投稿されるイラストは、「スタン」というタグで登録されていることが多い。
プロフィール
概要
『テイルズオブデスティニー』の主人公。ソーディアン・ディムロスのマスター。
容姿は上半身に白い鎧を身につけており、長くボサボサな金髪に碧眼の青年。
他にも、インナーウェアとブーツが青、ズボンは白が基調で、全身を青と白でコーディネートしている。
フィッツガルドの辺境の村・リーネの出身。家族は祖父のトーマス・エルロンと妹のリリス・エルロン。村の青年のバッカスとは幼馴染で「スカタン」「バカッス」と呼び合う仲。また村長の娘から想いを寄せられている。
セインガルドの兵士として名を上げるために村を家出同然に飛び出し、飛行竜に密航。密航がバレて捕まりそうになったところで飛行竜がモンスターに襲われ、武器を探して入った倉庫でディムロスと出逢いを果たす。
純粋な正直者で熱血漢だが、気に食わない相手には皮肉や嫌味をこぼす一面も持ち合わせる。田舎育ちというのがコンプレックスになっており、やや外の世界のことに疎いが常識は持ち合わせており、年上や目上の者には謙虚で礼儀正しい。
どこでも眠ることが出来る一方で、非常に寝起きが悪く、起こすのが至難の業。
また続編である「テイルズオブデスティニー2」では、同じく主人公であるカイルの父親となっている。旅に出たとされているが…。
テイルズの主人公の中では、続編の話とはいえヒロインと結婚し、子どもを授かる段階まで描かれた数少ない人物でもある。他に妻と子どもの存在が確認された主人公は『テイルズオブグレイセス』のアスベル・ラントや『テイルズオブエクシリア2』のルドガー・ウィル・クルスニクがいる。
2013年に本作がパチスロ化された際には、ゲームでは見られなかったカイルが生まれて間もない頃のスタンとルーティの様子がアニメーションで少し描かれている。
リメイク版
『TOD2』で誕生する息子カイルの性格に合わせるためなのか、純粋さや能天気さが増しており、ルーティやリオンの皮肉を意に介さず、また気付かない事もあり、ただの天然ボケのような性格に変わったせいか、全体的に頭が悪くなった様に見られがち。
しかし、強い正義感と鋭い洞察力は健在で、さらに皮肉や嫌味を言う場面が無くなり、誰にでも気さくで優しい面が強調された為に性格の良さに磨きがかかり、パーティの人間関係の良化に貢献している。素直さを前面に押し出しており、目上の者に礼儀正しい姿勢はそのままである。
またその純粋さ故に悩みを抱えているキャラクターの多くを無意識の内に救済するような描写も多い。
シナリオではリオンとの友情も強調されており、彼の死後、敵討ちの為に飛行竜でダイクロフトに乗り込もうとするような場面もあった。サブキャラクターのイレーヌ・レンブラントには大人としての憧れや強い共感を持っている。
寝起きが悪いという設定はそのままで、戦闘中に睡眠状態に陥るとスタンだけは攻撃を受けてもなかなか起きないという謎の特性が追加された。勿論、睡眠されたまま攻撃を受け続けて戦闘不能…という状況も起こり得るため、プレイヤー的にはデメリットであり、睡眠防止のお守り装備は必須ともいえる。
妹のリリスには、巨大鍋を叩く秘技「死者の目覚め」で毎回起こされている。
自宅で飼っている羊が寄ってくるからという理由で髪を伸ばしっ放しにしている。前髪はそれほどでもないが、後ろ髪はかなり長い。マリー曰く「硬そうで柔らかい」らしい。
過保護で何かと自分に節介をやくリリスには頭が上がらず尻に敷かれている。PS版では初期出荷版限定でバグ技を使うことでしか仲間に加えられなかったが、リメイクされた本作では闘技場のイベントをこなすことでリリスを正式にパーティ加入させることができる。しかしスタン本人としては家族を巻き込みたくなかったのか、あまり喜ばしくなかった様子。
戦闘では、武器はディムロスで固定になった。固有装備は籠手。
剣技と術剣技、炎属性の晶術を習得する。多くの攻撃属性をカバーできるのに加え、晶術は空中で発動すると特殊な技に変化する性能がある。
