概要
1968年に「株式会社新潟総合テレビ」として開局した新潟県2番目の民間テレビ局であり、新潟県初の親局UHF局である。社名の「総合」はかつてフジテレビの他に日本テレビとテレビ朝日のトリプルクロスネットであったことに由来している。現在はテレビ新潟、UX新潟テレビ21の開局に伴い、「総合」の意味は成していない。
2019年10月1日からは、略称と社名を併用した「株式会社NST新潟総合テレビ」へと社名変更した。
放送局概略
ニュース系列 | FNN |
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番組供給系列 | FNS |
略称・愛称 | NST |
コールサイン | JONH-DTV |
呼出名称 | NSTにいがたデジタルテレビジョン |
親局 | 19ch(弥彦山) |
リモコンキーID | 8 |
諸々
- 開局時はフジテレビ、日本テレビ、NETの番組に加えて東京12チャンネルの番組も放送していたため4局の番組が混在し、一方で自社製作番組の割合が非常に低かった。でも営業には貪欲でCM制作やコマーシャル収入で大きな利益を上げるも自社番組制作に対して消極的な姿勢を見せていた。
- 金持ち局で、本社がデカい。さらに田中角栄との縁から様々な伝説を持っている。新潟市の本社だけでなく長岡市にも大規模なスタジオを構えていたのもそのためらしい。日テレ版ドラえもんにも関わっていたとか(但し番組自体は新潟放送にて放送)。
- 長岡市のスタジオは1991年10月に廃止された。そしてその跡地には1994年に駒形十吉記念美術館が建てられている。ちなみにこの駒形十吉はNSTの開局に力を貸しただけでなく、初代社長がポックリ逝ってしまった1972年に社長に就任、1999年1月に健康上の理由で退任するまで26年以上にわたって社長を務めた人物。
- 他局がUHFアニメの放送実績を次々と作る中NSTのみUHFアニメの放送に消極的だったが、2008年5月からまめうしくんを放送。UHFアニメの放送に参入した。これにより全ての民放がUHFアニメの放送実績を持つことになり、そもそもUHFアニメが盛んに放送される中京圏や近畿圏を別にすれば愛媛県、福岡県に次いで3番目である。
- ノイタミナの放送に積極的でレギュラーネットに途中参入。一時ネットを休止するも今は再びレギュラーネット局として其の名を輝かせている。
- 開局から1991年まで使われていた局名告知はサイケアニメと呼ばれる。晩年のフィルムに付いた傷やノイズが呼び起こす不気味さが強調されてCBCの今様と並んで局名告知の帝王と呼ばれることも。
- 現在のロゴは2002年4月1日から使用されているもので、その形状から川三丁と呼ばれている。
- ニュースJAPANのスポンサー表示がブルーバックとなっている。これはNNN/ANN/FNNのクロスネットだった頃の名残で「ネットスポンサーよりも地元のスポンサー」というNSTの営業姿勢でもある。
- 新潟県に新潟競馬場が存在するため、新潟競馬場で競馬が開催される場合、ネット受けの「みんなのKEIBA」が自主制作の「NSTみんなのKEIBA」に差し換えられる。なお、1999年度まではスポンサーの関係で現在土曜のみの担当のBSNが日曜日の中継も担当していた。