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悪魔の笛の編集履歴

2015-07-18 00:52:19 バージョン

悪魔の笛

あくまのふえ

「人造人間キカイダー」に登場する笛。

「ダークに生まれし者は、ダークに還れ!」


概要

 『人造人間キカイダー』に登場するプロフェッサー・ギルの持つ。笛と言っても普段はギルが代わりに使っているほど長く、ダーク破壊部隊紋章を模した飾りが先端についている。後にギルが続編『キカイダー01』でサイボーグたるギル・ハカイダーになった際にも使用している。

 この笛はダークロボットの命令系統に対し一定のリズムで干渉することが可能であり、この笛の音を聞いたジローは不完全な良心回路を痛めつけられ、激しい苦痛を受けることとなる。試作品であるイチロー/キカイダー01良心回路が完成しているため、悪魔の笛はただうるさいとしか思わない。

 第3話にてサイクル(周波数)が10倍に上がり、この音からジローがいかにして逃げるかが物語のクライマックスになった(後述)。しまいにはジローはこの笛の音を聞きすぎて完全に暴走してしまうこととなる。

 しかしこの笛、ジローが鳥取九州に居ようが平気でヒーヒコ鳴っており、その辺の通行人にすら聞き取れていた。本来音は全方向に広がるため、仮に滅茶苦茶でかい笛の音を東京からかき鳴らしていたらどこにダークの基地があるか一発でバレるだろうから、アンドロイドマンダークロボット電話機でも載せとんのかい」と放送当時からしょっちゅう突っ込まれていた。これに対しては小説版において、「音を電波に乗せて光速で送る」と説明がなされていた。


 漫画版にも登場しており、ハカイダーサブロー)は口笛で悪魔の笛の旋律を奏でジローを狂わせる機能を有していた。

 

しめた! 今だ!

 ジローはキカイダーに変身した後は悪魔の笛の音が効かない。そのため、ギルは戦闘が始まりそうになるとすぐさま笛を吹き、ダークロボットの士気を上げると同時にジローを笛の音で苦しめようとする、というのが毎週のお約束であった。

 こうしたピンチに襲われた際、果たしてジローはどう切り抜けていったかというと…。


話数脱出方法
3気絶したフリをして笛の音が止まった瞬間に変身
4近くで服部半平クラクション勝手に誤作動し、その音で笛の音がかき消された
5水中に飛び込んだ
6ジローを轢こうとしたダンプカーの排気音がうるさすぎて勝手にかき消された
7ブルスコングの投げた爆弾の爆発音で勝手にかき消された
8カーマインスパイダーを逆利用し耳を塞いだ
9ダブルマシンの排気音を目いっぱい大きくしてかき消した
10偶然が落ち、勝手にかき消された
11ゴールドウルフパンチを利用して音をかき消した
12ダークの仕掛けた時限爆弾に驚いた警備員勝手に鳴らした警報音でかき消された
13ピンクタイガーがジローを破壊しようとしたジェットコースターの音がやかましすぎて勝手にかき消された
14がわざわざご丁寧にの中に埋めてくれた
15キンイロコウモリに捕まれ空中で振り回されて勝手にかき消された
16ちびっ子の投げたロボットが偶然耳にぶつかりかき消された
17ミツコの協力で回避
18クロカメレオンの放ったミサイルが崩れての中に埋もれ勝手にかき消された
19近くにあったを利用してビーム砲破壊し爆発音でかき消した
21挑発しわざと爆弾を投げさせ爆発音でかき消した
22シロノコギリザメの音がやかましすぎて勝手にかき消された
23服部半平の取り出した扇風機の放ったが耳にかかって遮蔽された
24ダークの仕掛けた爆弾で勝手にかき消された
25完敗
26ミドリマンモスガスの噴出音を逆利用してかき消した
27手も足も出ず逃走
28アカオニオコゼが攫った赤子が泣き出して勝手にかき消された
29カイメングリーンの放った焼夷弾勝手にかき消された
30相手が勝手にを塞いだ
31タコヤマブキにぶん投げられて廃船衝突した音で勝手にかき消された
32カブトガニエンジの吐いた勝手に耳がふさがれた
33ジローの仕掛けた時限爆弾が運悪く作動しその爆発音でかき消された
34またも相手が勝手に土に埋めてくれた
35光明寺マサルが廃車のクラクションを鳴らしかき消した
36完敗
37殴り倒したアンドロイドマンが偶然バスに突っ込んでクラクションが鳴って勝手にかき消された
38ぶん殴ったアンドロイドマンが偶然配電盤に突っ込んで爆発した音で勝手にかき消された
39アンドロイドマンの攻撃を逆利用して空中でぶっつけ合って爆発音でかき消した
40キリギリスグレイスピーカーで3000倍に強化された音波によりキカイダーの状態でも苦しむが、偶然レールの上に載っていたためミツコにトロッコをぶつけられて音が途切れた
41自分からアカ地雷ガマに頭を突っ込んで強引にかき消した

とまあこのように、大概が偶然と自滅に支えられたシーンであることは疑いもなく、ダークロボットアンドロイドマンが余計な事をしなけりゃキカイダーはとっくに鉄屑にされていたことだろう。

 これを主人公補正と断罪するのは簡単だが、裏を返せばこんなマヌケな事にも気づかないくらいアンドロイドたちの戦意を高揚させることには成功したということである。


関連項目

人造人間キカイダー 石ノ森章太郎

シリアスな笑い

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