概要
ハヤシの憧れているバンドでもある、DEVO(ディーヴォ)の影響を色濃く受けており、当初はメンバーをPOLY-1、POLY-2・・などのコードネームで呼んでいた。(これは、DEVOにボブというメンバーが二人いたことにより、それぞれボブ1号、ボブ2号と呼んでいたことの延長である)
2008年3月のサマーソニックではステージは違いながらもDEVOと共演し、そのときに「君たちはディーヴォの正統な後継者だ」とお墨付きをもらった。
イラストにもある、お揃いのツナギに目線風のバイザーが目印。これらは結成当初からのスタイルであるが、現在に至るまでにいろいろとマイナーチェンジしていたりする。オレンジ色ツナギ+黒バイザー、黄色ツナギ+現在よりちょっと大きいバイザーや灰色+銀色バイザーなどを経て、現在は初期の頃のようなオレンジ色ツナギ+銀色バイザーに落ち着いている。
一時期ボーイスカウト風の衣装だったことも。
ブログやオフショットなどでは普通に素顔を晒しまくっており、普段着で移動するときはいつも電車。ハヤシ「POLYSICSとBEAT CRUSADERSは意外と平気」
サウンド面は、テクノポップやニューウェイヴなどをベースに、独自の解釈を加えたパンクロックサウンドを展開する。
ときにピコピコとテクノポップを奏で、ときに暴走するパンクロックをブチかますサウンドこそがPOLYSICSの持ち味。
結成当初はすべて英語詞か宇宙語(?)であったが、『NEW WAVE JACKET』以降は日本語で歌っていることがメイン。
楽曲の大半はハヤシが作っているが、時々ハヤシ・フミの共作だったり、別のメンバーが作っていたりする。
メンバー
現メンバー
ハヤシ:Vo./Gt./Syn./プログラミング/ヴォコーダー
バンドのリーダー。(いい意味で)壊れてるヴォーカルギターはこの人。
小4の時に筋肉少女帯を知り、音楽に興味を持つ。その後中学で「コアラ盛り合わせ」高校で「16分割」「リズムミンチ(のち受験のため凍結)」などのバンドを結成した後POLYSICSを結成。
ライブパフォーマンスが非常に激しいことで知られており、2,3曲目で大抵汗だくになる。
バンド外の活動では、HALCALIの楽曲をプロデュースなどしている。
また時々、ロックフェスなどでDJをやることがあり、彼のDJは「DJという名の不法集会」と言われる。
ステージを降りれば温厚なメガネの好青年だそう。「オタク気質である」と言われることが多い。
フミ:Bs./Vo./Syn./プログラミング/ヴォコーダー
1999年よりサポートメンバーとして加入し、2001年より正式加入。加入後初めてベースを始めた。
ヤノとは対照的に、ライブ中などではテンションが高いことが多い。
酒が好きで、自宅でイカの燻製などおつまみを作っていたことも。
ブログでも時々酒の話をする。果てには白木屋などの居酒屋チェーンの名前を英訳したものをただ羅列しただけの曲を持っているほど。
男らしい性格であるからか、ハヤシに「実はフミは着ぐるみを着ていて、背中のチャックを開けるとおっさんが出てくる」と言われた。喫煙家。
ヤノ:Ds./Cho.
カヨ脱退までの4人体制時は、カヨと同じくメディアなどで一言も喋らなかったりと、ロボットのようなキャラクターでいることが多かったが、最近では積極的にMCをやるなど姿勢の変化が見られる。
加入時期や年齢の関係で、ハヤシ・フミからはいじられることが多い。
ハヤシ曰く、「加入当初、あまりのプレッシャーから寝言で奇声を発した」らしい。
元メンバー
カワベ 「大学進学後に他にやりたいことが見つかった」との理由で、最初のライブの後に脱退。
カネコ:Syn. 方向性の違いから1997年脱退。名前の由来である「Polysix」を使っていた。
サコ:Syn./ヴォコーダー/パン投げ 元POLY-2。1999年「1st P」リリース後脱退。
スガイ:Ds. 元POLY-4。2003年のツアーをもって脱退。方向性の違いが原因らしい。
ライブ中やメディア露出時などは一切感情を表に出さず、ロボットかアンドロイドのようなキャラクターでいることが多かった(ステージを降りれば普通にチャーミングなお姉さんであった)。
POLYSICS加入までニュー・ウェイヴ系には特別興味がなかったらしく、加入後にDEVOを聴き始めた。
ハヤシとは高校の同級生で、同じ軽音部員だった。ハヤシ曰く、「POLYSICSの金担当」。
2010年3月14日の日本武道館公演を最後に、POLYSICSを卒業。卒業後は音楽を離れ普通の生活をしている。
なお2011年10月に、POLYSICSメンバーとも面識がある音楽関係者との結婚と、アメリカの永住権を取得し移住することを発表している。
略歴
- 1997年3月、高校の同級生であったハヤシ・サコ・カワベの3人で結成。
- 1999年、UK.PROJECT(現事務所でもある)内のレーベル「DECKREC RECORDS」と契約し、2月に1stミニアルバム「1st P」をリリース。10月2ndミニアルバム「A・D・S・R・M!」リリース。
