概要
初代宇宙戦艦ヤマト、またはリメイク版の双方において、登場するのが大ガミラス帝国(リメイクでは大ガミラス帝星)である。そして、その帝国の首都として機能している惑星がガミラス星(リメイク版では帝星と呼ぶこともある)。大マゼラン星雲(大マゼラン銀河)や小マゼラン一帯に勢力を伸ばす強大な国家として描かれて登場している。ただし、オリジナルとリメイクでは、大ガミラスの内部事情や設定等が、微妙に設定が異なっている。
オリジナル版では、1作目や2作目では敵対勢力として描かれているが、それ以降は新たな敵対勢力の登場に伴い、ヤマトと共同戦線を張ることも多い。そのために、オリジナルシリーズ後半においては、ヤマトや地球の敵としての役割・印象は薄くなり、寧ろ友軍としての印象が強くなった。
リメイク版では、第1作目を基準とすることもあって、もし続編がつくられるとされても今後の進展はまったく不透明である。しかし、物語終盤では、地球(正式には沖田十三が立ち会ったと思われる)とガミラスの間で停戦が取り決められ、ようやく戦争が終結していることから、協力し合える可能性はある。
ガミラス人の特徴
いわゆるヒューマノイド型の宇宙人で、肌の色が青い点以外は地球人とそっくりな外見をしており、『2199』ではDNAの情報も地球人とほぼ同じであるという驚くべき結果が得られた(このため、地球人と交配することも可能だと考えられる)。
オリジナル版シリーズ以降、何故、他の星の文明人でありながらも、ここまでよく似た姿をしているかは不明であった(ただし劇場版『完結編』では、ディンギル人の祖先が地球人である事が明かされている)。ヤマト2199の劇場版『星巡る方舟』では、ジレル人の祖先アケーリアス文明の人々によって、同じ起源を持つ生命が宇宙の各所に散りばめられた事が明らかにされたことで、オリジナルシリーズにおける不明確な点を解消してる。
オリジナル版ガミラス
大マゼラン星雲のサンザー太陽系第8惑星(第1や第3とする説もある)であるガミラス星を首都星にした、軍事独裁国家である。国家元首はデスラー総統、ナンバー2にヒス副総統。
惑星自体は寿命が尽きようとしている年老いたもので、地層は浸食化が著しく進んだために空洞化している。さらに巨大な穴が幾つか開いており、独特の惑星の姿となっている。その空洞内部には総統府や主要都市、または軍事施設等が建設されている。
さらに空洞外殻(天井)にも総統府や都市を建設しており、空洞化されたた惑星を有効的に活用している模様。活発な火山活動の結果として、惑星の空洞内部には硫酸が溜まってできた湖が存在し、亜硫酸の大気、希硫酸を含んだ雨が降る。
隣のイスカンダル星とは、双子星の関係にある。
滅亡への道
マゼラン星雲一帯を支配しているとされている大帝国だったが、母星であるガミラス星の寿命が尽きようとしていた。そこでデスラー総統は、大マゼラン星雲から離れた銀河系にある地球を移住先に定め、侵略を開始。まずは星雲と銀河の中間に浮かぶバラン星を中間基地として建設し、侵攻の足掛かりとする為の橋頭保とした。
侵攻当初はバラン星から太陽系の冥王星まで順調に進み、さらには太陽系内の制圧を順調に進めて行った。太陽系外縁部にある冥王星を前線基地とした後は、地球艦隊を撃滅した上で、遊星爆弾による攻撃を開始、じわじわと人類の首を締め上げて行き、人類の絶滅か降伏の道を突き付けていた。
しかし、人類の希望として誕生したヤマトの反撃が始まる(と言うよりも、目指す先にガミラス本国が重なってしまった為に、ガミラス側は迎撃せざるを得ず、ヤマトは尽くそれを退けた格好となった)。ガミラス帝国は次々とヤマトによって冥王星基地、バラン星基地と侵攻の足掛かりを失っていき、さらに名将と謳われたドメル将軍をも失った。
本土決戦
