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概要編集

北海道函館市高盛町に本社を置くバス会社道南一帯(奥尻島を除く)にバス路線を有する。


略称・愛称は「函バス」(「カンバス」とも「ハコバス」とも読まれる。公式ドメインは「hakobus」を使用)。


長らく東京急行電鉄の傘下であったが、2000年代初頭に函館市交通局のバス路線を引継ぎ、市が資本参加した辺りで東急グループを離脱。但しその後も東急側との関係は続いている模様。


系統番号は、2019年に整理され、1桁が市内観光地路線、2桁が市内・近郊路線、3桁が郊外・長距離路線となっている。

それまでは市営路線統合などもあり、地元民以外には解りにくい不規則な番号が振られていた。


営業所・出張所編集

※()内は営業所記号

・函館営業所(T)※本社併設、通称「バスセンター」。

・日吉営業所(H)※函館市交通局より引継ぎ。

・昭和営業所(S)※自前の「昭和出張所」を廃止し、幹線道路を挟んで向かいにあった函館市交通局の昭和営業所を引継いだ。

・江差営業所(E)

・松前出張所(M)

・北桧山出張所(K)※元・国鉄北桧山駅舎

・鹿部出張所(SK)

・知内出張所(SR)


車両編集

国内メーカー全社の車種が配備されている(輸入車は現状導入されていない)。

※数字は車番(営業所記号+4桁数字)のメーカー別記号(上1桁)

1.いすゞ

2.日野

3.三菱ふそう

4.日産ディーゼル(UDトラックス)


ボディカラーは首都圏の東急バスとほぼ同一の「銀地の中央に赤のライン」を基本としている。

東急出身の中古車も多く、裾と屋根のラインだけ消してほぼそのまま活躍している車両も多い。

(たまに屋根のラインをうっかり消し忘れてる車すらいる)

いすゞ キュービック

↑参考:東急バス(非低床車)のボディカラー。東急バスでは低床車両には屋根や裾のラインが追加されるが、函館バスでは入らない。

(但し、モデル車は函館地区では一時期まで存在しなかった少数派の車種ではあるが…(後述))


観光貸切(現在は子会社が担当)や、長距離路線車の一部には、所謂「マーキュリーカラー」の車両もみられる。


ちなみに旧市営バスは「薄橙地の中央と裾に朱色のライン」の塗色で、日吉=日野、昭和=三菱で固められて配置されていた(昭和末期頃から)。

路線バス

↑旧・函館市バスのボディカラー。統合直後の一時期、「函館市営」の”市営”部分を”バス”に書き換えるだけで走っていた事もあった。


また、いすゞ車は他メーカーに比べて導入が極めて遅く、21世紀に入ってやっと中古のキュービックが(”函館200”ナンバーで)走り出した程だった。

(一応、市営バスには大昔(”函22”ナンバー時代に遡る)に同社製モノコック車がいたらしいが。UD車は函館バスでは定期的に導入されていた。)


全国的にも希少な三菱ふそう・エアロスター・エコハイブリッドを長らくノーマルな仕様定期運用していた事でも知られる(最大4台保有していたが、2022年に全車引退、残すは岡山両備バスの1台(但し特殊架装仕様)のみ)。


関連タグ編集

路線バス 道南

東急(東急電鉄) 東急バス

函館市交通局(現・函館市企業局交通部

道南バス - 函館バスと混同されやすいバス会社。こちらの会社のエリアは道央胆振日高後志地方であり、狭義の道南(渡島檜山)ではない。

nimoca - 九州地区以外で初めて(北海道(というより東日本)で唯一)導入している(函館市電と同時)

100万ドルの五稜星 - 当地が舞台となる劇場版名探偵コナンの2024年公開作品。同年4/12

~9/30の期間内で本作のラッピングバス3種(コナン・青/キッド・白/服部・緑で、3台ともUD+西工96MC)を走らせていた(参照)。



リンク編集

函館バス株式会社

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