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常葉瑠璃子

ときわるりこ

『金田一少年の事件簿』の登場人物。メイン画像の前から三列目、三番目の青いワンピースの少女。

概要編集

邪宗館殺人事件』に登場する4人(+1人)の天才児の一人。


天才美少女ヴァイオリニスト。17歳。

金田一一幼馴染みの一人で、七瀬美雪にも名が知れていた。


約10年前(井沢研太郎の家族が亡くなる半年程前)に、家族と訪れた浅間山麓でのキャンプ中に毒キノコによる食中毒事故を起こし、両親と弟二人を失った(当時6~7歳)。

瑠璃子本人はその日お腹を壊していて、母親に「消化に悪いキノコを食べるな」と言われていたため、奇跡的に一命を取り留めた(キノコ汁の汁だけを飲み、しばらく入院しただけで済んだ。運よくキノコを細かく刻まなかったのだろう)。

この誤食事故は、ある人物が編集した軽井沢マガジンに通称『殺しの天使』と呼ばれるドクツルタケシロマツタケモドキと誤表記したことが原因で起き、そのせいで瑠璃子の家族は間接的に命を落とした。邪宗館の子どもたちは全員高校には行っていないらしい。


ウェーブがかった長い黒髪で、目の色が薄く、6年前の小学5年生の時(11歳時)から女性らしさを感じさせるしなやかな体のラインをしており、研太郎と一緒で薄い唇をしている

非の打ち所がないものの、やや神経質なところがあり、ちょっとしたことで機嫌が悪くなり、時間が経てば元に戻る性格。


また、好奇心旺盛で、絵画に熱中している純矢の部屋を開けようとしたり、お茶菓子を持って金田一の隣りに座っている研太郎の膝を軽く叩いて席を代わってもらおうとしたり、挙句の果てに、シャワールームから全裸で出てくるハジメの部屋に無断で居座っていた(この時部屋にあった冊子に注目していたため、ハジメの全裸は見ることがなく終わった)。

この時しばらくハジメと同じ部屋にいて、下心で「このまま一緒にいられたら」と思われたが、いつもながらハジメが惚気ている間に瑠璃子が出ていき、美雪にすげ変わっていた。

比呂が自分が書いた恋愛小説を読まれるのを裸を見られるのに例えていたことがあるが、話とシンクロしているのだろうか。


6年前の金田一と初めて会った頃は、「ヴァイオリンを弾くのに髪がかかるのが邪魔」という理由でショートヘアにし、男の子のような服装で男4人の中に混ざっていた。

小説の中でよく小鳥に例えられていて、軽く会釈したり、軽く笑ったり、スカートが捲れあがった太ももが見えた状態で座っていたり、「いけない?」と言いながら軽く首をかしげる仕草などを見せている。

ドクツルタケと別の意味で殺しの天使っぽいが、著者が意識したかは不明(天才児と天使も掛けている可能性がある)。


境遇がそっくりな研太郎と会ったばかりの頃(6年前の髪を切る前)は笑わない少女で、彼と一緒に郵便局でコソ泥扱いされそうになったことがあり、金田一に助けられた。

純矢に片想いされているが、彼女が想いを抱いているのは、6年前に一緒に過ごした金田一であった(当時、研太郎にも片想いされていたが、彼は早いうちに真相を察したため、執着の対象を瑠璃子から金田一に移したらしい)。

純矢は芸術談義をする仲間、研太郎は我儘を聞いてくれる優しいお兄さんだと思っているようで、邪宗館のメンバーで一番信頼しているのは比呂で、三島幾真に『瑠璃子姫』と呼ばれて愛されているが、本人はあまり気に入っていない様子。

研太郎は昔から自分の過去を(金田一を始めとした)仲間に打ち明けているが、瑠璃子は本作で初めて自分の過去を金田一に話した。

邪宗館に連れて来られて以来館の住人と家族のように過ごしてきたが、本当は死ぬほど辛いと思っていたらしい。


金田一に再会して喜んでいたのも束の間で、連れの七瀬美雪にしばらくの間ヤキモチを妬いていたが、すぐに打ち解けてしまい、金田一と美雪とで、6年前に探索した『お化け屋敷』と噂の廃墟を再び巡ることになった。

6年前にお化けの声だと思っていたうめき声、暗号のヒントを知ることになるのだが…。


作中で、苺摘みをイメージした曲をヴァイオリンで弾いてみせた。洗い物をしている最中にコップを割り、その破片で指を傷付けてしまうが、絆創膏を巻くだけで指を舐める(舐められる)ことはなかった(余談で、ハジメは火傷した指を美雪に舐められたことがある)。

🎻関連タグ🍄編集

金田一少年の事件簿

天才児 ヴァイオリニスト 青いワンピース 小五ロリ

イヤボーン メルヘンチック 青い鳥 籠の鳥 ドクツルタケ

女子力(物理) 記憶力 はやぶさの剣

高森ますみ…昔はボーイッシュで、再会時に見違えるような美少女に変身した金田一の幼馴染みの元祖。

紅亜理沙…黒髪ロング、青ワンピースのバイオリニスト繋がりで、瑠璃子は彼女を少女化したようなキャラデザになっている。同音異義語を勘違いしてしまった点も共通。
















ネタバレ注意






























荒木比呂絵馬龍之介の二人を殺害したこの事件の真犯人『邪宗門』である。

真相がバレる前のシルエットで足腰の強さに自信があるのが判明したが、昔からキャンプファイヤーで鍛えてきたのだろうか。


使ったトリックは、一つは北原白秋の『邪宗門』(初版)から切り取った各ページを死体置き場への道しるべにして、邪宗門の名前を語って邪宗館に降りかかる惨劇の予告をした人物(殺人は犯していない)の犯行に見せかけるというもの(なんとなく、『ヘンゼルとグレーテル』のパンの道しるべらしさがある)。


もう一つのトリックは、毒入りのコーヒーを犯行現場にぶちまけて、被害者の自殺に見せかけるというもの(例のごとく金田一の目は欺けなかった)。


三島が俯瞰であるものの不自然さに気付くのを恐れ、別の場所に呼び出したこともある(口封じに殺したりはしなかった)。


殺人を決意して実行に移すまでの速さが過去最速であり、次点は『タロット山荘殺人事件』の犯人だと思われる。


一人目の被害者を殺害したのは誤解から来るすれ違いであり、『異人館ホテル殺人事件』『黒死蝶殺人事件』以来のトラウマを読者に植え付けた。


誤解の真相を金田一に告げられた後は小一時間七転八倒し続け、金田一に舌を噛まないように口にハンカチを詰め込まれ、最後に小声で「ごめんなさい」と呟いて倒れ込み、翌日に純矢と研太郎に見送られ、警察に連行された。

元々死ぬほどつらい思いで生きてきた彼女だが、この時、金田一に「どんなことがあっても決して自殺するんじゃない」と告げられる。


なお、『黒魔術殺人事件』も『邪宗館殺人事件』と別の意味で、小一時間七転八倒し口にモノを詰めたくなる結末、演出にされているが、対にしたのかは不明。

この事件で邪宗館の子どもたちが6年前に金田一と一緒に肝試しを行っていたことが判明した。


余談で、常葉一家が食べようとしていたシロマツタケモドキは毒性こそないものの、試しに食べた人のブログを読むと洗濯物の味と評されている。

お金がかかるが、お店に売っているキノコを食べるのが一番安全である(何より有名なもののほうが美味しい。有名なキノコの天然物が一番美味しいと言うが…)。

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