遂にサンザー星系ヘ辿り着かれてしまったデスラーは、止む無く本国に誘き出して、本土上において撃滅を計画した(なお、艦隊や親衛隊を投入しなかった経緯については不明確である)。その指揮は彼が直接に執ることなる。
まずヤマトを電磁フィラメントを満載したミサイルで攻撃。迎撃された瞬間に放出された大量のフィラメントでヤマトを包み込み、それを電磁光線で強引に牽引して本国の空洞内部へ引きずり込んだ。後は天候を人工的に操る変圧機を用いて硫酸の雨を降らし、内殻と外殻に設置されている爆雷やミサイルで挟撃。そのままよしんば酸の海へ沈めて溶かしてしまおうとした。
だが、ヤマトが決死に挑んだ地殻内部の火山動脈を波動砲で破壊。大噴火を引きこされると、ガミラス星内部は地獄絵図と化した。噴火する山々のマグマが地下都市を呑み込み、天井都市も転落を始める。そこへヤマトが最後の反撃に出てきた。容赦ない砲撃で本格的に崩壊していき、外殻の一¥一部崩壊も始まってしまった程だった。
これはデスラーが自分で招いた大惨事とはいえ、ガミラス星の首都星としての機能は完全に喪失してしまったのである。デスラー自身は天井都市に模した専用艦(デスラー艦)で脱出したものの、大マゼランにおけるガミラス帝国の影響力は、これを機に無効化されたも同じ事であった。
滅亡以後
ヤマトとの決戦で崩壊したガミラス帝国だったが、瀕死状態だったデスラーがガトランティス帝国に運良く拾われ救われた事で、ガミラス帝国の残存兵力は彼の元に糾合されていく。ガトランティスとの同盟の基で、デスラー率いるガミラス残存勢力はヤマトへの復讐戦に燃える事となった。
しかしデスラーがヤマトへの復讐を終えると、その後はガトランティスと袂を分かって新帝国建設のために放浪の旅に出ることとなった。長大な旅が予想される中、ガミラス本星へ最後の別れを告げんとして一時帰還するも、そこで暗黒星団帝国と接触する。
地下資源ガミラシウムの採掘を目の当たりにしたデスラーが、怒りの鉄槌を下すべく強襲したが、その最中にガミラス星が地下資源のエネルギー誘爆によって大爆発、完全消滅するという悲劇に見舞われた。
その苦難を目の当たりにするも、デスラーは挫けることなくガミラスの生き残り再び糾合、その後に銀河系へと再び舞い戻り、そこで先祖の星であるガルマン星を発見。支配していたボラー連邦からを一掃し、そこを新帝国の中心都市てガルマン・ガミラス帝国を建国するに至った。
支配圏
なお、ガミラス帝国の支配圏がどの辺りまで及んでいたかは、詳しくは述べられていない。少なくとも、大マゼラン星雲と小マゼラン星雲一帯に勢力を伸ばしていることは確実である。植民地星等の詳しい説明はなされてはいないが、その代表格としてビーメラ星が存在している。昆虫型ヒューマノイドの住人で、ガミラス星の庇護を受けているものの、文明レベルは低く、旧式武装でも事足りるものである様子。
また、ドメル将軍が各戦線から空母を引き抜いているのが明らかにはされている。サファイア戦線、ルビー戦線、ダイヤ戦線、オメガ戦線、と4ヶ所で戦争を継続しているようで、この中でサファイア戦線に関しては、PS2版『宇宙戦艦ヤマト イスカンダルの追憶』でステージとして登場しており、マイクロブラックホールを作る為の材料(死に絶えた恒星)があるとされている。
登場人物
デスラー(大ガミラス帝国総統)
ヒス(副総統)
タラン(大マゼラン防衛司令官)
ドメル(銀河方面作戦司令長官)
ゲール(銀河方面副司令)
ハイデルン(戦闘空母艦長)
ゲットー(第1空母艦長)
バーガー(第2空母艦長)
クロイツ(第3空母艦長)
シュルツ(冥王星基地司令)
ガンツ(シュルツの副官)
ヤレタラー(偵察隊)
美男司令(浮遊大陸基地司令)
ガミラスパイロット(ヤマトの捕虜)
タックス(徴収官)
所有艦艇
2199版ガミラス
