津田梅子
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つだうめこ
日本の女性教育家。津田塾大学の創設者として知られる。
日本の女性教育に一生を捧げた人物。元祖帰国子女。世間一般では名門女子大学である津田塾大学の創設者として知られる。
岩倉使節団の一員としてアメリカ合衆国に渡米した最初の女子留学生で、女性の英語教育に力を入れ、女子英学塾(のちの津田塾)を開いた。
わずか7歳のとき、父親の勧めで岩倉使節団に加わることになる。5人の女子留学生の一人で、梅子はもちろん最年少だった。滞在先はアメリカ合衆国の首都、ワシントンD.C.。日本公使館の職員の家にホームステイし、現地の教育を受けた。
梅子が日本に帰国したのは11年後の1882年だった(このとき18歳)。しかし、明治維新で近代化した母国に感激することはなく、女性の地位の低さに驚き、むしろ呆れていたという。
- 梅子は2度目のアメリカ留学中、ヘレン・ケラーと面会している。
- イギリスでは、フローレンス・ナイチンゲールに会ったことがある。
- 2019年4月、2024年度 (令和6年度) から発行される5000円札の肖像画に樋口一葉に代わって梅子が選ばれた。
ドラマなどでの演者
漫画
- 大奥(よしながふみ)・・・最終回にて登場。ネタバレになるので詳細は差し控える。
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すべて見る- 【完結】ウッズホールで花に出会う
プロローグ:若木は海を渡る
――魂は再び咲く。花の人、私は君に繰り返し出会う…… ウッズホール臨海生物学実験所。誕生して間もないその場所で、ヴィクターはウメに出会う。 東洋から来た黒い髪、黒い瞳の乙女。彼女はカエルの卵に何を見たのか。 暗褐色の髪、深い青の瞳。若き博士は世界にどんな変化をもたらすのか。 実在の場所、人物が多く登場しますが、次回から登場する主人公、ヴィクターは私の空想の産物です。 全8~9話、週1回投稿予定。1,169文字pixiv小説作品 - 【完結】ウッズホールで花に出会う
去り留まる恋(1)
「君が未婚だからといって何を動揺しているのだろう」 家族を持ったヴィクターと、内に秘めた面影。二話連続投稿します。 野口英世(彼もウッズホールで研究経験あり)が留学費用を豪遊で使い込み、再度用立ててもらった話は有名ですが、女子留学生にそんな破天荒が果たして許されただろうか、ふと考える事があります。 津田梅子は伊藤博文の私生活について「ああ、男性の過ちはそんなふうに見逃され、女性はどうなのでしょう。女性には救いがあるのでしょうか」と手紙で書いていました。977文字pixiv小説作品 刃渡り17センチメートル
何とか出来た……! 木下。さんリクエストの『森有礼と津田梅子』最期の一時の話です! 私ホンマにクズ過ぎて2か月以上も待たせてしまいました……。本当にすみません(´;ω;`)しかもあんま上手く書けてない気がする……(´;ω;`)普段から書きなれて無いの……許して……。 あ~、でもこれ書くにあたって、木下。さんにこの二人のこと結構教えてもらったんですけど、すごい良かったです……。めちゃドラマチックで、お互いに対する愛情が感じられて……。私なんかでは全く表現しきれてないので、気になった方は是非調べてみてください……。 こんな感じでめっさ待たせることになると思いますが、リクエスト随時受付中です! ただ、出来れば黒榎とか鉄彦とか瓜彦が良いかな……。いや、でも今回みたいな新たな発見も捨てがたい……。ま、ひとまず相談ということで、DMなどでお気軽にどうぞ! あ、けどいくらでも待てるという方限定でお願いします(笑)7,648文字pixiv小説作品- 【完結】ウッズホールで花に出会う
一粒の麦もし死なずば
