巨大ヤプール(亡霊態)
きょだいやぷーるぼうれいたい
「そう。我等は暗黒から生まれ、全てを暗黒へと染める。ウルトラ兄弟! 貴様らの光、今度こそ消し去ってくれる!!」
かつてウルトラマンエースに斃されたヤプールがウルトラ一族への怨念を糧に復活を果たした姿で、ヤプールの怨念の意識集合体ともいうべき巨大ヤプールの姿をとっている。
その為なのか、或いは主人格が交代しているためなのか、声帯が変わっている。
Uキラーザウルスを新たな器として目の内部に潜伏しており、Uキラーザウルスの肉体を操っている。
一度はウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンエースの4兄弟の放った『ファイナルクロスシールド』により神戸沖に封印されてしまったが、20年という歳月を掛け、最強の肉体でもあるUキラーザウルスをUキラーザウルス・ネオへと進化させた一方、自分たちを地球侵略に利用しようと接触してきた宇宙人連合の一派を本人たちに気づかれないように精神的に支配し、自身たちの封印を解かせるなど、相も変らぬ悪辣で邪悪かつ狡猾な性格の持ち主。
最終的にはウルトラマンメビウスインフィニティーの必殺技『コスモミラクルアタック』により、Uキラーザウルス・ネオと共に消滅する。
しかし、第24話「復活のヤプール」にて怨念を糧に再び復活を果たし(なお、復活の前兆として不気味な赤い雨が降るという怪現象が発生している)、ミライの前に直に姿を現したこともあった。バキシムを操って破壊活動を行う一方で、精神攻撃でミライを挑発し、周りの信用を失わせて孤立させようとするなど、如何にもヤプールらしい狡猾で卑劣な策で彼を翻弄した。
その後、第26話「明日への飛翔」にてフジサワ・アサミ博士が開発したメテオール「ディメンショナル・ディゾルバー」により半永久的に異次元空間の三次元へのゲートを閉じられてしまい、永遠に異次元空間に封印されてしまった…かに思われた。
ところが、ウルトラ一族への飽くなき憎しみと執念、そしてその邪悪な性質をたいそう評価し、お気に召した暗黒宇宙大皇帝陛下の気紛れにより、封印されたフィールドごと異次元空間から救出(?)され、丁度、諸事情により空きがあった暗黒四天王の邪将の地位を与えられ、(おそらく皇帝陛下の力により)実体化し、又しても復活することになった。
恐るべし、ヤプールの執念‼
ウルトラマンギンガビクトリーによって倒された巨大ヤプールが、直後にこの姿となり、予め発生させておいた宇宙の歪みへと突入、ジュダ・スペクターを復活させた。