主都星はサレザー恒星系第4惑星に位置している。こちらでの呼び名は大ガミラス帝星。指導者はアベルト・デスラー大ガミラス永世総統。ナンバー2にレドフ・ヒス副総統を置いている。
惑星の状態については、オリジナル版と異なり老いて住みにくい星となっている訳ではない。空洞惑星であり、地下都市が広がっている点は同じではあるが、硫酸の海や希硫酸、亜硫酸と言った有毒物質が広がる環境ではない。湖は害のないもののようで、大気組成も酸素が主体である。
このガミラス帝国は当初、サレザー恒星暦において1000年前にガミラス大公国という国号で建国され、複数の王侯貴族により統治されていた。103年前、アベルト・デスラーの叔父であるエーリク・ヴァム・デスラー大公により、一度は統一された模様である。
しかし、エーリクの死後、内乱状態となった国家を再統一したのが、現総統のアベルト・デスラーであった。統一された後は、ガミラス大公国は解体されて国号を大ガミラス帝星と改称し、デスラーは永世総統の地位に就いたのである。
なお小説版では、内乱状態にあったガミラス大公国を統一すべく、この頃から軍人として名のあるガル・ディッツや、粗暴な戦い方が目立つが貴族として絶大な発言力を有するヘルム・ゼーリックら陣営に引き入れて動いていたようである。
勢力の拡大と衰退
デスラーは「宇宙恒久の平和を達成させる為にはイスカンダル主義の拡大浸透が必要」であり「他星へ侵攻し武力をもって併合するのが神の意志でありガミラス民族の使命である」と説いて、デスラー・ドクトリンを宣言し、周辺惑星国家への侵攻を開始した。
幾多の星間国家に対して、武力による支配と併合を繰り返していく。その一方で、ガミラスに対して帰順を示した民族や国家に対しては、二等臣民として同化政策を進めて行った。
後に大マゼラン銀河と小マゼラン銀河を完全に統一するという偉業を成し遂げる事に成功。その勢い持って天の川銀河へと進出を開始している。その中では太陽系も含まれており、例によって地球も支配対象として見られ、侵略を受ける事となる。
しかし、この頃からガミラス帝国の内部では綻びが見え隠れしている。原因の一つとして勢力の拡大そのものが挙げられる。拡大する一方で人材はそれを補うのに足りず、または戦争の連続で国家の疲弊も見えていた。応急策としてアンドロイドやクローン兵士の投入、植民星の軍人を登用することで国家を支えて行った。これに関して、ヴォルフ・フラーケン中佐は「拡大政策のツケってやつさ」と皮肉を言っている。
さらに同化政策に批判的な旧貴族の一派がおり、その代表格であるゼーリック国家元帥もまた、デスラー政権の転覆と、貴族社会の復帰を目論んでいた。だが、その同化政策にさえ限界が生じていた。いかな二等ガミラス臣民の権利を受けたとはいえ、純潔ガミラス人との権利の差別化が明白となり、植民地星では決起や反乱が起こり始めていたのだ。特に親衛隊の辣腕ぶりも、植民星への不満を蓄積させる要因にもなったと考えられる。
また、デスラー自身が内政への興味を持たず丸投げ状態にしていることも一因とされている(要するに、この丸投げ状態が親衛隊の横暴を許す結果にもなったのだが)。勢力の拡大ばかりで内部の統制が乱れ始めていたころに、その拍車を掛けたのがヤマトの出現であると、ヴェルテ・タランが公言している。
デスラー政権の崩壊まで
オリジナルでは遷都の為に地球へ侵攻してきたが、2199版ではそのような事は口実とされておらず、あくまでも大ガミラス帝国の勢力を広げる為の一環であるとされている。そして銀河方面における地球との戦争では、戦端を開いたのは地球側であり、それを口実にガミラスは攻撃を開始している。とはいえ、対話による解決を選んだとしても、ガミラスからは服従や帰順を求められることに変わりはなく、結果は同じ道を進んだと考えられる。
