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センシティブな作品

「けもの」の本能

11

けもののほんのう

「けもの」の本能とは、カクヨムに掲載されている、大上による「けものフレンズ」の二次創作作品である。
「けもの」の本能とは、カクヨムに掲載されている、大上による「けものフレンズ」の二次創作作品である。

概要

概要

「けもの」の本能とは、カクヨムにて大上氏が連載しているけものフレンズ二次創作作品である。


大まかな内容はアニメ11話より分岐したIFストーリー。

もしも巨大セルリアンがフレンズ達によって倒されず、サンドスター・ロウを吸収し過ぎて自爆していたら……という所から話は始まる。


けもフレ11話を軽く上回るどシリアスなストーリー、フレンズ同士での悲壮ながらも手に汗握る熱いバトル、従来のけもフレでは珍しい明確な「悪役」の存在、そして何よりさばんなコンビを始めとするフレンズ達の強い絆……


これらを高い文章力で、見事に書き切っている名作である。


けもフレには似つかわしくないとされるシリアス要素、流血描写なども多いが、そのクオリティの高さから多くの読者に注目され、カクヨムのけもフレ二次創作の人気ランキングでは堂々の一位に輝いている。


魅力的なストーリー、応用しやすい設定、想像の幅が広がるエンディング等の影響からか、小説やイラスト、動画による三次創作も多数生まれており、有志によるMMDドラマ化も一部のエピソードでされるなど、まだまだ展開が続いている。



連載について

連載について

2017年4月9日よりカクヨムにて連載が始まり、その後も週一(終盤は月一~二)のペースで連載が続けられていたが、2018年6月29日に遂にエピローグが公開。物語は見事完結となった。


本編は完結したが、今後も作者自身によるスピンオフ作品の連載が続けられる予定である。


あらすじ

あらすじ

「ボク、サーバルちゃんになら、食べられてもいいよ……。」

突如、黒セルリアンが爆散した。

パーク内に、真っ黒なサンドスター・ロウが吹き荒れる。

黒い嵐が過ぎ去った後のジャパリパークには、セルリアンよりも恐ろしい脅威が待っていた。

かばんとサーバルは、パークの危機を救えるのか。



パークに現れた超巨大セルリアンが自爆。この時飛び散ったサンドスター・ロウの嵐を浴びたフレンズ達は次々に凶暴化してしまい、パークは未曾有の大混乱に陥る。

そんな中、かばんたちは暴走したフレンズたちを抑えるべく、生き残ったフレンズ達と共に動き出すが……


主な登場人物

主な登場人物

かばんちゃん

サーバルちゃん

パークを襲った危機を解決するべく、野生暴走から逃れたフレンズ達と共に異変に立ち向かう。

が、二人は異変だけではなく『ヒトの陰の側面』とも向き合うこととなる…。


ラッキービースト

パークに多数存在するガイドロボット。フレンズ達からは「ボス」と呼ばれている。

アニメ本編では特殊な手段を用いないとかばん以外のフレンズ達と言葉を交わす事はなかったが、パークガイドの権限を託されたかばんの指示により、フレンズと普通に会話する事も可能になった。


2号

としょかんでの『アクシデント』の際、ボスを探しに行ったアライさんが間違えて捕まえてきたラッキービースト。

としょかん近辺の管理をしている個体で片耳の先が破れているのが外見的特徴。

2号という呼称は、かばんちゃんに同行している個体と区別する為の便宜的なもの。

気の所為かもしれないが、2号はボスよりも荒っぽい性格に思える。


事件解決の為の作戦が立案されたのは、ボスと彼が居たからこそとも言える。


???

本作の事件の元凶。

過去にパークへ侵入したヒトの密猟者の「輝き」を奪った巨大セルリアンから生まれた存在。

ヒトとしての知識欲と純粋な悪意の塊。


生き残ったフレンズ達

アライさん

フェネック

登場当初はかばんちゃん達と出会っていないので、アライさんは彼女を「帽子泥棒」と呼んで突っかかっていった。

シリアスな流れの中でもこのコンビの明るさは健在。

尚、本作ではアライさんが『アライグマ』らしい活躍をする場面が結構ある。


リカオン

キンシコウ

巨大セルリアンとの戦闘で負傷したリカオンを庇ったヒグマの指示で、かばんちゃん達とジャパリバスへ避難していたので野生暴走の危機から逃れた。

が、至近距離でサンドスター・ロウの嵐を浴びたが為に野生暴走を引き起こしたヒグマとの戦闘で負傷したキンシコウも、後に感染して暴走してしまう。


タイリクオオカミ

アミメキリン共々ろっじの中にいたので野生暴走の危機から逃れていた。

しかし、運悪く外にいたアリツカゲラは野生暴走を発症してしまっており、突如別人のように暴れ出した彼女をどうする事もできず手をこまねいていた。

また、アリツカゲラを取り押さえようとして負傷したアミメキリンも後に野生暴走を発症してしまう。


コノハ博士

としょかんの地下室にいて難を逃れた為、生き残ったフレンズ達の司令塔として活動する事になる。

ミミちゃん助手は運悪く地上にいて野生暴走を引き起こしてしまい、消息不明。


ライオン

へいげんちほーの面子の中で一人外にいた為に、野生暴走を発症していた。

としょかん近くのバリケードを破壊しながらさまよっており、とある一件で野生暴走に陥りかけたサーバルがかばんちゃんに負い目を感じて外へ飛び出した際に遭遇、交戦する。

後にかばんちゃんの指示でボスからの救助要請を受けたヘラジカの加勢もあり、正気に戻る事ができた。

野生暴走を引き起こした当初、オーロックスを襲って野生暴走を感染させてしまっており、不本意ながらヘラジカを傷付けた事もあって誰よりも罪悪感に苛まれている。


ヘラジカ

ライオンに襲われたかばんちゃんの指示でボスからの救助要請を受けて参戦。

暗い雰囲気の中でも持ち前の豪胆さと真っ直ぐな意志は健在。


アルパカ

トキ

ショウジョウトキ

ツチノコ

黒い嵐発生時、いつものようにロッジでお茶をしていたため難を逃れた。一晩経って外に出たところ『異常な光景』に遭遇し、としょかんに向かった。その『異常な光景』が元凶の居場所を突き止める鍵になるとは思いもよらずに。

尚、ツチノコはスナネコの凶暴化を目の当たりにし、異常事態を伝える為としょかんに向かっていたところをアルパカ達に拾われた。


PPP

こはんコンビ

PPPは楽屋にいたため無事だったが、外で舞台照明を直していたマーゲイが発症。マーゲイを物置に隔離し、『通信』で事態を把握後、かばん達への加勢に向かっていたところ、こはんコンビと合流、二人の『作業』を邪魔するセルリアンの討伐を買って出た。

こはんコンビはPPPライブに向かっていたところ黒い嵐に遭遇したが、ビーバーの心配性とプレーリーの物見のおかげでいち早く気付き水に潜り回避に成功。『通信』で事態を把握後は暴走したフレンズをこの二人ならではの方法で隔離する『作業』をひたすら続けていた。

彼らは奮闘する中で事態を逆転させるカギを見つけることとなる。


ジャガー

コツメカワウソ

ジャガーがいち早く黒い嵐に気付き、コツメカワウソと共に水に潜り難を逃れたものの、この二人以外のじゃんぐる組はほぼ全員が発症。暴走したフレンズ達相手に孤軍奮闘していたが『通信』によりようやく事態を把握、かばんちゃん達に助力する為に決戦の地へ向かう。

この二人の奮闘ぶりは有志によりMMD動画化された


カバ

フレンズたちの中でも屈指の実力者であるにもかかわらず音沙汰がなかったため、読者を心配させていたが、最終決戦で満を持して登場。その怪力と、余裕を感じさせる冷静な性格で、登場するだけで絶望的な空気を一変させた。


