンダムネタを彷彿とさせる高カロリー巨大サイズ背徳メシで構成されている。
なお、世界観は明らかになっていないが「衛宮さんちの今日のごはん」や「戦姫完食シンフォギア〜調めし〜」などの日常系料理漫画のようにほのぼのした日常の中で食事をとるというスタンスがとらえられており、そのため主要登場人物は下記の4人(コズンは1コマだけだったので実質3人)となっている。
「クラブ・エデン」。
人々が活気があふれる楽園。そこでおこる定休日に留守を預かる者がいた。
人々がオフを楽しみ留守を預かっているこの男のたった1つの楽しみ。
それは誰も邪魔されることなく食べたいもの(ラル飯)を好きなように食べることだった。
この漫画の主人公。
原作では軍人だったが、本作では現在は退役して「クラブ・エデンの守護者」と言いながら実際は雑用しながらよく入り浸っている。
ものが食べたくなったらよく台所でラル飯を作り、食べて満足に浸っては最後に後述のハモンの説教を受けるのが日課となっている。
また、自身がオフになることがありその時はキャンプ場などに訪れキャンプ飯を作り晩酌している。
「クラブ・エデン」の看板娘であるラルの内縁の妻。
ラルが毎回高カロリー料理を作った所を見つけれては彼の体調や体重などのことに気遣いつつきついお説教を見せている(だが彼は基本的に辞めず続けるが、第12話ではさすがに自重するシーンもある)。年末で書入れ時期になるため、店が忙しくなる前のクリスマスのパーティでは唯一カロリー料理を作り一緒に食べることを許しており同時に彼の料理の腕の高さに一目を置いており満足に食べることもできる。
実はラルと同じように彼女も背徳グルメキャラの1人で特にスイーツを好み、彼女のファンからもらったスイーツを喜んで食べる(コミックス4巻の書下ろしにおいてラルはばれて怒られる時も見逃したことがある)。また、第35話でラルにお茶とお菓子を誘われたことがありよく晩酌をすることが多かったため誘いに乗ったこともある。
また、26話のバレンタイン回では「恋の熱々チョコグラタン」というスイーツグラタンを作って与えたこともある。
「クラブ・エデン」のマスター。
初登場は第2話冷蔵庫に置いてリあったハンバーガーの形で現れ、第15話でラルへの新年の挨拶の日本酒を持ってくる。
15話以降はたびたび現れるようになる。
元々はムンぞ防衛隊に所属していたが、そこへ理想の上司だったラルと出会い、彼の退役後は上官の期待に応える部下の務めとして彼も退役してバーテンダーとなった。
「クラブ・エデン」のマスターとして苦しい時期もあるが、客の笑顔を見ることを1番の楽しみとしており、初めての主役回である22話では彼考案のお任せ裏メニュー「バーテンの賄い春巻」を作り、ラルから好評価をもらう腕を見せ、第19話『ドローニングマッケンチーズ(ホワイトソースとマカロニだけを使ったグラタン)』のことを話した際、作り方を教えたなど料理の知識は豊富。
第28話でラルとの飲み相手として現れ、その後書下ろしにもチョイ役で登場。
- ユミ
第11話から登場した原作には出て来ないオリジナルキャラの少女。
たまたまクラブ・エデンを見つけて入って来た所でラルが賞味期限切れの非常食を使って作った「ローリングストック山盛りコンビーフアヒージョ」を食べていた所で、どうせならと振るわれたそれを一気に食べて見せると言う異常な食欲を見せてラルを驚愕させる。
以降「クラブ・エデン」を訪れ持ってきたものや時期に合わせた料理をリクエストしてラルも持っていた料理への利欲を披露する。