冥王星に前線基地を築き、地球の軍事力をほぼ無力化し、遊星爆弾で人類を絶滅させる一歩手前まで来たものの、ヤマトの活躍で各基地を失い、さらにはバラン星の中枢ゲートまで破壊されると言う痛手を被った。
一方でデスラー暗殺未遂事件も重なって、政権が一時的に混乱。ゼーリックの横暴を許す形になるも、ミーゼラ・セレステラの策略で阻止。とはいえ、バラン星に主力艦隊を置き去りにされてしまったガミラス本国は、エルク・ドメルを迎撃に差し向けるものの、あと一歩及ばずに敗退。
最終的にはサレザー星系に到達したヤマトに対して、ハイドム・ギムレー率いる親衛隊が母星の防衛に当たったが、それほど役には立たなかった。また、大統合の為に本星の臣民をヤマトごと抹殺しようとしたデスラーもまた、デスラー砲の暴走による第2バレラスの自爆で行方不明となってしまった。これを持って、デスラー政権は事実上の崩壊を辿ったのである。
なお、デスラーが臣民をも巻き込んで攻撃せんとした主な理由はアニメで語られなかったが、小説版では、上記の腐敗した帝国内部の情勢に見切りをつけたうえに、連戦して連勝するガミラスに負け無しと思い込んでいる臣民に対して、今一度、危機感への備えと言うものを教え込む必要があるとして、633工区の落下やデスラー砲の砲撃を狙ったものとしている。
政権崩壊後
デスラー政権が事実上の崩壊を辿った後、レドフ・ヒス副総統や、ガル・ディッツ提督を始めとした首脳部が、分裂しつつあるガミラスの統一に勤しんでおり、そこにスターシャ・イスカンダルとユリーシャ・イスカンダルの支えを受け、国民再統一のために動いていると思われる。
また地球との間に停戦が取り決められ、正式に戦争の終結を迎えたものの、劇場作品『星巡る方舟』の小説版では、閣僚たち(ガデル・タランやレドフ・ヒスなどが中心に)が戦後処理に忙殺されている様子が描写されている。
衛星軌道上で爆散した第二バレラスの破片が、引力に退かれて帝星に降り注いで住宅街等に被害を出しており、それを迎撃するのに手が足りていない。さらにデスラー死亡後に乗じて、クーデターや反乱等が起きないよう、迅速に各戦線や各部隊への停戦命令、招集命令を矢次に飛ばしている。
ガデル・タランも、自分の責務外であることを自覚しつつ、人手が足りず混乱の収拾がつかない状況下では、出来る事は何でもするべきだと考え、激務に追われていた。時には連絡のつかない部隊に対してどうすべきか、と問いかけてきたオペレーターに対して「我々の時は、通信できないなんて体たらくは無かったぞ。通信が出来ないのなら、近辺にいる警務艦隊を向かわせろ!」と融通の利かなさに怒鳴り散らす場面も見られた。
支配圏
大マゼラン銀河と小マゼラン銀河を完全に統一された事が、建国記念日にてヒス副総統の口から公言されている。また天の川銀河にも進出している途上で、太陽系以外の各宙域にも、中継基地や補給基地を幾多も建設している様子が劇中で伺える。
また、小マゼランにおいては、外宇宙から侵攻してきた『蛮族』(ガトランティス)と称される国家との戦闘が継続しており、その都度、戦闘を生じて撃退させている。ただし政権崩壊前から、各惑星での蜂起が頻発していることが明かされていることから、政権崩壊後は支配勢力が縮小されている可能性もある。
旧作と異なる点
旧作と同様に地球へ攻め入るが、2199ではその理由が異なっている。星の寿命が尽きようとしていたのを理由とした旧作と違い、2199では上記に上げたように「全宇宙を統合することで平和を実現するため」とされている。
また、新たに「ガミラスが征服した星の住民が二等臣民として加えられている」と言う設定が加わっており、シュルツ大佐をはじめとする冥王星基地の将兵(ザルツ人)も作中で肌の色が違う二級市民(劣等種族)として、差別されている。