――君は既に世を去ったのに、またこんな風にその名に出会うとは…… ウッズホールが繋ぐ縁。ヴィクターは60年前の渡航に思いを馳せることになります。 団勝磨はウニの研究者で、男爵、団琢磨の二男。東京都立大学の総長も務めました。音楽家、団伊玖磨(「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」の作曲家)の叔父でもあります。 タイトルは晩年の津田梅子の日記から(出典は新約聖書、「ヨハネ伝」12章)。1,672文字pixiv小説作品 - 【完結】ウッズホールで花に出会う
ハエを数える
モーガンが扉を開き、遺伝学の世界は大きく変わっていく。……その世界を去った者の葛藤と貢献も内に抱きしめて。 欠片もキャッチ―じゃないタイトルですみません。 生物の教科書に載っているショウジョウバエ。遺伝に関するその研究はコロンビア大学のモーガンの実験室、通称「ハエ部屋」で行われました(2014年に映画化もされています)。 ヴィクターは架空の人物ですが、研究に関してはモーガンの腹心だったアルフレッド・スターテヴァントとカルヴィン・ブリッジスを混ぜて造形しています。1,954文字pixiv小説作品 - 【完結】ウッズホールで花に出会う
あなたが欲しい
「慣れ親しんだ全てを捨て、故郷を離れ、君を追い求める勇気は持たなかった」 エリック・サティの名曲“Je te veux”。スイートな話を期待された方、タイトル詐欺ですみません。 勝磨とジーンはウッズホールで出会い、結婚し、日本で添い遂げました。 ジーン・クラーク・団はカッコいい人だったんだろうなと思います。 団夫妻は5人の子どもに恵まれましたが、団家の元使用人だった女性が35年に渡り同居して彼らを支えました。 他人を使い支えられるには器量が要り、誰でもできることではないのは重々承知の上で、やはり羨ましいです。1,458文字pixiv小説作品 - 【完結】ウッズホールで花に出会う
ニューイングランドの若者、敷島の乙女
「ブリンマーに残って研究を続け、博士号を取ることを考えてはどうかね?」 主人公、ヴィクター登場。彼は架空の人物です。 トーマス・ハント・モーガンは実在の科学者でウッズホールの常連であり、女子大学ブリンマー在職中に留学中の津田梅子を指導したことは実話です。1933年ノーベル生理学・医学賞の受賞者。 彼の人となり、どんな研究をしていたかは追々出てくる予定です。1,346文字pixiv小説作品 - 【完結】ウッズホールで花に出会う
名にし負はば
「『ウメ』と言います。初春に咲く日本の花の名ですよ」 志を抱き日本へ帰る梅子と己の心を自覚するヴィクター。 津田梅子だけでなく、山川捨松、永井繁子、女子留学生たちは国費留学生としての経験を母国へ還元し役に立てるはず、立つべきなのに、その機会が与えられないことに葛藤したようです。 与えられた恩恵を私は幸運だった、で済まさない。そういう真面目で義理堅い人間性が私は好きです。1,936文字pixiv小説作品 - 【完結】ウッズホールで花に出会う
エピローグ:花に巡り会う
「君は、君の魂はきっと何度も咲くんだな」 出会いから半世紀後、ヴィクターは生き続け、老いてなお、何度も梅子の魂に巡り合う。 「女性の力を信じなさい」 ブリンマー・カレッジは今に続く女子大学で、梅子が留学した頃は創立数年目の新しい大学でした。 津田塾大学の手本となった学校です。 ケアリイ・トーマスはその2代目学長。星野あいは津田塾の2代目塾長、初代学長。 これで完結です。1,329文字pixiv小説作品 - 【完結】ウッズホールで花に出会う
レンズの奥のそのまた向こう
ヴィクターが梅子(当時の名は梅)の才能と人格に気付いた時。 梅子は恋愛感情・政治的思惑、両方の側面から幾人もの男性に求愛されたようですが、米国人男性がその中にいた、という事実は確認されていません。あくまで私の空想です。 気持ちのいい声でよく笑う、というエピソードは教え子の回想に出てきました。 梅子がトーマス・モーガンの論文共著者なのは事実で、現在web上で読むことができます。 元祖リケジョ(理系女子)でしょうか。1,468文字pixiv小説作品