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デモンズソウル

でもんずそうる

正式名称は『Demon's Souls』。フロム・ソフトウェア開発、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が2009年に発売したプレイステーション3用ダークファンタジー・アクションRPG。
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世界とは悲劇なのか……


いま魂が試されようとしている


解説編集

正式名称は『Demon's Souls』。フロムソフトウェア開発、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が2009年に発売したプレイステーション3用ダークファンタジー・アクションRPG。


近年の和製RPGとしては珍しく非常に難度が高いのが特徴で、初見では勝てる気がしない強大なボスキャラ・敵キャラの配置・強さ・攻撃パターン・ステージ設計のいずれにもプレイヤーを本気で殺そうとするスタッフの気概が感じられる。


いわゆる死にゲーではあるが決して理不尽なものではなく、キャラクター強化をしつつプレイヤー自身が己のスキルを磨きながら攻略ポイントを発見・学習・挑戦していくことで攻略難易度は大きく変化するよう絶妙なバランスでデザインされている。まさにプレイヤー自身の魂(ソウル)の強さが試されると言えよう。


また、本作最大の特徴であるオンラインプレイでは、青いファントムとなって他プレイヤーの世界に召喚・協力してステージを攻略したり、黒いファントムとなって他プレイヤーの世界に侵入・攻略を妨害することが可能。この協力・侵入プレイは続編的作品であるダークソウルシリーズにも受け継がれている。


中世ヨーロッパをモチーフとした美麗なグラフィックや陰鬱ながら硬派で洗練された世界観も評価が高い。

GAME OF THE YEAR 2009をはじめ多くの賞を受賞。ウンバァサ


2011年9月22日には続編的作品『ダークソウル』が発売され、フロム・ソフトウェアの看板シリーズの一つとなった(ただし、ダークソウルとは世界観が違い別シリーズであると明言されている)。

本作と『ダークソウル』シリーズは日本国内のみならず海外の後続のゲームにも多大な影響を与え、本作同様の「トライ&エラー前提の高難度」「死亡すると通貨・経験値がロスト」「独特のセーブシステム」等の特徴を併せ持つアクションゲームがソウルライクゲームとも呼ばれるようになる発端となった。


再生編集

2018年2月28日に公式サーバーのサービスが終了。これで通信を利用したシステム、対戦やメッセージ、他のプレイヤーの姿が見える幻影などのオンライン要素が停止し、作中のワード「世界を繋ぎ止める者」に肖って世界が拡散した日と惜しまれた。

また2018年5月24日に『ダークソウル リマスタード』が発売された。これは、ファンを喜ばせたものの、先に発売されていたデモンズソウルをスキップする形であったため、デモンズソウルの移植版が作られることはないのではないかと落胆も少なくなかった。


しかし2020年06月12日にPS5においてフルリメイク版の制作情報が発表が行われた。担当はPlayStation Studiosと多くのPSタイトルのリマスター移植を手掛けたBluepoint Games。2020年11月12日発売。

PS5専用タイトルとして一から描き直されたグラフィックス、日本語ボイスが新録された他、PS5の高速SSDによる一瞬のロード時間、高FPSでのプレイが可能になった。

一方で制作にフロムが関わっていない事からか、グラフィックの変更によりPS3版からかけ離れたデザインになってしまったキャラクター・演出も散見されるなどファンの間では極端に賛否の割れる作品でもある。話題にする際は一応、注意しておいたほうがいいかもしれない。