作中用語

作中用語

サンドスター・ロウの亜種

セルリアンを活性化させるサンドスター・ロウが、この事件の元凶によって変異を起こしフレンズ達にとって害のある成分が加わった亜種。

通常のサンドスター・ロウはフレンズに悪影響を及ぼす事はないが、この亜種を吸収したフレンズは野生暴走(下記参照)を発症し凶暴化してしまう。


野生暴走

サンドスター・ロウの亜種を吸収したフレンズが陥る症状。

「制御できていない野生解放」であることから博士が命名した。

元の獣だった頃の本能のままに活動する状態になってしまい、非常に攻撃的になり目に付いた相手を見境なく襲うようになる。

また、一切の会話が通じなくなり、獣同様の雄叫びや鳴き声しか出せなくなり、言葉によるコミュニケーションや説得は不可能。

この状態から更に力を解放することができ、その際”黒いサンドスターの輝き(けものプラズム)”が放出される。その力は尋常ではなく、ライオンのケースでは爪を振るった余波で周囲の木々を薙ぎ払ってしまった。

症状には段階があり、発熱→動悸→意識の変異(例、他のフレンズを見て美味しそうと思ってしまう)→理性喪失となる。

超高濃度状態の“黒い嵐”の直撃を受ければ数分と掛からず理性喪失に至る他、野生暴走に陥ったフレンズに傷付けられる等の理由で損傷した正常なフレンズは、傷口からサンドスター・ロウが侵入して野生暴走に『感染』し徐々に症状が進むようになる。その際、傷はサンドスターによって治る為、「体は良くなっていくのに具合は悪くなっていく」という端から見ていると不気味な様子となる。

傷口を包帯等で覆うことで症状の進行を遅らせる事はできるものの、あくまで遅滞に過ぎない為お守り石による除染(下記参照)は必要。また包帯の扱いにはある程度の器用さが求められる故、手当てが出来るフレンズも限られる

そもそも、フレンズは体を維持する為-即ち生きる為に-サンドスターをじゃぱりまんや空気中から摂取している関係上、正常且つ損傷が無かったとしてもサンドスター・ロウの亜種をサンドスターと共に吸収してしまう。つまりパークにいる全フレンズが野生暴走に陥るのは時間の問題だったりする


お守り石

セルリアンの弱点である「いし」だけを切り取ったもの。

サンドスター・ロウを吸収する性質があり、これを野生暴走したフレンズに接触させる事で正気に戻す事ができる。

しかし、体内のサンドスター・ロウを吸収されるフレンズは凄まじい嫌悪感に襲われ暴れ出す危険があるので、治療中は力の強い者が押さえつけておく必要がある。

お守りとは言えあくまでも「セルリアンの欠片」なので、吸収させ過ぎると攻撃性の高いセルリアンと化して襲いかかってくる。

「いし」を切除する手順は複雑で、それを成功させられる唯一のフレンズは野生暴走を発症している為、数に限りがある状況である。


?????

事件を引き起こした張本人が陣取った場所にして決戦の場。

アニメ本編でも同じ場所があるが、本作では「以前からセルリアンが多数発生する危険地帯」となっており、ハンターや博士たちによる調査がほとんど進んでいないという設定になっている。


火を噴いて大きな音が出る道具

過去の映像の中などに出てきた道具。描写から考えて種類はこれで間違いない。

これが作動するとフレンズたちはパニックを起こしてしまう。

この道具、大きな獣には力不足で、小さな獣や鳥は動きが速いので役に立たなかったりする(例外あり)。

この道具が使える相手は、ヒト同程度の大きさの生物に限られる…。


関連タグ

関連タグ

けものフレンズ

けもフレ

???


バイオハザード……作中でもゲーム好きのフレンズが言及しているが「傷付けられると感染する」「メディカルキットが気休めでは無く有効」「かゆいうま的描写」と共通点が多い。尚、作者によればネタの源は「獣還り」で、執筆するうちに"バイオ"寄りになったとのこと。ゲーム好きのフレンズの台詞は自身へのツッコミでもあるらしい。


この小説に基づく三次創作作品(ピクシブ)

この小説に基づく三次創作作品(ピクシブ)

図書記架さま作:対 タテガミオオカミ&対 ジャングル&仮面の本能

kopegiさま作:かなしみのむこうがわ シリーズ(全3話)

matatab1さま作「けもの」の本能 ろっじにて        etc.



この小説に基づく三次創作作品(カクヨム)

この小説に基づく三次創作作品(カクヨム)

matatab1さま作「けもの」の本能 ろっじにて


外部リンク

外部リンク

小説本編

大上氏のツイッター

七尾狐さまによる動画版part1(ニコニコ)

七尾狐さまによる動画版(youtube)

ニコニコ大百科での記事

→この記事から、様々なファンアートや動画作品が視聴可能。大上氏が監修も行った、マスクザ春原氏による「じゃんぐるちほー」の動画は必見。


表記揺れ

表記揺れ

けものの本能 けも本





























けものフレンズ2…5話に登場したアムールトラの様を見て本作を思い出した視聴者も多かった模様。作者に至っては大変な事になっていたらしい

ビースト(けものフレンズ)…上記のアムールトラが暴れていた理由。野生暴走と異なり先天性で確率で発生する。漫画版では同質の現象(制御できていない野生解放)であるとかばんによって明言された。

概要

概要

「けもの」の本能とは、カクヨムにて大上氏が連載しているけものフレンズ二次創作作品である。


大まかな内容はアニメ11話より分岐したIFストーリー。

もしも巨大セルリアンがフレンズ達によって倒されず、サンドスター・ロウを吸収し過ぎて自爆していたら……という所から話は始まる。


けもフレ11話を軽く上回るどシリアスなストーリー、フレンズ同士での悲壮ながらも手に汗握る熱いバトル、従来のけもフレでは珍しい明確な「悪役」の存在、そして何よりさばんなコンビを始めとするフレンズ達の強い絆……


これらを高い文章力で、見事に書き切っている名作である。


けもフレには似つかわしくないとされるシリアス要素、流血描写なども多いが、そのクオリティの高さから多くの読者に注目され、カクヨムのけもフレ二次創作の人気ランキングでは堂々の一位に輝いている。


魅力的なストーリー、応用しやすい設定、想像の幅が広がるエンディング等の影響からか、小説やイラスト、動画による三次創作も多数生まれており、有志によるMMDドラマ化も一部のエピソードでされるなど、まだまだ展開が続いている。



連載について

連載について

2017年4月9日よりカクヨムにて連載が始まり、その後も週一(終盤は月一~二)のペースで連載が続けられていたが、2018年6月29日に遂にエピローグが公開。物語は見事完結となった。


本編は完結したが、今後も作者自身によるスピンオフ作品の連載が続けられる予定である。


あらすじ

あらすじ

「ボク、サーバルちゃんになら、食べられてもいいよ……。」

突如、黒セルリアンが爆散した。

パーク内に、真っ黒なサンドスター・ロウが吹き荒れる。

黒い嵐が過ぎ去った後のジャパリパークには、セルリアンよりも恐ろしい脅威が待っていた。

かばんとサーバルは、パークの危機を救えるのか。



パークに現れた超巨大セルリアンが自爆。この時飛び散ったサンドスター・ロウの嵐を浴びたフレンズ達は次々に凶暴化してしまい、パークは未曾有の大混乱に陥る。

そんな中、かばんたちは暴走したフレンズたちを抑えるべく、生き残ったフレンズ達と共に動き出すが……


主な登場人物

主な登場人物

かばんちゃん

サーバルちゃん

パークを襲った危機を解決するべく、野生暴走から逃れたフレンズ達と共に異変に立ち向かう。

が、二人は異変だけではなく『ヒトの陰の側面』とも向き合うこととなる…。


ラッキービースト

パークに多数存在するガイドロボット。フレンズ達からは「ボス」と呼ばれている。

アニメ本編では特殊な手段を用いないとかばん以外のフレンズ達と言葉を交わす事はなかったが、パークガイドの権限を託されたかばんの指示により、フレンズと普通に会話する事も可能になった。


2号

としょかんでの『アクシデント』の際、ボスを探しに行ったアライさんが間違えて捕まえてきたラッキービースト。

としょかん近辺の管理をしている個体で片耳の先が破れているのが外見的特徴。

2号という呼称は、かばんちゃんに同行している個体と区別する為の便宜的なもの。

気の所為かもしれないが、2号はボスよりも荒っぽい性格に思える。


事件解決の為の作戦が立案されたのは、ボスと彼が居たからこそとも言える。


???

