演:高橋利道(原作)/横山一敏(ディケイド、スーパーヒーロー大戦)/藤榮史哉(レッツゴー仮面ライダー)
声:加藤精三(1話〜44話)/柴田秀勝(45話、46話)/藤本たかひろ(スーパーヒーロー大戦)/石川英郎(仮面ライダー大戦)/青野武(仮面ライダーSD)
人物像
指揮官としての能力は当然のこと、個人としての戦闘能力も非常に高い武人。
一部の文献には「冷酷な性格」と記述されていることがあるが、劇中の言動を見る限りこれは的外れと言う他ない。部下の失敗には厳しいが、あくまで信賞必罰に公正な態度を貫いており、地球攻略の任務に極めて忠実。一癖も二癖もある面々が揃っていた四大隊長たちを巧みにまとめていた。彼らからも信頼されるある意味理想の上司であった。その一方で、敵であるRXからも指摘されるほど、主であるクライシス皇帝にぞんざいな扱いを受けることも多い苦労人的立場。
「邪悪な皇帝に仕えたのが貴様の不幸だ!!」としてリボルケインに貫かれながら、ジャークミドラから元の姿に戻りRXの首を締め上げるものの限界を迎え、「よくぞ私を倒した!しかし貴様でもクライシス皇帝には敵わない!!」と高笑いし、仁王立ちのまま爆散した。(実際にはジャークミドラやグランザイラスの方が皇帝より遥かに強かったように見えるが…)
声を担当したのは『ウルトラマン』のメフィラス星人をはじめ、数多の特撮の悪役を演じてきた加藤精三氏。しかし加藤氏が体調不良により入院したため、45・46話はこれまた多くの特撮の悪役(仮面ライダーシリーズだとジェネラルシャドウが有名)を務めている柴田秀勝氏が代役を演じている。
理想の上司ぶり
第15話
(ジャーク将軍)「マリバロン、ムーロン博士から全て話は聞いておる。」
(マリバロン)「!? ジャーク将軍、いかなる罪も…。」
(将軍) 「ガロニア姫は健やかにここにおわすではないか。早く怪魔界にお連れせよ。」
(マリバロン) 「ハッ!!」
第16話
(バイオライダーによってガロニア姫の替え玉にした佐原ひとみが奪還されたという報告を聞き)「マリバロン、ガロニア姫はRXによって暗殺されたのだ。よいな?」
21世紀の活躍
『仮面ライダーディケイド』の劇場版ほかで、大ショッカーの幹部として復活(リ・イマジネーション世界だが)。声を当てているのは加藤氏。
ジャークミドラには改造されず、凄腕の剣技によって、ディケイド、ディエンド(『オールライダー対大ショッカー』)、シャドームーンと共に仮面ライダーBLACK(『スーパーヒーロー大戦』)と戦った。
なお、『~対大ショッカー』では、ディエンドからの猛攻に対し怪人三名が自発的に将軍の盾になっていた。
『レッツゴー仮面ライダー』ではクライシス帝国代表としてショッカー主催のサミットに参加。当初はショッカーの「優秀な一部の人間を怪人にして生存させる」という方針に対し、自国(とゴルゴム)の「全人類の抹殺」というそれを掲げて反対する。しかし、アポロガイストやキングダーク、そしてショッカー首領に説得され、クライス帝国(とゴルゴム)がショッカーに統合されることを(クライシス皇帝、大神官ダロム、シャドームーンとは何も相談せずに)決定する。
劇中後半、岩石大首領が目覚めた際に地割れに巻き込まれてキングダーク達と運命を共にしてしまった。
『仮面ライダー大戦』ではバダンにより地獄の底から復活を遂げ、ライダー狩りに参加するが、あろうことかBLACKとRXの掟破りのダブルアタックにより地獄に送り返されることとなった。
『スーパーヒーロー大戦GP』ではショッカーに先に地球を征服されてしまったようで、ジャーク将軍はショッカーの幹部として登場した。ヘッドハンティングでもされたのだろうか。
終盤で他の幹部たちと共に怪人を引き連れ、仮面ライダーの残党狩りに参加するも、サイボーグではない生身にもかかわらずRXのリボルクラッシュで串刺しにされ、爆死してしまった。哀れ…(ちなみに、RXがリボルクラッシュで敵に止めを刺したのは、RXの最終回以来およそ四半世紀ぶりのことである。)
ちなみにこの映画で、死亡回数計6回というザンジオーに並ぶ記録を樹立してしまった。
アニメ『仮面ライダーSD』ではグランショッカー八鬼衆のメンバーとして登場した。シャドームーンとはRXを巡るライバル関係にある。また大の潔癖症であり、ハエが顔に一匹止まっただけで機関銃やミサイルを乱射し、アジトを崩壊させてしまう。
関連項目
仮面ライダーBLACKRX…登場作品
南光太郎…主人公であり敵である本人が同情する際につぶやいた台詞は一部では有名である。
金色のおっさん(彼のイラストに対するタグ)
クロッペン…黄金仮面を着けた地球侵略の指揮官繋がり。
トワイライト…出演シリーズは違うが、ニチアサにおける、仮面を着けた異世界からの地球侵略指揮官繋がり。