世界観編集

「貴様も見てきただろう。もとより、世界とは悲劇だ。故に、神は獣という毒を残した。

「ソウルを奪い、すべての悲劇を終わらせるためにな!」


12代オーラント王の治世。

ソウルの業により栄えた北の大国ボーレタリアは突如として、尋常ならぬ色のない濃霧に飲み込まれた。

以来、ボーレタリアとの連絡は途絶え その濃霧に踏み込んで戻る者は、誰もなかった。

ただ、オーラントの双剣のひとり、ヴァルファクスだけが裂け目から濃霧を逃れ、ボーレタリアの滅亡を伝えた。


楔の神殿の深奥に眠る巨大な獣。

老王オーラントはその獣を目覚めさせ 色のない濃霧と、恐ろしいデーモンたちが生じた。

デーモンたちは、人々からソウルを奪い。奪われた者たちは、ソウルに飢え 正気を失い、他の者たちを襲った。

ヴァラルファクスもまた、ソウルに酔っていた。


デーモンたちは、自らの内に奪ったソウルを溜め込んでいる。

それは、尋常のソウルとは比べ物にならず人外の、無謬の力をもたらすだろう。


ボーレタリアと、デモンズソウルの伝説。

多くの英雄が、その力に惹かれ、裂け目から呪われた地に入り込み、そして、誰一人として戻らなかった。


もう一つの双剣ビヨール。沈黙の長ユルト。聖者ウルベイン。放浪者スキルヴィル。第六聖女アストラエアと騎士ガル・ヴィンランド。そして「拓くもの」賢者フレーキ。


色のない濃霧は、静かにボーレタリアから滲み出しつつあり 人々は、穏やかな滅びの予感に絶望していた。

やがて濃霧が、世界のすべてを覆うだろう。

そして、最後の希望がまた、裂け目からボーレタリアに入った。

滅びを留めるか、あるいはデーモンの僕となるか……。


「死を恐れない、強いソウルを持つ者よ。」

「あなたを裂け目に案内しましょう。古い獣を、再びのまどろみに導くために。」

ストーリー概要編集

ボーレタリアから発生した霧とデーモンによって滅びゆく世界で主人公は、デーモンを殺す者として楔の神殿に囚われた。

楔の神殿は、デーモンにソウルを食われ、拡散する世界を繋ぎ止める場所であり、主人公もここに繋ぎ止められたことで役目を果たすか、正気を無くし、やがてソウルごと消滅するしかない。

主人公は、望む望まざるに関わらず要人と呼ばれる神殿の管理者に従いデーモンを倒すしかない。


楔の神殿は、拡散する世界のあちこちにある要石と繋がっており、ここから5つのステージを攻略する。

『ボーレタリア王城』、『塔のラトリア』、『嵐の祭祀場』、『腐れ谷』、そして『ストーンファング坑道』である。

ひとつだけ壊れた要石があり、これは『北の巨人』が治めた土地に繋がっているとされるが、実際のゲーム中では移動できず、どのような土地なのかも定かではない。


ボーレタリア王城は、物語の発端となったオーラント王の居城であり、騎士たちに守られている。

他のステージと違い、最後のステージに挑むには、他のステージのボスを倒す必要がある。


塔のラトリアは、美しい女王ラトリアが治めていたが、かつて彼女に追放された老人が復讐に舞い戻り、彼女の一族を捕らえた牢獄となった。

おどろおどろしい拷問器具や人体実験場のような施設があるステージ。

のちにこのステージのコンセプトは、『ブラッドボーン』で膨らまされた。


嵐の祭祀場は、かつて信仰の中に息づいた非現実の怪物たちがデーモンとして形を成した島。

空から攻撃してくる敵、攻撃力の高い敵が多いなど厄介なステージ。


腐れ谷は、病人や貧民が流れ着いた谷で不潔で陰鬱な雰囲気があり、異形の住民と不快な虫が巣食っている。

敵から得られるソウル量が少ない、毒や疫病などの付加効果を持つ攻撃を仕掛けられる、全体的に崖になっており落下死の危険が多く、移動し辛い沼ばかり広がっているなどプレイヤーを苦しませる。

また他のステージと違い敵があくまで人間であったり、ゲームのキャラクターに感情移入してしまうプレイヤーには酷なステージである。


ストーンファング坑道は、ソウルを失って正気を無くした虚ろな労働者たちを押し込んだ鉱山である。

動きの鈍い敵が多い。また溶岩地帯などがある。


各ステージのボスを倒すと楔の神殿の最奥に潜む古い獣を封印するため、最後のステージに赴くことになる。

登場キャラクター編集

NPC編集


デーモン編集


その他のエネミー編集


関連タグ編集

白くべたつくなにか 心が折れそうだ アンバサ 月明かりの大剣 黒衣の火防女


関連イラスト編集

塔の騎士聖女と騎士

火防女さんセンシティブな作品

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