本作の事件の元凶。

過去にパークへ侵入したヒトの密猟者の「輝き」を奪った巨大セルリアンから生まれた存在。

ヒトとしての知識欲と純粋な悪意の塊。


生き残ったフレンズ達

アライさん

フェネック

登場当初はかばんちゃん達と出会っていないので、アライさんは彼女を「帽子泥棒」と呼んで突っかかっていった。

シリアスな流れの中でもこのコンビの明るさは健在。

尚、本作ではアライさんが『アライグマ』らしい活躍をする場面が結構ある。


リカオン

キンシコウ

巨大セルリアンとの戦闘で負傷したリカオンを庇ったヒグマの指示で、かばんちゃん達とジャパリバスへ避難していたので野生暴走の危機から逃れた。

が、至近距離でサンドスター・ロウの嵐を浴びたが為に野生暴走を引き起こしたヒグマとの戦闘で負傷したキンシコウも、後に感染して暴走してしまう。


タイリクオオカミ

アミメキリン共々ろっじの中にいたので野生暴走の危機から逃れていた。

しかし、運悪く外にいたアリツカゲラは野生暴走を発症してしまっており、突如別人のように暴れ出した彼女をどうする事もできず手をこまねいていた。

また、アリツカゲラを取り押さえようとして負傷したアミメキリンも後に野生暴走を発症してしまう。


コノハ博士

としょかんの地下室にいて難を逃れた為、生き残ったフレンズ達の司令塔として活動する事になる。

ミミちゃん助手は運悪く地上にいて野生暴走を引き起こしてしまい、消息不明。


ライオン

へいげんちほーの面子の中で一人外にいた為に、野生暴走を発症していた。

としょかん近くのバリケードを破壊しながらさまよっており、とある一件で野生暴走に陥りかけたサーバルがかばんちゃんに負い目を感じて外へ飛び出した際に遭遇、交戦する。

後にかばんちゃんの指示でボスからの救助要請を受けたヘラジカの加勢もあり、正気に戻る事ができた。

野生暴走を引き起こした当初、オーロックスを襲って野生暴走を感染させてしまっており、不本意ながらヘラジカを傷付けた事もあって誰よりも罪悪感に苛まれている。


ヘラジカ

ライオンに襲われたかばんちゃんの指示でボスからの救助要請を受けて参戦。

暗い雰囲気の中でも持ち前の豪胆さと真っ直ぐな意志は健在。


アルパカ

トキ

ショウジョウトキ

ツチノコ

黒い嵐発生時、いつものようにロッジでお茶をしていたため難を逃れた。一晩経って外に出たところ『異常な光景』に遭遇し、としょかんに向かった。その『異常な光景』が元凶の居場所を突き止める鍵になるとは思いもよらずに。

尚、ツチノコはスナネコの凶暴化を目の当たりにし、異常事態を伝える為としょかんに向かっていたところをアルパカ達に拾われた。


PPP

こはんコンビ

PPPは楽屋にいたため無事だったが、外で舞台照明を直していたマーゲイが発症。マーゲイを物置に隔離し、『通信』で事態を把握後、かばん達への加勢に向かっていたところ、こはんコンビと合流、二人の『作業』を邪魔するセルリアンの討伐を買って出た。

こはんコンビはPPPライブに向かっていたところ黒い嵐に遭遇したが、ビーバーの心配性とプレーリーの物見のおかげでいち早く気付き水に潜り回避に成功。『通信』で事態を把握後は暴走したフレンズをこの二人ならではの方法で隔離する『作業』をひたすら続けていた。

彼らは奮闘する中で事態を逆転させるカギを見つけることとなる。


ジャガー

コツメカワウソ

ジャガーがいち早く黒い嵐に気付き、コツメカワウソと共に水に潜り難を逃れたものの、この二人以外のじゃんぐる組はほぼ全員が発症。暴走したフレンズ達相手に孤軍奮闘していたが『通信』によりようやく事態を把握、かばんちゃん達に助力する為に決戦の地へ向かう。

この二人の奮闘ぶりは有志によりMMD動画化された


カバ

フレンズたちの中でも屈指の実力者であるにもかかわらず音沙汰がなかったため、読者を心配させていたが、最終決戦で満を持して登場。その怪力と、余裕を感じさせる冷静な性格で、登場するだけで絶望的な空気を一変させた。


作中用語

作中用語

サンドスター・ロウの亜種

セルリアンを活性化させるサンドスター・ロウが、この事件の元凶によって変異を起こしフレンズ達にとって害のある成分が加わった亜種。

通常のサンドスター・ロウはフレンズに悪影響を及ぼす事はないが、この亜種を吸収したフレンズは野生暴走(下記参照)を発症し凶暴化してしまう。


野生暴走

サンドスター・ロウの亜種を吸収したフレンズが陥る症状。

「制御できていない野生解放」であることから博士が命名した。

元の獣だった頃の本能のままに活動する状態になってしまい、非常に攻撃的になり目に付いた相手を見境なく襲うようになる。

また、一切の会話が通じなくなり、獣同様の雄叫びや鳴き声しか出せなくなり、言葉によるコミュニケーションや説得は不可能。

この状態から更に力を解放することができ、その際”黒いサンドスターの輝き(けものプラズム)”が放出される。その力は尋常ではなく、ライオンのケースでは爪を振るった余波で周囲の木々を薙ぎ払ってしまった。

症状には段階があり、発熱→動悸→意識の変異(例、他のフレンズを見て美味しそうと思ってしまう)→理性喪失となる。

超高濃度状態の“黒い嵐”の直撃を受ければ数分と掛からず理性喪失に至る他、野生暴走に陥ったフレンズに傷付けられる等の理由で損傷した正常なフレンズは、傷口からサンドスター・ロウが侵入して野生暴走に『感染』し徐々に症状が進むようになる。その際、傷はサンドスターによって治る為、「体は良くなっていくのに具合は悪くなっていく」という端から見ていると不気味な様子となる。

傷口を包帯等で覆うことで症状の進行を遅らせる事はできるものの、あくまで遅滞に過ぎない為お守り石による除染(下記参照)は必要。また包帯の扱いにはある程度の器用さが求められる故、手当てが出来るフレンズも限られる

そもそも、フレンズは体を維持する為-即ち生きる為に-サンドスターをじゃぱりまんや空気中から摂取している関係上、正常且つ損傷が無かったとしてもサンドスター・ロウの亜種をサンドスターと共に吸収してしまう。つまりパークにいる全フレンズが野生暴走に陥るのは時間の問題だったりする


お守り石

セルリアンの弱点である「いし」だけを切り取ったもの。

サンドスター・ロウを吸収する性質があり、これを野生暴走したフレンズに接触させる事で正気に戻す事ができる。

しかし、体内のサンドスター・ロウを吸収されるフレンズは凄まじい嫌悪感に襲われ暴れ出す危険があるので、治療中は力の強い者が押さえつけておく必要がある。

お守りとは言えあくまでも「セルリアンの欠片」なので、吸収させ過ぎると攻撃性の高いセルリアンと化して襲いかかってくる。

「いし」を切除する手順は複雑で、それを成功させられる唯一のフレンズは野生暴走を発症している為、数に限りがある状況である。


?????

事件を引き起こした張本人が陣取った場所にして決戦の場。

アニメ本編でも同じ場所があるが、本作では「以前からセルリアンが多数発生する危険地帯」となっており、ハンターや博士たちによる調査がほとんど進んでいないという設定になっている。


火を噴いて大きな音が出る道具

過去の映像の中などに出てきた道具。描写から考えて種類はこれで間違いない。

これが作動するとフレンズたちはパニックを起こしてしまう。

この道具、大きな獣には力不足で、小さな獣や鳥は動きが速いので役に立たなかったりする(例外あり)。

この道具が使える相手は、ヒト同程度の大きさの生物に限られる…。


関連タグ

関連タグ

けものフレンズ

けもフレ

???


