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センシティブな作品

「今の俺に『光』の文字を拝する資格はない…

 だから ただのタロウと呼び捨ててください」

CV:前野智昭(※「余談」も参照。)

概要

漫画『ULTRAMAN』の登場人物。

この作品は『ウルトラマン』最終回後にウルトラ戦士がやってこなかったというIF展開を描いたものであるため、本編の東光太郎とはパラレル世界の別人の関係にあると思われる。

アメリカニューヨークで写真家として活動している青年

自分の撮った写真で真実を伝え、社会を少しでもより良いものにしようという熱い思いを秘めた熱血漢だが、友人のデイブからはヒーロー気取りの行いとして冷めた目で見られている。

とある銀行強盗に襲撃された際、その現場を撮影した際に写真に異星人らしき影が写っていたことから、地球が異星人の脅威に晒されているのではないかと考えるようになるが、周囲からはまったく相手にされなかった。その後も独自に調査を進めていたが、決定的な証拠を掴むことはできなかった。

そんなある日、飲んだくれて夜道を歩いていたところ、異星人から購入した謎の薬品を服用し、凶暴化した男と遭遇、とっさにその姿をカメラに収めるものの、攻撃で腹部を貫かれ、殺害されてしまう。しかし、襲撃の際にたまたま近くに落ちていた薬品の瓶が割れて中身が漏れ出し、光太郎の身体に吸収されるという現象が発生、程なくして光太郎は傷が完治した状態で奇跡の復活を遂げることになる。

薬の作用により超人的な力を得た光太郎は、憧れの存在であるウルトラマンを模したスーツを身に纏い、デイブの協力も得ながら薬品を服用して狂暴化した人間から市井の人々を守るヒーローとして自警活動を行うようになる。

しかし、そのことを目障りに感じた侵略者集団「暗黒の星」のメンバーであるドルズ星人によってデイブを拉致され、目の前で殺害されてしまう。そのことで未知の力を覚醒させた光太郎は、ドルズ星人と彼の配下として活動していた人間を吹き飛ばして辛くも難を逃れることに成功する。

その後、光太郎は、アダドレッドから、自分を襲撃した者の正体と彼らの目的が地球の侵略にあることを知らされ、友人の敵討ちと地球の未来を守るべく、“ウルトラマン”として戦いに身を投じていく決意を固める。

その後、ヤプールによって製作された専用のウルトラマンスーツを着て戦うようになる。

また、上記の力を発動し変身した状態は『炎態』という呼称になっている。

しかし、ウルトラマンとして戦っていく中で異星人の存在に怯える人々が平和的に暮らしている宇宙人をリンチする現場を目撃する

堪忍袋の緒が切れて地球人に襲った為にジャックに倒されたフレッド青年、その身を犠牲に異星人一家を守ったアダドと次々に命が失われていく様、正義の非情さをまざまざと見せつけられ、一度は地球人に守る価値はないと見限りかけるも、友達の命を救ってくれた礼にとアダドの亡骸に献花していく子供達の優しさを見て持ち直し、タイラントとの決戦に挑み、ジャックとの連携でタイラントを撃破した。

ハンドメイドスーツ

光太郎が自作した、ウルトラマンを模したスーツ

あくまで光太郎が自分の正体がバレないようにするために作り上げたもので、ウルトラマンスーツとは異なり、特殊な機能などは一切備わっていない。

頭に2本の角が付いているのがポイントだが、これは「角が付いていた方がかっこいい」という光太郎のこだわりによるものである。

自分で制作したスーツでヒーロー活動を行うというところが、実にアメリカらしいという声も

TARO SUIT

炎態のタロウの力が、周囲に火災を巻き起こすなどの問題があったため、それを抑え込むために用意されたヤプール製のウルトラマンスーツバルキー戦で初めて使用した。

タロウの力を抑制するためのもので、彼の命を守るための防御性能は持ち合わせていない。

ちなみに本作では珍しく、本家と同じフルネーム「ウルトラマンタロウ」を名乗っている。

余談

アニメ第2期では本来、光太郎の声は鈴木達央氏が担当するはずだったが、2021年8月にて放送を待たずに降板することになった。理由はリンク先参照

また、前野氏はこの作品への出演を以て三大特撮を制覇することとなった。

関連項目

ULTRAMAN(漫画)

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