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概要編集

概要(棋士プロフィール)編集

棋士番号291
生年月日1994年4月10日(30歳)
出身地大阪府箕面市
師匠森信雄七段
段位八段
保持タイトル-
竜王戦3組(2組-2期)
順位戦第83期よりA級(A級-1期)

記事名よみがなの通り名字の読み方は「せんだ」ではなく、「ちだ」である。


棋歴編集

年度主な実績
2006年度森信雄七段門下として、6級で奨励会に入会。
2012年度第52回三段リーグで15勝3敗(1位)の成績を収め、10月1日付で四段昇段(プロ入り)。
2013年度初参加となった第55期王位戦では、予選を勝ち抜いて挑戦者決定リーグ入りをすると、森内俊之竜王行方尚史八段、豊島将之七段といった名立たる強豪らを次々に撃破。紅組プレーオフで広瀬章人八段を下して挑戦者決定戦に進出するが、木村一基八段に敗れタイトル挑戦を逃す。第3期加古川青流戦でも決勝三番勝負に進出するが、[佐々木勇気]]四段に1勝2敗で敗れて準優勝。
2015年度第65回NHK杯戦で決勝まで勝ち進むものの、村山慈明七段に敗れて準優勝。
2016年度第1回上州YAMADAチャレンジ杯(2021年に終了)でも決勝まで勝ち進むが、船江恒平五段に敗れて準優勝。第42期棋王戦は挑戦者決定戦で佐々木勇気五段に勝利。初タイトル挑戦を決め、規定により六段へ昇段。渡辺明棋王との番勝負は2勝3敗で敗退。
2018年度第77期B級2組順位戦にて最終成績9勝1敗(2位)となり、B級1組昇級と七段昇段を決めた。
2019年度第13回朝日杯オープン戦では、準決勝で3連覇のかかる藤井聡太七段を下し、決勝戦で過去一度も勝利経験のない永瀬拓矢に勝利。自身初の全棋士参加棋戦優勝を果たした。
2021年度第80期B級1組順位戦は、藤井聡竜王を撃破して9勝3敗の好成績を収めるものの、順位差で頭ハネとなり昇級を逃がした(千田と同じ9勝3敗かつ開幕順位1位の稲葉陽八段が昇級)。
2023年度第82期B級1組順位戦にて最終成績9勝3敗(1位)となり、A級昇級と八段昇段を決めた。

棋戦優勝履歴編集

八大タイトル戦(登場予定も含む)

☆は永世称号資格保持

棋戦名獲得数(年度)登場回数(年度)備考
竜王--
名人--
叡王--
王位--
王座--
棋王-1回(2016年度)
王将--
棋聖--

獲得数:0期 (登場1回)


一般棋戦

棋戦名優勝回数備考
朝日杯将棋オープン戦1回 (2019年度)

計1回

余談編集

  • 居飛車党で力戦を得意としているという。また、『2手目△3二金』といった、意表を突いた戦法を試みることがある。2016年度には「対矢倉の左美濃急戦」と「角換わり腰掛銀における4二玉・6二金・8一飛型」の2つの戦型を広めたことを理由として升田幸三賞を受賞した経験もある。
  • コンピュータ将棋の対局場であるfloodgateの棋譜を収集しており、各ソフトの棋風についても詳しい。将棋ソフトで将棋を研究するというよりも、「自らの局面評価力そのものを将棋ソフトのそれに置き換えていく」という踏み込んだ姿勢で将棋ソフトと向き合っている。また、藤井聡太が奨励会三段だった2016年頃に将棋ソフトを利用することを勧め、インストールの方法も教えている。
  • 第81期(2022年度)順位戦B級1組の近藤誠也七段戦において、後手番の千田が「自分が先手番」と間違えた思い込みのまま対局に臨んだことで、本来は後手番であるはずの千田が初手を指したことによる反則負け(後手の初手指し△8四歩)となった。
  • 2023年に女流棋士の中村真梨花女流四段と結婚。戸籍上は中村姓を称し「中村翔太」になるが、棋士としての活動は「千田翔太」のままとした。なお、中村姓を選択した理由として、千田姓にした場合に中村真梨花の名前の語呂が良くないことを挙げている。

関連タグ編集

将棋 棋士

関連リンク編集

千田翔太|棋士データベース|日本将棋連盟

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