曖昧さ回避
- 仮面ライダーシリーズに登場するショッカーの大幹部。本稿で解説
- 秘密戦隊ゴレンジャーに登場する悪の博士→死神博士(ゴレンジャー)
偉大なるショッカー首領と世界征服の為に、乾杯っ!
死神博士
死神博士は、「怪人製作の天才」と呼ばれる悪の博士。怪人態・イカデビルとともに、シリーズの悪役きっての人気と存在感を有する悪の科学者である。講談社が行った、『仮面ライダー』から『仮面ライダーZX』までの悪役の人気調査では1位に輝いた。
『仮面ライダー』では、天本英世氏が演じ、ショッカースイス支部からやってきた大幹部かつ、そのマッドサイエンティストぶりで人気と存在感を強調した。演じるにあたって、天本氏自身が主張するところも多かったという(ちなみに死神博士がよく用いる鞭は天本氏の私物)。
三大幹部の中で唯一の日系人(父が日本人、母がロシア人)であり、国籍は日本。
科学者である一方、魔法陣を基地に描いたり、大鎌を振るったり、また健脚を持ちつつ車椅子に乗っていたりと、かなり複雑な人物である。
ザンジオーと再生怪人軍団による地軸装置奪取に失敗し、南米支部に更迭されるが、そこでもナマズギラーやサイギャングと言った強力怪人を生み出している。日本支部長の地獄大使に関わりなく作戦を展開させる機会もあった(なお、性格もあって2人の仲は悪い)。
他媒体での死神博士
映像作品
『仮面ライダーTheFirst』では『仮面ライダー』の映像をデジタル化して、死神博士のような幹部が登場している(声は丸山詠二氏による吹き替え)。
『仮面ライダーディケイド』の劇場版においても、大ショッカーの幹部として、リ・イマジネーション死神博士を石橋蓮司氏が演じており(実際は洗脳されただけのようにも解釈できる)、続編では「死神博士メモリ」によって変身したスーパー死神博士が登場する。
ただし、漫画版では洗脳ではなく本当に大ショッカー幹部として士に膝をつかせ、最後は基地諸共ディケイドジャンボフォーメーションのキックで吹き飛んだ。
また、劇場版の宣伝のために地獄大使と一緒に行動したこともある(選挙にちなんで「大ショッカー党」で出馬するというジョーク)。
『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』では再生怪人軍団としてイカデビルが登場した。
漫画
『仮面ライダーSPIRITS』においては、本郷猛抹殺のための第二期改造人間計画の素体として、一文字隼人を素体に選んだのが彼と言う設定(ただし、脳改造前に仮面ライダー1号が基地に到達し、後の仮面ライダー2号となる)。また、ゾル大佐が日本進攻部隊指揮官に就任する以前の1号編までの怪人は皆、彼の配下であったことが判明する。その後本郷猛やアンチショッカー同盟の襲撃に際し東京支部を捨て、ヨーロッパへ旅立っている(その後、1号もヨーロッパのショッカーを倒すために日本を去った…というのは有名な話。この辺の伏線回収はさすがである)。
仮面ライダー1号に倒されるもJUDOにより復活し、ゾル大佐共々暗闇大使の操る人形として復活。関東をショッカーの大軍団で攻撃し、デルザー軍団と協力して東京を壊滅させた。
『新仮面ライダーSPIRITS』では時空魔法陣により東京湾に眠るショッカー基地に飛ばされた仮面ライダー1号と仮面ライダーZXを怪人軍団を率いて襲撃。エレキボタルの死体から流れた電流を浴びてイカデビルに変身し、ZXを黄金狼男と共に苦しめる。
パチンコ
CR仮面ライダー ショッカー全滅大作戦では、
喫茶アミーゴモードのおやっさんにかかる電話に怪人のセリフがあり、その中で死神博士のプレミアのセリフが「あっ、死神です。その節はお世話になりました」と控えめな口調となっている。
その他
『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』では星雲仮面マシンマンとの中の人ネタが行われ、一時期ショッカーを完全に掌握した。
『ガイアセイバー』ではショッカー幹部として登場。ヒマラヤ造山帯に地震発生装置「BABEL」を設置し、噴火を目論む。ヒマラヤは火山じゃねえ。
『仮面ライダー正義の系譜』ではかつての世紀王の一人だった邪眼の手によって復活し1974年の世界でコバルト爆弾を爆発させることによる地震による地殻変動による気候変化、更に気候変化に対応するよう改造を施した怪人や戦闘員で世界征服をする計画を企てていたが、計画を阻止せんとする仮面ライダーV3と戦う。(生前の記憶があり、V3の事をライダーV3と呼んでいた、また演じていたのは池水通洋氏である)