路線データ
本線
路線名 | 小野田線 |
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路線区間 |
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ラインカラー | 青紫 |
路線距離 | 11.6km |
軌間 | 1,067mm |
駅数 |
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最高速度 | 85km/h |
電化区間 | 全線:直流1,500V |
単線区間 | 全線 |
閉塞方式 | 自動閉塞式(特殊) |
保安装置 | ATS-SW |
運転指令所 | 中国総合指令所広島指令所 |
第一種鉄道事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
本山支線
路線名 | 小野田線(本山支線) |
---|---|
路線区間 | 雀田〜長門本山 |
路線距離 | 2.3km |
軌間 | 1,067mm |
駅数 | 3駅 |
最高速度 | 85km/h |
電化区間 | 全線:直流1,500V |
単線区間 | 全線 |
閉塞方式 | 自動閉塞式(特殊) |
保安装置 | ATS-SW |
運転指令所 | 中国総合指令所広島指令所 |
第一種鉄道事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
概要
西日本旅客鉄道(JR西日本)が第一種鉄道事業者として山口県内で運営する鉄道路線で、地方交通線。
居能駅(宇部市)と小野田駅(山陽小野田市)を結ぶ本線と、山陽小野田市内の雀田駅と長門本山駅を結ぶ本山支線で構成される。なお本線は全列車が宇部線宇部新川駅(宇部市)に直通する為、運転系統上は宇部新川駅〜小野田駅間の路線として扱われる。
本山支線はJR最後の旧型国電(クモハ42)営業路線としても有名だった。
全線でワンマン運転を行なっている。
全線単線である事や沿線のモータリゼーションが進み有数の車社会である事から利用者の減少が著しく、宇部線と共にJR西日本と地元自治体でBRT化が検討されていた。しかし宇部市の試算によりBRT化しても整備費用だけで莫大な金額となり採算が取れない事が明らかとなった為、計画が凍結された。
沿革
1915年(大正4年)11月25日に小野田軽便鉄道(後に小野田鉄道に改称)によって小野田駅〜セメント町駅(現・小野田港駅)間が開業した事が始まり。
その後1929年(昭和4年)5月16日に宇部電気鉄道(後に宇部鉄道と合併)によって宇部線区間を含む宇部市側の沖ノ山旧鉱駅(現・宇部港駅)〜新沖山駅(廃止)間が開業した。
1943年(昭和18年)4月1日には戦時買収により小野田鉄道、宇部鉄道が国有化。鉄道省の管轄となり旧小野田鉄道区間は小野田線、旧宇部鉄道区間は宇部西線となった。1948年(昭和23年)2月1日には宇部西線が小野田線に編入された。
1952年(昭和27年)4月20日に現在の宇部線区間のルート変更に伴い、小野田線の起点が宇部港駅から居能駅に変更された。
1963年(昭和38年)10月1日には本山支線、1986年(昭和61年)3月3日には本線の貨物営業がそれぞれ廃止された。
1987年(昭和62年)4月1日、日本国有鉄道(国鉄)の分割民営化に伴いJR西日本が第一種鉄道事業者として継承。
1989年(平成元年)3月11日には本山支線系統、1990年(平成2年)6月1日には本線系統でのワンマン運転を開始した。
2003年(平成15年)3月14日に最後の旧型国電であるクモハ42形の営業運転を終了し、JR全線から旧型国電が消滅した。
運行形態
全て普通列車のみの運行。
本線は宇部新川駅〜小野田駅間に9往復設定されている。かつては宇部線に直通し新山口駅まで運行される列車も存在した。
本山支線は朝と夜の3往復のみ運行。下りは朝に宇部新川駅・雀田駅始発が1本ずつ、夜に雀田駅始発が1本、上りは朝に雀田駅・宇部新川駅着が1本ずつ、夜に宇部新川駅着が1本運行される。かつては少ないながらも日中時間帯や夕方にも運行されていた。
駅一覧
本線
宇部線区間も含む。
本山支線
使用車両
現在の使用車両
下関総合車両所運用検修センター所属の直流電車。
105系は朝1往復のみ運用される。
過去の使用車両
国鉄分割民営化後の車両のみ記載。
- クモハ42形
下関地域鉄道部下関車両センター(現・下関総合車両所運用検修センター)所属の旧型国電。
クモハ42形自体は国鉄時代には本線でも運用されていたが、民営化時点で42001・42006号車の2両を残して廃車。その後2000年(平成12年)に42006、2003年に42001が廃車され、JR線での旧型国電の運用が終了した。
関連タグ
- 船木鉄道···沿線の路線バス事業者。