- 2000年、キューンレコード(現:Ki/oon Music)と契約し、シングル「XCT」でメジャーデビューを果たす。
- 2002年、「FOR YOUNG ELECTRIC POP」をリリースするが、この頃のPOLYSICSはあまり売れていなかったらしく、後にハヤシは「(FOR YOUNG~では)思いがあんまり伝わらなくて、セールスもどんどん落ちてきましたね」と語っている。
- 2005年4月、オリコン100位入ってなかったら即解散と、バンドの運命をかけたアルバム「Now is the time!」をリリース。このアルバムでセールスが好調に転じ、ライブでの動員数も増えた。
- 2007年11月、シングル「Rocket」リリース。表題曲は「もやしもん」EDテーマに採用された。翌年4月に「We ate the machine」リリース。
- 2009年、アルバム「Absolute POLYSICS」をリリース。翌年の武道館ワンマンをもってカヨが脱退。バンド自体も3ヶ月間ほど活動を休止した。
- 2010年12月、3人体制となって初の音源となるミニアルバム「eee-P!!!」をリリース。翌年3月に「Oh, No! It's Heavy Polysick!!!」をリリース。
- 2012年、POLYSICS活動15周年。これを記念して、2月にアルバム「15th P」をリリース。結成当初からの楽曲『Buggie Technica』の新録Verや、同じUKP所属の[Champagne]、the telephones、ツアーで対バンした9mm Parabellum Bulletなど、総勢60名超のアーティストが参加した「友達ケチャ」など、15周年を祝うにふさわしい内容となっている。
- 同年8月にシングル「Lucky Star」、11月にシングル「Everybody Say No」、12月にはアルバム「Weeeeeeeeee!!!」をリリース。
ディスコグラフィ
インディーズ作品はすべて「DECKREC RECORDS」、
メジャー作品はすべて「Ki/oon Records → Ki/oon Music」からのリリースとする。
シングル
インディーズ
- Plus Chicker EP 1999.4.25 7インチvinyl
- Modern 1999.12.15 7インチvinyl
メジャー
- XCT 2000.4.19
- each life each end 2000.6.21
- NEW WAVE JACKET 2001.4.25
- Baby BIAS 2005.4.27
- シーラカンス イズ アンドロイド 2005.8.17
- Electric Surfin' Go Go 2006.6.21
- You-You-You 2006.10.25
- Catch On Everywhere 2007.1.31
- Rocket 2007.11.21
- Pretty Good 2008.3.19
- Shout Aloud!/Beat Flash 2009.3.11
- Young Oh!Oh! 2009.6.17
- Lucky Star 2012.8.22
- Everybody Say No 2012.10.24
アルバム
インディーズ
- 1st P 1999.2.25
- A・D・S・R・M! 1999.10.22
- LIVE IN JAPAN/6-D 2000.2.25
- 1st P/A・D・S・R・M! 2009.2.25(1st P、ADSRMのリマスター再発盤)
メジャー
都合によりフルアルバムのみ表記。
- NEU 2000.9.20
- ENO 2001.6.6
- FOR YOUNG ELECTRIC POP 2002.7.24
- National P 2003.10.29
- Now is the time! 2005.10.19
- KARATE HOUSE 2007.2.28
- We ate the machine 2008.4.23
- Absolute POLYSICS 2009.9.16
- Oh, No! It's Heavy Polysick! 2011.3.19
- Weeeeeeeeee!!! 2012.12.5
- ACTION!!! 2014.1.15
pixivでの扱い
主に楽曲イメージやライブレポなどが多いが、「POLYSICSの衣装を他のキャラクターに着せてみた」系のイラストも多い。
その逆もしかり。
関連タグ
はたらく細胞BLACK:アニメOP曲がキュウソネコカミのヤマサキセイヤとのシングル『走れ!』がタイアップ。
ちなみに、赤血球&白血球と歌う『上を向いて運ぼう』がED曲でタイアップ。カップリング曲としてはたらく細胞のEDを歌ったClariSのCheerS!のカバーをメンバーのフミが歌うものをシングルに収録)
世界の何だコレ!?ミステリー…Let'sダバダバがよく秘境を特集するVTRのBGMに使われているフジテレビのドキュメンタリー番組。使用範囲は二番目あたりの「Let's GO!」までなので。
龍玄ToshI…同じくサングラスを掛けている。