バイオハザード……作中でもゲーム好きのフレンズが言及しているが「傷付けられると感染する」「メディカルキットが気休めでは無く有効」「かゆいうま的描写」と共通点が多い。尚、作者によればネタの源は「獣還り」で、執筆するうちに"バイオ"寄りになったとのこと。ゲーム好きのフレンズの台詞は自身へのツッコミでもあるらしい。


この小説に基づく三次創作作品(ピクシブ)

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図書記架さま作:対 タテガミオオカミ&対 ジャングル&仮面の本能

kopegiさま作:かなしみのむこうがわ シリーズ(全3話)

matatab1さま作「けもの」の本能 ろっじにて        etc.



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この小説に基づく三次創作作品(カクヨム)

matatab1さま作「けもの」の本能 ろっじにて


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小説本編

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七尾狐さまによる動画版(youtube)

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表記揺れ

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けものの本能 けも本





























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  • 「けもの」の本能 三次創作

    巡り合うけもの 後編

    「けもの」の本能 著者 大上氏。  https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926#table-of-contents  カクヨムで掲載されているけもフレ二次小説 「けもの」の本能 の三次創作です。
    11,371文字pixiv小説作品
  • けものフレンズ 「けもの」の本能IF【打ち切り】

    打ち切りのお知らせ

    MISSION FAILED GAME OVER(゚Д。)ガメオベラ 4ページ目がR-15辺りに該当するかも知れません。
  • 対 タテガミオオカミ

    ・大上氏【「けもの」の本能】(https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926)の三次創作です。  舞台版に黒かばんちゃんが現れたら、という前提で書いた話です。 追記:マーゲイが登場した舞台を見てないので、性格はアニメ版基準です。
  • 対 ノドグロミツオシエ

    ・大上氏【「けもの」の本能】(https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926)の三次創作です。  新デザイン版の腹黒じゃないノドグロミツオシエ寄りです、展開がちょっと無理があるかもしれないです(あとラーテルの扱いが酷い)。
  • 「けもの」の本能 三次創作

    「けもの」の本能 三次創作 さばんなにて

    「けもの」の本能 著者 大上氏。  https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926#table-of-contents  カクヨムで掲載されているけもフレ二次小説 「けもの」の本能 の三次創作です。
  • けものフレンズ 「けもの」の本能IF【打ち切り】

    ボス、天国へ

    カクヨムに掲載されている「けものフレンズ」の二次創作【「けもの」の本能】(著者:大上氏)という作品の三次創作です。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926 かばん、サーバルに続いて今度はボスが天国に行きます。 序盤に若干胸糞要素、最後のおまけにR-15的微エロあり。 本編からのコピペも混ざってます。 ボスは黒かばんを怒らせる事にかけては右に出る者はいないと思いますw 他のフレンズ達の話については、書くのが非常に大変な作業になりそうなので、やるかどうかは未定です。下手するとこのまま完結かも。 そもそも「かばんの最期」を書き上げた時点で一番やりたかった事をやり遂げて半分燃え尽きかけていたり; あと番外編の構想も1話分だけあり。 個人的にはぜひ天国送りにしたいキャラもいるのですが、本編の状況からして思い通りの展開にするのがちょっと難しそうなのが何とも… 勝手な俺設定をぶち込めば容易ですが、それだと「けもの」の本能どころかけものフレンズでも何でもなくなってしまうし… あ、それを言ったら天国の話がそうかw まあやっぱり、かばんちゃんがやられる話が一番書き甲斐がありますな。 あれはもはや天使だ女神だ美の化身だ(゚∀゚) あと、おまけのネタが尽きてきたorz
    10,497文字pixiv小説作品
  • 「けもの」の本能三次創作 かなしみのむこうがわ

    -3話 対ギンギツネ ~絶望の種は芽吹く~

    ※カクヨムにて好評連載中の”「けもの」の本能(https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926)のうちで語られなかった部分を私自身が独自に解釈・補間したものになります。本編と若干設定が異なる場合がございますが、ご容赦ください。
  • けものフレンズ 「けもの」の本能IF【打ち切り】

    絶望、そして再起

    カクヨムに掲載されている「けものフレンズ」の二次創作【「けもの」の本能】(著者:大上氏)という作品の三次創作です。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926 だいぶ間が空いてしまいましたが、それというのもPS4本体と共に買った「R-TYPE FINAL 2」にかまけていたせいです^^; それにも飽きてきたので、非常に今更ながら続きです。もう1年近く経っとるw ここからはかばん亡き後に残されたフレンズ達の話となります。 今回は博士が暫定主役。そして性懲りもなく「空気を読まないおまけ」もあります。ちょっと短めですが。 あとはこれまた性懲りもなく、本編からのコピペやフレーズ流用もちらほらとあります。 私の場合、大勢のキャラを一度に出すのはどうも苦手で、1人か2人をクローズアップするような書き方しかできないんですよね; 元々「かばんの最期」で終わる予定だった事と併せて、それも執筆が滞る要因となっておりました。 個人的にフェネック、コツメカワウソ、フルルなどが好きなのでこの辺りを主役にしたエピソードとかもやってみたい気はします。 次回以降については、こういう展開にしようというビジョンはありますが、どうやってそこへ持っていくかという事で苦慮しています。 実際に書いてみて気づいたのですが、本編終盤って黒かばんにとっては実は意外と厳しい状況なのではないかと。 サンドスター・ロウの供給は絶たれ、弱点を知られ、自身は戦闘能力を大きく失い、とどめにセルリアン達は単細胞w ってなわけで次回以降の目処は未だ立たず、早くも私の中のサンドスターが尽きようとしているため、依然として打ち切りの可能性は残っている有様ですorz

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「けもの」の本能
11
「けもの」の本能
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センシティブな作品

「けもの」の本能

11

けもののほんのう

「けもの」の本能とは、カクヨムに掲載されている、大上による「けものフレンズ」の二次創作作品である。
「けもの」の本能とは、カクヨムに掲載されている、大上による「けものフレンズ」の二次創作作品である。

概要

概要

「けもの」の本能とは、カクヨムにて大上氏が連載しているけものフレンズ二次創作作品である。


大まかな内容はアニメ11話より分岐したIFストーリー。

もしも巨大セルリアンがフレンズ達によって倒されず、サンドスター・ロウを吸収し過ぎて自爆していたら……という所から話は始まる。


けもフレ11話を軽く上回るどシリアスなストーリー、フレンズ同士での悲壮ながらも手に汗握る熱いバトル、従来のけもフレでは珍しい明確な「悪役」の存在、そして何よりさばんなコンビを始めとするフレンズ達の強い絆……


これらを高い文章力で、見事に書き切っている名作である。


けもフレには似つかわしくないとされるシリアス要素、流血描写なども多いが、そのクオリティの高さから多くの読者に注目され、カクヨムのけもフレ二次創作の人気ランキングでは堂々の一位に輝いている。


魅力的なストーリー、応用しやすい設定、想像の幅が広がるエンディング等の影響からか、小説やイラスト、動画による三次創作も多数生まれており、有志によるMMDドラマ化も一部のエピソードでされるなど、まだまだ展開が続いている。



連載について

連載について

2017年4月9日よりカクヨムにて連載が始まり、その後も週一(終盤は月一~二)のペースで連載が続けられていたが、2018年6月29日に遂にエピローグが公開。物語は見事完結となった。


