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恐竜人類アダム/イブ

でぃのさうろいどあだむといぶ

特撮番組『ウルトラマンティガ』に登場する怪人(?)。創造主のナーガについてもこの記事で解説する。
目次 [非表示]

ダイゴ「同じ星に生まれた者同士、なぜ戦う必要がある!?」

アダム「弱肉強食が、地球の掟だろう!」


データ編集

別名:恐竜人類(ディノサウロイド)、恐竜人間
身長:1.7m(共通)
体重:70kg(共通)
出身地:6500万年前の地球
演者:松田洋治(アダム)、鈴木みさと(イブ)

概要編集

第23話「恐竜たちの星」に登場。


宇宙人・ナーガが、絶滅を免れた雌雄2体のステノニコサウルスを人工的に進化させて作り出した知的生命体。

本来は竜人のような姿をしているが、人工皮膚を被ってホモ・サピエンスから進化した現人類と同じ容姿に偽装している。ただし、手は本来の恐竜のままとなっており、首から上だけに人工皮膚を着けているものと推測できる。


どちらも強靭な耐久力と回復力を持っており、彼らの本来の皮膚の強度はTPCの一般隊員にデザートイーグルで狙撃されても全く傷を負わないほどに高く、その際に剥がれた人工皮膚も短時間で治癒してしまう。

また、恐竜から進化した存在であるため、人間離れした身体能力を持ち合わせており、両腕の鋭い爪を使って敵を攻撃する。


イブがウェポナイザー1号、アダムが2号をコントロールする権限を与えられている。


本来は争いを好まない温厚な種族だが、当初は自分達を絶滅から救い、あまつさえ進化までさせてくれたナーガを敬っていた為、自分達が騙され利用されていたことには全く気付けなかった。


ウェポナイザーを使って人類に汚された地球を一度綺麗にしてから、恐竜人類が繁栄する新世界を構築する未来をナーガから約束され、自分達の未来のために計画を実行に移すが、マドカ・ダイゴから「ナーガに騙され、利用されている」「爆弾を埋め込まれ、改造されたウェポナイザーをかわいそうだと思わないのか」と指摘されたことでイブはナーガに疑問を抱き、迷い始める。


一方、アダムは頑なにナーガを信じ、鋭い爪を振るってダイゴに襲い掛かるが、2人の争いを止めようとしたイブがビルから転落した際にダイゴが変身したウルトラマンティガに助けられたことで考えを改める。


ウェポナイザーとナーガが斃れた後、ダイゴから地球人との共存を提案されるが、騙されていたとはいえ地球を破壊しようとした自分達の行いを理由にその申し出を辞退。本来の姿に戻った2人は、あらかじめ用意していた宇宙船に乗り、新たな故郷を探すために旅立っていった。


ナーガ編集

別名:恐竜人類(ディノサウロイド)
身長:不明
体重:不明
出身地:惑星ディノゾア
CV:多岐川まり子

「人類に警告する。地球は、我々ナーガが支配する。我らナーガは宇宙の神だ、無駄な抵抗はするな」


かつて恐竜が繁栄していた時代の地球を支配していたと語る宇宙人。

自らを「」と称する傲慢な性格の持ち主。


タルボサウルスやステノニコサウルスをウェポナイザーや恐竜人類に改造した張本人で、アダムとイブは自分達の創造主である彼らを信頼しているが、ナーガは地球に生きる全ての生物(恐竜人類を含む)を滅ぼした後で地球を支配下に置こうと企んでいた。


劇中では本拠地としている半透明の巨大円盤から出ることが一切なかったため、その容姿は不明だが、現れただけで機械類の機能を止めることができる。おそらく円盤に備え付けられた機能だと推測される。


あらかじめ唆していたアダムとイブにウェポナイザーに搭載されていた「中性子爆弾」を起爆させるよう命じ、目的を達成しようと目論むが、2人がダイゴの指摘やウルトラマンティガの行動から自分たちの行いに疑問を持ち始め、ウェポナイザーのコントロールを手放したためにその主導権を奪い自らの手で計画を実行しようとする。


しかし、計画はティガの活躍で失敗。最後は円盤に中性子爆弾を投げつけられ、ゼぺリオン光線を受けて爆死した。


恐竜人類という別名表記は2013年に小学館より刊行された『円谷プロ全怪獣図鑑』に記載されたものだが、劇中でナーガが恐竜人類とされた描写はない。わざわざナーガという名前が付いているのだから、爬虫類系のエイリアンである可能性も否定できないが、詳細が明かされず仕舞いである。


余談編集

名前の由来はそれぞれ聖書に登場する最初の人類とインド神話仏教説話に登場する蛇神(龍神)・ナーガから。


ナーガという蛇に騙されて知恵を得た末に地球という故郷を追われた彼らの姿は奇しくも聖書におけるエデンの園を人類が追われるエピソードをなぞる形になっている。


脚本を担当した武上純希によれば、当初は「現代の人類よりも前に恐竜人類が存在していて、別の宇宙に行っていたのが現代の時代に蘇った」という内容で、武上は『ウルトラセブン』の「ノンマルトの使者」をイメージした展開を構想していたが、企画担当で「ノンマルトの~」の監督も担当した満田かずほに反対されたため、新たな「宇宙の悪」としてナーガの設定を発想した。


脚本の決定稿ではナーガという名称は一切記述されていない。


アダム役を演じた松田氏は、過去に子役として『仮面ライダーアマゾン』で岡村マサヒコ役を演じており、『ウルトラマンレオ第5話にもゲスト出演している。


イブ役を演じた鈴木女史(おかのみさと)は、後に次回作『ウルトラマンダイナ』でキティ小隊隊員役、『ブースカ! ブースカ!!』でトキメキ仮面エリカ役を演じている。


ナーガの声を演じた多岐川女史は、後に『ウルトラマンネクサス』第13話で主人公・孤門一輝の母親の声を演じている。


関連項目編集

ウルトラマンティガ ティガ怪獣 ウルトラ怪獣

ウェポナイザー

恐竜人間


爬虫人類ディンギル帝国:他作品での似たような境遇や種族の勢力な方々。どちらも途中までは大多数が地球人類を敵視して攻撃するが、主人公達やヒロインらに感化されて和解した者も何人かいる。今回のアダムとイブはどちらも最終的に和解できた相手だった為、いい方である。

恐竜軍団(アイゼンボーグ)他の円谷作品における恐竜がルーツの敵組織。地底の勢力だがこちらも侵略宇宙人に利用される形で人類に牙を向いたが最終的にその黒幕宇宙人が敗れたのでその支配から解放された。

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