特に防御力に優れるが、ほとんどのステータスが総じて高めに成長する。
ちなみにPS1版では基本的にスタンしか操作できない。ルーティやリオンなど、それ以外のキャラクターを操作したければ、アクセサリーのチャネリング装備の上、PSコントローラーをさらに3台用意しなければならなかった。
その他登場作品
テイルズオブファンダム Vol.1
テイルズオブエクシリア・テイルズオブエクシリア2
「テイルズオブエクシリア」ではミラ用DLCコスチュームとしてスタンの衣装が配信された。
「テイルズオブエクシリア2」では、ルーティ、クレス、ミントと共に闘技場でゲストキャラとして初参戦。それに加えて、裏ダンジョンでスタンの「なりきりコスチューム」も入手できる。
テイルズオブザレイズ
プレイヤーキャラとして登場。
初登場は第8章『四英雄と神の眼の世界~さらわれた鏡士~』。
イクスとミリーナと共に行動していたルーティから事情を聞き、イクス一行の仲間に加わる。
本作で、業波灰塵、ガンフレイム、炎破斬、翔凰烈火・紅焔(翔凰烈火の技変化)、激・ブレイズビースト(獅吼爆炎陣の技変化)、空破絶風撃、ブラストファング(空破絶風撃の技変化)、ワイルドフレイム(業波灰塵の技変化)、EXガンフレイム(ガンフレイムの技変化)、閃光破斬(炎破斬の技変化)を新術技として習得。
魔鏡技(歴代の「秘奥義」にあたる必殺技)は「殺劇舞荒剣」「灼光鳳天牙」「斬空天翔剣」「業禍爆炎斬」「業魔灰燼剣」「命覇紅衝剣」「ウォールブレイクコンボ」「虹凰裂翔閃」、カイルとのクロスオーバー魔鏡技で「翔王天鳳翼」。
「業禍爆炎斬」は精霊装をレアリティ3まで強化すると使用可能になる。
その他
ちなみに詳細は不明だが「テイルズオブザテンペスト」にもスタンのキャラポリゴンの没データが残されている。→動画
当初はソーディアン・ディムロスから「選ばれた人間」と聞いて喜んでいたが……実は正式なソーディアンの使い手ではない。
ならなぜソーディアンの声が聞こえるのかというと、彼には生まれつき「意思疎通」の才能があったため。かつては誰もが持っていた才能とのことだが、現代においては失われてしまっていた。
スタンがディムロスと出会った時には、その才能は既に開花していたという。
デスティニーのエンディングでそのことをディムロスから告げられ「私は嘘をついていた」と謝罪されるが、スタンは「なんだ、そんなことか。気にしてないよ」と答えた。
これが二人が交わした最後の会話となった……はずだった。
テイルズオブファンダムでは妹がディムロスと共に時空を駆け抜け、折れた刀身を復活させたことでスタンと再会を果たす。
関連イラスト
関連タグ
テイルズオブシリーズ テイルズオブデスティニー テイルズオブデスティニー2 主人公
ディムロス ルーティ・カトレット リオン・マグナス フィリア・フィリス ウッドロウ・ケルヴィン マリー・エージェント チェルシー・トーン マイティ・コングマン ジョニー・シデン リリス・エルロン
カップリング・コンビタグ
テイルズオブシリーズの主人公
クレス・アルベイン → スタン・エルロン → リッド・ハーシェル
以下TOD2におけるネタバレ
なんと本編開始前の10年前に英雄抹殺のために孤児院に乗り込んできたバルバトス・ゲーティアによって幼かったロニを人質に取られて手も足も出ず殺害され死亡していたという前作主人公にもかかわらず悲惨な事実が判明する。このため、前作から引き続き登場するキャラ達の中では圧倒的に出番が少ない。
これに負い目を感じていたルーティとロニはまだ幼かったカイルに「スタンは長い旅に出ている」と長年偽り続けていた。そしてロニはせめてもの償いとして何が起ころうとカイルだけは守るという決意を固めていた。
全てが終わり、エルレインやバルバトスが行った歴史改変や英雄抹殺も最初から無かったことになったためエピローグでは無事に存命しておりカイルの修行に付き合ったり、旅に出るカイルを快く送り出している。