本編は完結したが、今後も作者自身によるスピンオフ作品の連載が続けられる予定である。


あらすじ

あらすじ

「ボク、サーバルちゃんになら、食べられてもいいよ……。」

突如、黒セルリアンが爆散した。

パーク内に、真っ黒なサンドスター・ロウが吹き荒れる。

黒い嵐が過ぎ去った後のジャパリパークには、セルリアンよりも恐ろしい脅威が待っていた。

かばんとサーバルは、パークの危機を救えるのか。



パークに現れた超巨大セルリアンが自爆。この時飛び散ったサンドスター・ロウの嵐を浴びたフレンズ達は次々に凶暴化してしまい、パークは未曾有の大混乱に陥る。

そんな中、かばんたちは暴走したフレンズたちを抑えるべく、生き残ったフレンズ達と共に動き出すが……


主な登場人物

主な登場人物

かばんちゃん

サーバルちゃん

パークを襲った危機を解決するべく、野生暴走から逃れたフレンズ達と共に異変に立ち向かう。

が、二人は異変だけではなく『ヒトの陰の側面』とも向き合うこととなる…。


ラッキービースト

パークに多数存在するガイドロボット。フレンズ達からは「ボス」と呼ばれている。

アニメ本編では特殊な手段を用いないとかばん以外のフレンズ達と言葉を交わす事はなかったが、パークガイドの権限を託されたかばんの指示により、フレンズと普通に会話する事も可能になった。


2号

としょかんでの『アクシデント』の際、ボスを探しに行ったアライさんが間違えて捕まえてきたラッキービースト。

としょかん近辺の管理をしている個体で片耳の先が破れているのが外見的特徴。

2号という呼称は、かばんちゃんに同行している個体と区別する為の便宜的なもの。

気の所為かもしれないが、2号はボスよりも荒っぽい性格に思える。


事件解決の為の作戦が立案されたのは、ボスと彼が居たからこそとも言える。


???

本作の事件の元凶。

過去にパークへ侵入したヒトの密猟者の「輝き」を奪った巨大セルリアンから生まれた存在。

ヒトとしての知識欲と純粋な悪意の塊。


生き残ったフレンズ達

アライさん

フェネック

登場当初はかばんちゃん達と出会っていないので、アライさんは彼女を「帽子泥棒」と呼んで突っかかっていった。

シリアスな流れの中でもこのコンビの明るさは健在。

尚、本作ではアライさんが『アライグマ』らしい活躍をする場面が結構ある。


リカオン

キンシコウ

巨大セルリアンとの戦闘で負傷したリカオンを庇ったヒグマの指示で、かばんちゃん達とジャパリバスへ避難していたので野生暴走の危機から逃れた。

が、至近距離でサンドスター・ロウの嵐を浴びたが為に野生暴走を引き起こしたヒグマとの戦闘で負傷したキンシコウも、後に感染して暴走してしまう。


タイリクオオカミ

アミメキリン共々ろっじの中にいたので野生暴走の危機から逃れていた。

しかし、運悪く外にいたアリツカゲラは野生暴走を発症してしまっており、突如別人のように暴れ出した彼女をどうする事もできず手をこまねいていた。

また、アリツカゲラを取り押さえようとして負傷したアミメキリンも後に野生暴走を発症してしまう。


コノハ博士

としょかんの地下室にいて難を逃れた為、生き残ったフレンズ達の司令塔として活動する事になる。

ミミちゃん助手は運悪く地上にいて野生暴走を引き起こしてしまい、消息不明。


ライオン

へいげんちほーの面子の中で一人外にいた為に、野生暴走を発症していた。

としょかん近くのバリケードを破壊しながらさまよっており、とある一件で野生暴走に陥りかけたサーバルがかばんちゃんに負い目を感じて外へ飛び出した際に遭遇、交戦する。

後にかばんちゃんの指示でボスからの救助要請を受けたヘラジカの加勢もあり、正気に戻る事ができた。

野生暴走を引き起こした当初、オーロックスを襲って野生暴走を感染させてしまっており、不本意ながらヘラジカを傷付けた事もあって誰よりも罪悪感に苛まれている。


ヘラジカ

ライオンに襲われたかばんちゃんの指示でボスからの救助要請を受けて参戦。

暗い雰囲気の中でも持ち前の豪胆さと真っ直ぐな意志は健在。


アルパカ

トキ

ショウジョウトキ

ツチノコ

黒い嵐発生時、いつものようにロッジでお茶をしていたため難を逃れた。一晩経って外に出たところ『異常な光景』に遭遇し、としょかんに向かった。その『異常な光景』が元凶の居場所を突き止める鍵になるとは思いもよらずに。

尚、ツチノコはスナネコの凶暴化を目の当たりにし、異常事態を伝える為としょかんに向かっていたところをアルパカ達に拾われた。


PPP

こはんコンビ

PPPは楽屋にいたため無事だったが、外で舞台照明を直していたマーゲイが発症。マーゲイを物置に隔離し、『通信』で事態を把握後、かばん達への加勢に向かっていたところ、こはんコンビと合流、二人の『作業』を邪魔するセルリアンの討伐を買って出た。

こはんコンビはPPPライブに向かっていたところ黒い嵐に遭遇したが、ビーバーの心配性とプレーリーの物見のおかげでいち早く気付き水に潜り回避に成功。『通信』で事態を把握後は暴走したフレンズをこの二人ならではの方法で隔離する『作業』をひたすら続けていた。

彼らは奮闘する中で事態を逆転させるカギを見つけることとなる。


ジャガー

コツメカワウソ

ジャガーがいち早く黒い嵐に気付き、コツメカワウソと共に水に潜り難を逃れたものの、この二人以外のじゃんぐる組はほぼ全員が発症。暴走したフレンズ達相手に孤軍奮闘していたが『通信』によりようやく事態を把握、かばんちゃん達に助力する為に決戦の地へ向かう。

この二人の奮闘ぶりは有志によりMMD動画化された


カバ

フレンズたちの中でも屈指の実力者であるにもかかわらず音沙汰がなかったため、読者を心配させていたが、最終決戦で満を持して登場。その怪力と、余裕を感じさせる冷静な性格で、登場するだけで絶望的な空気を一変させた。


作中用語

作中用語

サンドスター・ロウの亜種

セルリアンを活性化させるサンドスター・ロウが、この事件の元凶によって変異を起こしフレンズ達にとって害のある成分が加わった亜種。

通常のサンドスター・ロウはフレンズに悪影響を及ぼす事はないが、この亜種を吸収したフレンズは野生暴走(下記参照)を発症し凶暴化してしまう。


野生暴走

サンドスター・ロウの亜種を吸収したフレンズが陥る症状。

「制御できていない野生解放」であることから博士が命名した。

元の獣だった頃の本能のままに活動する状態になってしまい、非常に攻撃的になり目に付いた相手を見境なく襲うようになる。

また、一切の会話が通じなくなり、獣同様の雄叫びや鳴き声しか出せなくなり、言葉によるコミュニケーションや説得は不可能。

この状態から更に力を解放することができ、その際”黒いサンドスターの輝き(けものプラズム)”が放出される。その力は尋常ではなく、ライオンのケースでは爪を振るった余波で周囲の木々を薙ぎ払ってしまった。

症状には段階があり、発熱→動悸→意識の変異(例、他のフレンズを見て美味しそうと思ってしまう)→理性喪失となる。

超高濃度状態の“黒い嵐”の直撃を受ければ数分と掛からず理性喪失に至る他、野生暴走に陥ったフレンズに傷付けられる等の理由で損傷した正常なフレンズは、傷口からサンドスター・ロウが侵入して野生暴走に『感染』し徐々に症状が進むようになる。その際、傷はサンドスターによって治る為、「体は良くなっていくのに具合は悪くなっていく」という端から見ていると不気味な様子となる。

傷口を包帯等で覆うことで症状の進行を遅らせる事はできるものの、あくまで遅滞に過ぎない為お守り石による除染(下記参照)は必要。また包帯の扱いにはある程度の器用さが求められる故、手当てが出来るフレンズも限られる

そもそも、フレンズは体を維持する為-即ち生きる為に-サンドスターをじゃぱりまんや空気中から摂取している関係上、正常且つ損傷が無かったとしてもサンドスター・ロウの亜種をサンドスターと共に吸収してしまう。つまりパークにいる全フレンズが野生暴走に陥るのは時間の問題だったりする


お守り石

セルリアンの弱点である「いし」だけを切り取ったもの。

サンドスター・ロウを吸収する性質があり、これを野生暴走したフレンズに接触させる事で正気に戻す事ができる。

しかし、体内のサンドスター・ロウを吸収されるフレンズは凄まじい嫌悪感に襲われ暴れ出す危険があるので、治療中は力の強い者が押さえつけておく必要がある。

お守りとは言えあくまでも「セルリアンの欠片」なので、吸収させ過ぎると攻撃性の高いセルリアンと化して襲いかかってくる。

「いし」を切除する手順は複雑で、それを成功させられる唯一のフレンズは野生暴走を発症している為、数に限りがある状況である。


?????