こうした設定が生み出されたのは、原作においてシュルツをはじめとした冥王星基地の兵士たちがガミラス人にもかかわらず青い肌をしていないという矛盾が生じており、それを払しょくするという狙いがあったため。劇中ではザルツ人の他にも、オルタリア人、エルフのような容姿をしたジレル人といった多数の民族が登場している。
なお、多民族国家でありながら一部の民族のみが特権階級として権力を握っているという設定は、『さらば宇宙戦艦ヤマト』や『宇宙戦艦ヤマト2』に登場したガトランティス(白色彗星帝国)と似ている。
原作とは異なり惑星も滅亡しておらず、デスラーが消息不明となった後、本星に残された閣僚たちが国家の再建について語るシーンも挿入されている(特に小説版は詳しく描かれている)。
登場人物
政府
アベルト・デスラー(大ガミラス帝星永世総統)
レドフ・ヒス(副総統)
ハイドム・ギムレー(親衛隊長官)
マルド・ヴォッテル大将(官房長)
ミーゼラ・セレステラ(宣伝相)
ヴェルテ・タラン(軍需国防相)
ドラム・ボシュレム(国防次官)
バノム・べッシュ(内務相)
ローグ・モラム(法務相)
ゲラン・モーゲン(国民管理相)
ヒドレ・ザルメ(支配統治相)
トール・トード(労働相)
メドム・ナーキン(財務相)
ゼニス・ダッハ(帝国銀行総裁)
カリス・ノロップ(小マゼラン大管区総督)
ドーテム・ゲルヒン(食糧資源省・食糧生産管理局長)
リベル・ドロッペ(ノルド大管区・惑星オルタリア総督)
軍上層部
ヘルム・ゼーリック国家元帥(中央軍総監)
ネルン・キーリング上級大将(参謀総長)
ガデル・タラン中将(参謀次長)
ダール・ヒステンバーガー大将(作戦部長)
ガル・ディッツ提督(航宙艦隊総司令)
親衛隊
ドーラ・ネルゲ大佐(『キルメナイム>ハイゼラード級航宙戦艦』艦長)
ハルツ・レクター大佐(『デウスーラⅡ世>デスラー艦』艦長)
軍人(TV版)
エルク・ドメル上級大将(第6空間機甲師団司令官・銀河方面作戦司令長官)
グレムト・ゲール少将(銀河方面副司令)
イデル・モンク中佐(ゲールの副官)
ヴェム・ハイデルン大佐(『ドメラーズⅢ世』艦長・先任参謀)
ライル・ゲットー少佐(第4空戦隊隊長)
フォムト・バーガー少佐(第7駆逐戦隊長)
カリス・クライツェ少佐(第3宙雷戦隊長)
ヴォルフ・フラーケン中佐(次元潜航艦『UX―01』艦長)
ゴル・ハイニ大尉(次元潜航艦『UX-01』副長)
ドーラ・バレク大佐(『ダロルド>ゲルバデス級航宙戦闘母艦]]』艦長
ヴァンス・ヴァーレン大尉(臣民突撃兵団、重爆撃機『ガルント』指揮官)
ヴァルケ・シュルツ大佐(ザルツ空間機甲旅団長・地球攻略軍司令)
ゲルフ・ガンツ少佐(ザルツ空間機甲旅団・副司令)
ヴォル・ヤレトラー少佐(ザルツ空間機甲旅団・作戦参謀)
サレルヤ・ラーレタ少佐(浮遊大陸基地司令)
メルダ・ディッツ少尉(ガル・ディッツの娘、707航空団所属)
ミレーネル・リンケ中尉(特務官)
ゲルト・ベルガー少尉(442特務小隊長)
ノラン・オシェット伍長(442特務小隊)
バルシュ・メック曹長(442特務小隊)
ベリス・ライチェ軍曹(442特務小隊)
バシブ・バンデベル准将(『ゼルグートⅡ世』艦長)
デバルゾ・ボーゼン大佐(収容所惑星レプタポーダ所長)
ニーゲル・ルバッカ少佐(収容所惑星レプタポーダ副所長)
軍人(劇場版『星巡る方舟』)
ネレディア・リッケ大佐(バーガーの旧知、第8警務艦隊司令官、『ミランガル』艦長)
メリア・リッケ(バーガーの恋人、ネレディアの妹で既に亡き人。桐生美影と瓜二つの容姿の持ち主)
クリム・メルヒ少尉(バーガーの部下、パイロット)
マイゼル・ドラム大佐(クーデター派将校)
民間人
ヒルデ・シュルツ(2199)
エリーサ・ドメル(2199)
ガミラスの少女(2199)
兵器
艦船
ゼルグート級一等航宙戦闘艦『ゼルグートⅡ世』