概要
CV:朴璐美
『黒魔術殺人事件』に登場。血が繋がらない一族・火祀一家の長女。28歳(紅一点で最年少)。
旧名は『花木星子(はなきほしこ)』。
火祀家の一族と諍いが絶えない日々を過ごしていて、火祀九曜にハーブティーを運んだ際には、毒を飲まされそうになったと勘違いされた。
同じく『葡萄の館』に住むハウスメイドの葉村いずみ、長男・暁の幼妻・火祀夏目との仲は良好な様子。井沢研太郎のことは「研太郎さん」と呼ぶ。
研太郎曰く『胡散臭い火祀一族で唯一まとも』で、はじめに研太郎との仲を疑われるほどの美女。
ティータイムでは、自分専用の花柄のティーカップ(本人曰く安物)を愛用している(底の浅いティーカップを使うこともあるようだ)。
黒魔術の儀式の時は、普段の衣装を漆黒にした衣装を着る。
その他
- アニメ版で黒魔術人形を持ち前の手芸の趣味で作っていたことが判明した(人形の中身は綿で、胸のハートの部分はフェルトシールをハサミで切ったもの)。作業机ははじめが魔術灯のコードのトリック解明に使っていた場所なのだろうか。
- 原作では胸の谷間が見えそうで見えないが、アニメ版とパチンコ版では描かれている。
- マーメイドスカートを穿いているが、アニメ版では原作よりもデザインがタイトなので、ズボンと空目してしまった人が多いかもしれない。
- 黒魔術人形に呪いをかけている様子と畑でハーブを育てている様子以外が見当たらないことから、読者には「ニートなのでは?」と疑われた哀れな人物(真相は不明)。
- パチンコ版では九曜に塩対応された後で七瀬美雪と百合のように見つめ合うシーン、ポルターガイストに恐れおののいて井沢研太郎の腕に抱き着くシーンを披露している(研太郎の顔はオノマトペで隠された)。
- アニメ版では「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム」の呪文が早口なため、「023、023」と言っているように聞こえる。
関連タグ
以下、ネタバレ
青竜、九曜、暁を黒魔術で呪い殺したこの事件の真犯人『黒魔術の呪い』である(フィジカルを使わずに被害者に復讐した)。
……はずがなく、
『自分を犯人だと思っている人物』というミスリード要員であった。
『金田一少年の事件簿外伝犯人たちの事件簿』では真犯人と共に登場し、犯人でも共犯者でもないにもかかわらず、この漫画で大きく取り上げられた異例の人物となった。
本当のネタバレ
元・風俗嬢で、10年前の18歳の頃にカード破産寸前となり、同年12月に長野のある金融会社のロビーで、青竜、九曜、暁と出会う。
4人は青竜が持っていた最後の一万円札でファミレスで食事をした後で、クロロホルムを使って長野のスキー場で心中しようとしていたが、真犯人の家族に目を付け、困窮のどん底から這い上がる為にある罪を犯してしまう。
その後、金銭面は満たされたものの、血の繋がらない家族のギスギスした人間関係だけはどうにもならず、星子は他の火祀一族のメンバーを黒魔術人形で呪うようになってしまう。
事件の後は過去の罪を認め、真犯人と共に警察に身柄を拘束された(はじめ曰く、限りなく事故に近い殺人なので、罪は重くならないとのこと)。
18歳の頃はスキー場でミニスカートを穿いており、九曜とお揃いの髪型にしていた。
真犯人の妹(当時5歳)を拘束する役を担当した。
自分を犯人だと思い込んでいる女性キャラとしてはマリア・フリードリヒ以来、丑の刻参りばかりしている女性としては小野寺将之の祖母以来となった。
『邪宗館殺人事件』の常葉瑠璃子と境遇がそっくりで待遇が真逆であり(血が繋がらない一族に限界を感じている点は共通)、『人喰い研究所殺人事件』の中神深志と緑川繭の関係と星子と研太郎の関係は真逆である。