事件を引き起こした張本人が陣取った場所にして決戦の場。

アニメ本編でも同じ場所があるが、本作では「以前からセルリアンが多数発生する危険地帯」となっており、ハンターや博士たちによる調査がほとんど進んでいないという設定になっている。


火を噴いて大きな音が出る道具

過去の映像の中などに出てきた道具。描写から考えて種類はこれで間違いない。

これが作動するとフレンズたちはパニックを起こしてしまう。

この道具、大きな獣には力不足で、小さな獣や鳥は動きが速いので役に立たなかったりする(例外あり)。

この道具が使える相手は、ヒト同程度の大きさの生物に限られる…。


関連タグ

関連タグ

けものフレンズ

けもフレ

???


バイオハザード……作中でもゲーム好きのフレンズが言及しているが「傷付けられると感染する」「メディカルキットが気休めでは無く有効」「かゆいうま的描写」と共通点が多い。尚、作者によればネタの源は「獣還り」で、執筆するうちに"バイオ"寄りになったとのこと。ゲーム好きのフレンズの台詞は自身へのツッコミでもあるらしい。


この小説に基づく三次創作作品(ピクシブ)

この小説に基づく三次創作作品(ピクシブ)

図書記架さま作:対 タテガミオオカミ&対 ジャングル&仮面の本能

kopegiさま作:かなしみのむこうがわ シリーズ(全3話)

matatab1さま作「けもの」の本能 ろっじにて        etc.



この小説に基づく三次創作作品(カクヨム)

この小説に基づく三次創作作品(カクヨム)

matatab1さま作「けもの」の本能 ろっじにて


外部リンク

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小説本編

大上氏のツイッター

七尾狐さまによる動画版part1(ニコニコ)

七尾狐さまによる動画版(youtube)

ニコニコ大百科での記事

→この記事から、様々なファンアートや動画作品が視聴可能。大上氏が監修も行った、マスクザ春原氏による「じゃんぐるちほー」の動画は必見。


表記揺れ

表記揺れ

けものの本能 けも本





























けものフレンズ2…5話に登場したアムールトラの様を見て本作を思い出した視聴者も多かった模様。作者に至っては大変な事になっていたらしい

ビースト(けものフレンズ)…上記のアムールトラが暴れていた理由。野生暴走と異なり先天性で確率で発生する。漫画版では同質の現象(制御できていない野生解放)であるとかばんによって明言された。

概要

概要

「けもの」の本能とは、カクヨムにて大上氏が連載しているけものフレンズ二次創作作品である。


大まかな内容はアニメ11話より分岐したIFストーリー。

もしも巨大セルリアンがフレンズ達によって倒されず、サンドスター・ロウを吸収し過ぎて自爆していたら……という所から話は始まる。


けもフレ11話を軽く上回るどシリアスなストーリー、フレンズ同士での悲壮ながらも手に汗握る熱いバトル、従来のけもフレでは珍しい明確な「悪役」の存在、そして何よりさばんなコンビを始めとするフレンズ達の強い絆……


これらを高い文章力で、見事に書き切っている名作である。


けもフレには似つかわしくないとされるシリアス要素、流血描写なども多いが、そのクオリティの高さから多くの読者に注目され、カクヨムのけもフレ二次創作の人気ランキングでは堂々の一位に輝いている。


魅力的なストーリー、応用しやすい設定、想像の幅が広がるエンディング等の影響からか、小説やイラスト、動画による三次創作も多数生まれており、有志によるMMDドラマ化も一部のエピソードでされるなど、まだまだ展開が続いている。



連載について

連載について

2017年4月9日よりカクヨムにて連載が始まり、その後も週一(終盤は月一~二)のペースで連載が続けられていたが、2018年6月29日に遂にエピローグが公開。物語は見事完結となった。


本編は完結したが、今後も作者自身によるスピンオフ作品の連載が続けられる予定である。


あらすじ

あらすじ

「ボク、サーバルちゃんになら、食べられてもいいよ……。」

突如、黒セルリアンが爆散した。

パーク内に、真っ黒なサンドスター・ロウが吹き荒れる。

黒い嵐が過ぎ去った後のジャパリパークには、セルリアンよりも恐ろしい脅威が待っていた。

かばんとサーバルは、パークの危機を救えるのか。



パークに現れた超巨大セルリアンが自爆。この時飛び散ったサンドスター・ロウの嵐を浴びたフレンズ達は次々に凶暴化してしまい、パークは未曾有の大混乱に陥る。

そんな中、かばんたちは暴走したフレンズたちを抑えるべく、生き残ったフレンズ達と共に動き出すが……


主な登場人物

主な登場人物

かばんちゃん

サーバルちゃん

パークを襲った危機を解決するべく、野生暴走から逃れたフレンズ達と共に異変に立ち向かう。

が、二人は異変だけではなく『ヒトの陰の側面』とも向き合うこととなる…。


ラッキービースト

パークに多数存在するガイドロボット。フレンズ達からは「ボス」と呼ばれている。

アニメ本編では特殊な手段を用いないとかばん以外のフレンズ達と言葉を交わす事はなかったが、パークガイドの権限を託されたかばんの指示により、フレンズと普通に会話する事も可能になった。


2号

としょかんでの『アクシデント』の際、ボスを探しに行ったアライさんが間違えて捕まえてきたラッキービースト。

としょかん近辺の管理をしている個体で片耳の先が破れているのが外見的特徴。

2号という呼称は、かばんちゃんに同行している個体と区別する為の便宜的なもの。

気の所為かもしれないが、2号はボスよりも荒っぽい性格に思える。


事件解決の為の作戦が立案されたのは、ボスと彼が居たからこそとも言える。


???

本作の事件の元凶。

過去にパークへ侵入したヒトの密猟者の「輝き」を奪った巨大セルリアンから生まれた存在。

ヒトとしての知識欲と純粋な悪意の塊。


生き残ったフレンズ達

アライさん

フェネック

登場当初はかばんちゃん達と出会っていないので、アライさんは彼女を「帽子泥棒」と呼んで突っかかっていった。

シリアスな流れの中でもこのコンビの明るさは健在。

尚、本作ではアライさんが『アライグマ』らしい活躍をする場面が結構ある。


リカオン

キンシコウ

巨大セルリアンとの戦闘で負傷したリカオンを庇ったヒグマの指示で、かばんちゃん達とジャパリバスへ避難していたので野生暴走の危機から逃れた。

が、至近距離でサンドスター・ロウの嵐を浴びたが為に野生暴走を引き起こしたヒグマとの戦闘で負傷したキンシコウも、後に感染して暴走してしまう。


タイリクオオカミ

アミメキリン共々ろっじの中にいたので野生暴走の危機から逃れていた。

しかし、運悪く外にいたアリツカゲラは野生暴走を発症してしまっており、突如別人のように暴れ出した彼女をどうする事もできず手をこまねいていた。

また、アリツカゲラを取り押さえようとして負傷したアミメキリンも後に野生暴走を発症してしまう。


コノハ博士

としょかんの地下室にいて難を逃れた為、生き残ったフレンズ達の司令塔として活動する事になる。

ミミちゃん助手は運悪く地上にいて野生暴走を引き起こしてしまい、消息不明。


ライオン

へいげんちほーの面子の中で一人外にいた為に、野生暴走を発症していた。

としょかん近くのバリケードを破壊しながらさまよっており、とある一件で野生暴走に陥りかけたサーバルがかばんちゃんに負い目を感じて外へ飛び出した際に遭遇、交戦する。

後にかばんちゃんの指示でボスからの救助要請を受けたヘラジカの加勢もあり、正気に戻る事ができた。

野生暴走を引き起こした当初、オーロックスを襲って野生暴走を感染させてしまっており、不本意ながらヘラジカを傷付けた事もあって誰よりも罪悪感に苛まれている。


ヘラジカ

ライオンに襲われたかばんちゃんの指示でボスからの救助要請を受けて参戦。

暗い雰囲気の中でも持ち前の豪胆さと真っ直ぐな意志は健在。


アルパカ

トキ

ショウジョウトキ

ツチノコ

黒い嵐発生時、いつものようにロッジでお茶をしていたため難を逃れた。一晩経って外に出たところ『異常な光景』に遭遇し、としょかんに向かった。その『異常な光景』が元凶の居場所を突き止める鍵になるとは思いもよらずに。

尚、ツチノコはスナネコの凶暴化を目の当たりにし、異常事態を伝える為としょかんに向かっていたところをアルパカ達に拾われた。


PPP

こはんコンビ

PPPは楽屋にいたため無事だったが、外で舞台照明を直していたマーゲイが発症。マーゲイを物置に隔離し、『通信』で事態を把握後、かばん達への加勢に向かっていたところ、こはんコンビと合流、二人の『作業』を邪魔するセルリアンの討伐を買って出た。

こはんコンビはPPPライブに向かっていたところ黒い嵐に遭遇したが、ビーバーの心配性とプレーリーの物見のおかげでいち早く気付き水に潜り回避に成功。『通信』で事態を把握後は暴走したフレンズをこの二人ならではの方法で隔離する『作業』をひたすら続けていた。

彼らは奮闘する中で事態を逆転させるカギを見つけることとなる。


ジャガー

コツメカワウソ

ジャガーがいち早く黒い嵐に気付き、コツメカワウソと共に水に潜り難を逃れたものの、この二人以外のじゃんぐる組はほぼ全員が発症。暴走したフレンズ達相手に孤軍奮闘していたが『通信』によりようやく事態を把握、かばんちゃん達に助力する為に決戦の地へ向かう。

この二人の奮闘ぶりは有志によりMMD動画化された


カバ

フレンズたちの中でも屈指の実力者であるにもかかわらず音沙汰がなかったため、読者を心配させていたが、最終決戦で満を持して登場。その怪力と、余裕を感じさせる冷静な性格で、登場するだけで絶望的な空気を一変させた。


作中用語

作中用語

サンドスター・ロウの亜種

セルリアンを活性化させるサンドスター・ロウが、この事件の元凶によって変異を起こしフレンズ達にとって害のある成分が加わった亜種。

通常のサンドスター・ロウはフレンズに悪影響を及ぼす事はないが、この亜種を吸収したフレンズは野生暴走(下記参照)を発症し凶暴化してしまう。


野生暴走

サンドスター・ロウの亜種を吸収したフレンズが陥る症状。

「制御できていない野生解放」であることから博士が命名した。

元の獣だった頃の本能のままに活動する状態になってしまい、非常に攻撃的になり目に付いた相手を見境なく襲うようになる。

また、一切の会話が通じなくなり、獣同様の雄叫びや鳴き声しか出せなくなり、言葉によるコミュニケーションや説得は不可能。

この状態から更に力を解放することができ、その際”黒いサンドスターの輝き(けものプラズム)”が放出される。その力は尋常ではなく、ライオンのケースでは爪を振るった余波で周囲の木々を薙ぎ払ってしまった。

症状には段階があり、発熱→動悸→意識の変異(例、他のフレンズを見て美味しそうと思ってしまう)→理性喪失となる。

超高濃度状態の“黒い嵐”の直撃を受ければ数分と掛からず理性喪失に至る他、野生暴走に陥ったフレンズに傷付けられる等の理由で損傷した正常なフレンズは、傷口からサンドスター・ロウが侵入して野生暴走に『感染』し徐々に症状が進むようになる。その際、傷はサンドスターによって治る為、「体は良くなっていくのに具合は悪くなっていく」という端から見ていると不気味な様子となる。

傷口を包帯等で覆うことで症状の進行を遅らせる事はできるものの、あくまで遅滞に過ぎない為お守り石による除染(下記参照)は必要。また包帯の扱いにはある程度の器用さが求められる故、手当てが出来るフレンズも限られる

そもそも、フレンズは体を維持する為-即ち生きる為に-サンドスターをじゃぱりまんや空気中から摂取している関係上、正常且つ損傷が無かったとしてもサンドスター・ロウの亜種をサンドスターと共に吸収してしまう。つまりパークにいる全フレンズが野生暴走に陥るのは時間の問題だったりする


お守り石

セルリアンの弱点である「いし」だけを切り取ったもの。

サンドスター・ロウを吸収する性質があり、これを野生暴走したフレンズに接触させる事で正気に戻す事ができる。

しかし、体内のサンドスター・ロウを吸収されるフレンズは凄まじい嫌悪感に襲われ暴れ出す危険があるので、治療中は力の強い者が押さえつけておく必要がある。

お守りとは言えあくまでも「セルリアンの欠片」なので、吸収させ過ぎると攻撃性の高いセルリアンと化して襲いかかってくる。

「いし」を切除する手順は複雑で、それを成功させられる唯一のフレンズは野生暴走を発症している為、数に限りがある状況である。


?????

事件を引き起こした張本人が陣取った場所にして決戦の場。

アニメ本編でも同じ場所があるが、本作では「以前からセルリアンが多数発生する危険地帯」となっており、ハンターや博士たちによる調査がほとんど進んでいないという設定になっている。


火を噴いて大きな音が出る道具

過去の映像の中などに出てきた道具。描写から考えて種類はこれで間違いない。

これが作動するとフレンズたちはパニックを起こしてしまう。

この道具、大きな獣には力不足で、小さな獣や鳥は動きが速いので役に立たなかったりする(例外あり)。

この道具が使える相手は、ヒト同程度の大きさの生物に限られる…。


関連タグ

関連タグ

けものフレンズ

けもフレ

???


バイオハザード……作中でもゲーム好きのフレンズが言及しているが「傷付けられると感染する」「メディカルキットが気休めでは無く有効」「かゆいうま的描写」と共通点が多い。尚、作者によればネタの源は「獣還り」で、執筆するうちに"バイオ"寄りになったとのこと。ゲーム好きのフレンズの台詞は自身へのツッコミでもあるらしい。


この小説に基づく三次創作作品(ピクシブ)

この小説に基づく三次創作作品(ピクシブ)

図書記架さま作:対 タテガミオオカミ&対 ジャングル&仮面の本能

kopegiさま作:かなしみのむこうがわ シリーズ(全3話)

matatab1さま作「けもの」の本能 ろっじにて        etc.



この小説に基づく三次創作作品(カクヨム)

この小説に基づく三次創作作品(カクヨム)

matatab1さま作「けもの」の本能 ろっじにて


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表記揺れ

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けものの本能 けも本





























けものフレンズ2…5話に登場したアムールトラの様を見て本作を思い出した視聴者も多かった模様。作者に至っては大変な事になっていたらしい

ビースト(けものフレンズ)…上記のアムールトラが暴れていた理由。野生暴走と異なり先天性で確率で発生する。漫画版では同質の現象(制御できていない野生解放)であるとかばんによって明言された。

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  • 対 ジャングル

    ・大上氏【「けもの」の本能】(https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926)の三次創作です。  時系列的には【対 ???⑦】あたりです、それにしても毒持ちって便利ですね。
  • 「けもの」の本能 三次創作

    「けもの」の本能 三次創作 ろっじにて

    「けもの」の本能 著者 大上氏。  https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926#table-of-contents  カクヨムで掲載されているけもフレ二次小説「けもの」の本能 の三次創作です。  帽子泥棒を追いかけてロッジにやってきたアライグマとフェネック。  かばんのことを教えて欲しいと頼まれた二人は、道中で聞いた話をロッジにいるフレンズに披露する。  そんな中、用事で外に出たアリツカゲラは黒い嵐に巻き込まれてしまい……。
  • まっしろくろすけ

    セーくろの身内で出たネタのクソSS。なんだよまっしろくろすけって…
  • 「けもの」の本能 三次創作

    巡り合うけもの 前編

    「けもの」の本能 著者 大上氏。  https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926#table-of-contents  カクヨムで掲載されているけもフレ二次小説 「けもの」の本能 の三次創作です。
  • 「けもの」の本能 三次創作

    「けもの」の本能 三次創作 みずべにて

    「けもの」の本能 著者 大上氏。  https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926#table-of-contents  カクヨムで掲載されているけもフレ二次小説 「けもの」の本能 の三次創作です。
  • けものフレンズ Madness

    0-1 プロローグ1

    「やみなべフレンズ」そのノベル版、ついに始動。 ご覧になる前に一度、シリーズ全体のキャプションをご覧になってください。
  • 天啓まとめ

    天啓まとめ3

    はい。3回目です。 言わずもがな、勝手に参考にするなりなんなりして構いません。 今回は『「けもの」の本能』から黒かばんを使用させて頂きました。無許可ですので、作者様のお気に障る様でしたらこちらは消去させて頂きます。
  • 対 声

    ・大上氏【「けもの」の本能】(https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926)の三次創作です。  舞台版に黒かばんちゃんが現れたら、という前提で書いた話です。取り敢えずかばんちゃん達が負けたルートのその後を想定してます。  ラストのシロナガスクジラの語りは、自作「合わせ鏡」の補足なので、そちらを読んでないと分からない不親切な設計に成ってます。
  • 「けもの」の本能 三次創作

    「けもの」の本能 三次創作 さばくにて

    「けもの」の本能 著者 大上氏。  https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926#table-of-contents  カクヨムで掲載されているけもフレ二次小説 「けもの」の本能 の三次創作です。
  • アルビノかばんと黒かばん

    アルビノかばんと黒かばん①

    カクヨムにて連載していた『「けもの」の本能』(https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926)に登場する黒かばんと、ちょっと前にブームになったアルビノかばんちゃんの、セルフ三次創作です。 よって、『「けもの」の本能』のネタバレを含みます。 本作をご存じでない方は、この小説の内容はちんぷんかんぷんだと思います。すみません。 初めてのピクシブ投稿が、こんな自己満足作品でいいのだろうか…。 アルビノかばんちゃんの設定は、マスク ザ 春原さん(@dolce1211)のものをお借りしています。 完全に自分得設定で気の向くままに書いているので、雑な文章とストーリーになっていて申し訳ないです…。 ちまちまと進めていきたいと思いますので、お付き合いいただければ幸いです。
  • けものフレンズ 「けもの」の本能IF【打ち切り】

    てんごくちほー

    カクヨムに掲載されている「けものフレンズ」の二次創作【「けもの」の本能】(著者:大上氏)という作品の三次創作です。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926 パークの存亡をかけた最終決戦に敗れて命を落としたかばんとサーバルが天国で再会する話です。 今回は残虐・胸糞要素及び黒かばんは(ほぼ)お休みですが、R-15的微エロはあります。 前の2作(共にR-18G)と違い、今回は閲覧中に心身に異常をきたす恐れはないでしょう。 相変わらず空気を読まないおまけもあります。 あと本編からのコピペも若干あります。
  • 「けもの」の本能三次創作 かなしみのむこうがわ

    -1話 対キタキツネ ~かなしみのむこうがわ~

    ※今回で「かなしみのむこうがわ」は終わりです。書きたいことを書けて、とても満足です。
  • 「けもの」の本能 三次創作

    巡り合うけもの 後編

    「けもの」の本能 著者 大上氏。  https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926#table-of-contents  カクヨムで掲載されているけもフレ二次小説 「けもの」の本能 の三次創作です。
    11,371文字pixiv小説作品
  • けものフレンズ 「けもの」の本能IF【打ち切り】

    打ち切りのお知らせ

    MISSION FAILED GAME OVER(゚Д。)ガメオベラ 4ページ目がR-15辺りに該当するかも知れません。
  • 対 タテガミオオカミ

    ・大上氏【「けもの」の本能】(https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926)の三次創作です。  舞台版に黒かばんちゃんが現れたら、という前提で書いた話です。 追記:マーゲイが登場した舞台を見てないので、性格はアニメ版基準です。
  • 対 ノドグロミツオシエ

    ・大上氏【「けもの」の本能】(https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926)の三次創作です。  新デザイン版の腹黒じゃないノドグロミツオシエ寄りです、展開がちょっと無理があるかもしれないです(あとラーテルの扱いが酷い)。
  • 「けもの」の本能 三次創作

    「けもの」の本能 三次創作 さばんなにて

    「けもの」の本能 著者 大上氏。  https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926#table-of-contents  カクヨムで掲載されているけもフレ二次小説 「けもの」の本能 の三次創作です。
  • けものフレンズ 「けもの」の本能IF【打ち切り】

    ボス、天国へ

    カクヨムに掲載されている「けものフレンズ」の二次創作【「けもの」の本能】(著者:大上氏)という作品の三次創作です。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926 かばん、サーバルに続いて今度はボスが天国に行きます。 序盤に若干胸糞要素、最後のおまけにR-15的微エロあり。 本編からのコピペも混ざってます。 ボスは黒かばんを怒らせる事にかけては右に出る者はいないと思いますw 他のフレンズ達の話については、書くのが非常に大変な作業になりそうなので、やるかどうかは未定です。下手するとこのまま完結かも。 そもそも「かばんの最期」を書き上げた時点で一番やりたかった事をやり遂げて半分燃え尽きかけていたり; あと番外編の構想も1話分だけあり。 個人的にはぜひ天国送りにしたいキャラもいるのですが、本編の状況からして思い通りの展開にするのがちょっと難しそうなのが何とも… 勝手な俺設定をぶち込めば容易ですが、それだと「けもの」の本能どころかけものフレンズでも何でもなくなってしまうし… あ、それを言ったら天国の話がそうかw まあやっぱり、かばんちゃんがやられる話が一番書き甲斐がありますな。 あれはもはや天使だ女神だ美の化身だ(゚∀゚) あと、おまけのネタが尽きてきたorz
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  • 「けもの」の本能三次創作 かなしみのむこうがわ

    -3話 対ギンギツネ ~絶望の種は芽吹く~

    ※カクヨムにて好評連載中の”「けもの」の本能(https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926)のうちで語られなかった部分を私自身が独自に解釈・補間したものになります。本編と若干設定が異なる場合がございますが、ご容赦ください。
  • けものフレンズ 「けもの」の本能IF【打ち切り】

    絶望、そして再起

    カクヨムに掲載されている「けものフレンズ」の二次創作【「けもの」の本能】(著者:大上氏)という作品の三次創作です。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882921926 だいぶ間が空いてしまいましたが、それというのもPS4本体と共に買った「R-TYPE FINAL 2」にかまけていたせいです^^; それにも飽きてきたので、非常に今更ながら続きです。もう1年近く経っとるw ここからはかばん亡き後に残されたフレンズ達の話となります。 今回は博士が暫定主役。そして性懲りもなく「空気を読まないおまけ」もあります。ちょっと短めですが。 あとはこれまた性懲りもなく、本編からのコピペやフレーズ流用もちらほらとあります。 私の場合、大勢のキャラを一度に出すのはどうも苦手で、1人か2人をクローズアップするような書き方しかできないんですよね; 元々「かばんの最期」で終わる予定だった事と併せて、それも執筆が滞る要因となっておりました。 個人的にフェネック、コツメカワウソ、フルルなどが好きなのでこの辺りを主役にしたエピソードとかもやってみたい気はします。 次回以降については、こういう展開にしようというビジョンはありますが、どうやってそこへ持っていくかという事で苦慮しています。 実際に書いてみて気づいたのですが、本編終盤って黒かばんにとっては実は意外と厳しい状況なのではないかと。 サンドスター・ロウの供給は絶たれ、弱点を知られ、自身は戦闘能力を大きく失い、とどめにセルリアン達は単細胞w ってなわけで次回以降の目処は未だ立たず、早くも私の中のサンドスターが尽きようとしているため、依然として打ち切りの可能性は残っている有様ですorz

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